これら5種類
MLIIF Emerging Europe Fund (Class A2 - USD)
2007.9.5 http://otsu.seesaa.net/article/53986216.html
MLIIF Latin American Fund
2007.9.6 http://otsu.seesaa.net/article/54124754.html
MLIIF US Opportunities Fund (Class A2)
2007.9.9 http://otsu.seesaa.net/article/54534527.html
JPM Eastern Europe
2007.9.11 http://otsu.seesaa.net/article/54814336.html
JF Eastern Smaller Companies
2007.9.13 http://otsu.seesaa.net/article/55099575.html
を見てみると、HSBC の運用するアクティブ・ファンド群
2007.8.18 http://otsu.seesaa.net/article/51767669.html
と似た傾向が見られます。
新興国の場合は、ファンドの成績がベンチマークを上回っていることが多いのに、アメリカ小型株ではほんのわずかのプラスで、手数料を考えたら、あまり実入りがよくないというレベルでした。
乙は、この結果についてなかなか意味深長なように思います。
一般論として、アクティブ・ファンドよりはインデックス・ファンドが望ましいという意見は理解できますし、基本的にその考え方は正しいと思います。しかし、乙が保有している多くのアクティブ・ファンドが、共通の傾向を示しているように思います。新興国の株を対象とするアクティブ・ファンドは、インデックスを上回っていることが多い(先進国ではインデックス並みかそれ以下である)ということです。
日本で販売されている投資信託でも同様の傾向があるのかどうか、乙は知りません。自分が保有するわけでもないものを調べるのがめんどうだというだけの話です。
乙は、自分が保有するアクティブ・ファンドの成績を調べて、運用成績がイマイチだったときは解約するというようなことを考えています。今までもそうしてきましたし、その結果マイナスになった(損失を出した)場合もずいぶんあります。
そもそもそういうものには手を出さずに(冒険せずに)、インデックス・ファンドを購入しておけばいいのだという考え方もあるし、それが正しいのでしょうが、いろいろ経験しつつ、自分流の投資術を確立していくのも有用ではないかと思います。
乙は、今のところ、HSBC 香港での経験に基づいて、高手数料のアクティブ・ファンドもそれなりの存在意義があると考えています。
高い手数料のファンドがインデックスを上回る運用成績を残すことができるならば、投資家サイドも、運用サイドも、両者が win-win の関係になって、こんな望ましいことはないように思います。そんな夢みたいなことが可能でしょうか。よくわかりませんが、単純に否定するべきでもないように思います。
こんなことを調べたのは、乙が保有するアクティブ・ファンドのうち、いくつかを解約してインデックス・ファンドに乗り換えようと思ったからでした。成績の悪いものを解約しようと思って、個々に検討したのですが、結果的には解約するべきものがないという結論に至りました。