Amazon や kuronekoyamato を語るものが多く、そんなことをして住所や電話番号を入手して、いったいどうトクなのか、さっぱりわかりません。
○○クレジットカードを名乗るものもたくさん来ますが、クレジットカードの情報がわかれば、適当なものを買い込んで適当な場所に配達してもらうような手口が考えられます。
証券会社を語るスパムメールもいろいろ来ます。しかし、証券会社の場合は、乙は以前から一つの疑問がありました。
たとえば、日経新聞の記事があります。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB220KC0S5A320C2000000/
(2025年3月22日 11:33) 「楽天証券、情報抜き取り被害に注意喚起 二段階認証要請」
乙の手元にも楽天証券を名乗るスパムメールがきます。
スパムはスパムだとわかるので、即刻削除していますが、仮にスパムメールに引っかかって、口座のIDとパスワードが流出することがあったとしましょう。いや、スパムメールに引っかかるのでなくて、何か別のトラブルで流出があった場合も同じです。
そういう情報を使って楽天証券の口座にログインすることはできますが、出金先は特定の銀行口座が登録されており、証券会社は銀行ではないのであちこちに自由に送金はできません。つまり、証券会社の乙の口座から出金しても、乙の銀行口座に入るだけですから、大きな被害にはならないと考えていました。なぜこんなことをするのか疑問に思いました。
ところが、実はそうではないと知りました。
https://agora-web.jp/archives/250323005022.html
ここにだいぶくわしく手口が書かれています。
勝手にログインして、口座の株を売ってしまい、その資金で変な中国株を超高値で買うというやり方だそうです。
日本の証券会社では(というより証券取引所では)売買の注文には制限値幅があって、超高額な注文はできませんが、中国では制限値幅がないかもしれません。すると、現在の株価を大幅に超える超高額の売り注文を大量に出しておき、不正入手した口座でその金額の買い注文を出せば、売買が成立してしまいます。証券会社を通さない売買とか、やり方はいろいろ考えられるところです。乙は中国国内のルールを知りませんので、このあたりは単なる想像です。
買った中国株は、当然ながらそんな価値がないわけですから、株価がすぐに暴落するでしょう。これで、勝手にログインされた口座が間接的な被害に遭うことになります。被害に遭うということは、どこかで儲けている人がいるということです。
乙は、この話を知り、楽天証券のセキュリティ設定を変更して、ログイン時にメールによる確認をするようにしました。
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