2007年07月27日

門倉貴史(2007.6)『ホワイトカラーは給料ドロボーか?』(光文社新書)光文社

 乙が読んだ本です。
 タイトルに引かれて買いました。
 しかし、この答えは第1章「本当に日本の生産性は低いのか」で述べられてしまいます。日本のホワイトカラーの生産性は決して低くないというのです。その意味で、ホワイトカラーを給料ドロボーと呼んではいけないことになります。
 第2章から先は、タイトルとは違った内容ということになります。日本人の働き方を、数字やグラフを挙げながら論述していくのはわかりやすいし、内容に問題があるわけではないのですが、やっぱり、こういうタイトルをつけるのは変です。
 第2章「残業はなぜ増える」では、サービス残業が増える理由を述べていますが、みんなが成果主義で競争している以上当然だということになります。
 第3章「ホワイトカラーの給料はどうやって決まるのか」では、給料が相対評価にしたがって決まる傾向があることを述べています。
 第4章「日本のホワイトカラーはどこへいくのか」では、終身雇用制度や年功序列賃金制度が崩れ、ホワイトカラーの中で格差が広がっていること、日本の最低賃金が低いことなどを述べています。
 全体的に、真面目で信頼できる記述のしかたですが、あまり新しい知見はなく、すでにわかっていることをデータを示しつつ再確認するような感じに受け取れます。
 若い人は、自分の将来を考える上でも、一読の価値があるでしょうが、中高年層は読まなくていいでしょう。乙もホワイトカラーの一員であるだけに、読まずにいられなかったのですが、ちょっとがっかりしました。
 ところで、乙がもらっている給料は多いのでしょうか、少ないのでしょうか。このブログは赤裸々に語る場でもないので、ま「人並み」ということにしておきましょう。私企業に勤めるサラリーマンで、役員ではありませんから、そんなに高い給料のはずはありません。人並みです、人並み。


posted by 乙 at 04:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする