2007年02月28日

MENA にも興味がありますが、……

 乙は、MENA にも興味があります。MENA とは、Middle East & North Africa を指します。
 いろいろな人が注目しています。
 PALCOM さんは、
http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-4.html
で触れていますが、特にすすめるわけでもなさそうです。
 kz@銅鑼湾さんは、
http://kowloon.livedoor.biz/archives/50633328.html
で、触れています。
 MENA を対象にしたファンドがあります。ただし海外のオフショアファンドです。
 メールマガジンでは、
http://blog.mag2.com/m/log/0000038945/107183051.html
http://blog.mag2.com/m/log/0000038945/107207953.html
で紹介されています。
 過去の仮想利回りは以下のようになっているとのことです。
2003年=39.61%、2004=41.43%、2005年=29.77%
最低投資額は US$10,000 です。手頃な投資とも言えます。購入手数料は5%、年間管理料は2%、それに加えて成功報酬(HWM)20%がかかります。
 上のメールマガジンでは、ファンド名を明らかにしていませんが、きっと FMG Middle East North Africa (MENA) Fund Ltd のことでしょう。このファンドは 2006.4.1 運用開始とのことです。
 http://fmgjapan.compendia.no/web/home.nsf/oppslag/JSHN-6NHGUT?opendocument&3
に、説明がありますが、パフォーマンスは、2003年=31.5%、2004年=44.67%、2005年=42.74% だそうです。(上の情報と少しずれています。)しかし、情報が2005年12月までで、その後更新されていません。
http://fmgjapan.compendia.no/web/home.nsf/oppslag/De614/$file/FMG_DNAV_Dec_06.pdf
には、2006年12月現在の運用成績が載っていますが、それによると、2006年4月から12月では -4.2% になっているとのことです。毎年3〜4割の上昇を見込んでいた人には期待はずれの結果になってしまいました。予想通り、かなりのハイリスク(上下のブレが大きい)ですね。2003年から2005年は、運用開始前の「仮想」成績であることにも注意が必要でしょう。新しいファンドは3年程度ようすを見てから購入するということでもいいと思います。
http://fmgjapan.compendia.no/web/home.nsf/oppslag/LWIN-6XL99W?opendocument&3
を見ると、世界各地の 2006 年のパフォーマンスがわかります。MENA のうちでも、特にサウジアラビアがひどい結果になったようです。
 このファンドは毎年かかる手数料(信託報酬)が高めなので、こういうファンドがホントにおトクかどうかは何ともいえません。もう少し手数料の安いファンドが登場するのを待ってもいいように思います。
 そもそも、エマージング諸国の中で MENA に集中投資すること自体、相当な決心が必要です。いわゆる「きよぶた」ですね。う〜む。乙は当面見送りです。
posted by 乙 at 04:32| Comment(1) | TrackBack(0) | 海外ファンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月27日

森木亮(2007.2)『ある財政史家の告白「日本は破産する」』ビジネス社

 乙が読んだ本です。
 日本が膨大な国債を抱え、すでに破産過程に入っているという警告の書です。
 そういう主張の本は、すでに何冊もあるので、主張自体が新しいとは言えません。しかし、そういう問題をどう位置づけるのか、解決策はあるのか、個人はどのような対策を考えればいいかといったことを考える上でヒントになればと思って買ってみました。
 読了後、残念ながら乙の期待とはマッチしない本だということがわかりました。
 第1章は「大蔵省から財務省へと続く「霞が関の官害」」ということで、官僚がいかにひどいことをやってきたかを述べています。p.16 では、告発の対象として3人の個人名を挙げ、現在の財政危機の「犯人」だと指摘しています。この章が一番迫力がある章だといえるでしょう。
 第2章「歴史を遡ると見える「真実」」では、戦後のさまざまな流れを追い、なぜ日本が破産状態になったかを丹念に追いかけます。議論としては、わからなくもないですが、今の喫緊の問題を探るのに、こんなにさかのぼって考える必要があるでしょうか。
 第3章は「激動の昭和初期に、何が起きたか?」と題し、さらに古い日本を見ていきます。そうして 120 年前から日本は構造を変えていないことを述べますが、そういわれても、現状の問題の解決に役立つとも思えません。
 第4章「借金財政と40年論争」では、pp.95-118 にわたって、1988 年刊行の著書からの再録を入れています。昔から森木氏の主張が変わっていないことをいいたいのか、昔の意見が今でも通用することを示したいのか、乙にはわかりませんが、こういうのは不要ではないでしょうか。
 第5章「消費税論争とバブルへの警告」でも、pp.127-155 に 1986-89 に書いた文章を再録しています。p.126 には、ご丁寧にも「昔の話だからと、読者諸氏は読み飛ばさないでほしい。」と書いていますが、乙は、残念ながら、読み飛ばしてしまいました。もちろん、一部は読みましたが、20年前の記述ですから、内容的に今の日本に当てはまる話ともいいにくく、読むのがつらいと感じたからです。読者は自分の時間を使って本を読むのですから、著者から何をいわれようと、自分のやり方で、自分のペースで本を読み進めることができます。
 第6章「日本国「破産予測」の元祖として」は、さらにすっ飛んだ話が続きます。最終間氷期まで登場して、ずっとずっと長いサイクルを見るべきだと主張しているようですが、乙としては「話が違うだろ」と思わざるを得ませんでした。
 第7章「日本再生への提言」は、話題がまた現代日本に返ってきます。いくつかの耳を傾けるべき提言を含みます。
 最終ページの p.238 には、申し訳程度に参考文献が6点ほど挙げられています。刊行年が書かれていませんが、国会図書館で調べてみると、それぞれ、1981, 1984, 2006, 1969, 1974, 2006 です。う〜む。ビミョーです。
 というわけで、第1章と第7章を読めば、この本を読んだことになりそうです。ならば、もっと圧縮してまとめることができるということになります。この本の値段は、定価 1500 円+税ですが、この価値はないと思いました。買って読んだ後では取り返せませんが。
 乙としては、この本はおすすめではありません。

 森木氏の著書としては、2005年2月刊行の『2008年 IMF 占領』を乙のブログ(2006.4.16)
http://otsu.seesaa.net/article/16624855.html
で取り上げたことがあります。そちらのほうがまだマシなように思いました。しかし、同書によれば、来年には、IMF が日本に乗り込んできて「占領」してしまうんですよね。1年先が楽しみです。


ラベル:森木亮 国家破産
posted by 乙 at 04:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月26日

海外送金のためにシティバンクに口座を開設するべきでしょうか

 海外送金は、いろいろな手段があります。その中でなるべく安く済ませるようにしなければなりません。
 中でも有名なのは、シティバンクから送金することです。
http://www.citibank.co.jp/cbol/charge/index.html
の※8にあるように、口座残高が 100 万円以上あれば、2000 円の手数料で海外に送金できます。さらに、口座残高が 1000 万円以上あれば、
http://www.citibank.co.jp/gold/outline.html
にあるように、シティゴールドプログラムといって、送金手数料が無料になるそうです。
 しかし、100 万円の口座残高を保つということは、その分の資金を寝かしておくことと同じことです。それをうまく運用すれば、(乙の目標ですが)年7万円くらいは稼げることになります。数千円の送金手数料をけちったとして、年に何回送金するかを考えると、場合にもよるでしょうが、なかなか7万円分にはならないように思います。というわけで、送金手数料の節約のためだけにシティバンクの預金口座に 100 万円を入れておくのはコストがかかりすぎる(ムダである)と思います。
 しかし、この考え方には、二つの反論が考えられます。
 一つは、シティバンクで資産運用がうまく行けばいいということです。シティバンクの投資信託などでいいものがあるでしょうか。(投資信託も「口座残高」の計算に含まれます。)そういうものがうまく見つかれば、100 万円は「寝かしておく」ものではなくなります。
 もう一つは、運用資産の全部を株や債券にする人はおらず、どうせ一部は(流動性の確保などのために)現金で保有するはずですから、そう考える人が 100 万円の現金をシティバンクに入れておくという考え方です。乙の場合は、あちこちの証券会社や銀行に、数万円から数十万円ずつ預金や MRF が置いてあります。投資信託を買うときなど、どうしても細かい差額が出てしまいますが、それをそのままにしています。合計すれば、それなりの金額になりますが、まとめるのがめんどうなのと、もしかして、何かを追加して買うかもしれないと考えて、放ってあります。生活資金が不足する事態になった場合などは、それらをかき集めて使うでしょう。そんな人間から見ると、100 万円をまとめて置いておくというだけで、もったいないような感覚になります。
 ともあれ、現在のところ、乙は海外送金のためにシティバンクを利用する予定がありません。
posted by 乙 at 00:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 海外送金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月25日

これからの資産形成を考える会(2005.12)『「長期」「分散」「最適」で考える世界一シンプルな投資法』講談社

 乙が読んだ本です。
 230 ページ弱の本ですが、第1章が 146 ページまでを占め、記述の中心ということになります。
 では、第1章は何か。「米国投資教育から学ぶ最新資産形成プラン」というものですが、p.146 の注意事項がすべてを物語ります。「本章資料は米国バンガード・グループ社の承認を得て、同社の日本子会社であるバンガード・インベストメンツ・ジャパン証券が、米国本社が米国の投資家のために作成した資料をできうる限り正確に翻訳したものです。」とあります。第1章の内容は、投資の進め方や定年退職後の生活設計などで、まともな記述なのですが、出てくる実例はドルで表示されたものですし、個人ごとの資産形成に至っては、個人差が非常に大きく、日本人にはあまり参考にならないのではないかと感じました。
 第2章は「世界のプロに教わった投資の本質」です。p.160 には、集中投資の失敗例を扱った本の話が出てきます。p.162 では、リスクを下げるためには分散投資しかないと説きます。当然のことですが、世の中には、集中投資を進める本もありますので、やはりきちんとしたことをきちんと述べておくのも必要なことです。
 第3章は「ケーススタディで読み解く資産形成プラン」です。日本人の四つのケースが取り上げられます。まあ似たような境遇の人にとっては役立つ記述かもしれません。しかし、個人の境遇は本当にさまざまですから、自分のそれにぴったり当てはまらない人にとっては、本章の記述はムダなだけかもしれません。
 p.186 では、投資収益率 3% ということで話を進めます。乙の目標(7%)よりもだいぶ低いです。現在の超低金利時代の運用投資収益率として見た場合、決して簡単な運用ではないといいますが、それにしてもどうでしょうか。ミディアムリスク・ミディアムリターンといえばいいのかもしれませんが、超低金利時代は、歴史的に見ても異常なのであり、いつかは金利が回復するのが当然ですから、3% などという低い利回りで考える必要はないと思います。(もっとも、リスクが低いのだからそれがいいという人は、それはそれでいいのでしょうが。)
 全体として、本書はあまりおすすめではありません。読んでも説得力がないように思えました。


ラベル:投資
posted by 乙 at 04:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月24日

シャープのコードレス電話機

 1年ほど前に、乙が使っていたコードレス電話機が壊れてしまい、息子から、親機+コードレス子機をもらいました。
http://otsu.seesaa.net/article/12393935.html
 乙がもらったのは、シャープの CJ-V73CL という機種です。
 この電話機は、それなりに便利に使えるのですが、一つ問題がありました。取扱説明書がないのです。息子に再度調べてもらったのですが、見つからないと言います。息子の整理の悪さがわかってしまいました(笑)。
 乙は、しばらくマニュアルなしで電話機を使っていましたが、そのままでは、どうにも使い勝手が悪いのです。たとえば、留守番電話機能は使わないのに、勝手に留守番電話になってしまいます。
 そこで、ネットを調べてみると、何と、シャープの Web の中にトリセツがアップロードされており、そこからダウンロードすればいいということがわかりました。
http://www.sharp.co.jp/support/tel/station/doc/mndl_agreement.html
つまり、マニュアルは、今や無料で入手できるようになったということです。
 マニュアルを見れば、留守番電話機能をオフするやり方も当然書いてありました。
 マニュアルがダウンロードできるのは、現代の常識なのかもしれませんが、何と便利な世の中になったのでしょう。古い機種(電話機だけでなくさまざまな家電製品)でも、これで安心して使うことができます。
 乙は感激しました。
 インターネットがあれば、生活のしかたが変わってくるんですね。
 乙は、各種マニュアル類を整理・保存しており、家電製品を中心に、透明な袋の付いたファイルケースに入れているのですが、それがだいぶ厚くなってきて、どうしようかと思っていました。その解決策の一つがこれなんですね。現在では、マニュアルを紛失してもいいんです(全部がそうなっているとは限りませんが)。ネットを見れば済むのです。
 がんばると、今後購入予定の機種のマニュアルを読むこともできそうです。販売用のパンフレットよりも詳しくて、当該機種の使い方が手に取るようにわかるので、(kakaku.com とともに)機種選びに力を発揮しそうです。
posted by 乙 at 04:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 消費生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月23日

投資先の分散と通貨の分散

 乙がずっと誤解していたことを書いておきましょう。
 自分の資産は、いろいろなところのいろいろなものに分散して投資するべきだと思います。分散投資の考え方ですね。
 それとともに、通貨も分散するべきです。円だけで資産を持っていると、今後極端な円安が起こったりしたときに大打撃があるからです。世界の通貨事情を考えると、主要通貨といえば米ドルとユーロということになるでしょう。ですから、米ドル投資、ユーロ投資も考えるべきだということになります。
 乙の誤解というのは、上の二つをそのまま受け止めており、投資先も分散させるべき(世界中のあれこれに投資するべき)だし、通貨も分散させるべき(円だけでなく米ドルやユーロでも投資するべき)だと考えていたことです。しかし、これは少し違うと思います。
 仮に、フランスの株を考えましょう。当然ユーロで取引されています。日本円をユーロに替え、ユーロでフランス株を買うというのが(日本に住む日本人にとっての)通貨の分散です。同時に投資先も分散することになります。
 さて、フランス株に投資するファンドを日本の証券会社で円建てで買ったとします。このファンドは円建てですから(日本人の目で見ると)通貨は分散していないことになります。しかし、事実上ユーロ建ての資産を持っていることと同じことです。この場合、ユーロ高、円安が起こったら、このファンドの基準価額はどうなるでしょうか。当然、大きく上昇するはずです。つまり、通貨を分散させなくとも、投資先を分散させるだけで通貨を分散させたことと同じ効果があったことになります。
 こう考えると、資産を運用する通貨として、円の他に米ドルやユーロもそれぞれある程度の割合で保有するべきだという話は不必要になります。外貨が円に両替できなくなるような非常事態が起これば別ですが、まずそんなことにはならないでしょう。それは日本の輸出入が止まることと同じことですから、そうなれば日本は死にます。
 資産の全部を日本円のままにしておいても、海外への分散投資で間接的に通貨の分散も行っていることになります。
 一方、債券の場合は、事情がちょっと違います。フランスが円建ての国債を発行したとしましょうか。(そんなことは不必要だし、フランスがするわけはないと思いますが。)すると、その金利は、フランス国内の(ユーロの)金利ではなく、日本の(円の)金利になります。円建て債券ならば円の金利になるのです。いわゆるサムライ債ということです。このことから、債券の場合は、何に投資するかということ以上にどの通貨で投資するかということが重要になってきます。債券は一種の借金証書ですから、どの通貨で借金したか(利息はどの通貨で支払うか)ということが大事なわけです。
 前述のように、株式や不動産など、現物に対応した資産価値のあるものは、どの通貨で購入するかはあまり関係なく、「そのもの」があればそれで十分です。株式も、現存する企業の一部のことだと考えられますし、REIT も、不動産の一部だと言えます。
 以上のことから、次のような考え方になります。
(1)株式や不動産など、それ自体が価値を持つ場合は、投資するときどの通貨にするかはほとんど関係ない。
(2)債券に投資する場合は、どの通貨で投資するかが重要である。
 乙の誤解というのは、この2点を明確に区別していなかったことにあります。
 株式や不動産で投資する場合は、あまり通貨にこだわる必要はありません。通貨は何でもいいのです。どの国の何に投資するかが大事です。しかし、債券投資のときは通貨が大事であり、どの通貨で投資するかを考え、通貨の分散を考えるべきです。
 このことから、たとえば、ヨーロッパ株に投資する場合、アメリカでドル建てで投資できれば(実際できますが)それで十分であって、わざわざヨーロッパの証券会社に口座を開設してユーロ建てで投資する必要はありません。(やってもいいですが。)
 しかし、債券は別で、ユーロ建ての債券を購入する意味があります。また、ユーロで投資することが重要だというのは、債券の場合だということがいえるように思います。ユーロ建ての債券を日本で購入するものとしては、ユーロ MMF やユーロ BST を買うことなどがあります。
http://otsu.seesaa.net/article/31935728.html
 投資信託を通じて債券に投資することも、もちろん選択肢の一つです(手数料がかかりますが)。これだと、ユーロ建てかどうかなどと気にする必要がありません。
 いうまでもなく、日本での投資と海外での投資という違いは、投資先の分散や通貨の分散とはまた別ですし、日本人の投資と外国人の投資も別の話です。これらと上の話をごっちゃにしてはいけません。日本人にとっては、日本の証券会社でヨーロッパの株を買うことと、アメリカの証券会社でヨーロッパの株を買うことは別のことです。
 海外投資といった場合、(日本人が行うのですが)海外「で」投資する場合と、海外「に」投資する場合の両方の意味が混在しているように感じます。両者はきちんと区別して考える必要があります。
posted by 乙 at 05:23| Comment(3) | TrackBack(1) | 投資方針 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月22日

海外送金はまとめて行うのがいいのでしょうか。

 海外送金は、送金手数料が約 4000 円とかなり高いわけですが、とすると、まとめて行う方が安いということになります。
 日本から香港の自分の口座に1万ドルずつ送金するとして、その2回分をまとめて2万ドルを香港からどこかに送金するとするとしましょう。1万ドルでも2万ドルでも、送金手数料は変わりませんから、まとめて送金することで、送金手数料は半分ですむということになります。
 さて、このような条件で、「まとめて送金」は本当におトクでしょうか。
 乙の場合、年7%の運用を目指しています。ということは、1万ドルは年平均 700 ドルの資産増加をもたらすと考えていることになります。1日あたり2ドルです。1万ドルを送金して、ちょっと待ってもう一度1万ドルを送金すること(送金手数料は2回分かかります)と、1万ドルを送金せずに、口座に入れたまま待って、あとの1万ドルと合わせて2万ドルを送金すること(送金手数料は1回分だけです)を比べることになるわけですが、後者の場合、1万ドルを口座に入れて待っている間はわずかの利息が付きますがまあ無視できるとしましょう。すると、待っている間に1日あたり2ドルが得られるはずだったのに、それが得られなかったということになります。
 送金手数料が32ドルとすると、1回で2万ドルを送金する場合は 32ドルかかることになり、2回に分けると 64 ドルですから、差額は1回分の送金手数料の 32 ドルということになります。
 32ドルは2ドルの16倍ですから、つまり1万ドルを16日間運用せずに口座に置いておいたら、送金手数料節約分の損失が発生する(正確には、得るはずだった利益がゼロになる)ということになります。
 言い換えると、16日以内に再度1万ドルを同じところへ送金する予定がある場合は、1万ドルの送金をストップして、2万ドルにしてから一度に送金するべきで、それ以上間隔が空くなら、1万ドルずつ送金するほうがいいという結論になります。
 実際上、もらった給料の一部を投資に回すときは、16日以内に再度送金する可能性はほとんどなく、まあ1ヶ月後の送金でしょう。とすると、1万ドルを口座に入れておいて1ヶ月待つようなことは、かえって損だということになります。1万ドルずつこまめに送金した方がいいということです。
posted by 乙 at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外送金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

アメリカの E*TRADE 証券の手数料

 乙は、アメリカの E*TRADE 証券で三つの債券を購入しようとして、a,b,c,c と購入してしまい、その後、c を一つ売却しようとして、c,c を売却してしまい、再度 c を購入したということはすでにブログに書きました。
http://otsu.seesaa.net/article/33851389.html
http://otsu.seesaa.net/article/33776372.html
 さて、その後、自分の口座の "Portfolios: Gains & Losses" をみて、疑問に思うことがありました。
Total Commissions/Fees: $40.67
と書いてあるのです。実現した損益の欄であり、もちろん、これは債券の売却時に安く売ったときの損失 250 ドルとは別です。
 1回の売却あたり20ドル強ですが、債券の売却に手数料がかかるのでしょうか。エージェンシー債を 10 単位以上まとめて売買すれば、手数料はかからないはずです。
 "View Commissions & Fees"
https://us.etrade.com/e/t/estation/commissions?id=1206010100
のところを見ても、売却時に手数料がかかるとはひとことも書いてありません。
 乙は、さっそく、E*TRADE 証券にメールで尋ねてみました。返事によると、何と、債券売却の手数料はかかっていないというのです。その後、自分の Transaction history を見てみると、確かに債券の売却2回のところでは手数料ゼロと書いてあります。
 E*TRADE 証券の係員からの返事のメールには、ポートフォリオのページは間違いだろうって書いてあり、これには笑ってしまいます。
 これが、ひとさまのお金を預かる金融機関のメッセージでしょうか。乙には信じがたいメールでした。
 間違いならば、なぜ間違いのメッセージを顧客に届けたのか、原因を追求し、今後そういうことが起こらないようにするのが通常の感覚ではないでしょうか。
 間違いでなければ、40ドル67セントとは一体何かを顧客に説明するべきです。
 株も債券も価格は変動するものです。それだけに、手数料などもわかりにくくなる面があります。乙は、それを顧客にきちんと説明することが、顧客の安心感につながり、結果的に顧客が増え、会社が発展すると思うのです。
 きっと、何かの規定があって、40ドル67セントがかかったのでしょう。乙はそう思います。
 しかしながら、今回の E*TRADE 証券の対応には、正直言ってあきれました。
 残念ながら、この証券会社は、乙の感覚と合わないので、これ以上この会社を通じて投資することはやめます。
 乙は、三つの債券が償還されたら(正確にいえば、償還される少し前に売却しますが)、出金して、口座を閉じます。それまで9年ほどかかるのですが、これ以上売買しないでじっとしていれば、少なくとも今後はトラブルが起きないでしょう。
posted by 乙 at 00:10| Comment(3) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月20日

クレジットカードで公共料金の支払い

 最近は、クレジットカードで公共料金が支払えるんですね。
 乙の場合、電気料金が高く、毎月1万円から3万円を払っています。その他に、テレビ(NHK とケーブルテレビ)、水道、ガス、固定電話・インターネット、ケータイの料金があります。なんだかんだと、合計するとかなりの金額になります。これを楽天のクレジットカードで払うことにして、(1%の)ポイントをためようと思います。出費を合計すれば、1年間に数十万円になりますから、1%でも数千円になり、バカにできません。
 あ、WOWOW はすでにクレジットカードで払っています。

 さっそく支払い方法の変更手続きをしようと、ネットにアクセスしました。対応は各社さまざまでした。
 一番進んでいたのは、東京ガスでした。
http://www.tokyo-gas.co.jp/trans_apply/credit_print.html
をプリントすると、折りたたみ式の封筒になる書類が出て来ますので、記入してハンコを押してそのまま郵送できます。さすがですね。簡単で便利です。送料は受取人払いになっています。
 2番目は NTT 東日本でした。
http://www.ntt-east.co.jp/ryoukin/payment/credit03_2.html
から書類をダウンロードして自分でプリントして郵送します。自分で封筒を用意して、80円切手を貼りました。ここで若干の郵送料がかかる点がマイナスです。(会社に電話で申し込めば、返信用封筒を送ってくれるという話ですが、乙はめんどうに思いました。)
 ちなみに、郵便の送り先は博多になっていました。NTT 東日本でも、受付は管内にないのですね。「へえ」という感じです。博多の方が人件費が安いのでしょうかね。だったら、沖縄にするとか、いっそ外国に持って行ってしまうという手もありそうです。
 3番目は東京電力でした。
http://www.tepco.co.jp/e-rates/custom/kihon/shiharai/houhou-j.html
から WWW で申し込みができました。受付番号をもらいました。また、確認のメールがありました。そのうち記入するべき書類が郵送されてくるという話です。
 4番目はケータイ(au)でした。手続きは
http://www.kddi.com/customer/service/au/tetsuzuki/index.html
に書いてありますが、乙は、ネットでの申込方法がよくわからなかったのです。やむを得ないので、ケータイから 157 に電話し、プッシュボタンをいくつか押して書類を郵送してもらうことになりました。一応全自動で受付されました。
 5番目はケーブルテレビでした。乙が利用しているケーブルテレビ会社では、ネットでは情報を流すだけで、実際の支払い方法の変更の手続きは、電話で申し込まないと受け付けてもらえないようでした。ちなみに、乙は、NHK の受信料をケーブルテレビ経由で支払っています。
 6番目、もっとも対応が遅いのが東京都水道局でした。
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/faq/qa-3.htm#5
にあるように、クレジットカード払いは、これから行えるようになるという話です。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2007020503260.html
によれば、2007年秋からだそうです。
 これらの料金を全部公共料金と呼んでいいのかどうか、わかりませんが、乙としては、各社の(ネットでの)対応がずいぶん違うことがおもしろかったです。
続きを読む
posted by 乙 at 04:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 消費生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月19日

木村剛(2005.12)『最新版 投資戦略の発想法』アスコム

 乙が読んだ本です。
 全体は 439ページ+付録16ページで、比較的長いです。次のように区分されています。
 オープニング pp.14-55
 第1部 これができなければ投資家失格―準備編 pp.57-173
 第2部 財産形成のために知っておきたい投資理論―理論編 pp.175-271
 第3部 絶対に負けない投資戦略―戦略編 pp.273-373
 第4部 最小限の手間でできる財産防衛術―戦術編 pp.375-432
 クロージング pp.433-439
 オープニングでは、p.33 で「将来の危機管理が大事だ」という意見がおもしろかったです。これから何があるかわからないということですね。そのようなときにどう対処するかということです。少なくとも、そういう意識を持っていることが重要でしょう。
 第1部では、家計のバランスシートを作ろう、財産形成のベースを作ろう(2年分の生活防衛資金=現金を作ろう)、資産運用は副業だからメインの仕事をがんばろう、マイホームは買わず、住宅ローンは借りないようにしようといった話が続きます。乙にはかなり意外でした。投資の本だと思ったら、人生の心がけを述べるような内容だったからです。これが「準備」なんですね。
 p.87 では、節約は確実な運用手法だと説かれます。確かに、節約できないようでは投資がうまく行くはずがありません。p.116 仕事が一番大事だというのもその通りです。しかし、このあたりは、こんなにページ数を使って説くべきところでしょうか。著者の価値観の表れですが、このあたりの記述をもう少し短くしてもよかったのではないかと思います。p.131 では、株式投資本やマネー雑誌を時間のムダだと切り捨てています。それはそうかもしれませんが、そのような域に達するまでは、誰でもそういうものを読んで試行錯誤するのではないでしょうか。みんながこの本を最初に読むとは限りません。いろいろな情報があふれる中から、自分のやり方を見つけるしかないと思います。
 第2部では、経済学や投資理論、行動心理学などを説きます。乙としては、p.260 あたりのさまざまな行動心理学の研究結果が示されているところがおもしろかったと思います。
 第3部では、いよいよ著者の投資戦略が開陳されます。著者の書き方に反しますが、この部だけを読んでもいいかもしれません。乙もこの部を一番おもしろく読みました。
 p.276 三分割ポートフォリオが説明されます。国内株式、国債、外貨預金(もしくは外貨 MMF)です。従来のさまざまな分割法を知った上でこの三分割ポートフォリオを提案しているわけです。ただし、乙は、今の低金利では国債の魅力はほとんどないと思っていますので、著者の木村氏に全面的に賛成しているわけではありません。
 pp.284-301 では、株式の投資信託を否定しています。投信の手数料をかけてプロのファンド・マネージャーを雇うよりは、20銘柄程度の個別株を買うことを勧めるという立場です。これはこれで一つの立場ですが、20銘柄をうまく選ぶことができるでしょうか。乙は自信がありません。それよりはインデックス・ファンドや ETF のほうがいいように思います。
 p.318 個人が機関投資家よりも優れている点として、長期的志向が保てる点をあげ、たとえ株で大損していても、喜んで塩漬けにしておけばいいといいます。一生持ち続けるのが大事だというわけです。そして、太字で「つねに長期のスタンスで投資し、マーケットが最悪のときにもできる限り最大限投資する」という姿勢を述べています。20銘柄をこうして運用するんですね。簡単なようでなかなかできないでしょう。悪いニュースが出て株価が下がり始めたら、あわてて売ってしまいたいのが投資家の心理というものです。もっと下がることが明らかなときに(ホントは明らかとはいえないので)、それをじっと保持せよというわけです。心理的に抵抗があります。一度売って、下がったところで買い戻せばいいのではないかと単純に思います。実際は、思ったほど下がらないこともあるし、底でその株が買えるほど市場は甘くはないわけですが。
 pp.321 からデイトレは手数料がかかる分必ず損をするから、デイトレをするなと断じています。乙はデイトレをしない主義なので、納得しながら読みました。
 p.323 では、マーケットのタイミングを計って投資することをばかげていると否定しています。
 p.330 株は結婚と同じで、買ったらずっと一生保持せよと説きます。例えがおもしろかったです。
 第4部は、うまい話に惑わされないようにということで、あまり大した内容ではありません。
 全体として、とても真面目で良心的な本です。タイトル通りの内容で、この本を読んでおいて損はないと思います。おすすめできます。
 この本1冊を読むと、投資とは何か、実感できると思います。また、雑誌や本で、読んでもしかたがないものとはどういうものか、納得できるでしょう。乙は、この本を読む前に「オール投資」などという雑誌を買っていましたが、その問題点なども具体的に指摘されています。
 ただ、ちょっと冗長に思える部分もあったので、できたら 300 ページくらいにしてくれるとよかったと思いました。


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2007年02月18日

日本から香港への送金手段として株式移管が使えるでしょうか

 乙が行ったように、
http://otsu.seesaa.net/article/31320494.html
日本のユナイテッドワールド証券から香港にある HSBC に中国株の移管ができます。
 さて、こういう話を聞くと、たとえば、日本から香港への送金手段として株式移管が使えないかなどと考えたくなります。
 もちろん、これは不可能ではありません。ただし、手数料がかなり高くなります。
 まず、ユナイテッドワールド証券で株を買います。ここで約2300円(157.5HKD)がかかります。しかし、その前に、現金を日本円から香港ドルに両替しておかなければなりません。この段階で為替手数料1%がかかります。これがすごく高いんですね。
 次に、株を移管します。2100円かかります。
 最後に、HSBC で株を売ります。金額の 0.25%(最低 100 HKD)がかかります。300万円とすれば、7500 円です。
 こう考えると、このやり方に実用性はないと言えます。
 もしかすると、非常に多額の現金を(税務署に知られずに)香港に持ち出すときの手段として使えますかね。こういうことを考えると、何だか、別の世界に足を踏み入れそうで、恐くなります。普通の生活を送る人間には関係ない話ですから、考えないことにしましょう。
 結論:株式移管は香港への送金手段としては使いものになりません。
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2007年02月17日

アメリカ E*TRADE 証券での債券購入のトラブル(補足)

 昨日は、ホントに怒り心頭状態でしたから、いろいろと書いてしまいました。
 その後、冷静になってよくよく考えてみると、このトラブルには補足が必要なように思います。
 昨日の記事
http://otsu.seesaa.net/article/33776372.html
と比較しながらお読みください。
 まず、その後考えた一番重要なことを書いておきましょう。もしかして E*TRADE 証券側で売却の操作をするときには、乙の口座に a,b,c,c とあったのかもしれないと思います。債券の場合でも、売却の指示の操作と、実際の売却とは時間がずれます。ですから、乙の売却指示と E*TRADE 証券側の売却操作がほぼ同時に行われた可能性があります。
 E*TRADE の担当者は、乙のメールを見て、乙の口座を見て、本当に a,b,c,c とあることを確認してから c を売却したのでしょう。(今は、E*TRADE に好意的にものを見ています。)その操作の直後に、乙が自分で c を売却したのです。(たぶん。)
 ここで、いくつか問題があります。
 一つは、乙が売却の指示をするとき、c の2万ドルの保有債券のうち1万ドル分はすでに売却の指示が出ていることがわからなかったということです。ここは、E*TRADE 証券の画面の表示(顧客に対する情報の提供)に問題があると思います。
 もう一つは、乙の連絡ミスです。電話で担当者と話したときに、「メールで売りたいと連絡したが、自分で売る操作をするので、そちらでの売却はしなくていい」と言うべきでした。あるいは「メールで連絡した件はどうなっているか」と尋ねるべきでした。あるいは、サイトにアクセスして、自分で売却の操作をする前に、メールで「直前のメールで売りたいと連絡したがそれはどうなったか。まだならば自分で売却の操作をする」と伝えるべきでした。
 乙は、まさか、メール1本で債券の売却が可能だとは思ってもみませんでしたので、そんなことは思いつかなかったのですが、今から考えてみれば、ここを確認しておくべきでした。
 この種のトラブルは、どちらかが一方的に悪いわけではないと思います。お互いの行き違いが原因になることが多いのです。トラブルは、実は、コミュニケーション問題なんですね。

 余談ですが、ブログはいいものです。自分の考えていることをブログに書くことによって(またそれを読み返すことによって)自分自身が冷静になれます。自分なりに反省もできます。
 失敗もまたいい経験です。
続きを読む
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2007年02月16日

アメリカ E*TRADE 証券での債券購入のトラブル(続々)

 アメリカの E*TRADE 証券での苦い経験をもう一つ書きましょう。
 前回は、
http://otsu.seesaa.net/article/32620299.html
で書いたように、a,b,c の3種類の債券を買おうとして、a,b,c,c と四つを購入してしまい、c を一つ売却して元に戻った(少し損失を出した)という経験でした。
 その後、数日して、自分の口座をチェックしてみたところ、また仰天してしまいました。何と、a,b だけが入っており、c が売却されていたのです。
 すぐに E*TRADE に連絡したところ、次のような返事でした。
Order 6 was placed by you on our website as well as order 5. Thank you for your inquiry but no adjustment is due to order 6.
 つまり「あなたが2回売却操作した」というのです。ちなみに、order 1 から 4 は a,b,c,c と購入したことを指しています。今回、5 と 6 の2回の売り注文をしたというわけです。
 乙は、非常に慎重にパソコンを操作したので、2回売却などというバカな操作は絶対していません。
 その後、E*TRADE から再度メールがあり、
We have looked into order #6 and the client did not place this order. It was just an order to clear up a duplicate buy. It was for the cancel and re-bill.
ということでした。私の誤操作ではないということははっきりしましたが、この説明には、納得できません。
 再度、事情を書いておきましょう。
 a,b,c,c という状態になったときに、乙は Help Center 経由でメールで連絡しました。その内容は、「a,b,c,c を購入したことになっているが、元々、a,b,c と買いたかったのであって、c は一つ余計だ。キャンセルしてほしい。キャンセルできないならば、売却したい」ということでした。最後の部分は、英語では次のような書き方をしました。

Please cancel the fourth order.
Or, if it is not possible to cancel, I will sell it soon.

 その後、アメリカまで電話して、直接担当者と相談し、キャンセルはできないことを確認し、売却しかないということを聞いたので、一つを自分の操作で売却したのでした。
 乙が思うに、E*TRADE 証券による債券の売却は、いくつかのミスをしていると思います。

(1)顧客からのメールで、債券の売買をしてはいけない。
 そもそも、顧客から債券を売却したいというメールがあっても、それだけで、証券会社は売却をしてはいけないと思います。普通の e-mail ではなく、(Help Center 経由での)個人認証を経た上でのメールですから、本人確認はされています。乙は「なりすまし」を心配しているのではありません。メールでの連絡で取引ができてしまうなら、ネット取引の大前提が崩れてしまうのです。証券会社は、顧客のネット取引での操作に従って購入・売却するというのが本来の姿勢です。メールで意思表示があったからといって証券会社が売却してしまうこと自体が問題です。
 ネット取引の場合でも、2回操作する間違いを防ぐために、最後に「以上の条件で売却してもいいですか」と確認して、「確認」をクリックさせるべきですが、まあそれは別問題なので、ここでは触れません。
 「売りたい」というメールがあった場合、まず証券会社がするべきは、顧客に WWW での売却の操作を説明し、自分で操作するように促すことです。顧客が本当に売却したいならば、自分で当然そうするでしょう。売却よりもはるかに複雑な購入手続きを自分でしているのですから、売却だって自分でできるのが当たり前です。
 乙が書いたことは「I will sell it soon.」であって「Please sell it soon.」ではないのです。この文面では、乙が自分で操作するとしか読めないと思います。(by myself を入れれば完璧ですが。)
 メールでも売買ができるというのは恐いです。WWW でも売買できて、メールでも売買できたら、指示が混乱しかねません。今回はその典型例です。

(2)顧客からのメールの意味を取り違えている。
 乙からの連絡は、単に「c を売却したい」ではなかったのです。「a,b,c,c と買ってしまったので、c を一つキャンセルしたい、キャンセルが不可能ならば売りたい」というのが趣旨です。であれば、メールでの指示に従って E*TRADE 側で c を売却する場合、メールに書いてあった前提となる条件を確認するべきです。顧客のメールがいうように、本当にこの口座に a,b,c,c と入っているかということです。
 確認すれば明らかなように、その時点では、口座に a,b,c しか入っていなかった(乙が自分で c を一つ売却した)のですから、メールに書いてあることと現状が一致していないわけです。だとすれば、顧客に状況を確認するべきです。そういう状況で c を一つ売るという操作をすることは信じがたい行動です。

(3)E*TRADE 社内の連絡が不十分である
 乙は、電話で相談して、c を一つ売却するようにいわれました。ですから、それにしたがった操作をしたわけですが、その電話での担当者と、乙からのメールを読んだ人との連絡が不十分です。
 電話での連絡でも、情報は社内で共有するべきで、コンピュータの個人別問い合わせ一覧のようなところにその内容を書いておくべきでしょう。

 乙は、今回の一連の出来事を重視したいと思います。E*TRADE 証券のネット取引の仕組みは、こういうトラブルを招きやすいということです。
 乙は、今まで、日本のさまざまな証券会社や銀行と HSBC 香港とでネット取引をしてきました。それらと比べると、アメリカの E*TRADE 証券は、いくつかの点で取引の仕組み・考え方が根本的に違っていると思います。
 普通ならば、こういう会社とはもう取引したくないので、債券を全部売却して、現金を引き上げ、口座を閉じてしまうところです。今後もさまざまなトラブルが予想されるからです。しかし、それでは、あまりに悔しいので、もう一回 c を購入して、あとは償還を迎えるまでそのままにしておこうと思います。
 乙は、E*TRADE の社長宛てに抗議の手紙(担当者の実名入り)を送ろうとも思ったのですが、そんなことをして、c の売却が間違いだったとなって、会社側の操作で c を購入されたりしたら、乙の操作とまた duplicate buy が起こりそうなので、止めておきます。
 乙としては、ホントは、アメリカの E*TRADE 証券を株式投資の中心にして、アメリカ株や世界のマーケットに投資する ETF を購入したいと考えていたのですが、実のところ、もう恐くて、これ以上 E*TRADE と取引をしたくないと思っています。
posted by 乙 at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月15日

Seesaa ブログについて

 乙が利用している Seesaa ブログが最近リニューアルしました。
 ブログの読者から見ると、ほとんど変化はないように見えると思いますが、管理人から見ると、見た目は相当に変わりました。
 乙がブログを書く場所としてなぜ Seesaa を選んだか、ちょっと書いておきましょう。
 一番大きな理由は、自分の書いたさまざまな記事に(読者として)アクセスしやすいということです。カレンダー、新着記事、カテゴリ、過去ログの4種類のアクセスルートがあります。これは(他のブログと比べて)かなり使いやすいと思います。
 欲をいえば、「カテゴリ」の中で、目次が出るようになっていると、記事全部を読まずに、どんな内容が書いてあるのか概観ができるので、ありがたいと思います。乙のブログでは「投資関連本」の記事が120本を越え、ちょっと一覧しにくくなってきました。乙のほうで下位区分して、いくつかのカテゴリーに分類すればいいのでしょうが、それもまためんどうです。
 自分で書いていながらわからないことといえば、ブログの「再構築」があります。どんなタイミングでおこなえばいいのでしょうか。乙にはどうにもわかっていません。
 ま、いずれにせよ、基本は毎日書きつづっていくだけでいいので、気楽に書いていけます。乙にとっては Seesaa 様々です。

リニューアルキャンペーン
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Seesaaブログが新しくなりました。デザインはもちろん使い勝手もさらに便利に!
新規登録の方も既にお使いの方もプレゼントが当たるチャンス。

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2007年02月14日

香港の BOOM 証券に口座開設するメリットは? その3

 BOOM 証券のメリットを述べている記事をもっと探してみましょう。
http://www.alt-invest.com/pl/book/hk_manual/intro.htm
という文書があります。本来は書籍の一部のようです。
 BOOM 証券のメリットについては、以下のように説いています。乙が興味を持ったところだけを抜き出しておきます。
(1)取引手数料が安い。香港上場株式の標準的な取引手数料率は0.25%だが、BOOM証券は0.18%。
(4)中国B 株のオンライン取引が可能。上海・深セン両取引所に上場されているB 株が売買できる。
(5)香港の証券会社で日本株が売買可能。
(6)世界の株式市場に投資可能。上記以外に、米国株、台湾株、韓国株、タイ株、シンガポール株、マレーシア株、インドネシア株、フィリピン株、オーストラリア株 がネットで売買できる。
(8)香港で登録されているオフショアファンドのネット取引が可能。BOOM証券で78 本。
(9)MAN INVESTMENT 社のヘッジファンドのネット取引が可能。AHL など。
(10)ファンドの販売手数料の割引が受けられる。BOOM 証券は一律2%。

 (1)-(6)は株の話です。
 (8)-(10)のファンド関係の情報が目新しいところです。
 BOOM 証券のファンドといえば、
http://www.palcom-hk.com/koza/fund.pdf
には、BOOM 証券で購入できるファンドの一例が運用成績とともに書いてあります。
 眺めてみると、ファンドの中には HSBC 香港でも購入できるものがあるし、バラエティがやや少ないように思います。(まあ、これでも十分と言えますが。)
 なお、
http://www.alt-invest.com/pl/book/hk_manual/charge.pdf
によれば、BOOM 証券の手数料として、年間サービス料(口座管理料みたいなものでしょう)HKD200 がかかるとのことですが、これは HSBC 香港と同じです。それぞれに口座を開設すれば、それぞれで口座管理料がかかることになりますから、あまり口座を分散させるのも考えものです。
 ファンドを1万米ドル買うとすると、販売手数料は HSBC 香港で 476 米ドル、BOOM 証券で 196 米ドル、その差は 280 米ドル(約33,600円)になります。年間サービス料が約 3,000 円とすると、11年分です。ファンドの販売手数料の差はけっこう大きな差です。

 他の人がいろいろと述べている BOOM 証券のメリットですが、どれも決定的なメリットとはいいにくいように思いました。BOOM 証券では、株もファンドも、少しだけ(HSBC 香港よりも)手数料が安いといったところでしょうか。
 BOOM 証券に口座を開設してもいいけれど、しなくても(乙の場合 HSBC 香港とアメリカの E*TRADE 証券で)あまり困らないように思います。何に投資するかによっても回答は違ってきますが。
 乙の場合、BOOM 証券の口座開設の件は、しばらくペンディングのままにしておこうと思います。

http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-101.html
http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-102.html
で、PALCOM さんが「米Eトレード証券と香港BOOM証券の比較」を掲載しています。大変詳しくて、大いに参考になります。結論からいうと、何に投資するかによって違ってくるということです。

http://kowloon.livedoor.biz/archives/50696563.html
では、BOOM 証券を含むいくつかの証券会社の手数料比較が掲載されています。これまた参考になります。
posted by 乙 at 00:16| Comment(5) | TrackBack(1) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

香港の BOOM 証券に口座開設するメリットは? その2

 BOOM 証券のメリットを述べている記事をさらにネットで探してみましょう。
http://otumami.info/asia/archives/2005/07/boom_1.html
では、次のようなことを述べています。原文ではかっこがありませんが、乙が付けておきます。

(1)日本株のほか、香港株、上海B株、シンセンB株、台湾株、米国株、オーストラリア株、シンガポール株、タイ株、インドネシア株、フィリピン株、韓国株、マレーシア株をインターネット経由でとりひきできます。
 アジア株個別株をネットで取引したい人にはかなり使い勝手のよい口座だといえるでしょう。
(2)保有する株を担保に2倍までの信用取引口座を開設可能です。
(3)現金口座、信用口座ともに、香港ドル、米ドル、日本円、シンガポールドル、オーストラリアドルなどの入金ができ、通常の預金口座の利息もついてしまいます。
(4)香港、米国株でストップロスオーダーをできるようになり、一ヶ月先までの有効期限の設定が可能になりました。

 それぞれについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
(1)アジア株個別株向き
 これはその通りです。問題は、そういう取引がしたいかどうかです。乙は、株式投資をするなら ETF(あるいはインデックス・ファンド)でと考えています。過去のいきさつから、現実は必ずしもそうなっていないのですが。したがって、ETF の設定があるかどうかのほうがはるかに重要です。これに関しては、情報が不足しています。

(2)信用取引口座が開設可能
 乙は信用取引をするつもりがないので、このメリットは無意味です。

(3)マルチカレンシー
 他でもできるので、特にメリットではありません。

(4)香港、米国株でストップロスオーダー可能
 乙は、たぶん、こういう投資をしないので、無意味です。

 というわけで、乙は BOOM 証券にはあまりメリットを感じません。
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2007年02月12日

香港の BOOM 証券に口座開設するメリットは? その1

 以前、ダックスさんから質問があり、
http://otsu.seesaa.net/article/31372057.html
「HSBC香港で株取引をするのと、HSBC香港に入金して香港の証券会社BOOM等で取引をするのでは、どちらがいいと思われますでしょうか?」と聞かれました。
 これにきちんとお答えするためには、BOOM 証券がどういうところで、(HSBC 香港と比べて)どんなメリットがあるのか、を考えなければなりません。メリットが大きければ、BOOM 証券に口座開設ということになるでしょうし、あまりなければ、口座開設不要という結論が出るでしょう。
 もっとも、使ったことのない証券会社のメリットなんて、わかるわけがありません。使っている銀行や証券会社だって、実はメリット・デメリットとも完全にわかっているわけではないのですから。
 BOOM 証券のHPは、以下のところです。
http://home.boom.com.hk/
しかし、こんなところを丹念に読んでいったとしても、時間ばかりかかって、何がメリットか、探すのが大変なだけです。
 というわけで、ネットの中を探して、BOOM 証券のメリットとしてどんなことがいわれているのかをチェックしてみました。
 まずは、
http://www.sinyo-fp.com/contents/frame02_9.html
を見てみましょう。
 ここでは、BOOM 証券のメリットとして、以下の5点を上げています。
(1)現地に赴くことなく 口座開設 が可能
(2)オンライン取引の利便性
(3)世界の株式市場へ アクセス
(4)Multi Currency の使い分け
(5)リーゾナブルなコスト
 それぞれについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

(1)現地に赴くことなく 口座開設 が可能
 現地に行かなくて済むというのは、メリットでしょう。ただし、乙がアメリカの E*TRADE 証券に口座を開設したときもアメリカに行ったわけではありませんから、まあある意味で当然のことなのかもしれません。
 しかし、注意するべきことがあります。
http://www.e-law-international.com/HKst-notice.htm
によると、「郵便等で口座の開設を申し込む場合は、弁護士や公証人を証人とする認証手続きが必要となってしまいました。」とのことなので、めんどうかもしれません。
 しかしながら、
http://baby.boom.com.hk/aboutus/services/faq/faq_openacc.asp
によると、こういう認証手続きがなくても、1万香港ドルの personal cheque があればいいと書いてあります。すでに HSBC 香港に口座を持っている人なら、香港ドル建ての personal cheque は簡単に振り出せます。

(2)オンライン取引の利便性
 これは、現在では当たり前です。特にメリットというほどのことはありません。

(3)世界の株式市場へ アクセス
 「世界中 のマーケットの 株式・ETF が【ひとつの口座】で管理できます。」とありますが、アメリカ株に投資できるようにすれば、アメリカ市場に上場している ETF を通じて、これは可能ではないでしょうか。
 ということは、BOOM 証券でなくても、アメリカの証券会社でいいわけですし、日本だって、アメリカ株の取引ができる証券会社があるわけですから、特にメリットというほどのことはありません。
 乙は、アメリカの E*TRADE 証券に口座開設をしましたが、ここだってかなりできるように思います。

(4)Multi Currency の使い分け
 いろいろな通貨が使えるといいますが、これは HSBC 香港でも同じようにできます。BOOM 証券では、むしろ、ユーロが使えないのが不便なように思います。

(5)リーゾナブルなコスト
 売買手数料 0.18%(ただし最低手数料 は 88HKD)というのはメリットです。
 HSBC 香港では、
http://www.hsbc.com.hk/1/2/hk/investments/stocks/detail#local_charges
によれば、売買委託手数料 0.25%(ただし最低手数料 は 100HKD)です。したがって、BOOM は HSBC よりも少し手数料が安いということになります。

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2007年02月11日

インド株ファンドの手数料

 インド株ファンドの手数料について、Yahoo! ファイナンス
http://quote.yahoo.co.jp/
で調べてみました。
 手数料は、(1)=申込手数料、(2)=信託報酬、(3)=解約時信託財産留保額 です。以下の表では、小数点以下2桁まで表示し、その下は四捨五入しています。申込手数料は、販売会社によって違いますが、ここでは、Yahoo! ファイナンスで出てきたもの(たぶん上限値)をそのまま書いています。
(1) (2) (3) コード 名称
3.15% 2.10% 0.5% 01312056 野村インド株投資
3.15% 1.94% 0.3% 0331204C 三菱UFJ/ドイチェインド株式ファンド
3.15% 2.01% 0.3% 06311065 新光ピュア・インド株式ファンド
3.68% 1.91% 0.5% 1731105C JFインド株アクティブ・オープン
3.15% 2.05% 0.3% 3431104C ドイチェ・インド株式ファンド
3.15% 2.21% 0.0% 4331105C BR・インド株ファンド
3.68% 2.31% 0.0% 5131104B HSBCインドオープン
3.68% 2.01% 0.0% 57311061 CAりそなインドファンド
3.15% 1.96% 0.3% 79312064 三井住友・インド・中国株オープン
3.68% 1.88% 0.3% 83311049 PCAインド株式オープン
3.15% 1.98% 0.3% 8331106B PCAインド・インフラ株式ファンド

 こうしてみると、国内で買えるインド株ファンドは、どれも似たり寄ったりで大差なしです。
 ちなみに、HSBC 香港で購入できる HSBC Indian Equity Fund (Class AD)
http://otsu.seesaa.net/article/20082261.html
について、同じように並べると、
5.25% 1.50% 0.0% HSBC Indian Equity Fund (Class AD)
となります。こちらは、申込手数料が高めですが、1回こっきりの話ですから(長期保有によって)これを我慢するとすれば、信託報酬は国内のファンドよりも安くなります。毎年かかる信託報酬が 0.5% 違うとすれば、4年で 2% の違いになりますから、申込手数料の差に相当します。つまり、HSBC Indian Equity Fund (Class AD) を4年以上の長期にわたって保有するとすれば、手数料の合計額は国内のファンドよりも安上がりです。
 ところで、iShares BSE SENSEX India Tracker
http://otsu.seesaa.net/article/33063617.html
ですが、これは ETF なので、厳密には上に並べたファンドとは違うのですが、HSBC 香港で購入するとして、上の形式に当てはめると次のようになります。
0.25% 1.39% 0.25% iShares BSE SENSEX India Tracker
 こちらは、ETF としては報酬が高いのですが、さすがにアクティブ・ファンドよりは安くなっています。
 というわけで、やっぱり、これを購入しようかと思います。
posted by 乙 at 00:11| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月10日

HSBC 香港で ETF を購入しようとすると、……

 乙が HSBC 香港で ETF を購入しようとしたところ「十分な資金がない」というエラーになりました。
 そこで、自分の資金を HKD Current(香港ドル当座預金口座)から HKD Saving(香港ドル普通預金口座)に移動しました。これで HKD Saving に購入予定金額よりも多い金額が入ったことになります。その後、手続きそのものは正常に行われ、ETF の発注も受け付けられました。
 ところが、WWW での表示で問題があります。HSBC 香港の HP では、Banking のところの Account Overview で現在の口座残高がわかります。そこに HKD Saving と HKD Current (それに各種通貨)の残高がそれぞれ表示されるのですが、ここの表示は、資金の移動の前と後で変わりませんでした。この表示くらいは、資金の移動をしたら、その場ですぐ変わってほしいところです。
 その後、いったんサイトをログオフして、再度ログインしたら、表示が最新版に変わっていました。
 これはかなり使い勝手が悪いと思います。
 さらに、ETF の購入をしても、HKD Saving の金額がその分減ると思っていたら、そうならないのです。
 Investments の Stocks のところの一覧表には購入した ETF が収まっているのに、何だか変です。まあ、こちらは数日後の受渡日に精算されましたが、……。口座に残高がいくらあるかによって、金融商品の購入量が変わってくるので、受け渡し清算前でも、何か工夫してほしいところです。
 HSBC 香港は証券会社でなくて銀行なので、こういう表示にするしかないのでしょうか。
posted by 乙 at 05:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月09日

藤沢数希(2006.12)『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』ダイヤモンド社

 乙が読んだ本です。
 この本は、インデックス・ファンドへの投資を語る本です。
 現代のファイナンス理論に基づき、株への投資を説いています。
 乙は、今まで投資関連の本をいろいろ読んできたので、残念ながら、この本にあまり新鮮味を感じませんでした。特に、橘玲氏の『臆病者のための株入門』
http://otsu.seesaa.net/article/19337369.html
と似ているようです。しかし、投資関連本として、最初に読むと、インパクトがあると思います。
 この本では、最後のほうにおもしろいことがたくさん書いてあります。
 pp.177-178 インデックス・ファンドがいいなら、なぜインデックス・ファンドばかりにならないかという問題に対して、人間はオーバーコンフィデンス・バイアスがあるからだと説きます。人間は自分に自信があるからという説明です。投資の場合も同じで、自分は他人よりもうまくやっていけるという自信を持っている人がいるからアクティブ・ファンドの人気があるというわけです。この説明は納得できます。人間は自分を冷静には見つめられないものなんですね。
 pp.180-181 TOPIX 組入銘柄をねらって儲けようという話がうまく行かなくなってしまった経緯を書いています。
 乙も、このことは気になっており、ブログに書いたこともあります。
http://otsu.seesaa.net/article/22402936.html
しかし、気にするほどのことはないということです。
 p.184 インデックス・ファンドを優位にする莫大なコストは、すべてアクティブ・ファンドの投資家が支払っているという指摘です。非常に興味深いです。考えてみれば、そうなりますね。
 p.190 投資するよりも働くことが一番だという話です。日常的にお金が生まれるという意味では、一面の真理です。
 p.194 「貯金が数千万円以上あるひとは、嫌でも投資というものに向き合っていかなければいけません。」まさに乙の気持ちが書いてありました。好きで投資しているわけではないのです。「しなければいけない」のです。
 p.202 アセットアロケーションの考え方を具体的に書いています。個人ごとに違わざるを得ないので、あくまで参考にするだけですが、具体的な数値が書いてあるだけに興味深かったです。そして、p.205 では、藤沢氏が自分のアロケーションに関して、外国株、日本株、外国国債、日本国債を85対15対50対0にしていると記しています。日本国債をゼロにしているのは乙と同じです。けっこう外国株と外国国債が多いように見えます。合わせれば135ですから、全資産の9割は外国に投資していることになります。

 ちなみに、著者のブログがあります。
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/
 アクセスしてみると、ブログに書かれていることは本の内容とダブっているんですね。(本にもその旨が書いてありましたけれど。)
 もしかして、本を買わなくとも、こちらのブログを通読すればよかったのかもしれません。


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2007年02月08日

iShares FTSE Xinhua A50 China Tracker

 上海A株に投資するETFです。銘柄コード 2823 です。管理報酬が 0.99% かかります。これまたコストが高いです。
 以前、乙は、shiai さんからコメントをいただき、
http://otsu.seesaa.net/article/31372057.html
この ETF のことを気にしていました。
 ユナイテッドワールド証券では、
 http://www2.uwg.co.jp/pub/pub0045_v1001.php?meigara_cd=002823&com=m1
に紹介されています。また、楽天証券では、
http://www.rakuten-sec.co.jp/ChinaCompanyInfo/2823.pdf
に説明があります。
http://etf001.seesaa.net/article/28717188.html
http://tousin.seesaa.net/article/28816996.html
などにも簡単な紹介記事があります。
 香港市場の ETF は、数種類が上場されていますが、中国株としては、次の3種類があります。
ハンセンH株指数ETF(銘柄コード:2828)
iShares MSCI/チャイナ・トラッカー(銘柄コード:2801)
iShares FTSE/新華A50チャイナ・トラッカー(銘柄コード:2823)
 このうち、ハンセンH株指数 ETF については、乙のブログ
http://otsu.seesaa.net/article/29466140.html
ですでに述べたことがありますが、将来的に、乙の保有する中国株の個別株を売って、こちらの ETF に乗り換える可能性があります。
 とすると、今回は、H株とは性格の違うものに投資したほうがよかろうということになります。
 そんなことを考えると、上海A株に連動する iShares FTSE Xinhua A50 China Tracker がよさそうです。
 ところで、1月30日の日経新聞夕刊に「点検 アジア・新興国株」という記事があり、上海株が最高値圏になったことが書いてありました。これに関して、バブルを警戒する声もありますし、一方では「黄金の10年」ということで中国株の楽観論もあるようです。記事には「上場企業の投資価値が一気に向上したわけではない。」とあります。それにもかかわらず、一般市民が大量に新規口座を開設していると聞くと、いよいよバブルかもと思います。
 また、2月5日の日経新聞の14面「景気指標」では、次のように指摘されていました。(一部引用します。)
 「中国全国人民代表大会常務委員会の成思危副委員長は1月30日、中国株の「バブルが続いている」と警告した。上海の株式市場では、西欧の基準に照らし投資適格は30%にすぎず、残り70%は投資家が損失を被るであろう株式だという。上海株は昨年、2倍強になった後、今年に入っても2割値上がりしていたが、バブルと明言した成副委員長の発言をきっかけに急落した。」
 この話は、
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070131AT2M3101X31012007.html
でも読むことができます。
 ネットの中では、
http://www.doblog.com/weblog/myblog/31550/2619820#2619820
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/gaishin/36059/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20070118/117219/?P=1
のように、A株をバブルだと見ている記事が多いです。
 上海A株に投資するということは、今の上海市場の状態をどう見るかということと深く関わります。
 こういう急激な上昇を見せる銘柄はハイリスク・ハイリターンの典型です。
 今投資すると大儲けするかもしれないし、大損するかもしれません。そういうものには手を出さないようにしたいと思います。乙の場合、毎年 7% も上昇すれば十分なんですから。
 この ETF は、乙も買うことを真剣に考え、実は、買い注文も出したことがあるのですが、どんどん値上がりして買い逃してしまいました。それで悔しがってこんなことを言っているだけかもしれません。
 現金を口座に置いておいて、株価が下がったときに買い出動できれば最高なんですけれど、個人投資家は、そういうタイミングを見計らうのもむずかしいのですよね。
 昨年からの急激な上昇がなかったら、乙はたぶんこれを買っていたと思います。しかし、今は買わない方向で考えています。
http://stock.searchina.ne.jp/data/chart.cgi?span=90&asi=0&code=SSEA
によれば、最近、上海A株は急落していますね。どこまで下がるかわかりませんから、いよいよ恐くなってきました。
posted by 乙 at 05:18| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月07日

iShares BSE SENSEX India Tracker

 乙は、HSBC 香港で、40,000 HKD の ETF をもう一つ買おうと思いました。
http://otsu.seesaa.net/article/32785100.html
 候補としては、インド株などが適当かと思います。とすると、iShares BSE SENSEX India Tracker(銘柄コードは 2836)ということになります。
http://otsu.seesaa.net/article/28572677.html
 以前、インド株のアクティブ・ファンドの成績を調べたとき、
http://otsu.seesaa.net/article/30789538.html
どれもこれも似たような成績で、だったらインデックス・ファンドないし ETF を購入しても同じだろうと思いました。その候補の一つが iShares BSE SENSEX India Tracker ということになります。
 iShares の ETF のうち、アジアで上場するもののコストが高いことはすでに
http://otsu.seesaa.net/article/28714895.html
で述べました。管理報酬が 0.99% なのです。はっきりいって高すぎます。
 この ETF について、
http://blog.linux-soho.net/2007/01/etf_ishares_bse_sensex_india_t.html
に気になる記事がありました。「ひ ;-)」さんは「管理報酬が0.99%とお高めですね。さらに趣意書(Fund Prospectus)によると信託報酬として1.0%が別途掛かるようです。合わせて1.99%。コスト面はETFだからといって特に安いわけではないようです。」と述べています。
 さっそく、目論見書
http://www.ishares.com.hk/pdf/iShares%20India%20Tracker%20Final.pdf
を見てみました。
 p.24 には、次のようにあります。(一部省略して示します。)
Manager's Fee
Under the terms of the Trust Deed, the Manager may increase the rate of the management fee payable in respect of an Index Fund up to or towards the maximum rate of 2.0 per cent per annum of the Net Asset Value of the Index Fund.

Trustee's Fee
The Trustee may increase the rate of trustee fees payable in respect of the relevant Index Fund (up to or towards the maximum rate of 1.0 per cent per annum set out in the Trust Deed).

 また、p.58 には、次のようにあります。
Manager's Fee
The Manager is entitled to receive a management fee, currently at the rate of 0.99 per cent per annum of the Net Asset Value of the SENSEX India Tracker.

 これらの記述を考慮すると、0.99% の管理報酬は当面であって、仕組み上は、2% まで増やせるということですし、受託会社の報酬も 1% まで増やせるということです。
 受託会社の報酬が当面いくらなのか、目論見書には書いていないようですが、p.58 の下の方に
Total Expense Ratio
The Total Expense Ratio (the “TER”) of the SENSEX India Tracker is estimated to be 1.39 per cent of the Net Asset Value of the SENSEX India Tracker.
とあるので、おおよそわかります。それにしても、0.99% のコストでも高いと思うのに、実は、さらにさまざまな報酬が上乗せされるんですね。どちらかというと、1.39% と表示したほうがいいのではないでしょうか。
 まあ、それはともかく、「ひ ;-)」さんがブログに書いている 1.99% という数字がどこから出てきているのか、乙は確認できませんでした。
 こんなにもコストが高いとなると、ETF の良さはどこかにいってしまいそうです。
 乙は、これを買うか買わないか、判断に困っています。
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ラベル:BSE インド株 SENSEX
posted by 乙 at 05:53| Comment(0) | TrackBack(2) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月06日

週刊東洋経済 2007.2.10 特集:危険な資産運用

 乙が読んだ雑誌です。2月5日に買いました。
 いろいろおもしろい分析が書いてあります。
 pp.38-43 では、外国債券や外国株式に投資する投資信託の残高が28兆円もあり、これからますます増えることが予想されていますが、それが円安の原因だというのです。まあ、確かに、外国への投資は円を売って外貨を買ってそれで投資するわけですから、巨大な円売り圧力が存在するというのはうなずけます。
 さらに、外国為替証拠金取引(FX)も、大きな影響力があり、年間売買額が約130兆円だということです。証拠金だけで考えると大した金額ではないと思いますが、レバレッジを効かせた投資なので、実際に動くお金の数十倍の影響力を持つというのはいえるでしょう。FX 投資家は、ドル円レートが110-115円くらいまで円高になると円を売ってドルを買う行動に出るので、ここから円安方向にレートが変わっていくというのです。
 乙は、なぜこんなにも円安が進むのだろうという不思議な感覚がありましたが、投資信託と FX が原因だという見方はおもしろいと思いました。これら二つは、今後とも大きな流れになると思いますので、円安はけっこう継続するのかもしれません。
 p.43 の記事では、100円を割る円高もあり得るということで危機感をあおっていますが、そんな単純な話ではないでしょう。
 p.46 から、グロソブの資金流出の話が書いてありますが、そこから流れ出た資金が同種のファンドに移動しているだけのようです。であれば、どうということはないですね。
 pp.54-55 は、変額年金保険をやり玉に挙げています。手数料が高いので、ダメ商品だと思います。
 p.56 では、シクリカル株に投資するのがリスクを回避してよい方法だと説きます。そうかもしれません。しかし、シクリカル株が何であるかを調べるのも大変だし、「毎日の原材料の値動きを丹念にノートに取る」ことを推薦していますが、個人としてはやってられないと思います。
 p.56 のグラフで、過去3年程度を見てみると、さわかみファンドもフィデリティ日本成長株ファンドも、TOPIX の動きとほとんど変わらないということがわかります。乙は、むしろ、これが興味深かったです。
 さわかみファンドはなかなかがんばっていると思っています
http://otsu.seesaa.net/article/14016027.html
が、それでも、比べてみれば TOPIX 程度なんですね。たくさんの銘柄に分散投資していますから、どうしてもこういう結果になってしまうのでしょう。これなら、インデックス・ファンドあるいは ETF のほうが(手数料が安い分だけ)いいということになりそうです。
posted by 乙 at 14:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月05日

小幡績(2006.6)『ネット株の心理学』(MYCOM新書)毎日コミュニケーションズ

 乙が読んだ本です。
 この本は、独自の株式観を展開しています。その意味ではおもしろい読み物といえましょう。ただし、小幡氏がそう主張しているということであって、その裏付けとなるものは一切示されません。乙は、この本に書いてあることをそのまま信じる気持ちにはなれませんでした。
 第1章(pp.19-52)は「株式投資の常識のうそ」ということで、今まで常識とされてきたものが実は違うと述べています。おもしろい見方ですが、あくまで一個人の見方だということであり、それ以上のものではありません。
 たとえば、p.43 では、チャートにも意味があるという主張が述べられています。乙はこういう言説は信じません。
 第2章(pp.53-93)は「投資家心理で解き明かすネット株取引のなぞ」という章です。p.71 から p.84 までライブドアショックがどんなものだったかを、その中にいる個人投資家の心理に沿って描いています。おもしろい見方であり、読み物です。しかし、小幡氏がこのように述べていても、それは、その流れの中で個人投資家が本当にそう考えていたということではありません。本書執筆時には、事後的にライブドアの株価がどうなったかが完全にわかっています。であれば、その情報を生かしてさまざまな「ドラマ」を作ることができるでしょう。でも、それはその流れのまっただ中にいた人々の心理とは別物です。
 p.88 では、バブルに突っ込むのは投資の王道だということで、バブルは歓迎するべきものととらえています。これまたおもしろい見方です。しかし、一番の問題はバブルがいつ崩壊するかわからないことです。売り時(逃げ時)の判断がきわめて難しいと思います。その意味では、大変危険でもあります。
 第3章(pp.95-132)は「ネット株取引の醍醐味」ということでバリュークリックジャパンの株式100分割でみんなが大儲けした話が描かれます。それはそうかもしれませんが、株価が激しく上下するときは、儲ける人がいる一方で損をする人もいるわけで、こういう状況の中では、乙は自分が儲ける側になれる自信がありません。乙は「触らぬ神にたたりなし」と考えます。
 第4章(pp.133-148)は「デイトレはなぜ儲かるか?」ということを述べています。確かに、デイトレにはそれなりのメリットがあると思います。しかし、株式市場に集まっている無数のデイトレーダーの全体をみれば、プラスの人もいる一方でマイナスの人もいるはずで、その平均は東証株価指数(の変化の方向)のようになるのではないでしょうか。平均値に動きがなければ、デイトレの場合でも半数が儲けているものの半数は損失を出しているものと推定されます。この章では、デイトレのプラス面だけを描いており、マイナス面を全く見ていない点が気になります。
 第5章(pp.149-166)は「ネット株取引は、なぜ大流行したのか?」という章で、手数料が安いこと、個人投資家に情報武装させたこと、注文が簡単にできることなどをあげています。この章は乙も賛成するところです。
 第6章(pp.167-184)は「株はなぜ上がるのか?」です。買う人がたくさんいるからだという説明です。まあ、これも一面の真理です。p.174 で企業の業績がいいからといって株価が上がるわけではないという話などは興味深く読みました。
 第8章(pp.211-245)では、株はゼロサムゲームだということが出てきます。だから、売る相手のことを考えよとのことです。そういう面もありますが、そもそも株は本当にゼロサムゲームでしょうか。乙は違うと思います。さまざまな市場参加者の全体を合計すると、若干プラスになるようにできているのではありませんか。
 最後まで読んで、ストンと終わってしまうことに驚きました。参考文献が一つも書いてありません。全部が著者のオリジナルなものだから書かなかったのでしょうか。しかし、それでは読者にあまりに不親切です。Ph.D を持っていて、本職は慶応大学の助教授とのことですから、参考文献の重要性はよくご存じのはずです。新書であっても、一切参考文献を書かないというのはあまりに極端なように思います。

 小幡氏のサイトがあります。興味のある方はどうぞ。
http://www.sekiobata.com/


posted by 乙 at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月04日

Tracker Fund of Hong Kong

 乙は、最近、HSBC 香港で Tracker Fund of Hong Kong を購入しました。
 これは香港株に投資する ETF です。香港株式市場に上場しています。説明書は、ユナイテッドワールド証券のものですが、
http://www2.uwg.co.jp/pub/fund-html/2800.pdf
にあります。香港株の代表的指数であるハンセン指数に連動するものです。
 乙が香港株に投資するのは2回目で、前回はファンド(HSBC Hong Kong Equity Fund)
http://otsu.seesaa.net/article/20603063.html
でした。
 HSBC 香港のファンドは、購入手数料が 5.25% と高い点が問題です。信託報酬 1% は、ファンドとしてはこんなものでしょうか。
 それに比べると、ETF は手数料が安いのが大きなメリットです。
 まず、購入時の手数料は、普通の株の売買と同じですから、購入額の 0.25%(最低 100 HKD)です。売却時の手数料も同じだけかかります。しかし、購入時と売却時を合わせても 0.5% ですから、ファンドの場合の購入手数料の 1/10 程度しかかからないということになります。
 毎年継続的にかかる手数料は、マネージャー報酬と受託者報酬を合わせて 0.1% です。ファンドの信託報酬と比べれば、これも 1/10 です。
 このように ETF は圧倒的にコストが安いのです。
 ところで、HSBC 香港の購入時の手数料は購入額の 0.25% と決められていますが、同時に、最低手数料額が決まっています。このことから、手数料が最低になるのは、購入金額の 0.25% が 100 HKD のとき、つまり購入金額が 40,000 HKD 以上のときとなります。それ未満だと手数料が割高になります。HSBC 香港で株や ETF を購入するときは、1回あたり 40,000 HKD(約 60 万円)以上にするとよいでしょう。
 Tracker Fund of Hong Kong の場合、500 口単位で購入しますので、今なら 2000 口を購入すると、40,000 HKD をちょっと越える金額になります。
 乙が香港にいったときに感じたことですが、香港は、それはそれは活気にあふれる都市で、将来性を感じさせるところでした。乙は、香港について詳しく知っているわけではありませんが、中国の経済成長は香港にもいい影響を与えるはずで、長期的に投資してもいいだろうと思いました。ETF ですから、ずっとホールドしておくのが一番いいはずです。このまま10年以上保持する予定です。
 ちなみに、Tracker Fund of Hong Kong は、楽天証券でも購入できるとのことです。
http://kabuohazimeru.blog22.fc2.com/blog-entry-200.html
 しかし、楽天証券は購入手数料率が HSBC 香港よりも高く、100万円以下の購入で 0.525%、210万円分の購入で 0.25% ですから、楽天証券で HSBC 香港なみの手数料に押さえるためには、210万円分以上購入しなければなりません。60万円ならば、「ま、いいか」的な金額ですが、210万円というと、ちょっと考えてしまう金額です。
 また、楽天証券は為替手数料が1%ほどかかります。HSBC 香港の場合は、
http://otsu.seesaa.net/article/26912694.html
で述べたように、米ドルで送金して、香港で香港ドルに両替する方法をとれば、0.25%+4500円で両替して口座に入金できます。ということは、60万円購入する場合、両者でほぼ為替手数料は同じになり、それ以上になるとHSBC 香港が安くなり、それ以下だと楽天証券が安くなります。ただし、乙のやり方では1万米ドル(約120万円)単位で送金することになるので、Tracker Fund of Hong Kong を60万円分購入し、他の ETF を同じく 60 万円分購入するのがよいということになります。
ラベル:香港 ETF
posted by 乙 at 05:51| Comment(7) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月03日

北尾吉孝(総監修)(2006.6)『2006年度版 図解 自分に最適な資産運用が一目でわかる本』高橋書店

 乙が読んだ本です。
 各種の資産運用について書かれた本です。
 第1章「株式投資」、第2章「投資信託」、第3章「外貨投資」、第4章「不動産投資」あたりまでは、やさしい入門書といったところでしょう。乙は、ほぼすべてを知っていましたので、特に新しい情報はないような感じがしました。
 第5章「年金」、第6章「住宅ローン」、第7章「その他金融商品」あたりになると、乙はあまり知識がなかったので、おもしろく読みました。
 第1章から第4章までの記述では、資産運用をこれから学ぼうという初心者対象の本であるように思えます。しかし、第7章では、「債券」(これは含めるのが常識でしょう)や「商品先物取引」、「金」(ゴールドのことです)、「ファンド」(投信以外のもの)、「美術品」まで各2ページで説明してあります。これらは、初心者には手を出しにくいし、いざ購入を考えるなら、こんな2ページの知識ではまったく不足です。とすると、本書が全体としてどんな人を読者対象に想定しているのか、だんだんわからなくなってきました。
 また、本書全体として、各種金融商品をおすすめするようなスタンスで書かれており(SBIグループの各社から執筆担当者が出て書いているのですから当然ですが)、批判的な書き方は一切ありません。外貨預金も、個人年金保険も、ワンルームマンションも、何でもそのメリットを示しています。リスクやデメリットも一応書いてあるので、まあいいと思うのですが、総合的に判断して、おトクなのかどうなのかは示していません。いろいろ個別の商品について説明して「あとは読者におまかせ」という書き方です。
 読む側としては、本書を読んで、概説的な知識を持ち、あとは関連する本を読んで自分なりに補うしかないように思います。
 全体として、タイトルにある「図解」という言葉が示すように、図が多用されています。スペースからいうと、全体の 3/4 が図で、本文は 1/4 に過ぎません。しかし、その方針は成功したとは思いません。表も多いですし(表も図なのでしょうか)、文字の入ったいくつかの箱を矢印で結んだようなものもたくさんあります。こういうのは、文章できちんと書いたほうがずっとわかりやすいのではないかと思いました。
 個別の記述で、特に問題になるところは少ないと思いました。全体に(入門書としては)よく書けていると思います。
 pp.20-23 では、年代や未婚/既婚による資産運用の具体例を8例ほど示しています。全体として、理解できなくはないのですが、ちょっと疑問があります。国内債券をある程度の割合で組み入れていることです。今は、低金利時代ですから、債券の金利も低いものになっています。それを何割も組み入れていいのでしょうか。もう少し待って、債券の金利が上がり始めてから投資してもよさそうに思います。金利は、株などと違って、短期間に大幅な上下があることはほとんど考えられないですから、金利が上がってから債券投資をしてもいいのではないでしょうか。資産運用の入門書としては、金利がどうであっても通用するような原則を書いておいたほうがいいという判断でしょうか。あるいは、長期運用を前提にして、債券投資のリスクとリターンを計算し、他の資産のリスクとリターンと総合的に比較して最適な割合を求めたということでしょうか。
 p.47 株式投資編のところですが、新聞で情報収集をしていると、「毎日見ているうちに株式欄を開くのが楽しみになってくるに違いありません。」とあります。初心者では、こういう人はいないでしょう。新聞の株式欄なんて、単なる数字の羅列ですから、これがおもしろいというのは、相当なマニアではないでしょうか。少なくとも、乙は、こういう株価欄を見るよりは、ネットで株価情報を見る方が楽でいいと思います。
 p.72 投資信託編ですが、ここでも、投信の価格チェックを新聞で行うという話が出てきます。あたかも毎日チェックしなさいと言っているようです。しかし、投信は「運用はプロにおまかせ」という発想なのですから、毎日チェックする必要はなく、一度購入したら、じっと保有したままにしておくのが正しい態度のはずです。ここの記述にはかなり違和感を持ちました。
 この本を読むべき人がどんな人なのか、どうにもわからないという意味で、本書はあまりおすすめではありません。


posted by 乙 at 04:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月02日

アメリカ E*TRADE 証券での債券購入のトラブル(続)

 前回
http://otsu.seesaa.net/article/32539081.html
もトラブルの話でしたが、今日は、乙がアメリカの E*TRADE 証券で経験した、もう少し大きなトラブルについて書きましょう。
 乙は、3種類の債券を購入する予定でしたが、三つ目を注文するとき、普通に注文ができたのですが、その後も自分の口座に三つ目の債券が表示されない状態が続きました。そこで、前回の注文をミスしたか、以前のようにシステム側で受付に失敗したのだろうと思って、再度注文したのです。ここで、十分な確認もしないで乙が勝手に思いこんだのが甘かったのですが、頭の片隅には「仮に前回の注文が生きていても、どうせ口座には2万ドルしかないのだから、三つの債券を購入することになれば、それで資金が底をつき、4回目の注文はキャンセルされるだろう」という思いがあったように思います。
 その後、しばらくして、自分の口座を確認したところ、何と3番目の債券が2回購入されたことになっていました。したがって、乙の口座の現金残高がゼロになっており、それどころか、6200 ドルほど借金している状態になっています。早く送金せよと赤字で警告が表示されます。乙は本当に驚きました。こんなことがあるとは信じられませんでした。
 さっそく E*TRADE に連絡しました。こういうのは電話のほうがいいと思います。アメリカまで電話しましたが、出て来た人は大変親切でした。こちらが外国人だとわかると、とてもゆっくりしたやさしい英語を話してくれましたし、対応が大変丁寧でした。ちょっとだけ安心しました。
 しかし、債券の購入手続きは正規に行われたということで、いまさらキャンセルできないとのことです。したがって、一番いい方法は買った債券を一つ「売る」ことだという話になりました。そこで、3番目の債券の一つをただちに売ることにしました。若干の損失ですが、やむを得ません。長期的に借金を継続するわけにも行かないし(そもそも借金の金利がいくらなのかも知りません)、ドルを送金するといってもすぐに送金できるわけはないしということです。
 いやはや、痛い目に遭いました。E*TRADE 証券では、自動的に借金して債券が購入できるようになっているんですね。まあ、後から送金してもいいようになっている、そのほうが便利だといわれればそりゃそうかもしれませんが、乙のように、自分の持っている現金の範囲で購入しようと考えている人間には、余計なお世話です。電話での話によると、現金残高の範囲で購入するような制限は設定できないのだそうです。う〜む。ある意味で危険な話です。
 今後は、こういうことをしないように気をつけるしかありません。
 いい勉強になりました。問題は、授業料がいくらになるかですね。乙の場合、6752 ドルで買ったものを 6500 ドルで売ったので、252 ドルの損失でした。クリック一発3万円ということです。自己責任ですね。それに借金の金利分が数日分加わりますが、こちらは大したことはないでしょう。
続きを読む
posted by 乙 at 00:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月01日

アメリカ E*TRADE 証券での債券購入のトラブル

 いろいろと債券を検討してきた乙ですが、やっと方針が決まりました
http://otsu.seesaa.net/article/32064138.html
ので、さっそく E*TRADE 証券に2万ドルを送金し、3種類のゼロクーポンのエージェンシー債を購入することにしました。
 実際購入しようとしたところ、ちょっとしたトラブルがありました。
 3種類の債券を選んで、それぞれに対して「place order」をクリックし、申込番号まで表示されたのに、3件のうち2件は購入できなかったのです。1種類だけは無事購入できました。
 さっそく、E*TRADE 証券にメールで聞きました。厳密にいえば、メールではなく、ログオンしてから Help Center にアクセスして、そこに書き込むのです。HSBC 香港の e-mail
http://otsu.seesaa.net/article/32128727.html
と同じですが、使い勝手は、まあメール並みでしょう。
 1日もしないうちに E*TRADE 証券(の担当者の一人)から返事が来ましたが、どうにも変な返事でした。謝っているのはわかりますが、単にそれだけなのです。
 乙の望むことは、先方が謝ることではありません。(乙は、別に怒ってもいません。損失を被ったわけでもありませんから。)
 乙は、利用者が購入ボタンを押してから、その後の状態を WWW 上で確認する手段があるのかどうかを知りたいと思います。2種類の債券が買えなかったのですが、今、乙の出した注文がどういう状態にあるかということです。注文がキャンセルされたのであれば、似たような債券を探して、再度購入すれば済む話です。注文が有効であれば、もう少しじっと待っていれば解決する(約定の連絡がある)でしょう。でも、どちらなのかわからないと、打つ手がありません。新たに注文したとたんに、以前の注文が約定して購入できてしまったなんてことになったら、せっかく償還日を分散して3種類の債券を購入するように考えたのに、それができなくなってしまうではありませんか。
 乙は、今回の債券購入が E*TRADE での取引の最初の経験だったので、WWW 上での指定のしかたを間違えた可能性もないわけではありません。途中のメッセージを、念のため、別のテキストファイルに保存しながら、WWW 上での購入手続きを進めていったのですが、おかげで、申込番号などが手元に残り、追求が楽になりました。
 結果的には、数日後、新たな(といっても最初の購入申込と似ているものですが)エージェンシー債を購入することになりました。
 つまり、前回の注文はキャンセルされたようなのです。だったら、「キャンセルされた」とメールで知らせてくれればいいのにと思います。(もしかしたら、そうなっているけれども、乙が単にわかっていないだけかもしれません。)それに、そもそもなぜキャンセルされたかわからないということが不満です。
 まあ、こんなトラブルも「楽しむ」つもりにならないと、海外投資はやっていられないでしょうね。
 それにしても、こんなことがあるから、やはり、証券会社とコミュニケーションが取れないとまずいと思います。香港もアメリカも英語が通じるので一応は安心です。逆にいうと、英語が通じない国では、投資は不安になります。
posted by 乙 at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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