2006年11月30日

香港でインド株の ETF に投資?

http://blog.mag2.com/m/log/0000051074/107894791.html
には、以下のように書かれています。
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11月2日 香港マーケットに
iShares BSE SENSEX India Tracker(ETF)が上場しました。
(銘柄コードは 2836)

上記ETFは 香港ドル建てです。
最低売買単位は 200口 となっています(ファンド維持コストは 0.99%)
香港の投資家にも かなり高い関心をもって迎えられたようです。
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 乙は、中国株に投資しているので、香港市場で売買されるものであれば、乙が口座を持っているユナイテッドワールド証券、および HSBC 香港経由で購入可能ではないかと考えました。
 そこで、さっそくちょっと調べてみました。
 ユナイテッドワールド証券では、2836 というコードを入れても「入力された銘柄コードに該当する銘柄が存在しません。」というメッセージが返されてしまい、買えません。おそらく扱っていないのでしょう。
 一方、HSBC 香港では、2836 を指定して購入できそうです。(実際に購入してみたわけではありません。)
 インド株の ETF ということは、これからの大化けが期待できるように思います。長期間にわたって放っておいてもよさそうです。
 ただし、上記の記事にあるように、「ファンド維持コストは 0.99%」というのが引っかかります。1年ごとの支払額なのでしょうが、ETF にしては、コストが高すぎるように思います。これを HSBC 香港のサイトで確認しようと考えたのですが、できませんでした。
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2006年11月29日

週刊ダイヤモンド 2006.12.2 特集:「投信」の罠

 乙が読んだ雑誌です。11月27日発売でした。
 20ページほどの投資信託の特集があったので、買ってみました。
 グロソブの問題点で始まり、ダメな金融商品として、毎月分配型投信、Bシェア投信(販売手数料を無料にしながらその分を他で取るもの)、リスク限定型投信、元本確保型投信、変額年金保険、セット販売、ファンド・オブ・ファンズ、テーマ別投信(ご当地ファンドや高配当株投信)、バランス型投信を挙げています。もっともな話です。
 次に、「内部事情編」として、ファンド業界の内側を暴露しています。運用の腕前が今ひとつで、チャート信奉者が意外に多く、素人と格差がないこと、雑務が多いこと、定時退社が普通の会社もあり、ぬるま湯体質であること、給料は上下の差が大きいこと、ファンドマネジャーは高齢化してきていること、投信の運用会社には親会社からの天下りが多いことを述べています。それぞれのテーマがいかにも週刊誌的ですが、乙はおもしろく読みました。
 このあとに、それでも買いたい人にということで、保有コストが安い分野別・投信ランキングがあります。
 もっともおもしろいのが「オリジナル投信編」で、投信よりも安いコストで自分の投信を作ろうという話です。pp.56-59 の4ページですが、読みがいがありました。
 日本株では、普通の投信よりも TOPIX ETF が安く、それよりも、大型株7銘柄の株でほぼ TOPIX の動きに追随することができるという話は、具体的な銘柄が書いてあって、参考になります。
 日本債券は、投信よりも国債そのものがいいということで、これは当然でしょう。
 外国株の例として中国株を取り上げますが、ハンセン連動のトラッカー・ファンド・オブ・ホンコンがコストが安いとのことで、乙も同様に思っていました。p.59 によれば、信託報酬 0.09% とあります。乙が以前読んだ話では、
http://otsu.seesaa.net/article/26736371.html
1.4% くらいという話だったので、ちょっと手が出しにくいなあと思っていました。しかし、0.09% ならば、買う一手です。どちらが正しいのでしょうか。
 外国債券としては米国債が取り上げられます。米国債を直接買えば投信よりもコストが安いのは当然ですが、コストが具体的にいくらかかるのか、乙は知りませんでした。記事によると、200万円分購入して、5年間保有した場合、35,000 円だそうです。既発債の場合、証券会社の買取と売出の価格差がいわば手数料なのですが、これを見抜くのがなかなか大変なのです。証券会社も電話くらいでは簡単に教えてくれません。この記事によれば、だいたい 0.7% ほどかかり、さらに口座管理料がかかるとのことです。
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2006年11月28日

麻生稔(2006.10)『アメリカ株投資完全マニュアル【基礎知識&口座開設編】』パンローリング

 乙が読んだ本です。
 読み始めてすぐに、この本を買うべきではなかったと反省しました。p.2 にあるように、この本はアメリカ株のデイトレードの本なのです。乙は、デイトレードは行わない方針なので、この本はほとんど役に立ちませんでした。
 pp.48-88 口座開設の手順を説明したところですが、これだけで40ページも取っていて、長すぎます。また、その中には、pp.77-79 のように、麻生氏が「ぜひ読んで」という割には、やや不鮮明な小さな文字で(しかも英語で)書かれているページがあり、とうてい「ぜひ読んで」ということではないようなページが含まれます。
 p.89 Real Tick というソフトの使用を薦められますが、この使用料が月額 265 ドルとのこと。乙は「高い!!」と思いました。使用料だけで月額3万円ですから、これを上回る利益を出さなければなりません。いくら運用すればそんなことが可能でしょうか。このやり方は乙の方針と合わないと思いました。
 p.90 現物株の取引手数料も高いです。片道15ドルかかります。こんなに高いのでは、一度買ったら、じっと持っているのが一番正しいと思えます。しかし、著者は「日本の証券会社と比べてもそう高くはないですね。」といいます。このやり方は乙の方針と合わないと思いました。
 こういう条件でも、麻生氏のようにデイトレードで利益を上げている人はいるわけですが、まあ、乙の住んでいる世界とは別世界ですね。
 この本については、
http://www.panrolling.com/books/gr/usstock.html
で一部読めます。


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2006年11月27日

e-ワラントでインド株価指数に投資できます

 乙は、インド株指数への投資方法を検討しています。
 その中で知ったのですが、e-ワラントでインド株価指数に投資できるという話です。
 鈴木雅光(2005.9)『入門! インド株』インデックス・コミュニケーションズ
http://otsu.seesaa.net/article/15740806.html
の第7章(pp.136-146)に紹介されています。
 WWW を見てみると、
http://www.ewarrant.co.jp/japan/ewarrant/dolewarrant/index4.html
でできるようです。取扱証券会社は、カブドットコム証券、松井証券、マネックス証券とのことです。
 乙は、さっそく自分が口座を持っているマネックス証券のサイトを見てみました。「お取扱い商品」の中に、確かに S&P CNX Nifty 指数が上がっており、これに投資することができそうです。また、サイト内でカバードワラントに関して説明されていましたが、オプション取引になるとのことで、相当にハイリスクだと書いてあります。
 カバードワラントは、その仕組み上、あくまで短期志向の金融商品です。乙としては、長期的に(10年から15年のスパンで)インド株に投資したいと思いますので、時間的な制約のあるカバードワラントは、あまり適さないように思います。
 せっかくインドの株価指数に投資できても、カバードワラントの仕組みが長期投資向けにできていないということです。
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2006年11月26日

岩崎博充(2004.10)『海外預金口座の開設・活用徹底ガイド』日本実業出版社

 乙が読んだ本です。
 文字通り、世界の各地で海外預金口座を作るためのガイドブックで、それぞれのお国の事情なども詳しく書いてあり、どこに銀行口座を作るか、迷っている人にも役に立つ本だといえます。
 p.11 国内の金融機関でも、海外口座の開設を扱っていたのに、顧客が集まらず採算が取れないということで、撤退してしまった例が多いのだそうです。乙には意外でした。まだまだ、海外口座開設はマイナーなんですね。
 pp.42-43 2ページの表形式で、国・地域別の海外口座開設事情が掲載されていて、これだけで全世界の事情が分かります。それにしても、よくこんなに調べたものです。
 p.84 日本の銀行は、バンクリファレンスを出さないという問題を論じています。これがないと、海外の銀行で口座を開設する際、大きな問題になります。なぜ出さないのでしょうか。岩崎氏は「単なる怠慢なのか、無知なのか、それとも別の意図があって出さないのか。日本の金融業界が規模は世界トップレベルでもサービスは3流といわれる証拠だ。」と述べ、厳しく批判しています。乙は、日本の銀行が内向きの(国内向けの)営業だけを重視してきたことが原因だろうと思います。本当の意味での金融ビッグバンが実現していないのでしょう。
 p.110 からの実践編では、「(在日)銀行の紹介で口座を開設する」が四つの銀行、「直接、現地で海外口座をつくる」が六つの銀行、「インターネットで海外口座を開設する」が四つの銀行を取り上げ、具体的にどうすればいいかを詳しく説明しています。
 実践編が本書の半分を占めますが、このくらいの記述で充分間に合うのではないかと思います。
 全体として、海外口座に興味のある人は、一読するといいと思います。多くの人は、あちこちの銀行に口座を開設するのは大変ですから(それぞれに100万円くらいの最低預貯金金額が求められますから)、まずは一つからはじめることになるでしょう。その場合、本書1冊で全世界を見渡すことができますから、ありがたい本だといえます。



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2006年11月25日

HSBCインドオープン再論

 HSBC インドオープンについては、すでにブログで述べたことがあります。
http://otsu.seesaa.net/article/15832140.html
 今は、乙が2004年12月に購入した分が2倍を越えた段階です。約2年で2倍というのは、かなりの上昇率だということになります。
 このファンドのマンスリーレポート(2006年10月31日現在)は、
http://www.hsbc.co.jp/jp/shared/pdf/india_m.pdf
で読むことができます。
 2006年の5月から7月ころは、世界的な株安の影響で、このファンドも相当に下落しました。マンスリーレポートの中の基準価額の推移のグラフでも、3割近く下落したようすがわかります。この急落では、乙も肝を冷やしましたが、全体として、インド株は好調だろうと思えたので、乙はファンドを解約せずにじっと我慢したのでした。今や、この下落からは完全に回復したといえます。
 さて、基準価額の推移のグラフには、ベンチマークの推移も記入されています。それを見ると、このファンドの成績がベンチマークとほぼぴったり重なっていることがわかります。ベンチマークは、S&P/IFC Investable India(円ベース)だとのことです。こういうことなら、このファンドはインデックス・ファンドとあまり変わらないことになります。このファンドの信託報酬は 2.1% ですが、インデックス・ファンドならば、0.5% くらいにできるはずです。2.1% という手数料を払う以上は、ベンチマークをそれなりに上回ってほしいものですが、そうはなっていません。
 乙は、このファンドにケチを付けるつもりはありませんが、高額の報酬を受け取る以上は、それなりの成績を残してほしいと思います。そうでなければ、報酬を低くし、インデックス運用すればいいということになります。
 インド株のインデックス・ファンドがあるのかどうか、知りませんが、あれば乗り換えたいものです。きっと手数料が安いことと思います。
http://allabout.co.jp/finance/gaikatoushi/closeup/CU20050406D/index2.htm
にはいくつかインド株ファンドが載っていますが、全部アクティブ・ファンドのようです。
 インド株の ETF は、あるのかどうか、知りませんが、ETF があっても、インド株を個人投資家が直接購入することができない以上、ETF もダメでしょうね。
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2006年11月24日

藤田郁雄(2006.4)『みんなの投資----投資信託でゆっくり確実に資産をつくろう』ダイヤモンド社

 乙が読んだ本です。
 とてもすばらしい本で、若い人は、これ1冊で老後に備えた5000万円の資産を確実に作ることができます。
 乙がいろいろ読んだ本の中で、最も簡単に、最も正しく、最もわかりやすく、最も具体的に、どうすればいいかを明示した本だと思います。著者の藤田氏は、1976年生まれの現在30歳だとのことですが、この方は、この年でよくここまで理解し、自分なりのやり方を作り上げたものだと思います。乙は、この本を一番のおすすめ本としたいと思います。
 乙が30代でこの本に出会っていたら、人生が大きく違っていたことでしょう。最近、いろいろな投資関連本を読むようになって、初めてこういう本にも出会うことができたのですけれど……。乙は、いろいろな道を探し求めてふらふらしていますが、藤田氏は初めからぶれずに一本道を示しています。すばらしいことです。(もっとも、奥付のところの著者紹介には、藤田氏がいろいろ試行錯誤したことが書かれていますが、30歳までにこういう経験ができたことはすばらしいことだと思います。)
 p.25 にあるように、平均的日本人が漫然と人生を送っていると、平均的人生の場合でも赤字になってしまいます。まず、若い人はこの事実に気が付かなければなりません。こうならないためには、投資が必須です。
 では、どのようにするか。
 本書の結論をここに書いてしまいましょう。毎月5万円コースでは、p.102 にあるように、TOPIX オープン2万円、ステート・ストリート外国株式インデックス1万円、中央三井外国債券インデックス2万円を毎月自動引き落としで購入します。これだけです。なぜこれでいいのか、なぜこれが一番いいのか、どこで買えばいいのかを知りたい人は本書を一読してください。これらの投信を選ぶに到った理由、この組み合わせ方が一番いい理由をはじめ、リバランスのしかたや、投信の買い方から売り方まで、一通りのことが書いてあります。これらを読んで納得すれば、定期的な投信の購入をずっと続けることができるでしょうし、他のもっといい投信ができれば、そちらに移ることも可能でしょう。本書では、今後、情勢が変化したときにどうしたらいいかについても書いてあります。
 たとえば、金利が上昇すれば、日本の国債を購入するのもいい手になります。しかし、今は低金利ですから、それは選択肢からはずしたほうがいいと思います。したがって、本書のおすすめの方法は、あくまで現在における最適なやり方を述べたのであって、時代が変われば変わってくるでしょう。しかし、根底にある考え方は変える必要はありません。本書に書いてある原則を理解している人ならば、その時代にあったやり方を選んでいくことができるでしょう。そんなことをせずに、本書に書いてあるままに今から30年継続しても大きな問題はありません。
 乙は、読了後、さわやかな気分になりました。
 ところで、では、乙が本書に書いてある通りに実行するかというと、そんなことはありません。すでに投資してしまったものがいろいろあり、また、乙の年齢が高く、ハッピーリタイアメントまで15年しかありません。乙は、こういう条件の中で、自分なりに最適な道を模索していきたいと思います。
 しかし、30代以下の人には、この本を示して「この通りにやりなさい」とアドバイスしたいと思います。
 178ページのコンパクトな本で、たった1500円で、資産形成の全部がわかります。


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2006年11月23日

GSグローバル・マーケット・ストラテジー再論

 乙は、GSグローバル・マーケット・ストラテジーに投資しています。
http://otsu.seesaa.net/article/13903047.html
 しかし、最近、成績がパッとしません。
 基準価額のグラフ
http://www.gs.com/japan/gsitm/nav/nav_gsgl130410.html
を見ると、いかにも成績が悪いようすがわかります。ピーク時を基準にすると17%ほどの下落です。
 渋澤健(2006.3)『これがオルタナティブ投資だ!』実業之日本社
http://otsu.seesaa.net/article/28009306.html
が説くように、ヘッジファンドの類は、マーケット全体の上昇・下降とは無関係の絶対収益が目標なのですから、基準価額がピーク時から15% も下落したら、それだけを理由にファンドを解約してもいいのではないかと思います。絶対収益を目指しながら基準価額を15%も下落させるとは、はっきりいえば、運用が下手だということです。
 一方、乙は、解約を躊躇する気持ちもあります。申込手数料が 3.15% でしたから、乙の基準では3年間は我慢するというのが一つの理由です。乙の場合、2004年10月の購入ですから、今2年ほど経過した段階です。もう1年はようすを見てもいいかもしれません。
 もう一つ理由があります。このファンドは成功報酬制で、High Water Mark 超過額の21%を成功報酬として取ることになっています。(手数料が高いといえば高いと思いますが。)ということは、基準価額がピークから下がってしまった現在、元の水準に上がるまでは成功報酬はゼロということになります。これを考慮すると、(基本報酬の 1.89% も安くはないのですが)まあ、基準価額が元に戻ることもあるかもしれないと期待します。
 http://quote.yahoo.co.jp/q?s=3531104a&d=c&k=c3&z=m&h=on
を見ると、純資産総額は大幅に減っているわけではありません。つまり、まだ解約が増えたわけではなく、投資を継続する投資家が多いような感じです。
 一応、絶対値としては当初の基準価額1万円を割っているわけではなく、かろうじてプラスですから、しばらくようすをみるということにしたいと思います。
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2006年11月22日

渋澤健(2006.3)『これがオルタナティブ投資だ!』実業之日本社

 乙が読んだ本です。
 本書は、ヘッジファンド、プライベートエクイティ・ファンド、ベンチャーキャピタルファンド、バイアウト・ファンドなどについて解説したものです。それぞれがどういうものかを知るには便利な1冊ともいえます。
 p.4 「はじめに」の最後のところですが、「一般個人のために書いたオルタナティブ投資の本は、もしかすると世界初?」とあって、驚きました。すでにいろいろな本が出ていますし、この本で説かれている各種ファンドについては、それぞれの解説がすでにされていると思います。ただし、そういうのをまとめて1冊にしたというのは、珍しいかもしれません。
 p.17 最後から5行目に「「マーケットは効率である」という論を信じるのであれば、これはマーケットをつくり上げる無数の各個別銘柄に関する情報(業績や受給など)はすべてその株価に織り込まれているということです。」とあります。何度読んでも、乙には意味がよくわかりませんでした。
 第2章は pp.64-110 ですが、このページ数で13種類のヘッジファンド戦略を説明しています。しかし、さすがにこれでは説明が簡略すぎて、一読してもよくわかりませんでした。(別の本を読めばわかりますが。)
 p.137 ヘッジファンドを解約するときは、最高益の水準から 15% くらい下げたときだという話はおもしろかったです。絶対収益を目指すヘッジファンドならではの(投資家サイドの)考え方です。
 p.163 プライベートエクイティ・ファンドは、当初、成績がよくなくて、その後次第によくなるという話が出てきます。乙の経験とも合致していて、なるほどなあと思いました。
 p.254 Bridge Capital 証券が設立され、ヘッジファンド運用が始まると書いてありますが、今、WWW を探しても、Bridge Capital 証券については、情報が見つからないようです。どうしたことでしょうか。

 本書では、いろいろなファンドの話が出てきますが、個人投資家がこういうファンドに実際出資できるのかどうかはわかりません。最低投資額はいくらなのでしょうか。具体的にどこの証券会社(?)にたずねればいいのでしょうか。本書にはこういう情報が一切載っていません。これでは結局お話として知るだけです。乙には、このあたりが不満でした。


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2006年11月21日

旅行保険

 乙は、ときおり妻とパックツアーに参加します。団体観光旅行ですね。行き先は国内のほうがもちろん多いのですが、たまには海外に行きます。パックツアーでは、旅行会社から旅行保険を勧められます。そのたびに、これに入るべきか、入らざるべきか、迷います。乙は、入らないほうがいいという考えです。
 保険である以上、保険金の期待値は 100% 以下に決まっています。つまり、保険料を払うだけ損をするのです。万が一のことがあったときは保険金が出るわけですが、「万が一」のことはめったに起こりません。そう考えると、生命保険などと一緒で、旅行保険には入らないほうがいいという結論になります。こうして保険会社の手数料分だけ節約しようと考えるわけです。
 ここで問題になるのが妻です。普段から論理的に考えることをせず、いつも感覚的・直観的に判断しますので、保険に入らずにいて事故でもあったらいやだからということで保険に入ろうとするのです。まあ、いざというときの保険金に比べて、支払う保険料が大したことないということもあるのでしょう。乙は、まったくムダだなあと思いつつ、自分の考え方を妻に伝えても、いっこうに聞き入れる耳を持たないので、やむを得ず、従う場合が多いです。夫唱婦随ならぬ婦唱夫随といったところでしょうか。
 パックツアー以外では、(自分で足と宿を用意する各種個人旅行のことですが)妻も旅行保険に入りません。乙としては、このあたりも、考え方として矛盾しているように思います。旅行会社からすすめられたから旅行保険に入るというのは、自分で判断して行動しているわけではないので、自立したオトナの態度としてよくないと思います。
 しかし、最近、妻の態度がやや変わってきて、国内旅行では、旅行保険に入らなくてもいいというようになりました。それはそうでしょう。旅行のときに危ないと考えたら、各種出張だって危ないし、毎日の通勤だって、いつ電車が転覆するかわからないし(ちょっと大げさですが、JR福知山線の事故を考えたら、無視できません)、そういうときの保険に入っていない以上、わざわざパック旅行のときだけ保険に入るのは変です。我々は、いつでも旅行から無事に帰ってきています。それを繰り返したら(そういう安全性を考慮して)、一応、旅行保険に入らないようになりました。乙の考えでは、これが健全だと思います。
 まあ、日本は安全な国だといえるでしょう。
 海外旅行だって実は同様で、そこに住んでいる人はたいていそんな保険に入らずに生活しているはずです。旅行者にとって、国内との唯一の違いは「言葉が通じない」ことです。このことから、やっかいな事件に巻き込まれる危険性がちょっとだけ高くなります。その分、保険料が高くなっていることでしょう。しかし、考え方は同じであり、乙は、基本的に、海外旅行でも旅行保険に入る必要はないと考えています。
 先日のヨーロッパ旅行では、……「あ〜あ、ムダだなあ」と思いつつ、妻の意見にしたがって、旅行保険に入ったのでした。もちろん、無事に帰ってきました。

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2006年11月20日

田平雅哉(2006.10)『5年後に資産家になる ドクター田平の「最強」外貨投資』主婦と生活社

 乙が読んだ本です。奥付を見ても発行年月日の記載がなく、それだけで信頼をなくしそうです。2006.10 というのは、アマゾンで確認しました。
 乙は、外貨投資全般を扱った本かと思ってタイトルだけを見てアマゾンで購入してしまいましたが、実は、FX(外国為替証拠金取引)の本でした。
 FXは、乙も少しやっていますが、基本的に、儲かるものではないと思っています。なぜならば、株や債券と違って、為替は本質的に何も利益を生み出さないからです。どう取引したって、ゼロサムゲームである以上、誰かが儲けるということは誰かが損するということです。FXの本だと知っていれば、乙は本書を購入しなかったでしょう。
 さて、乙が本書でおかしいと思ったところを中心にコメントします。
 p.51 図が1枚出ています。「「上がる」確率は株式よりFXのほうが高い」という表題で、東証1部上場銘柄は2000社以上あるから、確率が2000分の1であるのに対して、FXは8通貨ペアだから8分の1だとのことです。一体、何のことをいっているのでしょうか。乙には、田平氏が確率の考え方を理解していないとしか思えませんでした。
 p.149 ポートフォリオ理論を活用すると称して、ドル・円に29%、ユーロ・円に14%、豪ドル・円に57%を投じることを薦めています。これが一番リスクが少ないとのことです。乙は、おかしくて、笑ってしまいました。確かにリスクは少ないかもしれないけれど、こんな配分でリターンが得られるのでしょうか。それぞれの通貨が高くなり、円だけが安くなれば、そういうこともあり得ますが、なかなかそんなことは考えられないと思います。そもそもポートフォリオ理論は、株や債券など、リスクがありながら基本的にリターンがあるものを想定して最適な資産配分を考えるものであって、FXは、基本的にリターンがないものですから、ポートフォリオ理論を活用するという考え方がそもそも間違っていると思います。
 p.150 著者のサイトがあるとのことです。
http://blog.goo.ne.jp/invest555
です。しかし、ここは3ヶ月で閉鎖され、今は
http://invest555.wealth-ii.com/
になっています。次々引越をすることに文句をつけても始まらないとは思いますが、本に URL を書いている以上、そこを訪問する人のことを考えて、しばらくはそこで続けたほうがいいのではありませんか。そうでないなら、本に URL などは書かないようにするべきでしょう。
 乙は、この本を読まないことをおすすめします。


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2006年11月19日

TOPIX連動型ETF配当の怪

 乙がネットサーフィンしていたら、こんな記事を見つけました。
http://allabout.co.jp/finance/assetmanagement/closeup/CU20050831A/index.htm
 「株式投資を考える VOL.14 TOPIX連動型ETF配当の怪」というタイトルです。
 2005.9.13 の日付で北川邦弘氏が書いたものです。
 TOPIX 型 ETF は配当実績が各投信会社ごとに大きく異なるのですが、ETF の仕組みを知っている人間からすると、奇妙な話です。で、北川氏はそれはなぜかを明らかにしました。2ページ目
http://allabout.co.jp/finance/assetmanagement/closeup/CU20050831A/index2.htm
に答えが書いてありました。
 なぜならば、大口投資家が決算期のズレを利用した配当取りをしているからだというのです。
 乙は、この記事を読んで驚きました。個人投資家の配当が大口投資家によって窃取されているのです。ETF には、銘柄入れ替え時に先回りして儲ける手があり、その分、ETF の購入者が損をするのですが、
http://otsu.seesaa.net/article/22402936.html
もう一つ、購入者側にはこんな損をする場合があったのですね。
 これに対して、日興コーディアル証券の釈明記事がネット上に掲載されています。
http://www.nikkoam.com/products/etf/info/etf050713.pdf
 元の北川氏の記事では(現在は)URL が間違いなので、ご注意ください。この URL が正しいものです。

 それにしても、世の中いろいろなことがあるものですね。
ラベル:TOPIX ETF
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2006年11月17日

海外投資を楽しむ会(2000.12)『ゴミ投資家のための世界の金融商品がわかる本』メディアワークス

 乙が読んだ本です。
 さすがに今となっては古くなってしまった記述が目に付きますが、しかし、書いてある内容の基本は間違っていません。
 本書は、PART 1 銀行編、PART 2 ファンド編、PART 3 株式投資編にわけて、いろいろな商品をランキングしています。どんな金融商品がどんな特性を持っているのか、概要を知るにはとてもいい本だと思います。
 特に、コストの話は興味深いことが多く、投資の基本はコストだなあと感じました。
 pp.64-65 米国債の買い方が書いてあります。アメリカの証券会社で買うのがいいとのことです。乙は、野村證券で買ってもいいと思っていました
http://otsu.seesaa.net/article/25117720.html
が、手数料が高くてダメだそうです。債券投資は一から考え直さなければならないようです。
 p.73 FX取引でも、海外は圧倒的にコストが安いとのことです。乙はあまりFXには興味がありませんが、やるとすれば、やっぱり海外を考えたほうがいいんですかね。
 pp.123-125 インデックス投資と同様のことが、日経先物を利用すれば低コストで可能だという話です。約定金額に対する売買手数料 0.08% と聞くと、なるほど安いと思います。証拠金100万円でレバレッジを16倍効かせて1600万円相当の取引ができるということですが、う〜ん、株式の先行きにかなり自信があるとしても、1600万円相当の投資は、なかなか踏み切れないでしょうね。たとえば、株価がぐっと下げたときをねらって買うのでしょうが、それにしても、乙にはなかなか買う決心が付かないことでしょう。
 pp.146-155 同じファンド会社の商品でも、日本で購入できるものとオフショアのものとではいろいろと違っているという話です。もちろん、運用成績も違います。おもしろいものです。
 p.156 「圧倒的に影響が大きい税コスト」ということで、税金が投資にいかに悪影響を与えているかが説明されます。だからオフショア・ファンドは手数料が高い(税金を払わない分高く設定できる)という話は説明としてすぐれています。
 本書は、普通の投資の本と違って、それぞれの金融商品に徹底的にこだわって、どんなものが(個人投資家にとって)都合がいいのかを述べています。ここまで調べて書けるという「海外投資を楽しむ会」はすごいものです。


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2006年11月16日

人民元FXのスワップの不思議

 乙は、FXを通じて人民元に投資することを考えています。
http://otsu.seesaa.net/article/27435230.html
長期的には人民元が高くなることは確実だと思うからです。
 で、いくつかFXのサイトを見て回ったところ、不思議なことがありました。それは、人民元のスワップポイントです。
 スワップポイントというのは、金利の高い通貨を日本円のような低金利の通貨で買った場合、金利の差分が毎日付いてくるというものです。これがけっこうバカにできないほどたまります。この点でFXは外貨預金よりもはるかに有利です。
 さて、ひまわり証券のスワップポイントを見てみましょう。
http://fx.himawari-group.co.jp/swap/index.do
から円のところだけ取り出すと、以下のようになります。(11月15日現在)
通 貨 ペ ア 買い 売り
米ドル/円 158円 -163円
ユーロ/円 125円 -133円
英ポンド/円 288円 -303円
豪ドル/円 145円 -147円
NZドル/円 146円 -149円
カナダドル/円 107円 -115円
スイスフラン/円 37円 -45円
南アランド/円 27円 -35円
香港ドル/円 10円 -15円
中国元/円 -50円 -50円
韓国ウォン/円 -0.5円 -0.5円
タイバーツ/円 -15円 -25円
台湾ドル/円 -10円 -10円

 米ドルから香港ドルまで、買いがプラスで売りがマイナスです。日本円は他の通貨に比べて低金利だからこうなります。買いと売りを足すとちょっとだけマイナスになるのは、これが取次会社の儲けになるといったところでしょう。
 ところが、中国元、韓国ウォン、タイバーツ、台湾ドルは両方ともマイナスなのです。なぜ両方ともマイナスなのでしょうか。
 三井物産フューチャーズを見てみましょう。
http://www.mfx.co.jp/rate/rate.html(11月15日)
    買い持ち 売り持ち
ドル   155 −165
ユーロ  122 −131
ポンド  283 −298
豪ドル  138 −150
スイス   36  −43
加ドル  106 −116
NZドル 146 −156
ランド  270 −370
香港ドル 130 −160
SGドル  60  −70
ウォン  120 −170
人民元  −30    0

 ここでも人民元だけは買い持ちがマイナスで売り持ちがゼロです。
 アイビック
http://www.ibic-efx.com/market/swappoint.html
でも同様のスワップポイントです。ここでは、「人民元は、NDF市場(先物)よりレートを取得しており、スワップコスト(プレミアム)が発生いたしますので、必ずしも金利差を反映した金額とはなりません。」とあります。
 同様に、イートレード証券
http://search.etrade.ne.jp/v2/popwin/qa/fx/qa_order2.html#q1-13
では、「なお、人民元は金利差だけでなく、NDF市場の人民元のプレミアムもスワップポイントに反映させていただきます。」とあります。
 NDF 市場とは何でしょうか。今は、検索エンジンが発達しているので、百科事典代わりに使えますね。さっそく検索してみました。
 「人民元ノンデリバラブル・フォワード(NDF)」とは何か、調べてみると、
http://okagawa.seesaa.net/archives/20050410.html
の説明でよくわかります。簡単にいえば、市場参加者のみんなが人民元がこれから高くなると予想しているので、それを織り込んでスワップポイントを決めているというわけです。もとはといえば、人民元が自由に両替できるようにはなっていないので、先物市場で架空市場を作っているという裏の事情があります。
 というわけで、FXで中国人民元に投資するときは、買い持ちですから、毎日スワップポイントを30支払わなければなりません。これは、1年で30×365=10950円のコストに相当します。FXでは、10万元を1単位にして取引するという話ですから、これが150万円相当と考えると、スワップポイントは 0.7% ほどになります。大した金額ではないようにも思えますが、人民元が1年で数%程度上がることを前提に投資するとすれば、0.7% といっても大きい気がしてきます。
 さらに、人民元の大幅な切り上げが予想されるような事態になった場合には、その時点でマイナスのスワップポイントが大きくなる(大きなマイナスになる)だろうと思われます。
 ということで、せっかく人民元投資で儲けようと考えても、それは市場が許さないと見るべきかもしれません。
 人民元FXは、あまりいいものではないかもしれません。
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2006年11月15日

南亮進・牧野文夫(編)(2005.3)『中国経済入門[第2版]世界の工場から世界の市場へ』日本評論社

 乙が読んだ本です。
 少しは、中国経済を勉強しようと思って買って読んでみました。
 内容は、13章に分かれており、それぞれが中国経済のある面に焦点を当てて現状を記述しています。
 目次は次の通りです。
 第1章 世界の工場か、世界の市場か?―中国経済の軌跡と展望
 第2章 社会主義市場経済とは何か?―漸進型移行経済と政府の役割
 第3章 メイド・イン・チャイナは世界市場を席巻するか?―工業化と成長要因
 第4章 国有企業改革はどこまで進んだか?―国有企業の改革と所有形態の多様化
 第5章 農村はいかに変化したか?―農村と郷鎮企業
 第6章 失業率は本当に低いのか?―人口変動と労働市場の形成
 第7章 金融は中国経済のアキレス腱か?―金融・資本市場の形成
 第8章 輸出は成長のエンジンか?―国際貿易の要因と意義
 第9章 外資は何をもたらしたか?―外資導入の役割
 第10章 中国は国際社会にとって脅威か?―中華経済圏の形成と米中経済摩擦
 第11章 日中関係はいかにあるべきか?―日中関係の過去と将来
 第12章 持続的成長は可能か?―エネルギー・環境・食糧の制約
 第13章 成長の果実は誰の手に?―改革開放の光と影
 各章ともタイトルに「?」が付いており、こういう問題意識で当該の章を書いたということがわかる構成になっています。
 ただし、乙が読んだ限りでは、全体にあまりおもしろく思いませんでした。中国経済学の教科書だということですが、こういう本で学ぶ学生は大変でしょう。13章が13人の著者によって書かれているため、相互の記述があまり関連していない点が一番の問題点でしょう。もちろん、関連する事項は、お互いの間の参照(クロスリファレンス)が取れていますが、そこまでであり、記述内容はややずれたままです。また、13人の執筆によるため、一面では各章の間で記述が重複している部分も見受けられます。編者の苦心がうかがわれます。
 本書で一番わかりにくい点は、巻末の用語解説です。いくつかの章で共通に出てくる専門用語を巻末でまとめて解説しようという意図はわかりますが、成功していないと思います。たとえば、p.5 「結局それらは使い物にならず、中国版傾斜生産方式*の後には荒廃した国土が残っただけだった。」とあります。「*」が巻末に用語解説ありというマークなのですが、巻末は50音順に用語が並んでいます。では、一体、何を引くべきでしょうか。乙は、「中国版傾斜生産方式」を引きました。ありませんでした。実は、「傾斜生産方式」が見出しになっていました。
 同様の問題をいくつか上げておきましょう。「→」の左側が本文、右側が用語解説の見出しです。
 p.8 「バローの経済成長率の収束仮説*」→「経済成長率の収束仮説」
 p.11 「気功集団法輪功*」→「法輪功」
 p.59 「ソフトな予算制約*」→「ソフトな予算制約」
 というわけで、何が1見出しになっているのか(どこに解説があるのか)、専門家でない人にはわかりにくいです。「教科書」なんですから、何も知らない人でも読めるようになっていなければなりません。一つの手は、本文に出てくるところで、「中国版「傾斜生産方式」*の後には〜」のように、当該見出しを「」でくくることです。こういう配慮がないために、巻末の用語解説をあちこち引く羽目になってしまいました。
 乙が読んでおもしろかったところは、投資関連の話題ですが、二つです。
 第1に、p.66 国有企業の経営がいかにむずかしいかということです。金もないし、所有権はあいまいだし、企業内に共産党組織があるしということで、経営者は大変苦労している(その割りに報酬が低い)ということです。
 第2に、第7章で、中国の銀行が抱える問題点がわかったことです。不良債権がとんでもなく多いんですね。これはこれで大変です。
 本書は図表が多く、一通り読めば中国経済の現状をある程度把握できます。その意味で有意義な本ですが、投資家の興味と関心からはややずれているので、一般論としては、あまり読む必要は高くないと思います。


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2006年11月14日

人民元投資をするならFXで?

 乙は、中国の人民元は安すぎると思います。
http://otsu.seesaa.net/article/27070982.html
ということで、これから人民元はしだいに高くなると予想します。
 では、今の段階で人民元投資をするべきでしょうか。するなら、どうしたらいいでしょうか。
 一部の人は人民元口座を作って、適当な金額を預金しておき、ずっと寝かせたままにすることを考えているようです。現実に、そういう本があります。
http://otsu.seesaa.net/article/26496195.html
 しかし、それは相当長期にわたって資金を寝かせることになるから、資金効率が悪いし、何よりも、人民元に両替したものを他の通貨に戻せなくなる可能性が大きいので、安易に手を出すべきではありません。
 というわけで、世の中を見渡すと、外国為替証拠金取引(FX)があります。これで中国人民元に投資できます。
 乙が見たのは、イートレード証券とユナイテッドワールド証券のサイトですが、どちらも、10万人民元単位で、保証金は10万円です。つまり10万円あれば、10万人民元(約150万円相当)を購入するのと同じ効果があります。人民元の切り上げをねらうのであれば、FX を利用するのが一番いいでしょう。
 もっとも、人民元投資には問題点が二つあります。
 第1に、人民元の切り上げが確実だとはいえないことです。中国政府としては、大幅切り上げは国内的にも国際的にも混乱を招くから、やりにくいでしょう。今や、中国は世界の工場になっているわけですが、つまりは、世界中にいろいろなものを輸出していることになります。人民元が安いから、中国の人件費が安いわけで、それが競争力の源の一つになっています。そんなことから、諸外国もあまり激しい為替レートの変動は避けるでしょう。つまり、人民元に投資しても、あまり儲からないのではないかということです。
 第2に、人民元のレートが切り上げられるといっても、それは基軸通貨としてのドルに対してであって、円に対してではないということです。円はドルに対して変動相場ですから、つまり人民元に対しても円の為替レートは相当に動いているということになります。
 たとえば、
http://e-shanghai21.web.infoseek.co.jp/rmp_trendZ.html
を見ると、人民元が円に対するレートで相当に動いているように見えます。しかし、これは誤解で、実際は、円−ドルが動いているのであって、人民元−ドルはあまり動いていません。
 こんなことがあるので、もしもこれから人民元高があっても、円高がそれ以上に進めば、人民元に投資していても、(円を基準に考える限り)あまり儲からないことになります。

 では、一体どれくらい人民元は動いているのでしょうか。
 人民元の切り上げが行われたのは、2005.7.21 でしたが、このとき、2%ほど切り上げて、1ドル=8.11元となりました。
http://rate.jchere.com/
によれば、現在は1ドル=7.8781元だということです。つまり、この1年数ヶ月で 2.9% 程度の元切り上げを行ったことに相当するわけです。一方、円−ドルの為替レートは、1年で10%くらい上下するのはザラです。つまり、円−ドルの為替レートのほうがはるかに大きく上下するので、今のように、1年間で3%くらい人民元が高くなっていっても、その影響は円−ドルの為替レートに隠れてしまうということになります。
 これらのことを考慮すると、人民元投資は実際上米ドル投資的な面があり、米ドルに対してその後の円安が予想される場合は、その時点で人民元投資をしてもいいけれど、そうでなければ、あまり意味はないということになりそうです。
 少なくとも、円−ドルの影響とドル−人民元の影響と二重に考えなければならないということであり、人民元投資はなかなかむずかしいといえると思います。
 為替の問題は何ともいえません。今が円高か円安かもわかりません。(後になればわかりますが。)
 乙は、わずかな金額で FX に参加して、人民元の買いのポジションを持ってもいいかなと思います。
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posted by 乙 at 05:28| Comment(1) | TrackBack(0) | その他の投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月13日

株式会社シーコースト・パブリッシング(2005.5)『外貨投資 知って得する数字のカラクリ』技術評論社

 乙が読んだ本です。
 目次が
http://www.gihyo.co.jp/books/syoseki-contents.php/4-7741-2392-7
にあります。
 外貨預金、外貨MMF、外貨投信、外国債券、外国株売買、外国為替保証金取引について説明した本です。
 けっこうマニアックな本です。入門書レベルの記述もありますが、かなり突っ込んだ記述もあり、いったいどういう読者を想定しているのか、乙にはわかりませんでした。
 p.34 ビッグマック指数という話が出てきます。それで見ると、中国は、マイナス60%とのことです。つまり、4割程度でビッグマックが買えるというわけです。1米ドル=8元という為替レートではいけないのであって、中国の物価を考えれば1米ドル=3.2元くらいになるというわけです。日本円でいえば、1元が15円くらいですが、1元40円くらいでちょうどいいということになります。
 この話は、乙の経験
http://otsu.seesaa.net/article/27070982.html
とは、やや食い違います。ただし、乙は、中国にいたとき、ビッグマックは一切食べませんでしたので、値段も知りません。
 p.41 外貨定期預金のアンケート結果が紹介されています。50-100 万円くらいを数年にわたって預けっぱなしにするのだそうです。乙は、外貨預金をする人の気持ちが分かりません
http://otsu.seesaa.net/article/24103836.html
が、利用者像がわかって興味深かったです。
 p.84 アンケートによると、外貨 MMF の初期投入金額は約20万円だそうです。合計では約100万円とのことですから、20万円ずつ5回くらい購入しているのが平均的という感じでしょうか。
 pp.94-05 債券のことを「債権」と誤記しているところが何ヵ所もあります。p.106 も同様です。何ヵ所もあるのは、ミスプリではなく、著者が勘違いしている証拠です。こういうミスは信頼をなくします。
 p.117 「短期の債券は割引債といわれ、中期、長期の債券は利付債という。」とあります。p.124 にも同様の趣旨が書いてあります。これも明らかな間違いです。割引債で何年もの運用期間のものがあるという事実だけで、間違いであることがわかります。こういうミスは信頼をなくします。
 p.150 カバードワラントの話が出てきます。書いてある説明が間違っているわけではありませんが、外貨投資の入門書という感じで記述されている本で、こういうハイリスク商品について書いてしまっていいのでしょうか。
 p.190 以降の外国為替保証金取引での各種テクニカル指標の話も同様です。テクニカル指標といっても、あまりあてにはできないものですが、そういうものまで書いてあるというわけです。
 本書では、読者のレベルをどんなふうに想定しているのでしょうか。乙は疑問に思いました。
 200 ページほどの比較的コンパクトな本でありながら、ときに妙に詳しい記述があるのは、アンバランスです。たとえば、p.94 には、投資信託には株式投信と公社債投信の2種類があるという話が出てきます。こういうことを述べる本であるということは、投資信託についてよく知らない人を想定しているということでしょう。こういう態度と、上述のマニアックな記述とは相容れないと思います。
 外国株については、9項目18ページの記述ですが、その中に、カバードワラント関係が3項目6ページ入っているのです。
 いくつかの勘違いによる記述の間違いと、このアンバランスを考えたとき、乙はこの本はあまりおすすめできないように思いました。


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2006年11月09日

中国人民元は安すぎます

 中国人民元は、為替レートでいうと、だいたい1元=15円くらいでしょうか。
 乙は、数年前、中国(北京)に滞在していました。(ほとんど日本語と英語で生活していましたので、中国語は全然うまくならなかったのですが。)そのとき、スーパーでいろいろ買物をしました。
 野菜類は安かったです。もやし(大盛り)0.87 元、キャベツ 2.3 元、にんじん 2.2 元、みかん10個 8.5 元、ブロッコリー 1.4 元、白菜 1.28 元といった感じです。白菜は大玉1個が20円とは激安です。これを作る農家は生活していくのが大変だろうと想像します。とうふ 0.9 元、ミネラルウォーター 1.5L 2.35 元、たまご(20個くらい) 4.8 元なども安いでしょう。基礎的な食材はとにかく安かったです。乙は、冷凍餃子(数十個)7元をよく買って食べていました。1回買ってくると、何回も食べられました。
 お昼は日本人同士の会食が多かったですが、一人あたり10元から20元くらいでした。夕方、こぎれいなレストランで会食して酒を飲んだりしても一人あたり70元くらいでした。
 交通関係では、バスが安く、市内でかなり乗っても2元でした。散髪は、ホテル内の床屋に行きましたが、20-25元でした。映画は、ジェット・リー主演の「英雄(HERO)」が 60 元、ジャッキーチェンの「タキシード(TAXEDO)」が 35 元でした。
 一方、パソコン関係の値段は、本体も付属品も消耗品も(1元=15円で換算して)日本と同じ値段でした。クルマの値段も、広告で見る限り、日本や諸外国と同じでした。
 中国の勤め人の月給は、数千元と聞きました。ただし、住居が無料で付いているので、単純に日本と比べることはできません。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0126&f=business_0126_012.shtml
によれば、大学新卒者の月給希望額を調査したところ、1001-2000元くらいを希望する人が多かったとのことです。
 乙は、北京で生活していたとき、中国の物価が不思議な気がしました。乙が北京で生活をはじめたときは、1元=100円くらいかと思いました。最高金額紙幣が100元で、日本の1万円に対応します。しかし、その後、いろいろ経験してみると、生活実感としては1元=70円くらいではないかと思いました。そう考えると、いろいろなところでつじつまが合うような気がしてきます。上記の各種値段もこれで納得できます。
 ということは、1元=15円の為替レートは相当な円高=人民元安です。中国の人件費が安いからといって日本企業が進出するのも納得できます。これは単に為替レートの問題です。1元=70円にすれば、日本も中国も当たり前の生活になってしまいます。中国政府としては、人民元を一気に数倍に引き上げるわけにはいかないでしょうが、人民元の実力からすれば、そんなものだろうと思います。
 アメリカなどから中国に人民元切り上げ圧力があるのは当然だと思います。
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2006年11月08日

石田和靖(2005.10)『15万円からはじめる本気の海外投資完全マニュアル』パンローリング

 乙が読んだ本です。
 http://www.panrolling.com/books/gr/kaigai.html
に概要と目次があります。本文の一部が読めます。
 ちなみに、このページには「2005年9月21日発売」とありますが、本の奥付には、「2005年10月3日 第1刷発行」とあります。きっと、発行する前に発売していたのでしょう(笑)。
 本書は、香港上海銀行、スタンダードチャータード銀行、ハンテック証券での口座開設とその利用法を中心に書かれています。
 本書の記述内容は、適度な詳しさであり、読みやすく、これから口座開設を行う人には適切な「マニュアル」となると思います。
 乙が気が付いたことを中心に、いくつかコメントします。
 p.42 (2) HSBCパワーバンテージの投資用口座の開設ですが、まず申込書の URL が違います。(きっと、本書の刊行後、変更されたのでしょう。)次が正しいものです。
http://www.banking.hsbc.com.hk/hk/personal/forms/pdf/personal/p008.pdf
ちなみに、この書類は、書類のダウンロードサイト「Download Forms and Documents」
http://www.hsbc.com.hk/1/2/hk/investments/download
の中の「Integrated Account - Investment Services Application Form」を指します。しかし、これは「Integrated Account」の話であり、本書のものとずれています。(ファイル名が一致しているので、乙はこれかなと思いました。)
 書類のダウンロードサイトの中には次の3種類の書式があります。
Integrated Account - Investment Services Application Form
Integrated Account Opening Form - Investment Services
Personal Investment Account Opening Form
 この中のどれを使えば口座開設ができるのか、乙にはよくわかりませんでした。乙が口座を開設したときの書類の控えもどこかにいってしまいましたし……。
 このように、時期が変わると、銀行の書類の書式も、そのありかも、どんどん変わってしまうので、本書のような「マニュアル本」はすぐに古くなってしまう面があります。
 さて、本書の p.43 では、HSBCパワーバンテージについて、要約するとこう書いてあります。「株や投信を買う場合、香港ドル普通預金か香港ドル当座預金でないと、買えない。外貨預金での決済はできない。」これは間違いです。現に、乙は、HSBC 香港で米ドルやユーロで投信を買っていますから。
 これは、HSBC が用意した pdf ファイルの記載がまずいのであって、著者は、それを忠実に訳しただけだと思いますが、それにしても、誤解を招く表現だと思います。先の言い方でいえば、株は香港ドルでなければ買えませんから、この記述でいいのですが、投信はいろいろな通貨で購入できますから、「や投信」を削除しなければなりません。
 p.86 スタンダードチャータード銀行では、エクセルバンキングとイージーバンキングというのがあるという話が出てきます。口座維持手数料が無料となる残高が両者で違うということはわかりましたが、肝心の二つのサービスの違いが何かについては、まったく書かれていません。ここはもう少し補ってもよかったのではないでしょうか。
 p.93 「HSBC で株を買う必要はありません(香港の地場証券はほとんどが HSBC よりも手数料が安いのです)」とあり、香港で株を買う場合に地場証券を利用することを薦めています。では、実際はどうなのでしょうか。
 HSBC では、株の売買を行うと 0.25% の手数料(最低 100 HKD=1500円)がかかり、その他に、口座管理料として、半年で 100 HKD=1500円がかかります。
http://www.hsbc.com.hk/hk/personal/invest/sec/local.htm
 本書で紹介されるハンテック証券の手数料はというと、p.111 に書いてありますが、0.2〜0.5% とあります。取引高に応じて手数料が変わるようです。とすると、乙のように、小口分散投資で、かつバイ・アンド・ホールドで長期に保有しようとすると、あまり取引しないことになりますから、もしかして、最高額の 0.5% かかるのではないでしょうか。
 この手数料については、ハンテック証券のホームページに記載があります。
http://www.hantec.com.hk/hantec/sec_en/sec.do?counter_sec='a'
Brokerage のところには「According to client's Brokerage Fee」とあり、手数料が明示されていません。
 かろうじて「Min $80.00」とあるのは確認できましたが、一概に、ハンテック証券の手数料が HSBC よりも安いとはいえないように思います。(ただし、口座維持管理料がかからない点は、ハンテック証券のほうが安いと言えます。)
 なお、ハンテック証券では、p.110 にあるように、オンライントレードは、できるけれどもコストが高いということで、オンラインの株売買は実用的ではありません。この先、これが無料でできるようになることを期待したいと思います。
 p.117 日本の証券会社から香港の証券会社への株式の移管はできないと書いてあります。乙は知りませんでした。たぶん、そうだろうとは思いましたが。
 p.128 □の中の 3 yr のところ、226万→326万のミスプリがあります。ま、文脈から単なる誤字であることが明らかですから、ほとんど問題はありません。
 本書は、富裕層でなく、一般的なサラリーマンが海外投資をはじめる場合に有用なものだと思います。海外投資をはじめるなら、読んでおいて損はないでしょう。

 本書もおもしろいですが、著者のホームページ(kz@銅鑼湾 というペンネームで書かれています)
http://kowloon.livedoor.biz/
を訪ねるのもいいと思います。


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2006年11月07日

日本から香港に香港ドルを送金する方法

 乙は、ユナイテッドワールド証券の中国株を売って HSBC 香港で ETF を買うことを考えています。
 HSBC 香港では、香港ドルで中国株の取引を行いますから、ユナイテッドワールド証券で中国株を売却して得た香港ドルを HSBC 香港に送金することになります。どうしたらいいでしょうか。
 まず、ユナイテッドワールド証券では、香港ドルをそのまま出金することができず、必ず両替して日本円で出金する(しかも国内の金融機関あて)しかないとのことです。すると、問題は、日本の日本円を両替・送金して、HSBC 香港で香港ドルにするには、どうしたら安くできるかということになります。
 ここでは、仮に、300万円相当額を香港に香港ドルで送金するとしましょう。

 第1に、日本で香港ドルに両替して、HSBC 香港に送金する手があります。
 乙は、新生銀行を利用していますが、ここでマルチカレンシー口座の一部として香港ドルの普通預金ができます。新生銀行で香港ドルに両替しようとすると、為替手数料はレートのスプレッドの形で取られますが、片道50銭とのことです。1香港ドル=15円に対して手数料が50銭ですから、300万円の両替では、これだけで手数料として10万円がかかってしまいます。高すぎて問題外です。送金手数料は調べるまでもありません。

 第2に、日本から円を HSBC 香港に送金して、HSBC 香港で香港ドルに両替する方法があります。
 円を海外に送金するには、いろいろな方法がありますが、
http://china-real-estate.datsu-ryman.com/?eid=227752
では、Goロイズ送金サービスをすすめています。1回 2000 円だとのことです。円建て海外送金は、送金額の 0.1% の手数料が加算されます。このことは、Goロイズ送金サービスのホームページ
https://www.lloydstsb.co.jp/jp/index.php
を見ても確認できます。ただし、円の送金の場合、HSBC 香港側で受取手数料 0.25% がかかります。
 また、HSBC 香港では、(乙の計算によると)円→香港ドルの為替手数料は往復で 0.86%ですから、片道 0.43%になります。
 以上を合計すると、0.78%+2000円かかることになり、300万円の送金では 25,400 円かかることになります。

 第3に、日本から米ドルを HSBC 香港に送り、HSBC 香港で香港ドルに両替する方法があります。
 乙が通常利用している e-kawase 経由の送金だと、米ドルの為替手数料+送金手数料は、0.1%+4500円になります。これで HSBC 香港に米ドルが届きます。
 また、HSBC 香港では、(乙の計算によると)米ドル→香港ドルの為替手数料は往復で 0.3%(安い!)ですから、片道 0.15%になります。
 以上を合計すると、0.25%+4500円かかることになり、300万円の送金では 12,000 円かかることになります。

 というわけで、3種類の送金方法を比べてみると、米ドルで送金して、香港で香港ドルに両替するのが一番安いということになります。
 e-kawase で香港ドルを扱っていれば、それを使って送金するのが一番安そうですが、残念ながら、そうはなっていません。FX(外国為替証拠金取引)としては、香港ドルは米ドルにペッグしています(固定レートです)から、FXの取引通貨として香港ドルは面白味に欠けるのかもしれません。しかし、あれば何かと便利だと思います。

 補足ですが、日本円を海外に送金するとき、郵便局を利用するといいという人がいます。
 たとえば、kz@銅鑼湾さんです。
http://kowloon.livedoor.biz/archives/26605468.html
では、「外国送金にかかる手数料は、100万円の送金につき3,000円程度と、銀行に比べて遙かに割安です。」とあります。しかし、乙が調べた限りでは、この話は間違いだろうと思います。
 http://www.yu-cho.japanpost.jp/s0000000/ssk20300.htm
によると、送金手数料は 2500 円です。次に、
http://www.yu-cho.japanpost.jp/s0000000/ssk20594.htm
によると、表示貨幣が米ドルだということで、つまりは米ドルで送金することになるようです。また、仲介手数料として 15米ドルがかかります。
 http://kowloon.livedoor.biz/archives/26605468.html
のコメントでも、円送金は実は米ドル建てだという話です。
 だとすると、円→米ドル→円と2回も為替手数料がかかるので、郵便局経由の円送金は、結局使える方法ではないということになります。
続きを読む
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2006年11月06日

渡辺賢一(2005.9)『大事なお金は香港で活かせ(改訂版)』同友館

 乙が読んだ本です。2002年に出た本の改訂版です。
 タイトル通りの本です。まあ入門書といったところでしょうか。
 p.12 読み始めてすぐに、邦銀のサービスの悪さが5点指摘されます。
@営業時間が短い
A土曜日は休業
BATMは午後6時以降に利用すると余分な手数料がかかる
C外貨両替の手数料が高い
D英語がまったく通じない
 これら5点は香港では全然問題になりません。乙も、邦銀と HSBC 香港を利用していますので、うなずけるところが多かったです。日本の銀行の「遅れ」はどうしようもありません。一番いいのは「使わない」ことだと思います。(日本で生活する以上、給与振り込みや公共料金の引き落としで使わないわけにはいきませんが。)
 pp.59-62 香港には悪徳業者もいるという話です。それはそうでしょう。世界中に変なヤツはいます。問題はそれに引っかかるかどうかということです。個人が銀行口座を開設する程度なら、悪徳業者に引っかかることはほとんどないと思いますが、こういう事例は参考になります。
 p.77 香港では HSBC が一番だということです。著者がいろいろ経験した上での判断ですので、うなずけると思います。
 p.158 香港ドルの口座から日本でお金を引き出すときは、ATM が一番いいという話が出てきます。乙は、それは違うだろと思いました。ATM では、1回25香港ドルの手数料がかかります。そして p.103 にあるように1日では2万香港ドルまでしか引き出せません。約30万円です。だいたい、けっこうなコストをかけて海外に持ち出した自分の金を引き出すのですから、30万円くらいで済むわけがありません。30万円の金が必要なときは日本の銀行を使うべきです。どうせなら100万円ないしそれ以上を引き出すことになるでしょう。とすると、1日30万円という制限はかなりきついことになります。120万円(1万米ドル)だと4日かけて毎日ATMに出かけなければなりません。手数料は合計で100香港ドルかかります。だったら、そのコストで、HSBC から日本の銀行の自分の口座に送金したほうがいいのではないでしょうか。海外送金手数料は100香港ドルです。そもそも、この話は、香港ドルをメインにして投資している人の場合に当てはまる話で、乙のように米ドルやユーロで投資している人間には当てはまりません。米ドルやユーロから香港ドルに両替して(この段階で為替手数料がかかります)それを円で引き出す(この段階でもう一度為替手数料がかかります)というのは不利な話です。乙は、(1万米ドルないし1万ユーロ単位になりますが)FXを利用して日本円に戻すことを考えています。
http://otsu.seesaa.net/article/19378324.html
 p.195 HSBC でファンドを買うときの手数料ですが、5.25% かかります。それを「1000米ドルの投資なら、52米ドル50セントになります。」と書いていますが、それは違います。1000米ドルでファンドを購入すると、49米ドル88セントの手数料が引かれて、950ドル12セントがファンド購入に充てられるのです。49.88/950.12=0.0525 です。ここは著者の計算違いです。この計算法は、HSBC に限らず、どこでも同様に計算されます。(ごく一部に、1052ドル50セントを支払う場合があります。)もしかすると、著者はファンドを購入したことがないのかなどと疑ってします。(乙の疑いすぎでしょうが。)
 p.197 HSBC では、オフショアファンドが銀行窓口でしか買えないという話です。これは、この本の最大の間違いです。乙は、HSBC のネットバンキングでオフショアファンドをいろいろ買っています。乙の HSBC の口座開設は2005年6月でしたが、最初からネットバンキングで買えました。この本は2005年9月刊行ですが、とんでもない間違いを書いています。これを読んで HSBC での口座開設をあきらめる人がいるとしたら、大問題ですし、HSBC 関係者が日本語を読めたら(日本に支店があるのだから日本人が雇用されているでしょう)抗議が来るレベルの問題です。この本は、絶版にし、この部分を書き直して次の改訂版にするべきです。
 というわけで、ここまで読んで乙はびっくりしました。この本は読むべきではありません。


posted by 乙 at 04:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月05日

中国株の個別銘柄を ETF にするべきか

 乙は、中国株の個別銘柄を購入して、2年弱で運用資金が5割増になっています。この期間のハンセンH株指数を見てみると、48くらいだったのが、最近は75になっていますから、ま、指数と同じくらいの比率だということになります。
 もしも、乙が今から中国株投資をはじめるということなら、当然、ETF を選んだでしょう。
 しかし、乙はすでに個別銘柄を買ってしまっているわけで、今の段階としてどう考えるべきか、迷います。
 個別銘柄を全部売ってしまうと、それだけで手数料が数万円かかってしまいます。
 でも、ユナイテッドワールド証券は、今や大口優先の料金体系です
http://otsu.seesaa.net/article/26554245.html
から、乙のような小口分散投資には向きません。ここで ETF に乗り換える手は十分ありそうです。
 とはいいながら、さらに考えてみると、今まで継続してきた個別銘柄を全部売却し、その資金を ETF に集中させるなら、何もユナイテッドワールド証券に義理立てする必要はありません。全部現金化してしまって、香港に送金し、そこで中国株の ETF (2828)を買うという手もあります。
 乙が持っているのは HSBC 香港の口座ですが、ここでは、
http://www.hsbc.com.hk/hk/personal/invest/sec/local.htm
に示されるように、売買手数料 0.25%(最低 100 HKD=1500円)がかかり、その他に、口座管理料として、半年で 100 HKD=1500円かかるとのことです。年間3000円の口座管理料ということになります。少額の投資では引き合いませんが、300万円投資すれば口座管理料は年間 0.1% で済みますから、これくらい(以上)が取引金額として妥当だということになります。300万円分の株を買えば、売買手数料は、0.25% で計算して 7500 円かかることになります。
 もしも60万円ずつ5回に分けて購入すれば、ユナイテッドワールド証券では、2300×5=11500 円かかり、HSBC 香港では 7500 円ですから、ユナイテッドワールド証券が購入金額にかかわらず一定の(高い)手数料を取ることによって投資家にこのような時間的な分散投資もさせないようにしていることがわかります。
 HSBC 香港は、ユナイテッドワールド証券と方針が違いますが、ここでH株指数の ETF に投資する手があるかもしれません。
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posted by 乙 at 03:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月04日

中国株の ETF の問題点

 中国株の ETF の問題点として、Trane37 さんが
http://okwave.jp/qa2238009.html
で次のように述べています。「ETF自体の信託報酬は高めです。多分、公表上限の1.4%ぐらい取っている気がします。というのは、私もこのETFを長期保有しているのですが、分配金が支払われたことがないのです。中国株は高配当銘柄が多いのですが、H株指数は単に指数構成銘柄の時価総額加重平均なので、配当分は含まれていません。そうすると平均配当の2%ぐらいは分配金、ETFの維持コストおよび信託報酬に充てられるはずですが、分配金としては還元されていません。」
 乙は、こんなことがあろうとは、思いませんでした。乙は、ETF として(個別株の)配当があれば、それをためて、(ETF から投資家への)分配金に充てるものとばかり思っていました。
 報酬について、ユナイテッドワールド証券で調べてみると、
http://www.uwg.co.jp/pub/pub0045.php?meigara_cd=002828
に書いてありました。
  管理報酬:純資産額の年率1%を上限とした額
  受託報酬:純資産額の年率0.15%を上限とした額
とのことですから、合算すれば 1.15% ということになります。Trane37 さんの言っていることとちょっと違います。
 それにしても、ETF として見ると、報酬が高いです。日本株の ETF なら、報酬は 0.1%〜0.2% くらいしかかかりません。それと比べると、何という高さでしょう。
 このような手数料の高さを嫌気して、さますのさんは、
http://charge.biz.yahoo.co.jp/vip/news/scn/060603/060603_mbiz001.html
で、ETF よりも、それに該当するような個別株を買うことをすすめています。自作の中国株ファンドだというわけです。
 う〜ん、中国株の場合、個別株を売却して ETF を買う決心が乙にはなかなか付きません。
posted by 乙 at 06:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月03日

中国株の投資先は ETF にするべきか

 株の運用では、パッシブ運用(インデックス・ファンド)がいいという話があります。
http://otsu.seesaa.net/article/24594222.html
だとすると、中国株でも同じように考えられます。
 日本では、インデックス・ファンドと ETF を比べると、ETF のほうが手数料が安いので、ETF に投資するのがいいということになります。乙は、実際、ETF を買い始めました。
http://otsu.seesaa.net/article/20705536.html
 というわけで、中国株でも個別銘柄を保有するのをやめて、ETF に集中投資する手があると思いました。
 その理由の一つは、ユナイテッドワールド証券の株式売買の手数料が大口に有利なように改定された
http://otsu.seesaa.net/article/26554245.html
ということがあります。個別銘柄の株をいろいろ買っていると、売却時にも1銘柄あたり2300円ほどの手数料がかかってしまいます。乙が買っている株は、各企業の最低取引単位か、多くてもその2〜3倍程度ですから、手数料がバカにできないのです。ETF なら、全体で1銘柄ですから、売買手数料は相対的に安くなります。
 で、さっそく調べてみました。H株指数の ETF があり、ETF 自体が株式市場に上場されているのですから、これを普通の株のように購入することができます。コード番号 2828 です。
 日足チャートは
http://stock.searchina.ne.jp/data/chart.cgi?span=90&asi=0&code=2828
でわかります。週足チャートは
http://stock.searchina.ne.jp/data/chart.cgi?span=90&asi=1&code=2828
でわかります。
 ライブドア証券が中国株の ETF について説明しています。
http://kabu.livedoor.com/otoiawase/ans_china_11.html
 ユナイテッドワールド証券も、中国株の ETF について説明しています。
http://www.uwg.co.jp/pub/china_07/ch_profile_market_07.html
 H株指数は、たった37銘柄しか含んでいないのですね。乙には意外でした。もっとたくさんの銘柄を含むものだと思っていました。
 どういう銘柄が含まれているかを見ると、
http://www.gladv.co.jp/members/china/sample.html
http://kabushiki-ok.jugem.jp/?eid=17
http://richroad.fc2web.com/gladv.html
などで見ることができますが、上位銘柄は次の通りです。
<H株指数の構成ウェート上位銘柄>
    銘柄名   コード  構成ウェート
1位 中国石油  0857  21.14%
2位 交通銀行  3328  13.42%
3位 中国石化  0386  10.14%
4位 中国人寿  2628   8.11%
5位 中国電信  0728   6.19%

 上位5銘柄の合計で半分を越えてしまいます。ずいぶん銘柄が集中しているんですね。中国石油だけで21%も占めてしまうというのは変な感じです。これだったら、H株指数に連動するように個別株をいくつか買っておいてもいいように思えてきます。
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posted by 乙 at 05:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月02日

中村芳子・馬養雅子(2005.12)『投資信託 知って得する数字のカラクリ』技術評論社

 乙が読んだ本です。
 目次が
http://www.gihyo.co.jp/books/syoseki-contents.php/4-7741-2614-4
にあります。
 2ページで1項目について書くというスタイルで、各項目ごとに必ず一つの数字をあげて説明しています。その意味でタイトルに偽りはありません。しかし、ところどころ無理に数字として表現しているところもあります。たとえば、p.128「目論見書は何部で構成されている?」に対して「2部」と書いてあります。確かに、第1部の証券情報と第2部のファンド情報で、あわせれば2部であり、間違いではありませんが、「数字で表す」ということは、大小関係などがはっきり分かるからそうするのであって、その意味では、ここでいう二つというのは2種類ということであり、それぞれを説明すれば終わってしまいます。つまり、もともと「数字」には関係ないところなのです。こういった記述があちこちにあるので、乙は、ちょっとどうかと思いました。
 ただし、本書は、投資信託の概説書と考えれば、よくできていると思います。
 乙が読んでいくつか面白かったところを書き抜いておきます。
 p.10 日本の投資信託は約 2610 本だそうです。大した数ではないのですね。1995 年ころは 6300 本を越えていたのに、どんどん減少してしまいました。投資環境がそれだけ悪化しているということでしょうか。
 p.16 日本では1年間に約 170 本のファンドが新規設定されるとのことです。次々設定され、次々償還され、多産多死型だとのことです。これでは、長期運用は望めないですね。
 p.23 投資信託の独立系の運用会社は、たった3社だけなんですね。こんなに少ないとは思いませんでした。さわかみファンド
http://otsu.seesaa.net/article/14016027.html
ありがとう投信
http://otsu.seesaa.net/article/14110930.html
それに、スパークス・アセット・マネジメント投信
http://www.sparx.co.jp/publicfund/
だそうです。乙としては、ここが数十社くらいはほしいところです。日本では投信が日陰者扱いされているし、よい意味での競争が起こらないことがわかります。
 p.34 アメリカの投資信託の規模が721兆円で、日本の18倍だそうです。実に大きいものです。このくらいないと、正常な投信の発達は望めないでしょう。
 p.49 さわかみファンドは約 300 銘柄の株を組み入れていますが、これは多いほうなんですね。インデックス・ファンドの保有銘柄が多いのは当然ですが、アクティブ・ファンドの場合は、ずっと少なくなります。だいたい100から300くらいだとのことです。バイ・アンド・ホールド戦略を採用する場合、そんなにたくさんの企業を調査するわけにはいかないでしょうから、まあ妥当な銘柄数というのがあるのだろうと思います。逆にいうと、さわかみファンドは、銘柄選択の目があまりないのかもしれません。
 p.55 ライフサイクル型ファンドというのがあるんですね。2010年までとか、2030年までとか、時期を事前に決めておいて、株や債券の比率を次第に変えていくというファンドです。個人投資家の場合、年を取ればリスクが取れなくなるということを組み込んだファンドというわけです。乙は、自分で買うつもりはありませんが、面白い考え方だと思いました。
 全体として、投資信託の入門書としてよく書けていると思います。金融機関から説明を聞くよりははるかに有意義です。


posted by 乙 at 04:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月01日

ユナイテッドワールド証券での中国株取引の手数料

 乙は、中国株を購入していますが、それはユナイテッドワールド証券を通じてでした。
http://otsu.seesaa.net/article/16667817.html
 乙が中国株取引をはじめる前(2004年12月ころ)に、あちこちのサイトを調べたところ、ユナイテッドワールド証券が一番手数料が安かったので、ここに決めたのでした。
 その後、手数料の変更がありました。
 旧手数料は、
http://www5f.biglobe.ne.jp/~ossann/uw.html
http://allabout.co.jp/Ad/203057/1/product/203057.htm
http://stockmoney.fc2web.com/tyuugokukabusyoukenngaisya.htm
などに載っています。
 ところが、2005年7月以降は、
http://www.bts-happy.com/kabu/tesuryo/co/unitedworld.html
http://www.kabu-navi.org/uwg.html
のように(まとめ買いをするのでなければ)手数料が上がってしまったのでした。
 乙は、買った中国株をほっといているだけですから、手数料が少しくらい変わっても、大きな影響はないと思っていました。むしろ、毎年かかる口座管理料がなくなったことを好ましいというくらいに思っていました。
 ところで、中国株を持っていると、毎年配当があり、それがだんだん貯まってきます。先日、配当でそろそろ何かの株を買っておこうかと思い立ちました。金額的には大したことはなく、最低取引株数の2000株がやっと買える程度の金額です。で、実際購入してみると、手数料が高いことを痛感しました。
 株価が 3.5 香港ドルだったので、2000株で 7000 香港ドルになります。日本円で10万円ちょっとです。これに対して、購入手数料が 157.5 香港ドルかかるんですからねえ。何と2%以上もかかるんですよ。これはちょっとまずいなあと思いました。
 さっそくネットを見てみると、この問題に対して、いろいろな人が意見を述べるとともに、取引先の証券会社を変えようとする人が多いこともわかりました。
 http://kikuchisan.net/stock/chinasyouken.html
では、「これまで年1,260円掛かっていた口座管理料は無料となりました。28万円以下の約定では単純に735円が2,205円に値上がりし、28万〜84万円では値上幅は徐々に縮小しますが値上がりと言うことになります。個人投資家にとっては大幅値上げ、大口投資家にとっては値下げということになります。(2005/8)」と書いてあります。そうなんです。乙のような少額の株をあれこれ買うような人間は、相当不利になったといえます。
 http://richroad.fc2web.com/uwg.html
では、今の手数料体系は大口取引でメリットがあるといっています。それ以外に、ユナイテッドワールド証券には、さまざまなメリットがあることも述べています。
 http://www.chugoku-kabu.net/modules/news/print.php?storyid=160
では、この手数料改定によって松井証券に変えるとのことです。
 http://www.chuugokukabu.com/hajime/kounyuu31.html
では、「これまでは小額ならユナイテッドワールド証券提携各社、高額ならユナイテッドワールド証券を利用する形が手数料面では有効でした。しかしながら今回のオリックス証券の手数料の上限設定により、ユナイテッドワールド証券の高額取引での優位性が大きく薄れる事になります。小額取引では手数料が安く、高額取引では代わらないとなると利便性から考えてもユナイテッド証券から乗り換えてオリックス証券1社で済ませるというユーザーが増える時態は当然考えられることです。今回の改正で1つはっきりしたのはユナイテッドワールド証券では今後はシステムを提供する円の下の力持ち的スタンスを強めて行く方向に舵を大きく切ったのであろうということです。」と述べて、投資家の多くがオリックス証券に乗り換えることを予想しています。
 中国株の手数料比較をしているサイトがいくつかあります。
http://www.h2.dion.ne.jp/~hy1231/kaisya.html
http://www.nageyari-china.com/shoukenkaisha/shoukenkaishakakuron1.htm
http://stock.searchina.ne.jp/hikaku/hikaku01.html
といったところです。さらに、
http://iwamiginzan.arrow.jp/archives/3/21/000038.html
では、少額投資の場合、マネックス証券と松井証券を推薦しています。
http://www.katz-china.com/china_stock_company2.htm
では、トレイダーズ証券が安いとしています。

 手数料改定に関しては、「さますの」さんが
http://wakuwakumukiryoku.seesaa.net/article/4674104.html
で次のように述べています。「おそらく、今までのような低価格で、小口客を相手にしていは、中国株取り扱い証券会社が増え、手数料競争が激しくなった現在、ビジネスとしては、非常に効率が悪いものになってしまったのだと思います。【中略】以前、口座管理料を有料にするときも、突然「口座管理料をとります。」と宣言し一部の顧客から「ひんしゅく」を買っていたことを思い出しました。」
 確かに、そうですね。ビジネスですから、その基準で会社としての最適だと思われる判断をしたはずです。ということは、この先しばらくはこのまま変更なしでいくと思われます。
 また、kz@銅鑼湾さんが
http://kowloon.livedoor.biz/archives/12202686.html
で、HSBC で中国株を取引する場合と、ユナイテッドワールド証券で取引する場合とを比べていて参考になります。「1度でも売買があると、6カ月ごとにHKD100(約1400円)の口座管理手数料が徴収されます。」とありますが、逆に、じっと保有しているだけなら口座管理料がかからないんですかね。普通は、保有していればかかってくると思うんですが。
 HSBC での中国株取引も考えたほうがいいかもしれません。あるいは、KGI 証券や BOOM 証券といった香港の証券会社と取引することも一案です。
 乙は、どの証券会社を使うべきか、判断が付きませんが、中国株はまだ数年程度保有する予定のため、今は決断せず、ユナイテッドワールド証券に預けたままにしておくつもりです。しかし、今すぐにどうこうする必要はないにしても、今後は考えなければならない問題です。もちろん、中国株をやめるという選択肢もあります。
posted by 乙 at 04:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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