2007年07月31日

「みずほマイレージクラブ」の優遇サービス

 みずほ銀行から連絡がありました。
 みずほ銀行の利用者は(特に手続きをしなければ)9月からは「みずほマイレージクラブ」に入会することになるとのことです。
 それはいいのですが、いろいろな優遇サービスを受ける場合、取引条件として、以下のいずれか一つを満たしていなければならないとのことです。
(1) 給料の受け取りと公共料金の口座振替
(2) 各種預金、投資信託などの合計残高が50万円以上
(3) 住宅ローンの利用
(4) マイレージポイント月間5ポイント以上獲得
(5) みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)での買物

 しかも、これらは毎月判定し、翌々月にサービスが適用されるとのことです。
 乙は、どの条件も満たしていません。
 以前は、(1) の条件を満たしていたのですが、給料の受け取りは新生銀行に変えてしまいました。
2006.3.11 http://otsu.seesaa.net/article/14604306.html
 公共料金は、順次クレジットカードによる支払いに変えてしまいました。
2007.2.20 http://otsu.seesaa.net/article/34171212.html
 投資信託は一つ買って持っていますが、
2006.3.12 http://otsu.seesaa.net/article/14666447.html
妻の出資分なので、大した金額ではありません。普通預金は50万円を越えることもありますが、ATM での引き出し限度額が50万円なので、なるべく預入額が50万円以下になるようにしています。
 住宅ローンはありません。
 クレジットカードは2枚もあればそれ以上は不要です。
2006.12.16 http://otsu.seesaa.net/article/29714524.html
 というわけで、乙はみずほ銀行では優遇サービスを受けられないようです。
 もっとも、これでも何も心配はいりません。メインバンクの新生銀行のほうでこれ以上のサービスを受けていますから。
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2007年07月30日

門倉貴史(2006.11)『ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る』(宝島社新書)宝島社

 乙が読んだ本です。
 ワーキングプアというのは、働く貧困層ということで、年収200万円未満の人のことをいうのだそうです。現在の日本では、ワーキングプアが約550万人いるということです。本書は、その実態を描いたものです。
 第1章「日本の労働者の4人に1人は生活保護水準で暮らしている」では、ワーキングプアが増えている現状を描きます。実に多いんですね。
 第2章「働き盛りの中年家庭を襲う「ワーキングプア」の恐怖」では、会社のリストラなどによって中高年層がワーキングプアになる場合を述べます。この層は一番大変な生活をしているともいえます。
 p.72 には子供は金がかかるという話が出てきます。中高年サラリーマンの話であり、身につまされます。日本の教育費はホントに高いです。乙は二人の子供を大学にやりましたが、実際、かかった教育費は(塾も含めて)かなりなものでした。
 第3章「崩壊する日本型雇用システム」では、終身雇用制度や年功序列制度の崩壊の過程とその理由を述べています。正社員も「心のワーキングプア」になっている例が多いとのことです。
 第4章「非正社員で働く若者たち」では、フリーターやニートも含め、若い人が就職のスタート段階から非正社員になる傾向があることを述べています。
 第5章「「構造改革」による自由主義経済と民営化の果てに」では、ワーキングプアの問題解決のための政策をいくつか提言しています。しかし、いずれも実現がむずかしそうなものに思えます。
 p.188 では、支出税というアイディアが出てきます。収入から貯蓄を引き算し、それが支出ということで、それにもとづいて税金を算出し、個人が納税するというアイディアです。おもしろそうな考え方ですが、投資などの資産の購入は貯蓄に含まれるということになると、投資と消費の違いがややこしくなりそうです。投資用不動産の購入などでは、一応投資ですが、自分が住むことになれば消費です。このように、消費と投資の境界領域のものがたくさんあり、混乱しそうです。
 p.190 では、最低賃金の額を上げることが提言されています。しかし、これとても、ホントにそうなったら、企業が外国(労働者の賃金が安い国々)に出て行く、いわゆる空洞化の可能性が高まります。さまざまなものがグローバルに動く世の中ですから、日本人だけよければよいという考えでは通用しません。
 各章の末尾にはワーキングプアにインタビューした記録が2件ずつあり、全部で10件分が記述してあります。これは、各個人のたどってきた道を具体的に述べたものであり、強烈な印象を与えます。もしかすると、本文よりもこちらのほうがおもしろいかもしれません。
 日本は変わりつつあります。ワーキングプアの問題は、起こるべくして起こったものです。各企業とも人件費削減に真剣に取り組まざるを得ない現状があり、かつ、いざとなれば諸外国(特に新興国)の安い労働力を使うことも視野に入ってくるとすれば、ワーキングプアの解決は非常に困難でしょう。これからの日本はますます格差が大きくなっていくように思えます。しかし、それは社会の不安定化を招きます。みんなが幸せな社会はどのようにして築けるのでしょうか。そんなことを考えさせる1冊でした。
 乙は、若干の資金を投資に振り向けていますが、このこと自体、とても幸せなことであり、ありがたいことのように思えてきました。一方では、乙の子供たちがワーキングプアになりそうで、心配にもなりました。
 なお、門倉氏の個人サイトは http://www004.upp.so-net.ne.jp/kadokura/ です。興味のある人はアクセスしてみるのもいいでしょう。


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2007年07月29日

新生銀行の無料振込月5回が条件改悪に

http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr2/home/oracle/140/2007/271b12d/271b12d0.pdf
http://www.shinseibank.com/news/news070727_ft.html
で知ったことですが、11月から新生銀行の無料振込月5回が条件改悪になり、預入残高が 200 万円以上か、投資信託などの金融商品の残高が 30 万円以上ないと、月3回までしか無料振込ができなくなります。
 もっとも、上記の資料には「毎年3月〜翌年2月までの各月末(本年は平成19年10月〜平成20年2月までの各月末)に一度でも上記の条件を満たした場合はその翌月から翌年度の4月まで毎月、当該条件に応じた回数が実質無料となります。」という注が付いていますので、3月末だけ条件をクリアーすれば今まで通り月5回の無料振込になるわけです。
 乙の場合、以前は、新生銀行で投資信託を購入していたため、この条件を楽々クリアーしていたのですが、最近は、それらの投資信託を次々解約してしまって、あまり残高がありません。
 さあ、どうしましょう。
 これを機会に、メインバンクを新生銀行からイーバンク銀行に切り替えることを検討します。
 ネット内でも、これに言及した記事が見つかります。
http://karetta.jp/article/blog/MoneyHacking/053426
http://umbobo.blog102.fc2.com/blog-entry-100.html
ラベル:新生銀行 振込
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2007年07月28日

ブログのトラックバック

 最近、乙のブログによそからのトラックバックが増えてきました。
 一応、ここのトラックバックは管理者の許可制になっているので、乙がトラックバック元のブログを拝見し、内容を読んだ上で、許可したりしなかったりの判断をしています。
 最近、目立つのが、あちこちのブログの記事を単に列挙しただけのサイトからのトラックバックです。
 こういうのにどういう意味があるのか、乙にはわかりません。検索エンジンで調べれば済んでしまうようなことです。
 中には自分の意見をまったく述べないようなブログもたくさんあります。
 もしかして、アフィリエイトか何かを利用して、単に自分のサイトへのアクセスを増やして、儲けようとか思っているのでしょうか。いや、それよりもサイト内に直接広告を示すほうが手っ取り早いですかね。
 乙は、今まであまり深く考えもしないで、トラックバックを許可してきたような場合も多かったのですが、そういうサイトからのトラックバックを許可するということは、乙のブログを利用するサイトを間接的に助けることであり、このブログを読んでくださる人に迷惑だと思いますので、今後は許可しない方向で考えたいと思います。
 ご了承ください。
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2007年07月27日

門倉貴史(2007.6)『ホワイトカラーは給料ドロボーか?』(光文社新書)光文社

 乙が読んだ本です。
 タイトルに引かれて買いました。
 しかし、この答えは第1章「本当に日本の生産性は低いのか」で述べられてしまいます。日本のホワイトカラーの生産性は決して低くないというのです。その意味で、ホワイトカラーを給料ドロボーと呼んではいけないことになります。
 第2章から先は、タイトルとは違った内容ということになります。日本人の働き方を、数字やグラフを挙げながら論述していくのはわかりやすいし、内容に問題があるわけではないのですが、やっぱり、こういうタイトルをつけるのは変です。
 第2章「残業はなぜ増える」では、サービス残業が増える理由を述べていますが、みんなが成果主義で競争している以上当然だということになります。
 第3章「ホワイトカラーの給料はどうやって決まるのか」では、給料が相対評価にしたがって決まる傾向があることを述べています。
 第4章「日本のホワイトカラーはどこへいくのか」では、終身雇用制度や年功序列賃金制度が崩れ、ホワイトカラーの中で格差が広がっていること、日本の最低賃金が低いことなどを述べています。
 全体的に、真面目で信頼できる記述のしかたですが、あまり新しい知見はなく、すでにわかっていることをデータを示しつつ再確認するような感じに受け取れます。
 若い人は、自分の将来を考える上でも、一読の価値があるでしょうが、中高年層は読まなくていいでしょう。乙もホワイトカラーの一員であるだけに、読まずにいられなかったのですが、ちょっとがっかりしました。
 ところで、乙がもらっている給料は多いのでしょうか、少ないのでしょうか。このブログは赤裸々に語る場でもないので、ま「人並み」ということにしておきましょう。私企業に勤めるサラリーマンで、役員ではありませんから、そんなに高い給料のはずはありません。人並みです、人並み。


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2007年07月26日

新生銀行の「新生プラチナサービス」

 乙は、新生銀行からのダイレクトメールで知りましたが、WWWにも資料が載せてあります。
http://www.shinseibank.com/platinum/index.html
http://www.shinseibank.com/news/news070611_platinum.html
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=162266&lindID=3
--------
下記の新生銀行所定の条件のいずれかを満たされたお客さまに、多彩なサービスをご用意いたしました。
(1)投資信託、外貨預金、仕組預金など、新生銀行所定の前月末総残高が300万円以上
(2)新生銀行所定の前月末総残高が2,000万円以上
(3)住宅ローンの前月末残高が1円以上
[ご利用いただける期間]
本サービスは原則として、前月末時点で上記条件を満たされたお客さまが、翌月の10日以降より2008年4月末日までご利用いただけます(期間限定プランは除きます)。
--------
 ということで、(住宅ローンの残高がある人は別にして)基本的には富裕層向けのサービスです。
 では、どんなメリットがあるかといいますと、
・円定期預金の金利を0.3―0.4%ほど恒常的に優遇
・海外送金手数料0円(月1回まで)
・駐車場無料サービス
・銀座(東京)/梅田(大阪)の会員専用サロン「プラチナセンター」
・会員限定プラチナカード(どんな特典があるのか不明です)
といったところで、乙にはほとんど無用のものばかりです。海外送金にしても、数千円分を0円にするだけですから、大したことはありません。なんだかずいぶんチマチマとしたサービスです。こんなことのために投資信託などを 300 万円も買う人がいるのでしょうか。投資信託の販売手数料が 3.15% だとすると、300万×3.15%=94,500 円が銀行に取られているわけですから、全然割に合わない話です。
 海外送金にしたって、新生銀行ではネットで処理できないので、メリットはあまりないと思います。
 なお、新生銀行で外貨に両替すると、両替手数料が高いので、いけません。新生銀行から海外送金する場合は、FX会社で格安に両替して、新生銀行に出金し、そこから海外送金するのがいいです。
 乙は Interactive Brokers を利用しているので、新生銀行から海外送金することはないと思います。
 というわけで、乙はこういうサービスには申し込みません。
 検索エンジンで検索してみると、ブログでもこのサービスに言及しているものがありますが、
http://blog.linux-soho.net/2007/06/post_100.html
http://blogs.dion.ne.jp/tolkine9999/archives/5916095.html
http://einthoven.blog49.fc2.com/blog-entry-186.html
多くの方が否定的な発言をしています。
posted by 乙 at 03:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月25日

投資信託の移管

 日経新聞の7月24日朝刊7面に書いてあった記事です。
 投資信託の場合でも、投信口座を移管することができるという話です。つまり、購入先とは別の銀行や証券会社に口座を移し替えることができるというわけです。大手証券や銀行は無料で実施していますし、手続きも今年(2007年)から簡単になっているとのことです。
 もちろん、移管ができるのは、移管先が同じ投信を扱っているところに限定されます。
 さて、乙は、投資信託をだいぶ解約してしまい、自分の運用先として残っているものはごくわずかなのですが、実は、妻の50万円を運用しているのが投資信託なのです。
2007.4.26 http://otsu.seesaa.net/article/40055206.html
 その一つに、DIAMワールド・リート・インカム・オープン
2006.3.12 http://otsu.seesaa.net/article/14666447.html
があります。
 乙は、みずほ銀行で購入したのですが、みずほ銀行では、投資信託はこれ一つだけしか保有していません。毎月、妻に運用報告をするためだけに、口座にアクセスして現在価額をチェックしていますが、かなりめんどうです。そこで、これを楽天証券に移管したいと考えました。楽天証券は、複数の投資信託を保有していますから、現在価額のチェックも一括してできることになり、便利です。
 さっそくネットで調べると、楽天証券でもこの投信を販売しています。
 まず、みずほ銀行に電話して聞いてみると、移管先がOKといえばいいという話です。
 これは見込みがあると思って、次に楽天証券に電話して事情を話すと、オペレータが調べてくれて、「うちでは投信の移管の受け入れをやっていません」とのことです。せっかく期待したのに、この一言で計画が頓挫してしまいました。少し期待した乙としてはがっかりです。
 株券は証券会社間の移管が簡単にできるのに、投信はまだまだなんですねえ。
 その後、ネットを検索してみると、
http://www.blwisdom.com/blog/nakamura/archives/2007/04/post_366.html
には、次のようにあります。
 投資信託は、個別の株式と同じようには口座間の移管はできなさそうなのです。
 金融庁の相談窓口に聞いてみたり、(株)証券保管振替機構に確認したり、証券会社に確認してみましたが、
・分配金を自動的に再投資するタイプは移管できない。
・そうでないタイプ(一般型)でも移管できるものとできないものがある。
 結局のところ「投資信託の銘柄個別に、移管元と移管先に、事前に移管が可能かを確認して、OKであれば、移管できる」という、私たち一般投資家からみて、さっぱりわからない不透明なルールのようなのです。

 日本のさまざまな仕組みは、ホントに投資家のことを考えていないんですね。
 また、fundstory さんは、
http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-115.html
で、この制度を利用して、各社が信託報酬を下げて、顧客の振替を勧誘するようなことを期待していますが、それはさすがに無理なように思います。運用会社にしてみれば、販売会社ごとに信託報酬が違ってきたら、それぞれに対して運用報告書を作ることになりますが、それは大変でしょう。
posted by 乙 at 04:38| Comment(4) | TrackBack(1) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月24日

本山美彦(2006.3)『売られ続ける日本、買い漁るアメリカ』ビジネス社

 乙が読んだ本です。「米国の対日改造プログラムと消える未来」という副題が付いています。
 いろいろと衝撃的な話が書いてあります。
第1章 米国エスタブリッシュメントが進める日本改造
 アメリカが超党派で全力を挙げて日本をアメリカの思うとおりに改造しようとしていると主張しています。
第2章 「神々の争い」に敗れた日本
 欧米は、基本的にキリスト教が主流であり、その意味で価値観を共有し理解し合えるのですが、日本は宗教観が違うので、欧米からは理解できない国と映るというわけです。
第3章 日米投資イニシアティブの正体
 アメリカが日本を安値で買うためにどのような動きをしているかを述べています。
第4章 日本の「医療市場」が飲み込まれる
 乙は、この章が一番おもしろかったと思います。
 医療市場という具体例をあげ、日本がどのようにアメリカの言うことを受け入れてきたかを説明しています。
 p.96 では、「日本の大学は「米国の予備校化」する」と述べていますが、ここはちょっと言い過ぎではないでしょうか。弁護士資格や会計士資格を米国政府が米国大学の日本校卒業生に与えるようになれば、日本の大学は米国大学の大学院にどれだけ進学させたかで価値が判定され、確かにある意味での「予備校化」になりますが、日本の大学は弁護士や会計士を育成しているだけではありません。大学全体でなく、一部を取り上げて「予備校化」と言っても意味がないように思います。それを言い出したら中文学科は中国の大学(院)の予備校化を目指しているとか何とか言えそうに思います。
 pp.99-104 アメリカの医療事情について記述していますが、乙は初耳だったので驚きました。アメリカはまさに医療を金で買う仕組みが貫徹している国です。
 p.120 神戸空港の開設の意味として、東アジア有事の際、負傷兵が神戸空港に空輸され、空港周辺の再生医療機関で手術を受けるためだという「推測」を述べていますが、あまりにもうがった見方でしょう。こんなことのためにアメリカが日本に膨大な負担を押しつけるのでしょうか。同じ金を使うなら病院船を充実させるほうがはるかに効果的でしょう。
 pp.141 米国で営業していない日本の監査法人に対しても、アメリカの「公開企業会計監査委員会」(PCAOB)に登録させる、つまり日本の監査法人は日本の当局だけでなく米国からも管理されてしまうという話が書いてあります。こんなバカなことがあるのでしょうか。
http://www.kpmg.or.jp/resources/keywords/pcaob.html
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/kounin/siryou/20060623/03.pdf
などに PCAOB の説明がありますが、アメリカの上場会社を監査する監査事務所だけを登録しているようです。ここは本山氏の勘違いではないでしょうか。
 pp.142-144 米国政府が日本政府に外資導入を積極的に要請している分野で、米国は自国の安全保障のために国防に関連する9分野で外国からの直接投資を禁止することができるという話です。こんな不平等なことがあるのでしょうか。
 「エクソン・フロリオ条項」をネットで調べてみると、
http://www.jetro.go.jp/biz/world/n_america/us/invest_02/
確かにそのように読めます。
 これは意外な大問題のように思えます。
第5章 「五つのレポート」が与えるアンダー・プレッシャー
 日本政府は、米国の方針に対して、抗議のポーズを示すだけで、本格的に反論しようとしていないという問題点を挙げています。
 p.157 米国の USTR の報告書に次のようにあるという話です。「日本に参入するのは米国の保険会社の権利であり、第三分野を外資に提供し、日本の大手の参入を阻止するのが日本政府の任務であり、そうした流れを作った上で、新種の自動車保険などを米国の会社に提供するべきである。」
 こんな勝手なことがあっていいのでしょうか。
第6章 世界経済を恫喝する「USTR」
 この章は、全体としておもしろくありませんでした。各種人脈などを長々と述べていますが、乙はそういうのにあまり興味がないのです。
 ただし、pp.216-220 あたりはおもしろく読みました。ロビイストはしばしば寝返るというのです。米国の USTR の一員として外国と交渉してきた人が、その後、外国企業の代理人になり、高額の報酬を得ているというのです。すごい話です。

 全体として、日米関係の不平等の実態が赤裸々に書かれていると思いました。こういう本を読むと、日本政府はまるで米国の植民地のように振る舞っているように思えます。どうにも日本の未来が暗く見えます。
 この事態に個人投資家としてどう対処するか。結論は一つでしょう。日本株に投資せず、米国株に投資するということです。ただし、もちろん、本山氏の主張に賛同すればという条件のもとでです。
 本書のものの見方・考え方は、原田武夫(2005.12)『騙すアメリカ 騙される日本』(ちくま新書)筑摩書房
2006.5.4 http://otsu.seesaa.net/article/17363116.html
などとも共通します。


posted by 乙 at 05:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月23日

みずほ銀行から新生銀行への資金の移動

 乙は、みずほ銀行も使い続けています。みずほ銀行は乙の以前のメインバンクでした。
2006.3.11 http://otsu.seesaa.net/article/14604306.html
そのため、いろいろなところにみずほ銀行の口座番号を知らせてあり、今も各種振込があります。
 しかし、乙の場合、今は新生銀行がメインバンクになり、ここからあちこちに資金を移動しています。そこで、しばしばみずほ銀行の口座から新生銀行の口座に資金を移動する必要があります。
 普通に考えれば、みずほ銀行の ATM で現金を引き出して、新生銀行の(実際は郵便局やコンビニの)ATM から入金すればいいのです(全部無料でできます)が、わざわざ銀行に出かけていくのがめんどうです。それに1回の引き出しは50万円しかできません。
 そこでふと考えました。
 乙は、イートレード証券で「即時入金サービス」というのを利用しており、その指定銀行がみずほ銀行になっています。また、出金先としては新生銀行が指定してあります。ということは、インターネットでイートレード証券にアクセスして、即時入金を指定すれば、みずほ銀行からイートレード証券に手数料無料で資金の移動ができます。その後、イートレード証券で出金の手続きをすれば、イートレード証券から新生銀行にこれまた手数料無料で資金の移動ができます。かなりの金額でも1回で移動できそうです。
 この方法では、パソコン操作の手間がかかるし、新生銀行に入金がなされるためには1日かかりますが、そんなに急ぐ必要がなければ、銀行まで出かけなくて済むので、こんな方法も有効かもしれないと思いました。
 イートレード証券としては、いいことは何もなく、銀行に対して若干は手数料を負担しているのでしょうから、想定外の使い方ということになりそうですが。
 なお、この話はお話だけで、乙は実際にやったことはありません。
posted by 乙 at 06:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月22日

nanaco は当面使わないことにしました。

 乙は、セブン・イレブンによって買物をしたとき、nanaco を見かけました。
http://www.nanaco-net.jp/
 最近、急増している電子マネーの一種です。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070712AT1D1109411072007.html
 電子マネーの進展で、硬貨の発行量が少なくなっているというほどですから、利用者の急増ぶりがうかがえます。レジの人に聞いたら、今の段階で nanaco 利用者が3割ほどだという話で、予想よりはるかに多い印象でした。
 乙は、nanaco を使ってもいいかなと思って、パンフレットをもらってきて、一読しました。
 電子マネーで支払えば、お釣りの小銭を受け取らなくて済むのは便利です。(乙は財布が重くなるのはきらいです。)
 nanaco での支払いで1%のポイントが付くのもありがたいです。商品によってはたくさんのポイントを付けるようになっているものもあるそうです。たまったポイントは簡単に電子マネーに変換できます。
 では、nanaco を使う気がするか。
 う〜ん、再度考えて、今は止めておくことにしました。
 第1に、ポイントを電子マネーにするのがめんどうだということがあります。年1回だとしたら、乙は手続きを忘れてしまいそうです。
 第2に、乙の買物パターンを考えると、セブン・イレブンはあまり使わないということがあります。乙がよく行く近所のスーパーで電子マネーを導入したら、それは利用するかもしれません。しかし、セブン・イレブンには、あまり行きません。
 第3に、各種カード(ポイントカードを含む)がたまってきて、整理がめんどうだということがあります。すでに何十枚もあるのです。
 第4に、発行手数料 300 円が高いと思います。SUICA や PASMO のデポジット料金ならば、使い終わったら、返却すれば最初のお金が返ってきますが、発行手数料ということは、そういう返却金はないということです。300 円分を取り返すには、30,300 円の買物をしなければなりません。

 SUICA や PASMO(すでに乙が持っている電子マネー)がセブン・イレブンで使えたら便利でしょうが、それは望めないのでしょう。電子マネー発行体企業各社の囲い込み戦略とメンツがありますからね。
 もう少しようすを見て、各種電子マネーのどれかが相当なシェアを持つようになったら、そのときになってから考えてもいいと思います。
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posted by 乙 at 04:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 消費生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月21日

吉田和男(2001.10)『日本経済再建「国民の痛み」はどうなる』(講談社+α新書)講談社

 乙が読んだ本です。
http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-251.html
で PALCOM さんに教えていただいて、この本を読むことにしました。
 内容ですが、日本の財政破綻について、まじめに議論しています。いくつかの条件でシミュレーションをして破綻の時期を推定しており、議論は納得できます。

第1章 財政破綻に向かう日本
 今のままでは日本は財政破綻に向かわざるを得ないという警告の章です。
第2章 「まず景気対策を」の嘘
 宮沢内閣での1992年の10兆円の景気対策も、細川内閣による1993年の補正予算15兆円の対策も、その後の小渕内閣の減税と何十兆円もの景気対策も功を奏しなかったことから、この政策が間違いであったことを論じています。
第3章 景気対策はなぜ役に立たなかったのか
 いろいろ重要な議論が展開されますが、結論は p.121 でしょう。公共投資でも景気が回復しないのは、日本の経済システムに問題があるからだというわけです。不良債権問題や過剰投資の償却促進などをもっと前倒しで行うべきだったというわけです。
第4章 日本経済「三つのシナリオ」
 この章で、「破綻ケース」、「歳出削減ケース」、「増税ケース」の三つについてシミュレーションしています。p.143 のグラフによれば、現状のままなら 2020 年ころに日本経済は破綻するとしています。
 ただし、p.142 で、2020 年度には日本経済がなくなってしまう、ついにゼロとなってしまうと述べていますが、これは言い過ぎではないでしょうか。p.143 のグラフを見ると、2020 年でも、実質 GDP は 400 兆円あることになっています。もしかして、吉田氏がグラフを読み間違えたのではないかと思いました。(乙が間違っていたらごめんなさい。)
 p.149 では、「人々が財政問題に気づいたときには、すでに手を打つには遅すぎるわけで、破綻に向かって転げ落ちるのを見守るしかない。」と述べ、人々の認識の遅れを問題にしています。きっとそうでしょう。
 では、そのとき、どんなことが起こるのでしょうか。
 p.150 では、人々が破綻を先読みして海外投資を行うようになること、そして、金利上昇、為替レートの下落が生じるとしています。まずは、為替レート、次が金利上昇、そうして財政破綻という順番だそうです。
 こんな話を聞くと、最近の円安が不安になってきます。海外投資の隆盛もこういう大きな文脈でとらえる必要があるのかもしれません。
第5章 サラリーマンの生活はどうなる
 p.162 財政破綻で賃金が低下し、p.166 生活水準が切り下げられると予想しています。厳しい覚悟が必要なようです。
第6章 これから政治がやるべきこと
 p.202 「日本のように、高度な消費生活を前提とした場合でも、偏った資源配分を10年も続けると、これがもたらす問題はどうにもならないものになる。」というわけで、ばかげた政策を見直そうと主張しています。
 吉田氏は、増税と歳出削減しかないと考えているようで、それは当然ですが、p.204 には、恐い言葉が書いてあります。「増税と歳出削減を組み合わせても、現在の制度を前提とすれば、とても実行可能な政策を提言できなくなっている。」というのです。うーん。日本の破綻は避けられないのでしょうか。
 pp.214-215 に、乙が一番感心したことが書いてあります。「日本の財政は累積赤字の問題で、ほとんど最終的な段階にまで来てしまった。政治家の仕事は、現在を犠牲にしてまでも将来の日本国民を守ることにあるはずなのに、将来を犠牲にして、今日の人気取りを行うという姿を見せている。これでは本末転倒である。【中略】選挙で落ちることを覚悟してでも日本を救わなければ、政治家になる意味はない。」何と明解な言葉でしょう。今の政治家に聞かせてやりたい一言です。おりしも参議院選挙の時期ですが、消費税を上げるといったのいわないのと低次元なレベルの応酬を見ていると、政治家のあり方が根本的に間違っているんじゃないかと思えてきます。
補章 供給側モデルによるシミュレーション
 残念ながら、この章は乙には理解不可能です。もう少し数字と数式を出して説明してもらえればいいのですが、新書を意識したのか、言葉による説明だけになっており、それでは、このシミュレーションを自分で計算することができません。自分で計算できるようでないと、説明になっていません。まあ、乙の能力が低すぎるのかもしれません。その場合は、シミュレーションの計算については、吉田氏を信じるしかないのでしょうね。

 この本の出版時期は 2001 年 10 月です。6年も前の本なんです。この6年間、日本は財政の面で何かが変わったのでしょうか。乙はそうは思いません。国の借金は積み上がるばかりです。
2007.7.16 http://otsu.seesaa.net/article/47959253.html
 もう、政策でどうこうなる時期を過ぎてしまったように思えます。
 新書ながら、とても(内容が)重い本でした。


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2007年07月20日

iShares S&P Europe 350 Index Fund (IEV)

 乙が次にヨーロッパ株の ETF で購入したのは iShares S&P Europe 350 Index Fund (IEV) です。
http://www.ishares.com/fund_info/detail.jhtml?symbol=IEV
 Expense Ratio は 0.60% です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=44557
に説明がありますが、S&P Europe 350 Index に連動する ETF です。
 国別の投資比率では、イギリス 34.22%、フランス 14.62%、ドイツ 11.32%、スイス 10.32%、スペイン 6.07%、オランダ 6.01%、イタリア 5.68% などとなっており、ほぼ経済規模に比例しています。セクター別の比率を見ると金融関係が多く含まれているようです。
 じっくりとした成長をねらうには、こういう ETF がいいのではないかと思いました。
posted by 乙 at 03:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月19日

ジャストシステムの株を買う

 乙は、日本株に悲観的で、しかも自分のポートフォリオの中で日本株の保有割合が高めである
2007.5.11 http://otsu.seesaa.net/article/41413879.html
ことから、日本株の保有割合を下げる方向に努力してきました。
 一方、先日、ジョインベスト証券に口座開設をして、5万円を入金しました。
2007.5.14 http://otsu.seesaa.net/article/41746580.html
乙は、この口座を解約しようかどうしようか、迷っていましたが、5万円で買える範囲を探し、ジャストシステムの株を買うことにしました。420 円で最低取引単位の 100 株だけ買いました。7月9日のことでした。
 なぜ、この株を買うようになったのでしょうか。
 実は、先日、ジャストシステム社長の浮川和宣氏の話を聞く機会があったのですが、その夢を語る態度に魅了されたというのが真相です。現在、ワープロソフトとしての一太郎は、Word に押されて大変ですが、ATOK は、それなりに効率のいい仮名漢字変換を提供していますし、ジャストはこれからもっと別の分野にも進出しようとしているようで、会社の将来性に賭けてみようという気になりました。
 42,000 円というのは、いざとなれば、捨てても惜しくはない金額です。
 ジャストシステムの応援団の会費のつもりで株を買いました。ですから、たぶん、15年くらいは売却しないでしょう。毎年、決算書などを送ってくるはずですが、それを読むのが楽しみです。株価が上がろうが下がろうが、あまり問題ではありません。
 退職後は株主総会にも出てみたいものです。株主総会は徳島で開催しているのでしょうか。となれば、四国旅行を兼ねた出席になりそうです。たった 42,000 円の投資で、何万円もかけた旅行をするのでは割に合いませんが、それはそれで老後の楽しみにしたい話です。
 乙が購入したら、10日から急にジャストの株価が上昇し、5万円では買えなくなってしまいました。出来高も急増しています。18日の終値では、何と 780 円にもなっています。10 日間で株価が2倍にもなるのが株のおもしろさなんでしょうね。乙が意図したわけではないけれど、乙の購入はベストタイミングだったようです。
http://market-note.seesaa.net/article/47431122.html
に株価のストップ高の理由が説明されています。「EDINET再構築に伴い「xfy XBRL EDINET対応版(試用版)」を無償ダウンロードということ」だそうです。はあ、そんなことがあったんですか。
 それにしても、ジョインベスト証券での購入手数料 100 円というのは激安です。これで株を15年ほったらかしておくとしたら、証券会社としては儲からないでしょうねえ。コンピュータ管理だから、いいのでしょうか。
 乙はいかにもゴミ投資家らしい行動をしてしまいました。
posted by 乙 at 03:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月18日

石井紘基(2002.1)『日本が自滅する日―官制経済体制が国民のお金を食い尽くす』PHP研究所

 乙が読んだ本です。
 もともと 1,700 円の本ですが、古い本なので、もう新刊は入手できないでしょう。amazon の中古で 8,000 円から 29,000 円もします。乙は、この金額ではちょっと買えないなあと思って、近くの公立図書館で借りて読むことにしました。
 表題がすごいです。インパクトがあります。
 でも、一番すごいのは書かれている内容です。
 内容は、きちんと数字が挙げられていて、説得力があります。このままだと本当に日本が自滅するのではないかと思わせます。
序章 真の構造改革とは何か――「もう一つの日本」を直視せよ
 p.20 構造改革の目的は国家体制を官制経済から市場経済に移行させることだと述べます。日本はそうなっていないのです。
第1章 利権財政の御三家――特別会計、財投、補助金
 財政問題を論じています。
 第1節「誰も知らない日本国の予算」では、特別会計の規模が大きく、国会の承認を得ないで官僚がいろいろ金を使っている状態を好ましくないものとしています。一般会計85兆円だけを見ていては財政の本質はわかりません。日本の本当の予算額は260兆円なのです。
 第2節「究極の“裏帳簿”特別会計」では、道路特別会計、石油特別会計、港湾整備特別会計などの問題点を描きます。p.54 では、特別会計の大きさが不合理であることを述べています。
 第3節「官制経済を支える“闇予算”財投」では、財投の問題点に切り込んでいます。
 第4節「50兆円をバラ撒く補助金制度」では、補助金の使い方のずさんさが示されます。
第2章 経済むしばむ“官企業”――特殊法人と公益法人など
 日本道路公団、都市基盤整備公団、住宅金融公庫などの特殊法人の問題点をズバリ指摘しています。p.115 では、日本は社会主義の国だといっていますが、こういう実態を考えると首肯できます。
第3章 公共事業という名の収奪システム
 高速道路、港湾、空港、農道、ダムなどの公共事業が以下にムダなことをしているか、克明に調べて記述しています。
第4章 構造改革のための25のプログラム
 構造改革の具体的な提案です。官企業を全廃せよ、国家予算を半減せよなどといったことが25項目並んでいます。日本の進むべき道が具体的に示されています。官僚の抵抗は大きいですから、ここに書かれていることがそのまま実現するとは思いませんが、それにしても、こういうことが提案でき、実行できる人(政党)がほしいなあとつくづく思いました。
 著者の石井氏は元民主党所属の衆院議員でした。本書を読んでいると、まるで共産党の議員かと思ってしまいました。それくらいに、政府・自民党(のやってきたことや考え方など)を徹底的に攻撃しています。本書は石井氏のライフワークともいうべきものです。
 石井氏は2002年10月25日に刺殺されました。
http://www.interq.or.jp/pacific/getjapan/jounal/ISIIKOKI.htm
犯人の自供はいいかげんなもので、不自然です。やはり、石井氏の調査におびえた誰かが石井氏を暗殺しようと考えたのでしょう。ということは、この本に書いてあることの一部は正確な指摘だということになります。
 日本国の借金はますます増えています。
2007.7.16 http://otsu.seesaa.net/article/47959253.html
 なぜそうなったかを考える際には、この本で書かれているようなことが重要だと思いました。
 今の日本を眺めると、石井氏の指摘がその後改善されたわけでもありませんから、日本はひたすら自滅への道を歩んでいることになります。


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2007年07月17日

iShares S&P 500 Index Fund (IVV)

 乙が最近購入したアメリカ株の ETF です。Expense Ratio は、0.09% と非常に低いです。
 名前の通り、S&P 500 に連動しますから、SPY と同じようなものです。
 ブログの中でも、SPY と IVV を比較するものが見かけられます。
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/04/etfspyivv_c952.html
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-250.html
http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-63.html
http://www.bitcat.net/tatsuya/merumaga4.htm
http://layup.blog88.fc2.com/blog-entry-88.html
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-468.html
(最後のものは特にコメント欄が充実しています。)
 乙は、SPY をすでに購入していますので、
2007.3.16 http://otsu.seesaa.net/article/36066514.html
単に SPY を2回買うのがしゃくで、別の(名前の)ETF を選んだに過ぎません。
 インデックス投資の考え方からすれば、タイミングも何も関係なく、ただひたすらバイ・アンド・ホールドです。
ラベル:iShares S&P 500 IVV
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2007年07月16日

国の借金、最多の834兆円

 2007年3月末の時点ですが、国の借金は、最多の834兆円になったということだそうです。
http://mfeed.asahi.com/business/update/0625/TKY200706250391.html
 こんなにも借金を積み上げてしまって、国は一体どうするつもりなんでしょう。もうとうてい返せないとしか思えません。
 この状態は、今後も継続します。これから借金が更に増えていくということです。
 2011年にプライマリ・バランスが確保できる予定だそうですが、まあそれだって予定は予定であって、ホントに実現できるかどうか、わかりません。
 さらに、今後はこの膨大な借金を返さなければならないわけですが、それにしては増税論などは、どこでも議論されていません。こんなペースでいいのでしょうか。さっさと消費税を 15% くらいにしないと、取り返しが付かないように思えるのですが。
 この大問題を(今まできちんと討議してこなかった)政治家に任せてしまっていて、大丈夫なのでしょうかね。
 ちょうど参議院選挙の時期ですが、選挙で増税の話はまったくありません。秋からは増税の方向で審議が始まるという話なのに、……。政治というのは、突き詰めれば、どこからどのようにいくらくらいの金を集めて、どこにどのようにいくらくらいの金を使うのかを決める話でしょう。
 政治家は国民をバカにしていませんか。いや、もともと日本人はバカにされる程度の国民なんでしょうか。
 国の借金問題については、PALCOM さんもお書きです。
http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-251.html
http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-252.html
http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-253.html
http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-255.html
http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-256.html
http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-258.html
http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-259.html
http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-264.html
 どういう方向で議論が展開されるのか、乙も関心があります。
ラベル:借金 増税
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2007年07月15日

澤上篤人氏の方言

 renny さんのブログ
http://renny.jugem.jp/?eid=289
で知って、澤上篤人氏の対談
http://www.i-owa.com/blog/archives/Zaikai20070724-5.pdf
を読んでいたら、上から2段目の先頭から2行目ですが、澤上氏の発言で「まいまいする」という言い方が出てきました。
 乙は「おや?」と思いました。こんな言い方、知らないからです。
 さっそく、検索エンジンで調べてみると、「まいまいする」は関西の言い方であることがわかりました。かなり広い範囲で使えるようです。奈良県、和歌山県、岐阜県などなどの使用例があることがわかります。
 次に、澤上氏の出身地を調べてみると、
http://money.quick.co.jp/know_t/top/02.html
には、愛知県名古屋市生まれとあります。
 これでわかりました。澤上氏は、方言と思わずに「まいまいする」を使っていたんですね。
 この場合は、関西の言い方が名古屋まで進出しているということでしょう。
 5分でわかる方言のお勉強でした。
 いやあ、検索エンジンは万能の百科事典ですね。
ラベル:澤上篤人 方言
posted by 乙 at 05:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月14日

外国債券の手数料

 しんのすけさんがブログ
http://d.hatena.ne.jp/zoe1/20070707
で、外国債券の手数料について述べています。大変有意義な記事です。
 乙は、アメリカのゼロクーポン債を買っていますが、
2007.2.17 http://otsu.seesaa.net/article/33851389.html
2007.2.16 http://otsu.seesaa.net/article/33776372.html
2007.2.2 http://otsu.seesaa.net/article/32620299.html
2007.2.1 http://otsu.seesaa.net/article/32539081.html
2007.1.22 http://otsu.seesaa.net/article/31873777.html
2007.1.9 http://otsu.seesaa.net/article/31106871.html
2006.10.9 http://otsu.seesaa.net/article/25117720.html
外国債券の手数料について、これほどは追及しないでいました。
 なにがしかの手数料が取られていることはわかっていましたが、それが具体的にいくらなのか、証券会社は語ってくれないし、自分で計算する気も起きませんでした。
 しんのすけさんのブログで乙は初めて知りました。
 なるほど。そうですか。手数料は1%以上もかかっているんですね。
 まあ、これくらいはしかたないところでしょうか。
ラベル:外国債券
posted by 乙 at 05:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 債券 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月13日

中国は国有株の大量売却をしない?

 乙が読んだニュースです。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/reuters/20070709/129400/
http://news.www.infoseek.co.jp/reuters/business/story/09reutersJAPAN267944/
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200707090078.html
 「中国は、上場企業による国有株の大量売却について、政府の承認を求める新規則を導入する見通し。」とのことです。ちょっとわかりにくい言い方ですが、
http://toyo.searchina.ne.jp/report/2007/0709/cnec_0709_002.shtml
に詳しく書いてあります。国有株を証券市場で売却するのを規制するというわけです。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/reuters/20070709/129402/
によれば、このニュースによって中国株の株価が上昇しているとのことです。
 中国株は、何があるか、わかりませんね。
 乙は、半年ほど前に、2008年になったら中国は保有する上場企業の株の多くを売却することになっているというニュースを聞き、
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070125/117652/?P=2
それなら、今年中に中国株を売っておく方がいいかと思っていたのでした。
 このニュースは、大事な情報のように思って、手帳の2007年12月のところに書き写しておいたのでした。
 しかし、今は、その可能性は遠のいたように思います。少なくとも、乙は、今年中の中国株売却は見送るつもりです。そんなに急ぐ必要もありませんし。
 中国の国有株の問題については、
http://www.katz-china.com/china_problem.htm
http://cstock.fc2web.com/tyuugokukabunodoukou.htm
などが参考になります。
 中国ではこんなふうに突然方針が変更されるということは、中国政府が「やっぱり国有株を大量に放出しよう」と方針を変更する可能性もあるわけです。中国政府の方針で株価が上下するあたりは「やっぱり中国株は危ない」という見方に通じるものがあると思います。
ラベル:中国株 国有株
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2007年07月12日

上地明徳(2006.12)『ダマされたくない人の資産運用術』(青春新書)青春出版社

 乙が読んだ本です。
 200ページの新書(760円+税)ながら、きわめて明解に本格的な資産運用法を説いています。
 p.36 「投機家はラッキーで勝ち、投資家はスキルで勝つ」とあります。投資は長期投資であり、投機は短期取引であることを述べ、デイトレーダーのようなことはしないようにといさめています。
 p.108 日本は少子高齢化しますが、それでも、株式投資を続けて何の問題もないということです。そうかもしれません。しかし、日本経済が(原因は何であれ)めちゃめちゃになって、倒産したり、上場廃止になる企業が相次ぎ、時価総額がどんどん下がるような悲惨な状況になっても、株式投資をしていていいものでしょうか。乙は心配です。少なくとも、著者の上地氏のような楽観論ではすまないように思っています。
 p.114 「正規分布とは、平均を中心に標準偏差の±3倍を超える事象が起き得ない確率分布だ」と明言していますが、ちょっと違うのではないでしょうか。正規分布は、標準偏差の±3倍以内のところに 99.74% は収まりますが、それを越えるところにも、わずかばかり(0.26%ほど)分布しています。理論上は、マイナス無限大からプラス無限大までの値を取り得るのではないでしょうか。説明を簡単にしようという趣旨かもしれませんが、このあたりは簡単にしすぎているように思えます。
 p.135 インデックス・ファンドとアクティブ・ファンドを比べて、必ずしもインデックス・ファンド万歳ではなく、アクティブ・ファンドでもいいのではないかという意見が書かれています。これは普通の投資指南書の主張とは相容れません。優秀なファンド(・マネージャー)を事前に見分けることができると思う人は、ぜひそうするべきでしょう。上地氏はきっとそのタイプなのでしょう。乙は、自分にそういう能力がないと信じていますので、どちらかというとインデックス・ファンド派です。(そうはいいつつも、一部にアクティブ・ファンドを保有しているのですが、それはそれなりの事情があるのです。)
 読了して、新書とは思えない内容の充実ぶりに感心しました。分散投資の本はいろいろありますが、新書1冊でこれほど明解に語ったものは見たことがありません。資産運用を心がける人なら、だれでも一読するべき良書だと思います。


posted by 乙 at 04:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月11日

iShares Dow Jones Select Dividend Index Fund (DVY)

 乙が購入したアメリカ株の ETF です。Expense Ratio は、0.40% です。
 なぜ、この ETF を購入する気になったかというと、いくつかのサイトでこれをすすめる記事を見かけたからです。
http://www.stockrandomwalk.com/merumaga54.html
では、「インデックスファンドやETFで、配当の恩恵を得ながら資産形成を進めるには、iShares Dow Jones Select Dividend Index (DVY)がお奨めです。配当が高いセクターの、高配当企業に投資するETFです。(このETFに関する詳細は以下のバックナンバーをご覧下さい。)」ということで
http://homepage2.nifty.com/randomwalk/merumaga12.htm
を読むように述べています。
 そこには、安定・高配当の ETF であること、Dow Jones U.S. Total Market Index の中で高配当の株式50銘柄に分散投資するETFであることが述べられています。
 Nightwalker さんのブログ
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/05/etf514_21d7.html
によれば、3年間の成績で DVY は SPY よりも結果がいいという話です。
 また、水瀬ケンイチさんも
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-478.html
で、楽天で扱うようになって、DVY を推薦しています。
 チャールズ・エルさんも
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-181.html
で、同様に DVY を勧めています。
 多くのブロガーの意見が一致しているので、アメリカ株 ETF として加えてもいいのかなと思いました。
 安易な態度ですが、インデックス投資の考え方からすれば、こんなことでかまわないはずです。

続きを読む
ラベル:DVY iShares Dow Jones
posted by 乙 at 04:43| Comment(1) | TrackBack(2) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月10日

『日本の論点』編集部(編)(2005.11)『10年後の日本』(文春新書)文藝春秋

 乙が読んだ本です。
 データを積み上げて10年後の日本の状況を予測する内容です。
 前書きも後書きもないので、ちょっとぶっきらぼうな気がします。目次のあとにいきなり本文です。
 10年であれば、今の傾向を将来に延長して将来予測するという手法でいいのではないでしょうか。
 数ページずつで、47項目について述べるスタイルなので、短くまとまっていて理解しやすいです。
 たとえば、次のようなことが論じられます。
p.10 貧富格差が固定化される傾向が強い
p.23 消費税は2ケタになっている
p.32 日本中のインフラが老朽化する
p.42 退職金、企業年金が危ない
p.55 団塊の世代が「背伸び消費」して貯蓄率が低下する
p.92 フリーターが高齢化し、500万人にも達する
p.105 引きこもりの高齢化が進む
p.196 2010年、国債の大量償還があり、財政が破綻するかもしれない
p.200 長期金利が暴騰し、ハイパーインフレが来る
p.204 中国経済がますますヒートアップする
p.210 BRICs が台頭し、日本の新しいパートナーになる
 他にも、いろいろな将来予測があるわけですが、全体として真面目に取材して、データに基づいて書かれているように思いました。ということはかなり信頼できるのではないかということです。
 ただし、1項目の記述がかなり簡単に過ぎて、もう少しページ数を使って説得力のある書き方にしてもらえたらよかったのにと思いました。よい意味でも悪い意味でもジャーナリスティックに書かれていると言えます。
 また、10年先の日本の予測では暗いものが多く、全体として日本はどうなってしまうのだろうかという不安がかき立てられます。このまま日本に投資していっていいのでしょうか。明るくない日本に過度に入れ込むことを避け、海外に投資したほうがいいような気がしてきました。もっとも、インデックス投資の考え方からすれば、こういう理由で日本に投資しないと判断することがむしろ問題なわけですが。


ラベル:10年後
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2007年07月09日

自分の年金の調査

 乙も、昨今の年金問題には無関心ではいられません。
 自分の老後を考える上では、まずは最初に考慮するべき問題でしょう。
 ところで、社会保険庁は、ネットでこれまでの年金加入記録を照会できるようにしたようです。
https://www3.idpass-net.sia.go.jp/neko/action/z0401
 それはいいのですが、何と、共済組合に加入中の人についてはこのサービスの対象外だそうです。
https://www3.idpass-net.sia.go.jp/neko/service/s00001.html#kyosai
http://plaza.rakuten.co.jp/ismoney/diary/200707050000/
 共済組合の加入者の年金は大丈夫なのかというと、そんなことはなく、やはり似たような問題が起こっています。
http://www.nenkin.co.jp/pension/archives/2007/06/22/187.html/
 共済組合の加入者も個人ごとに調査してもらえないものでしょうか。
ラベル:年金 共済組合
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2007年07月08日

山田真哉(2005.2)『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(光文社新書)光文社

 乙が読んだ本です。
 「身近な疑問からはじめる会計学」という副題が付いています。
 どんな疑問か、取り出してみましょう。
1 さおだけ屋はほとんど売れなさそうなのに、次々と回ってくる。なぜ潰れないのか。
2 ベッドタウンに高級フランス料理の店がある。いつみても客がほとんどいないのに、なぜ潰れないのか。
3 在庫だらけの自然食品店がある。なぜ潰れないのか。
4 仕入れた商品を完売したのに怒られた。なぜか。
5 雀荘の店員と麻雀をやったら、その人がトップ賞をねらわずにゲームを止めてしまった。なぜか。
6 ある人がいつもワリカンの支払い役を買って出るが、それはなぜか。
 というわけで、なかなか疑問としてはおもしろいと思います。まあ、本の題名にもなっている「さおだけ屋……」が一番インパクトがあるように思いますが。
 それぞれの説明は簡単なものなのですが、それを書いてしまうと、ネタバラシになってしまいそうなので、止めておきます。
 5は、腑に落ちない点がありました。雀荘は、客の回転率を高めるためにさっさと勝負を終えさせて次のゲームに誘導しているのだというのが山田氏の解釈ですが、これはホントでしょうか。雀荘が店員の負け分を出してくれるならば、この解釈で何ら問題はないのですが、p.133 にあるように、雀荘の店員が負けた場合、個人的に負け分を支払うという仕組みならば、雀荘の店員はマイナスで終わることを避けるようにすると思います。店員にしてみれば、回転率を高めて店を儲けさせようとしても、負け分を個人的に払うのでは自分としてマイナスになってしまいます。レートにもよりますが、店員がそんなことをするでしょうか。
 6についても、乙は山田氏の解釈に従えませんでした。クレジットカードのポイント制度が影響しているでしょう。山田氏のこの議論は変です。
 1〜4についても、ホントかなあと思える面があります。まあ、山田氏の考え方・解釈もありうるというように考えておけばいいでしょう。
 全体として、身の回りのふとした疑問からお金の考え方を説明するという書き方はおもしろいと思いますが、結局、わかりきったことをやさしく解説しているだけのように感じられます。これが会計学の入門になるとはとても思えません。


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2007年07月07日

毎月分配型の投信は本当に不利か

 ブログ中にちょっと気になる記事を見つけました。
http://ginzafp.jugem.jp/?eid=142
ですが、毎月分配型の投信と分配をしない投信の10年後の成績を計算した結果を示しています。
 その結果は、リターンの低い債券型の場合、毎月分配型のほうが 1.66% ほど成績が悪いというものです。両者の違い、意外に小さいとは思いませんか。10年後の成績が全体として5割増の運用結果になっているのですから、1.66% なんて無視してもいい数字です。
 リターンが多い株式型では、かなりの差が出ることも示されていますので、一概に言ってはいけませんが、この記事は大変おもしろかったです。乙は一時グロソブを保有していましたが、当時、口座残高がそれなりに増えていくので、なぜこれがあしざまに言われるのか、不思議な気がしました。
 その後、いろいろ考えてグロソブは解約してしまいました。
2006.8.17 http://otsu.seesaa.net/article/22441509.html
それはそれでいいのですが、こんな計算のことを知っていれば、「毎月分配型」というだけで頭から否定的になる必要はないのかもしれません。
 それ以外の問題点もいろいろあるので、グロソブを「いいファンドだ」と主張するものではありませんが。
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2007年07月06日

メキシコ人富豪、長者番付でB・ゲイツ氏抜き首位に

 乙はロイターの記事で読みました。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-26709320070703?rpc=131
世界一の大富豪は、何と、メキシコ人なんですね。
 その資産総額は、8兆3000億円だそうです。驚きの金額です。
 こんなにも資産があったら、死ぬまでに使い切ることはありません。いや、それどころか、安全に運用していても、どんどん総額がふくらんでいくことでしょう。今後、これをどう使うかというところにこの大富豪の考え方が表れます。きっと、悩ましいでしょうねえ。
 記事によれば、メキシコは貧富の差が激しいとのことなので、是非、メキシコの(貧困層の)ためになるようなお金の使い方をしてもらいたいものです。
 乙が住む世界とは別世界ですが、驚きのニュースでした。
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2007年07月05日

パスポートの更新と HSBC 香港への連絡

 乙のパスポートは10年前に発行されたものだったので、有効期限が切れてしまいます。
 そこで、パスポートを更新することにしました。
 それ自体は普通の手続きなのですが、乙の場合、HSBC 香港を利用しているので、ちょっとした問題があります。HSBC 香港に対して、高額送金先を登録する書類を書くとき、パスポート番号を書く欄があるのです。(他にもパスポート番号が必要な書類があるかもしれません。)古いパスポートは有効期限が切れてしまうのですから、いつまでも古い番号を書くわけにはいきません。一方、新しいパスポートを入手すると、パスポート番号が変わりますから、新しいパスポート番号を HSBC 香港に知らせておかなければなりません。
 旧パスポート番号については、口座開設時に乙が香港にいって、HSBC 香港の窓口で行員が直接パスポートのコピーを取りましたから、そのときはそれで良かったのですが、今は特に香港に行く用事がないので、日本からその手続きをする必要があります。
 ところが、単に、新しいパスポートのコピーを郵送するだけではダメなようなのです。
http://blog.linux-soho.net/2006/11/hsbc_powervantageidentificatio.html
に詳しい説明がありますが、HSBC の東京支店で認証してもらわないといけないのだそうです。いやはやこれはめんどうです。
 しかし、まずは自分で試してみるべきだと思い、手紙と一緒に、新旧パスポート(旧パスポートには「VOID」と穴が開けられています)を並べてコピーを取り、それを HSBC 香港に郵送してみました。でも、3週間ばかりして、HSBC 香港から「証明がないから受け付けられない」という連絡がありました。
 う〜ん、残念。やっぱりダメでした。
 今度、乙が香港に行くときに、窓口で手続きしてきましょうかね。それまでに、特に、高額送金先の登録がなければ、あまり問題ではありませんし。
posted by 乙 at 04:02| Comment(5) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月04日

古橋隆之(2001.11)『納税者反乱』総合法令出版

 乙が読んだ本です。表紙には「賢い国際節税法」という副題が付いています。
 目次は以下の通りです。
第1部 世界の税金事情
 第1章 納税者の反乱
 第2章 オフショアセンター最新事情
 第3章 「税の競争」への規制
 第4章 日本の所得・法人税は高いか
第2部 国際税務から見たタックスプランニング
 第5章 日本の相続・贈与税
 第6章 相続税オフショア実践編
 第7章 インターネットと税金
 第8章 オフショア・タックス・プランニング

 第1章では、欧米諸国で納税者が海外流出する例をいくつか挙げています。
 第2章では、各オフショアの税制などを解説しています。
 第3章では、世界各国が国際的に移動可能な資本を自国に誘致するために、競って税を安くしようとしている実態を描いています。
 第4章は、タイトルが内容を良く表しています。p.103 のグラフでは、日本を税金が安い国としていますが、その後に続く解説を読んでいくと、必ずしもそう簡単な話ではないということになります。
 第5章は、相続・贈与税の話で、アメリカの制度などと比較しつつ、二重国籍や無国籍の話も絡めて、どうすると相続税や贈与税を節約できるか、述べています。
 第6章は、親から子供への贈与を行う際に、オフショアの会社などを介在させる方法をいくつか具体的に例を挙げながら説明しています。
 第7章では、海外の子会社などを通してインターネット上で商売をしているような場合の税務面での注意事項を述べます。
 第8章では、オフショアに会社を設けて、いろいろな制度を利用しつつ相続税・贈与税を節税する方法を具体的に例示しています。

 乙は、読んでいる途中で、「あ、これは自分に関係ないかな」と思ってしまいました。なぜならば、この本に出てくる例は、すべて資産家の例で、個人投資家には縁遠い話だったからです。たぶん、資産が数十億円以上あって、まともに相続税を払うことになったら大変だという人むけに書かれています。
 乙は、どうがんばっても、死ぬまでにそんな額の資産形成はできませんので、その意味で「自分に無関係」と思ってしまいました。
 本書によれば、親も子も5年以上日本を離れて海外に住み非居住者となっていれば、贈与税の対象にはならないとのことです。それはいいのですが、p.216 によれば、日本の会社の株式は、相続税では日本にある財産となり、株式所有者が海外に住んでいても、相続・贈与のときに日本の相続・贈与がかかるということです。取り扱い方(計算法)がけっこう細かく決まっているんですね。驚きました。
 数十億円以上の資産がある人は、本書のようなものを1冊読んで、概略の知識を得て、具体的には著者のような税理士事務所に個別に相談するのがよさそうだということになります。


posted by 乙 at 05:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月03日

ブログ記事500本

 乙のブログは 2006年1月28日開設以来、ほぼ毎日1回の更新を心がけてきました。約1年半経ったことになります。
 その結果、今日でブログ記事数 500 本を達成しました。今日は、まさにその記念するべき(誰が記念するんだろ?)日です。
 思い起こせば、この1年半でいろいろなことがありました。
 ブログを読み返すと、最初のころと今とでかなり乙の考え方が変わってきています。これはこれで興味深いし、自分がそのときに考えて書いたことですから、以前のものも全部そのまま取っておきたい気分です。
 毎日、多くの方が乙のブログに訪問してくださっています。
 もともと、このブログは息子や妻のために(乙が死んでも資産運用に関して迷わないように)書き始めたのですが、ブログの性質上、それだけでは済まなくなってきました。
 多くの人に支えられて乙の投資生活がうまくいっているように感じています。
 皆さん、今後とも、よろしくお願いいたします。
posted by 乙 at 07:10| Comment(2) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月02日

楽天証券のセミナーに参加してきました。

 乙は、7月1日(日)に両国の国技館で行われた「楽天証券 サービス開始8周年記念投資セミナー」に参加しました。
 国技館なんて、ずっと前に大相撲を見に行ったきりで、なかなか行く機会がなかったのですが、そこが大きな講演会場になっており、驚きました。枡席にも椅子が並べられていました。
 会場に入るときにも、楽天証券の社員が多数いて(首に名札をぶら下げているのですぐにわかります)、会場費・人件費・講師の謝礼などを考えると、このセミナーは相当に高くついているように思いました。
 入場時には、楽天証券の袋に入ったずっしりとした資料をもらいました。なかなか一読するのも大変な量です。それに加えて、チラシみたいのを次々くれたので、それはもう大騒ぎでした。もっとも、この資料の大部分は講演の内容とは無関係だったのですが。
 森永卓郎氏「年収 120 万円時代の経済、マーケット論」は、大変おもしろかったです。日本の格差が広がりつつあること、アメリカと比べれば日本はまだそれほど極端な格差があるわけではないこと、竹中氏の構造改革はつまりアメリカ化のことであること、労働分配率が下がっており、30代で非婚が増えていることなどをデータを示しながら語っていました。内容がわかりやすくて、声が良く通り、理路整然としていて聞きやすかったです。
 澤上篤人氏「人生を豊かにする資産づくり」は、持論の長期投資家の考え方を語ってくれました。今は日本株に強気だとのことです。その理由も4点ほど挙げていましたが、まあ細かくなるので、詳細は書きません。1兆円でも運用を任せてもらえば、ありったけ日本株を買うという発言が印象的でした。
 これで午前の部は終わりで、昼食休憩になりました。
 午後は、ピーター・タスカ氏「日本の選択」から始まりました。イギリス人で、日本語は達者ですが、やはり講演には向いていないように思いました。ところどころで不自然な日本語が出てきたり、語句の切り方が違っていたりして意味が汲み取りにくいところがあったりしました。日本株は割安で、特に大企業にその傾向が強く、自分は強気だと発言していました。お昼を食べたあとということもあってかなり居眠りをしてしまいました。
 堀古英司氏「米国株:良いビジネスを安く買う」は、米国の企業をどう見るかという話でした。米国株は割安だということです。
 広瀬隆雄氏「地球温暖化現象と BRICs」は、アメリカで環境問題への関心が高まっていることを指摘し、太陽電池関連企業などの株価が上昇するだろうと予想していました。GE がおすすめだそうです。それに、STP, LDK などを推薦していました。さらに、エタノールがアメリカやブラジルで使われはじめていることを指摘し、VSE や AVR を推薦していました。
 なお、最後に、会場に来ている人に「BRICs に投資している人は手を挙げてください」と呼びかけたところ、半数くらいの人が挙手しました。意外でした。こんなセミナーに来ているのは投資家の中でもかなり意識が高い人で、だったら、大部分の人が何らかの形で BRICs にすでに投資しているだろうと予想していました。(何となく手を挙げそびれた人も多かったのかもしれません。)
 山崎元「個人投資家のためのホンネの投資理論」は、成長株理論、割引配当モデル、ポートフォリオ理論、効率的市場仮説、CAPM、APT、アノマリーの研究、行動ファイナンス、ニューロファイナンス、生物学的市場モデルなどについて手際よく解説していました。その中のいくつかの理論について「役に立たない」と切り捨てていたのが印象的でした。
 ここで、15分の休憩になりましたが、乙は、この段階で退出しました。あとは、テクニカル分析の話とラジオ NIKKEI の記者の座談会ということで、特定の企業の話になったようです。インデックス投資の考え方からすると、こういうのを聞いても時間のムダですから、省略しました。

 セミナー全体としては、満足できました。音響設備も良く、広い会場のどこにいてもそれなりに良く聞こえたように思います。森永氏も、澤上氏も、山崎氏も、声が良く、自信を持って話しているようすが伝わってきました。
 こういうセミナーの内容は、だいたい「強気」発言が出るものです。証券会社としては、株を買ってもらわないと商売にならないですからね。
 こういうセミナーを無料で開催するところはおもしろいです。乙は単にアンケートに答えただけですが、個人を特定するものは何もありませんでした。こんな大規模なセミナーを開催して、楽天証券は儲かるのでしょうか。そこが一番心配になったことでした。
 なお、
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-508.html
に関連記事があります。お昼に乙の二つ隣の席でおにぎりをほおばっている人がいましたが、まさかその方が水瀬さんではないでしょうね。
posted by 乙 at 05:27| Comment(1) | TrackBack(1) | その他の投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月01日

山崎伸治(2007.4)『「団塊の世代」は月14万円使える!?』(青春新書)青春出版社

 乙が読んだ本です。
 乙は「団塊の世代」よりも若いのですが、いろいろと親近感を感じる面があり、タイトルにつられてこの本を買ってしまいました。
 本全体としては、各種の意識調査を駆使して、「団塊の世代」がどんなことを考えているかを述べたものです。本書の大部分は4ページずつで、一つの質問項目の集計結果とその解釈から成っています。ただし、調査したときの回答者の人数とその集め方が書かれていないのは大きな欠点でしょう。(結果の信頼性に直結する問題です。)
 資産運用についても、いくつか質問項目があります。

p.22-25 総務省の「家計調査(貯蓄編・負債編2005年)」を引用し、次のような数字を挙げています。

    金融資産総額   負債   純金融資産
40代 1181万円 852万円  329万円
50代 1747万円 581万円 1166万円
60代 2367万円 224万円 2143万円

 50代後半の団塊の世代は自由に使える金を一番多く持っているということです。
 この感覚は妥当な気がします。乙が今までにそれぞれの年代で感じてきたことをぴたりと言い当てているような気がしました。
 ということは、これから60代になったらどんな感じになるか、それは本書の通りになるのでしょう。

p.130-133 団塊の世代は、リスク覚悟で積極的な運用を考えていることがわかります。特に男性がそうです。
 今後利用したい金融商品(預貯金以外)では、株式や投資信託、国債・公社債、外貨預金があげられており、積極性がわかります。
 ただし、調査の結果では、団塊の世代が短期志向なのが気になります。投資は、もっと長期的な姿勢で臨むことが必要なのではないでしょうか。それは、高齢になったとしても同じことだと思います。

p.210-213 団塊の世代は空前の退職金と親からの相続資産を持ち、金融機関などはそれをねらっているところだという指摘は、まさにその通りです。金融機関に騙されないように、資産運用はしっかり勉強しておかなければ成りません。

 読み終わって、乙の考え方・感じ方が「団塊の世代」とほぼ同じであることに驚きました。まるで自分のことが述べられているようです。
 ただし、ちょっとドキッとしたことは、p.148「50代女性の約半数は、いまの夫との「離婚」を考えたことがある」というところです。乙の妻もそんなことを考えているのでしょうか。気になって聞いてみましたが、「考えていない」とのことでした。(ホントかどうか、わかりませんが。)
 ともあれ、本書は、資産運用だけでなく、生き方や不安や興味などライフスタイル全般を扱ったものとして、大変おもしろく読めます。特に、団塊の世代、およびその前後の世代の人は一読しておく価値があるだろうと思いました。


posted by 乙 at 08:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする