2007年10月31日

新生銀行で投資信託を買おうとすると……

 乙は、久しぶりに新生銀行で投資信託を買おうかなと思いました。
2007.10.28 http://otsu.seesaa.net/article/62862032.html
で述べたように、振込回数を月5回にするために、投資信託を買う手があると考えたためです。
 そのコメント欄で複数の方から教えていただいた「大同のMMF」がいいのではないかと思いました。10万円だけ買うということです。
 さっそくネットでログインして、「資産運用」をクリックすると、次のような画面になりました。
今回のお取引が、お客さまの投資目的、投資経験や財産の状況などに照らし、お客さまに適合するものであるか否かを確認させていただくため、各項目につきまして1つだけお選びください。

1. お客さまの今回のこの商品へのご投資の目的について 、どちらかお選びください。
 ○比較的低いリターンで構わないのでリスクを抑えたい
 ○相応のリスクを許容して、比較的高いリターンを狙いたい

2. お客さまの今回のこの商品へのご資金の性格について、下のいずれかのうち1つお選びください。
 ○使途確定資金・生活資金
 ○投資可能な余裕資金

3. お客さまの今回の取引時点での、運用商品への投資のご経験について 、下のいずれかのうち1つお選びください。
 ○これまで投資経験がない
 ○これまで投資経験は1年未満である
 ○これまで投資経験は1年以上である

4. 現在のお客さまが今回の取引を実行した段階で、保有する全金融資産(他社もあわせて)のうちバランスの状況について、下のいずれかのうち1つお選びください。
 ○運用商品10%以下
 ○運用商品10%超30%以下
 ○運用商品30%超50%以下
 ○運用商品50%超

 そこで、乙の現状をクリックして選びました。
1.相応のリスクを許容して、比較的高いリターンを狙いたい
2.投資可能な余裕資金
3.これまで投資経験は1年以上である
4.運用商品50%超

 そして、「次へ」をクリックすると、次のようなメッセージが出て来ました。
 4つの質問のご回答内容から判断し、このお取引はお客さまに適合するものではございませんので、お受けすることができません。ご回答内容をご確認ください。なお新生パワーコール0120-456-007や店頭窓口にてお申込みいただきますと、さらに詳しくお客さまの状況をお伺いした上で、お取引をお受けできる場合もあります。

 何と、乙は投資不適格人間だったんですね。知りませんでした。ちょっとショックでした。
 そこで、今回は、MMF の購入が目的なので、低リターンでいいのだろうと考えて、
1.比較的低いリターンで構わないのでリスクを抑えたい
を選んで、「次へ」をクリックしました。やはり同じメッセージが出て、それ以上先には進めませんでした。
 おやおや。
 しかたがないので、ちょっと嘘をついて
4.運用商品30%超50%以下
を選ぶと、(1.はどうであれ)その先に進むことができました。
 乙は資産中に現金の占める割合が低く、たいていは全資産の1割もいきません。そして、(新生銀行以外の金融機関で)株やファンドなどに資産の9割を投資しているわけです。
 今回は、新生銀行から「運用商品を50%未満にしなさい」と言われたようなものです。
 ところで、「運用商品」とは何でしょうか。新生銀行のサイトには、注が付いており、
「運用商品」とは、外貨預金、投資信託、公社債、株、先物取引、オプション取引、外国債券で、株価、為替、金利などの変動により、当初からの元本割れなどの期待する結果が得られないリスクがある商品を指します。

とのことです。
 同じくリスクがあるといっても、株や先物取引と公社債では相当に意味合いが違うと思いますが、そういうことは考慮しなくていいのでしょうか。
 乙は、どれくらいの資金をどう運用しようとも、それは個人の自由のように思います。乙の場合も、自分で判断して何にいくら投資するかを考えています。しかし、金融商品取引法の施行後は、銀行としてこんなチェックをしなければならないのでしょうかね。
 憂さ晴らし的に、当たり散らしていえば、運用商品の 50% という比率だって、運用資産の額によって変わりうるのではないでしょうか。400 万円だと、50%未満でいいように思いますが、2000 万円ならば 70% くらいあってもいいだろうし、1億円ならば 90% でもいいだろうと思います。それを一律 50% に限定するのはいかがでしょう。
 乙は、何だか、MMF の購入意欲がなくなってしまいました。嘘をついてまでして 10 万円の MMF を買うのはばからしいと思ったのです。
posted by 乙 at 05:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月30日

個人間金融取引所・ゾーパ

 乙は、日経新聞 2007.10.28 朝刊 p.17 で見かけました。
 イギリスの話ですが、個人間金融取引所というのがあるそうです。ゾーパというのだそうです。貸し手と借り手をインターネットでつないだ新しい金融形態とのことです。
 これはおもしろいと思いました。
 仲介業者が手数料を貸し手と借り手の両方から 0.5% ずつ徴収するだけというのは、コストが安くてとても便利そうに響きます。借り手から見ると、大手銀行より3割程度安い金利になるということですから、これまた受けそうです。(3割安いというのは、9% の金利が 6.3% になるという意味でしょう。)
 貸し手も借り手も信用情報会社が与信審査をするということですから、比較的安心できそうです。貸し手のほうの信用は、あまり心配する必要はなさそうです。借金は、借りてしまえば、借り手のほうが強いからです。とはいえ、借り手から見れば、申し込んでも貸してもらえないことになったら困るわけですから、こういう審査があってもやむを得ないでしょう。
 創業2年でゾーパの利用者は18万人に増えたそうですが、さもありなんです。
 さっそくネットで調べてみると、すでにいろいろな記事があります。大まかな日付順に見ていきましょう。
[1] 2005.4.4 http://wiredvision.jp/archives/200504/2005040403.html
2005.4.6 http://zakki.paslog.jp/article/16392.html
 これらの記事によると、「貸し手は1人につき最低50人に融資を行ない、借り手1人に融資できる額は最高200ポンド(約4万円)までに制限されている。」「貸し手も法人ではなく個人でなければならず、いかなる時点においても貸し付け残高が2万5000ポンド(約500万円)を超えてはならない。」とあります。まさに分散投資と同じ考え方です。
[2] 2005.4.5 http://www.grope.info/index.php/index.php?no=r791
 こちらでは、どっちつかずの迷いが表明されています。
[3] 2005.6.17 http://oshimago.chu.jp/personal/archives/000367.html
 ここでは、日本国内でも大きな期待をしたいと言っています。
[4] 2006.5.8 http://blog.mag2.com/m/log/0000164032/?YEAR=2006&MONTH=5&DAY=8
 この記事によると、貸し手も借り手もイギリスに住んでいて、イギリスの銀行に口座を持っている人が対象とのことなので、日本に住む人間が投資するわけにはいきません。
[5] 2006.5.10 http://blog.livedoor.jp/lala33/archives/50602866.html
 この記事では、「昔あった無尽(頼母子講)の現代版」と位置づけています。
[6] 2006.9.27 http://www.sodan.info/colum/?sec=detail&did=14504
 ここでは、日経新聞 2006.9.27 夕刊のゾーパに関する記事が読めます。
[7] 2006.10.8 http://ameblo.jp/nippau/entry-10017965554.html
 この記事では、デフォルト(債務の不履行)が起きたときのことが詳しいです。
[8] 2006.10.17 http://www.osa-kigyou.com/topic114.html
 この記事では、起業資金の作り方の一例として考えています。
[9] 2007.1.8 http://bracingjapan.livedoor.biz/archives/50492077.html
 ここでも、ビジネス開始のタネ銭としての利用を考えています。[8] と同じ考え方です。
[10] 2007.1 http://www.jnews.com/special/reports/200701/200701.html
 この記事では、ゾーパの借り手は返済保護保険に入ることができるとあります。何と、保険付きも可能なんですね。
[11] 2007.2.28 http://ameblo.jp/sem-info/entry-10026611173.html
 こちらでは、「国の柔軟な対応の、また新しいサービスが根付くスピードが遅いという風土が日本にはあるように感じる。」ということで、日本の「遅さ」を嘆いています。

 また、これをテーマにしたメルマガまで出ているのでした。
[12] http://www.mag2.com/m/0000238187.html
[13] http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/6246/
 こちらは、ウィキバンクのメルマガですが、ゾーパについても触れられています。

 ゾーパについては、次のところでも記事があります。
[14] 2006.5.10 http://plaza.rakuten.co.jp/www9945/diary/200605090000/
[15] 2006.9.28 http://blog.goo.ne.jp/038sinagawa/e/8e9f720783061353ca2a72d51e3f7328
[16] 2007.2.5 http://plaza.rakuten.co.jp/rironbusou/diary/200702040000/
[17] 2007.3.8 http://community.eoy.ne.jp/blog/index.php?module=Blog&action=ShowBlog&uname=03fmsato&eid=6210d90ad2bf1218bc56627e724f6ebd&mode=permanent
 本家のHPは以下のところです。
[18] http://www.zopa.com/

 WWW で記事を見ていったら、ゾーパとともに、アメリカの prosper について触れられている記事も多かったです。両方とも個人間金融という点では共通しています。
[19] 2006.3.3 http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060303_prosper/
[20] 2007.4.24 http://d.hatena.ne.jp/kazundo/20070424
[21] 2007.6.12 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070521/271705/
[22] 2007.8.6 http://hiroyoshi.wordpress.com/2007/08/06/
[23] 2007.10.5 http://japan.internet.com/busnews/20071005/8.html

 ところで、日本でもこういう仕組みがあるのでしょうか。
 ウィキバンク
http://wikibank.jp/
http://wiki.bank.jp/
http://www.bank.jp/
がどうもそれに近いように思えます。2007年4月1日業務開始だそうです。
 それにしても、類似の URL が2個あるのはいかがなものでしょうか。両者は同一管理人が提供しているもののようですが、何となくいかがわしさを感じさせます(失礼な言い方で恐縮です)。
 こういう仕組みができて普及すれば、銀行の金利よりもさらに高い金利をとるサラ金は大きな影響を受けるでしょう。一般人が(信用レベルにもよりますが)銀行融資よりもさらに安い金利で資金が借りられるとなったら、サラ金に行く人はよほど信用のない人だけになってしまうでしょう。いよいよサラ金は貸し倒れリスクが高まり、倒産する業者が多数出てくることになりそうです。
 それどころか、銀行自体が危ないかもしれません。預金者から金を集めて企業などに貸し出すというモデルは、間接金融ですが、すでに機能しなくなってきており、直接金融が大きくなってきています。銀行は、したがって、経営が苦しくなってきています。
 個人間金融取引所は、まさに直接金融なんですね。投資家としても、自分の金が目に見えるところに有効に使ってもらえて、しかも後日金利が付いて返されるなら、こんなうれしいことはありません。
 インターネットの普及が、社会に影響を及ぼすというのは、たとえば、こういうことを指すのでしょうね。
 消費生活の面では、インターネットが生産者と消費者をつないで、問屋などの仲介業者を通さない、いわゆる「中抜き」を促進しているわけですが、金融面でも中抜きが起こりうるということです。
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posted by 乙 at 04:57| Comment(0) | TrackBack(0) | その他の投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月29日

Forsyth Global Commodity Fund の解約

 乙は、Forsyth Global Commodity Fund というファンドに投資していました。
2006.8.29 http://otsu.seesaa.net/article/22954971.html
 9月14日に、代理店(ブローカー)からメールがきました。運用会社の Forsyth Partners に問題があるというのです。
 このメールは、「This E-mail is confidential. It may also be legally privileged.」とありますので、その問題を語る部分などを引用することはできませんが、代理店から「ファンドの解約(redemption)を強くおすすめします」といわれ、解約のフォームまでメールに添付されていては、さすがに、それをはねのけて保有を継続する勇気は乙にはありませんでした。
 それに、乙の場合、株式でも債券でもない資産クラスが大きな比重を占めているので、それに該当するファンドを解約することは望ましいことだと思いました。
 そこで、さっそくファンドを解約することにしました。海外ファンドの解約は、乙にとって初めての経験でした。
 まず、乙が間違えたのは、re trading ということばの意味です。代理店からは「re trading には免許証のコピーやパスポートのコピー、それに公共料金の領収書のコピーが必要だ」といわれましたが、乙は、解約した資金で次のファンドを購入することが re trading だと解釈し、解約だけならこういう書類は不要だろうと考えて、各種コピーを送らなかったら、代理店から送るように再度求められました。購入が trading であり、売却も trading だから、解約は re trading というわけです。乙は知りませんでした。
 ファンドの契約時にこういう書類を求められるのは(マネーロンダリングの防止のためということで)わかりますが、解約時にもいろいろ送らなければならないのですね。単に、解約請求書類にサインして郵送するだけではないようです。それが乙にはわからずに、最初は解約の書類だけを代理店にFAXすればいいのだと思いこんでしまいました。
 その後、FAXで各種コピーを送ったら、今度はそれらが不鮮明だといわれ、新たに書類をスキャンして添付ファイルで送ったりもしました。
 さらに、何回か代理店とメールでやりとりして、代理店に解約書類をFAXするだけでなく、書類自体をしかるべきところに郵送しなければならないこともわかりました。
 英語のメールの往復だけでも10回くらいはやりとりしたでしょうか。
 いろいろと手間がかかりましたし、時間もかかりました。けっこう大変でした。
 それからしばらくして、10月18日に HSBC 香港の口座に資金が振り込まれて、無事にファンドが解約ができたことがわかりました。
 最初の解約の連絡があってからすぐに手続きを始めても、1ヵ月近くもかかるんですね。まあ、乙の不手際もいろいろあったことですし、しかたがありません。
 これまた、いい経験でした。
 ちなみに、このファンドは購入から1年2ヵ月ほどの運用期間でしたが、解約手数料を引かれたあとの資金は(ユーロ建てで)27.9% 増になっていました。けっこうおいしい話でした。ファンド・オブ・ファンズは手数料が高くなるからダメだといわれますが、今回の乙の経験によれば、必ずしもそうとはいえないのではないかと思います。

 今回の Forsyth Partners の事態に関しては
http://independenceday2030.blog93.fc2.com/blog-entry-21.html
が参考になる面があります。
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posted by 乙 at 05:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 海外ファンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月28日

新生銀行で無料振込を月5回にするために投資信託を購入するか

 乙は、無料振込回数が月5回から月3回に減ったことを理由に新生銀行をメインバンクからはずしました。
 しかし、考えてみると、新生銀行での毎月3回の無料振込を月5回にする手があります。
 投資信託を30万円ほど買えばいいようです。
 実は、妻の資金の一部を新生銀行の投資信託で運用しているので、合計で20万円以上の残高があります。これが30万円を越えると、月5回の無料振込が可能になります。
 そこで、適当な投資信託を10万円ほど買うことを考えてみました。
 10万円の投資信託を買うと、信託報酬2%として毎年 2000 円を払うことになります。振込が2回増えるとすると、年24回増えます。1回の振込手数料が 160 円とすれば(イーバンク銀行の振込手数料です)、3840 円になります。
 しかし、毎月5回確実に振り込むわけでもありません。2000 円を基準に考えると、振込手数料12回分に該当します。月1回です。
 イーバンク銀行から月5回の振込が可能であり、新生銀行から月3回の振込が可能な場合に、それに加えて振込をする可能性があるでしょうか。これだけあれば日常生活上は十分なように思います。
 こんな計算をすると、つまり、新生銀行で毎月5回までの振込回数を確保するために、10万円をさらに投資する必要はないように思います。
 投資信託は、やはり、値上がりを期待して購入するべきだということになります。

 なお、月5回の無料振込をしている銀行は、イーバンク銀行の他に、新銀行東京と住友信託銀行があるようです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1410854444
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q139750598
いろいろと振込をする人の場合は、こんなことも考えておく必要があるでしょう。
posted by 乙 at 04:17| Comment(4) | TrackBack(1) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月27日

中国は準先進国か

 おのさんから、乙のブログのコメント欄に問いかけがありました。
http://otsu.seesaa.net/article/62004596.html
 「最近、ファンドからETFにシフトしている中、ハンセンH株を増やしているのですが、(乙注:中国を)新興国としてみるのか、準先進国?としてみるのかによって、今後の投資配分が違います。乙さんの考えを教えてください。」
 ちょっとこれについて考えてみましょう。
 結論からいうと、乙は、中国を新興国に入れて考えています。
 先進国と新興国の違いは、株式市場の時価総額だけではないと思います。時価総額で考えると、香港+上海で日本を追い越す規模だという話ですが、それでも中国は先進国に入れるには問題があると思います。
 第1に、中国は資本主義経済を標榜していますが、社会構造の基本は共産党の一党独裁であり、この点で他の先進諸国と決定的に違っています。民主的に選ばれた議員たちが国の方針を決めているわけではありません。
 このような体制では、いつ何時、時の政権が経済制度をひっくり返すようなことがあるかもわかりません。そんなことしたら大混乱が起こりますから、しないだろうと思いますが、しかし、税制や各種の税率を大幅に変えることくらいは行うでしょう。他の先進国と比べれば、そういう大変化・大事件が起こる確率が高いだろうと思います。
 第2に、中国の株式市場はまだ十分に成熟していないと考えられることです。これについては、最近読んでいる、張志雄・高田勝巳(2007.6)『中国株式市場の真実―政府・金融機関・上場企業による闇の構造』ダイヤモンド社 にいろいろと記述があります。この本については、読み終わったらブログで取り上げる予定ですが、中国の株式市場を巡って、さまざまな汚い事件がたくさん起こっていることを赤裸々に詳しく記述しています。こういうことを知ると、中国では何でもありだと思えてきます。これでは先進国とは呼べません。
 第3に、最近の株価の高騰があります。上海A株は、特にすごいわけですが、こんな高騰は、新興国ならではでしょう。中国人の余剰資金が株式市場に過度に流れ込んでいるだけです。先進国の株式市場の場合は、もっと安定して上昇するものです。H株にしても、その上昇ぶりは目を見張るものがあります。これは単に上昇を喜ぶべきではなく、そのうち、大暴落があるのではないかと思わせます。こんなふうにボラティリティが高いことは、中国が新興国であることを示唆しています。
 第4に、世界に開かれた資本市場があるかどうかという点があります。人民元は、他の通貨と自由に両替できるようにはなっていません。為替レートは人為的に決定されています(少なくとも、そのように見えます。)したがって、外国人が自由に人民元投資ができるようにはなっていません。(各種の裏道はありますが。)人民元が変動相場制になり、他通貨との間で自由な資本の行き来ができてやっと「開かれた資本市場」といえると思います。
 中国企業が香港において香港ドル建てで上場したものがH株ですが、そもそもこんな上場があること自体おかしい制度だといえます。

 BRICs 各国は、世界の中で次第に大きな存在になってきています。これらの国で経済成長が続いていることは周知の事実です。特に、中国とインドの株式市場の時価総額が大きくなっています。このままいけば、今後10年程度で先進諸国と肩を並べ、その後抜き去るでしょう。しかし、その他もろもろのことをあわせて考えると、諸制度が整っていて安心して投資できる先進国とはやはり違っていると思います。
 準先進国扱いをするのはいつごろか。それは、そうなってみるまでは何ともいえません。乙は、単に時価総額だけを見て準先進国扱いするのはよくないと考えます。
 中国株には、乙も ETF の形で投資していますが、完全に信頼しているわけではありません。今は、おっかなびっくり資金の一部を投入しているといったところです。
posted by 乙 at 04:17| Comment(0) | TrackBack(0) | その他の投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月26日

外国債券投資は ETF が便利

 乙は、外国債券投資をどうするか、悩んでいましたが、今のところ、ETF で投資するのがいいのではないかと思います。
 考えたのは以下のような点です。
 第1に、購入単位の問題です。
 生債券では、購入単位が大きすぎるということがあります。給与の一部を投資に回すことを考えると、せいぜい数十万円くらいを上限にするのでないと、日常的に購入するわけにはいきません。分散投資を考えたら、もう少し小さい単位での投資が可能なほうが望ましいと思います。
 ETF ならば、相当小さな単位でも購入可能です。銘柄にもよりますが、数万円程度から購入可能です。もっとも、あまりに小さな金額では、売買手数料が高くなる可能性があるので、かえって非効率ですが。
 第2に、購入する金融機関の問題があります。
 海外で債券を購入する場合、乙が現在利用している金融機関では、生債券を適当な品揃えで売っていません。意外とバラエティがないものです。
 債券購入のために別の金融機関に口座を開設する手もありますが、どこの金融機関がいいのかを調べるのも一苦労です。その金融機関に口座を開設していない人で、当該金融機関が取り扱っている債券について事前に十分に調べられるかどうか、疑問があります。アメリカとヨーロッパの両方の債券を扱っている金融機関があるのでしょうか。(口座開設自体、海外ではけっこうな手間が必要です。)
 一方、ETF ならば、証券会社で気楽に買えます。Interactive Brokers であれば、ヨーロッパ市場で上場されている ETF も買うことが可能なようです。ということは、アメリカ債券、ヨーロッパ債券の両方とも投資可能だということになります。これは大変便利です。
 第3に、金利動向や投資期間との問題があります。
 生債券は、購入時に金利が固定し、それが償還時まで継続します。したがって、金利が高いときに購入するべきです。金利が低いときに債券を購入するということは、その低金利が長期にわたって続くということになりますから、金利上昇の好影響が享受できないわけで、それは避けるべきです。また、生債券では、投資期間=償還時期を事前に決めておかなければなりませんが、それはそれでなかなか悩ましい問題になります。将来どうなるか、予測は不可能です。
 一方、ETF では、投資期間はほぼ関係ありません。ずっと保持したままでかまわないことになります。金利の動向は運用結果に影響しますが、長期間にわたってずっと ETF を保持したままであれば、だいたいは変動金利並みの利回りになるのではないでしょうか。つまり、ETF はほったらかしに向いているというわけです。
 第4に、手数料の問題です。
 ETF のほうが少し手数料が高いように思います。生債券では、購入時(と売却時)に手数料がかかります。ETF も購入時と売却時の手数料(株式の売買と同じ金額:大した負担ではない)がかかります。両者はほぼ同じくらいでしょうか。それに加えて、ETF の保有時には口座管理料(Expense Ratio)がかかります。生債券でも口座管理料がかかるところがあります。これらは、債券に投資し続ける限り継続しますから、20 年とかになると、1年分の20倍のコスト(実際は複利で考えるべきでしょうか)がかかります。債券の利回りを考慮すれば、それくらいのコストはしかたがないかなと思います。まあこれは許容範囲内でしょう。
 第5に、換金性ですが、これは、生債券と ETF で差がありません。何らかの事情で現金化する必要が出てきたときには、両方とも比較的スムーズに市場で換金できると思います。
 第6に、集中投資と分散投資の問題です。生債券では1種類の債券に集中投資することになりますが、ETF は、いろいろな債券に分散投資することになります。社債などは、生債券ではちょっと恐い(企業が倒産したらゼロになる)わけですが、ETF なら、多くの会社の社債に分散して投資しているので、一部の会社が倒産しても、全体としてはそれなりのリターンが期待できます。多くの会社がバタバタ倒産するような大恐慌にならなければ大丈夫でしょう。アメリカ国債にしても、ETF の場合は、償還期限が異なるさまざまな国債に分散投資しますから、その時々の国債を順次買い換えているようなことになります。これが上で述べた変動金利並みの利回りになるということです。これはこれで便利です。

 というようなことで、乙なりに考えたところでは、債券投資も ETF がいいのではないかと思っています。
タグ:債券 ETF
posted by 乙 at 05:30| Comment(3) | TrackBack(1) | 債券 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月25日

外国債券投資を考える(2)海外の金融機関経由

 過去の経験を振り返りつつ、すでにブログに書いたことも再度読み返して、今後の方針を改めて考えてみたいと思います。
 今日は、昨日に引き続き、海外の金融機関を通じて外国債券に投資する場合を検討してみましょう。
 この場合も、(2−1)債券を直接買う方法と、(2−2)ファンドを経由して買う方法があります。
 2−1では、乙が経験したものとして、アメリカでのゼロクーポン債券がありました。
 一連の関連記事は、以下のようになっています。
2006.12.21 E*TRADE 口座開設
http://otsu.seesaa.net/article/29970176.html
2007.1.9 アメリカの債券を買うとき
http://otsu.seesaa.net/article/31106871.html
2007.1.12 米国債よりもエージェンシー債
http://otsu.seesaa.net/article/31260499.html
2007.1.21 HSBC 香港の米国債と E*TRADE の米国債
http://otsu.seesaa.net/article/31798393.html
2007.1.22 E*TRADE で債券を買う場合のコスト
http://otsu.seesaa.net/article/31873777.html
2007.1.25 E*TRADE で購入するエージェンシー債を選ぶ
http://otsu.seesaa.net/article/32064138.html
2007.2.1 アメリカ E*TRADE 証券での債券購入のトラブル
http://otsu.seesaa.net/article/32539081.html
2007.2.2 アメリカ E*TRADE 証券での債券購入のトラブル(続)
http://otsu.seesaa.net/article/32620299.html
2007.2.16 アメリカ E*TRADE 証券での債券購入のトラブル(続々)
http://otsu.seesaa.net/article/33776372.html
2007.2.17 アメリカ E*TRADE 証券での債券購入のトラブル(補足)
http://otsu.seesaa.net/article/33851389.html
2007.2.21 アメリカの E*TRADE 証券の手数料
http://otsu.seesaa.net/article/34276751.html
 他に、乙が利用している金融機関では Firstrade があります。こちらでも何種類かの債券が購入できます。
2007.4.24 http://otsu.seesaa.net/article/39841930.html
 なお、ヨーロッパ債券のうち、バンガード・ユーロ・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンドを直接購入することを考えてみたのですが、最低投資金額が大きすぎて、乙には買えないという結論になりました。
2007.6.6 http://otsu.seesaa.net/article/43994867.html
 したがって、ユーロ建ての債券を直接買う方法はわからないままという状態です。
2007.1.23 http://otsu.seesaa.net/article/31935728.html
 2−2では、ファンドの種類によって、(2−2−1)(狭義の)ファンド、(2−2−2)ETF があります。
 2−2−1のファンドでは、乙が保有しているアクティブ・ファンドとして、Thames River High Income Fund
2006.7.22 http://otsu.seesaa.net/article/21181688.html
と Ashmore Emerging Markets Liquid Investment Portfolio
2006.7.30 http://otsu.seesaa.net/article/21633614.html
があります。
 いずれもアクティブ・ファンドなので、手数料が高く、数年後には売却しようと思っています。(しばらくは様子見です。)結果的に長期投資になるかもしれませんが、たえずチェックしていく必要があると思います。
 どうせなら、バンガードのインデックス・ファンドを考えたいところです。手数料が、アクティブ・ファンドよりは安いと思います。
 2−2−2の ETF では、乙はすでに株式の ETF を何回か購入しているので、それと同様の手続きで買えるとすると、有力な手段です。
2007.6.9 http://otsu.seesaa.net/article/44276100.html
2007.6.11 http://otsu.seesaa.net/article/44484085.html
Interactive Brokers 経由でヨーロッパ債券にも投資できそうです。
 ETF は、保有コストが低いので、ほったらかしのバイ・アンド・ホールドに向いています。つまり長期投資向けだということです。ETF を利用すれば、長期・短期のさまざまな債券に分散投資できますから、いわば変動金利の債券に投資しているようなものになります。つまりは、MMF や BST の代わりになる面もあると思います。
 ヨーロッパの債券の ETF であれば、いろいろな国の債券への分散投資もできてしまいます。
 というようなわけで、今のところ、IB を通じた ETF で海外の債券に投資するのがいいのではないかという結論になります。
 なお、国内の金融機関と比べるとわかるのですが、海外の金融機関では、MMF や BST にあたる金融商品は、存在しないようです。これは、たまたま乙が利用している金融機関だけにないのか、一般的にないのか、わかりません。あって当然だと思うのですが、……。
 今から思うと、外国債券への投資については、乙のブログの書き始めのときにも、迷っていたんですね。
2006.1.30 http://otsu.seesaa.net/article/12496477.html
今回の整理・考察で、何とか自分なりの方向性が固まってきたように思います。
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2007年10月24日

外国債券投資を考える(1)国内の金融機関経由

 乙は、自分のポートフォリオを確認して、外国債券に投資する必要があると思いました。(日本の債券は、低金利のため、無視します。)
 では具体的にどうしたらいいのでしょうか。
 過去の経験を振り返りつつ、すでに乙のブログに書いたことも再度読み返して、今後の方針を改めて考えてみたいと思います。
 第1に、国内の金融機関を通じて外国債券に投資する場合があります。海外の金融機関を通じて外国債券に投資する場合は、明日考えることにして、今日は国内の金融機関だけを検討してみましょう。
 さて、この場合、(1−1)債券を直接買う方法と、(1−2)ファンドを経由して買う方法があります。
 1−1では、乙が経験したものとしてニュージーランド・ドル建債券がありましたが、結局損失が確定しました。
2006.3.25 http://otsu.seesaa.net/article/15412720.html
 現在保有中の債券としては、「国際復興開発銀行 南アフリカ・ランド建債券」がありますが、
2006.1.29 http://otsu.seesaa.net/article/12436140.html
数年後に償還されてしまいますし、そのたびに資金を日本円に戻し、また外貨に両替するということで、手数料が非常に高いものになりますから、今後はこういうものに投資する気にはなれません。
 また、たとえば、野村證券でフランスのゼロクーポン債券を買うという方法があります。
2006.9.1 http://otsu.seesaa.net/article/23106205.html
乙としては、これはけっこう有力だと考えていますが、手数料がそれなりにかかっている
2007.7.14 http://otsu.seesaa.net/article/47766706.html
ということには注意が必要です。
 海外投資を楽しむ会『ゴミ投資家のための インターネット投資術入門』
2006.12.1 http://otsu.seesaa.net/article/28646420.html
の p.220 にも、債券の売買手数料は 100万円以下で1%とあります。
 1−2では、ファンドの種類によって、(1−2−1)投資信託、(1−2−2)ETF、(1−2−3)MMF あるいは BST があります。
 1−2−1の投資信託では、乙はグロソブを購入したことがありますが、結局、これはよくないと判断して売却しました。
2006.1.31 http://otsu.seesaa.net/article/12540315.html
2006.8.17 http://otsu.seesaa.net/article/22441509.html
 もう一つ、現在も保有しているものとして LM オーストラリア毎月分配型ファンド があります。
2006.4.22 http://otsu.seesaa.net/article/16876491.html
こちらは、まあ、それなりにがんばってくれています。(実は、妻の投資分なので、投資金額が小さくて、こういう投資信託しか買えませんでした。)
 投資信託では、アクティブ・ファンドとインデックス(パッシブ)ファンドがありますが、前者は、どうしてもコストが高く、あまり利益を生まないと考えます。(グロソブはこれでした。)後者は、たとえば、中央三井外国債券インデックスや PRU 海外債券マーケット・パフォーマーあたりが該当します。コストは、アクティブ・ファンドよりは安いですが、信託報酬を見ると、毎年 0.7% 程度はかかることになります。
 1−2−2の ETF は、最近登場してきた手法です。楽天証券で外国債券の ETF が購入できます。
http://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/product/pr07_us_09.html
信託報酬が 0.15% から 0.50% と安いのがありがたいところです。
 ただし、乙は、楽天証券の海外 ETF は、全般に売買手数料が高いと思っています。
2007.3.21 http://otsu.seesaa.net/article/36474803.html
ある程度の金額を集中投資する場合は、有力な手段だと思いますが、あれこれ分散投資しようとする場合には手数料が高くなってしまいます。
 1−2−3の MMF や BST ですが、これはかなり有力です。
2006.9.21 http://otsu.seesaa.net/article/24103836.html
2006.9.25 http://otsu.seesaa.net/article/24380821.html
 BST は MMF よりもさらによいように思います。これを利用して、
2006.10.9 http://otsu.seesaa.net/article/25117720.html
では、野村證券を通じた一応の債券投資方針を述べています。
 国内の金融機関を利用する場合は、どうもこのあたりが結論になりそうです。
posted by 乙 at 04:19| Comment(1) | TrackBack(0) | 債券 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月23日

中国株の乗り換え

 最近、乙は中国株を乗り換えることにしました。
 最初は、ユナイテッドワールド証券で中国の個別株をいくつか買って保有してきました。
2006.4.17 http://otsu.seesaa.net/article/16667817.html
 その後しばらく、乙としては、個別株投資を継続するべきか、ETF に乗り換えるべきか、迷っていました。
2006.11.3 http://otsu.seesaa.net/article/26682914.html
2006.11.4 http://otsu.seesaa.net/article/26736371.html
2006.11.5 http://otsu.seesaa.net/article/26796311.html
2006.12.12 http://otsu.seesaa.net/article/29466140.html
 それから、これらの株を HSBC 香港に移管しました。
2007.1.13 http://otsu.seesaa.net/article/31320494.html
2007.1.14 http://otsu.seesaa.net/article/31372057.html
2007.1.20 http://otsu.seesaa.net/article/31735618.html
 そのあとは、いつか個別株をやめて中国株の ETF にしてもいいと思っていたのですが、そろそろその時期かなと思って、最近、個別株から ETF への乗り換えを実行しました。
 そのようにした理由はいくつかあります。
 第1に、中国株の値上がりが続いたからです。
 乙が最初に中国株(個別株)を買ったのは、2005年1月のことでした。このときの金額を1単位と数えましょう。その後、2005年の5月ころに買い増して、当初の投資金額を2倍にしました。2単位購入したことになります。それをそのままずっと継続してきたところ、2007年10月現在では約6単位になっていました。平均で3倍になったわけです。中には、02600 チャルコ(中国鑢業)のように、5.6 倍になった銘柄もあります。(マイナスになった銘柄もあります。)3年弱で3倍ですから、中国株では相当な上昇があったことになります。こんなにも値上がりをすると、上がったものは下がるのではないかということで、だんだん心配になってきます。
 第2に、中国株が乙のポートフォリオに占める割合が大きくなったからです。
 最近も、乙の投資先を見直すために、ポートフォリオをチェックしてみましたが、
2007.10.15 http://otsu.seesaa.net/article/60730510.html
新興国株が高い比率になっていて、何とかここを減らしたいと思ったのでした。それには、乙の投資先の中で大きな割合を占める中国株を減らす必要があります。
 第3に、配当受け取り手数料の節約のためです。
 個別株を多数持っていると、配当金が振り込まれるたびに、HSBC 香港が手数料を 30 HKD 徴収します。
2007.3.30 http://otsu.seesaa.net/article/37213078.html
これがバカにできない金額だと思いました。
 こんなことから、6単位の中国株を全部売ってしまい、3単位分だけ、ETF (2828) を買うことにしました。こうして、中国株への投資金額を半分に減らしました。
 3単位分の現金は、中国株以外に投資することにします。これで、乙のポートフォリオが少しは理想に近づくはずです。
 3単位分を現金化したということは、当初の投資金額2単位は全部回収したということですから、中国株に投資を続ける3単位は、もう恐いもの知らずです。全部パーになったとしても、特に痛いわけではありません。ということで、気分的にずいぶん楽になります。
 乙は、今後も ETF で中国株に投資を続けることにしています。
 実際のところ、乙の予想では、中国株はまだまだ上がると思います。ですから、全資金を引き上げるというようなことはしません。2010 年の上海万博あたりが当面の注目時期といえるでしょう。しかし、その後もたぶんそのまま保有を続けると思います。
タグ:中国株 ETF
posted by 乙 at 04:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月22日

週刊ダイヤモンド 2007.10.20 特集「金融商品 全損得」

 乙が読んだ雑誌です。
 週刊ダイヤモンドは、ときおり投資関連の特集をすることがあります。

週刊ダイヤモンド 2007.9.29 特集「ファンド恐慌」
2007.9.30 http://otsu.seesaa.net/article/57977096.html
週刊ダイヤモンド 2007.6.16 特集「金融商品の罠」
2007.6.17 http://otsu.seesaa.net/article/45088112.html
週刊ダイヤモンド 2007.3.17 特集「チャンスとリスクを総点検! 新興国投資」
2007.3.15 http://otsu.seesaa.net/article/35968707.html
週刊ダイヤモンド 2006.12.2 特集:「投信」の罠
2006.11.29 http://otsu.seesaa.net/article/28499518.html

というわけで、目が離せない雑誌の一つです。
 今回の特集も、pp.32-65, pp.94-115 で、全56ページということになりますが、誌面がA4の大きさですから、A5の単行本に換算すると、130 ページくらいに相当するのではないでしょうか。
 内容は、けっこう読みがいがあります。
 このまま投資入門書として見てもいいのではないでしょうか。始めと終わりに要旨がまとめてあり、全体が大変読みやすくなっています。
 pp.36-37 で、始まってすぐに「金融商品○×徹底評価! 全23商品分類を13の軸で採点」という一覧表があります。国内株式もの、海外株式もの、国内債券・預金もの、海外債券・預金もの、それに REIT と変額個人年金保険が一覧されており、便利です。ある意味で、今回の特集の結論ともいえるところです。
 乙が不満に思ったのは、この一覧表の海外債券・預金もののなかに ETF の記載がなかったことです。今はまだマイナーかもしれませんが、乙は有力視しています。(近日中に、これについては改めてこのブログで書く予定です。)
 編集部がこれを知らなかったわけではありません。pp.57 には海外の ETF を列挙した上で「そのほかには債券指数に連動するもの【中略】もあり、」と述べていますし、p.58 には「米国債券」のジャンルの ETF がリストアップされています。(ただし、海外株式を説明するページなのですが。)というわけで、メジャーな投資法ではないからなのか、ETF 経由の債券投資が無視された形になっています。
 p.38 の最下段は、誤解を招きそうな言い方になっています。ちょっと引用しましょう。
 この期待リターンとリスクとの関係をマッピングした左ページの図を見ていただきたい。相対的に高い資産分類は、順に株式、不動産、債券、預金となる。
 それぞれの資産分類のなかでアクティブ投信の評価が低いのは、個人投資家にとっての期待リターンはコストを差し引いて考えなければならないからだ。

 二つの段落を引用しました。第2段落の「それぞれの資産分類」は、当然、第1段落の「株式、不動産、債券、預金」のことを指すと読めるでしょ? それが違うのです。なぜならば「左ページの図」にはアクティブ投信がどこにも現れないからです。第2段落は、pp.36-37 の表のことを指しているのです。乙はここを読んだとき、「?」でした。
 もう一つ、「?」と思ったところを示しましょう。p.54 の終わりの部分です。
 インデックス投信では飽き足らない場合であっても、一般にはアクティブ投信のほうが無難だろう。

 最初乙が読んだとき、意味が分かりませんでした。何だかインデックス投信よりもアクティブ投信をすすめているように聞こえます。
 たぶん、「一般には」のあとに「個別株投資より」を補って読むべきなのでしょう。
 乙がおもしろいと思ったのは p.55 の新興国株投資の記事です。新興国では乱高下がある(リスクが高い)こと、10年経っても低迷が続くような場合があることを、実例を示して説明しています。確かにそうなのですが、だからこそ(リスクが高いからこそ)リターンが大きいともいえるのではないでしょうか。あまりこれを強調しすぎるとギャンブルになってしまうのですが。
 この雑誌、ちょっとした問題はあるものの、全体として真面目で正確な書き方であり、好感が持てます。こういうのを読んでから投資の世界に足を踏み入れるといいでしょうね。
 あちこちのブログでも、この雑誌が取り上げられています。
http://ameblo.jp/happy-retire/entry-10051347593.html
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/10/20071020_fd5f.html
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/10/post_28a1.html
http://shinkansen-19641001.cocolog-nifty.com/kodama/2007/10/20071020_a5ef.html
http://blog.livedoor.jp/akipop/archives/51128659.html
http://fund.jugem.jp/?eid=472
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-410.html
posted by 乙 at 04:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月21日

金融商品取引法で投資家が保護される?

 9月末から施行された金融商品取引法(金商法)では、投資家保護の姿勢が強く打ち出されています。しかし、それが投資家にとって本当にいい話なのかと考えると、どうもそうとはいえないような気がしています。
 日経ビジネスオンラインの記事
http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20071016/137604/
によると、純資産が3億円以上ないと「一般投資家」に分類され、詳しく丁寧な説明を受けることになるそうです。この記事では、このことが金融機関に負担増になるという観点から書かれています。ヘッジファンドもアマチュア扱いになるという話などはおもしろいといえばおもしろいでしょう。
 しかし、投資家の立場から見ると、これはまた面倒くさい話になります。
 日本の金融機関がリスク商品をどう説明するか、よく知りません。乙の以前の(金商法施行以前の)投資信託の購入の経験をブログに書いたことがあります
2006.3.10 http://otsu.seesaa.net/article/14552734.html
が、金融商品取引法の施行によって、これがもっと強化されるのでしょうか。丁寧な説明というからには、時間をかけた説明になるのでしょうね。しかし、乙としては、実際のところ、そんな説明は聞きたくありません。時間のムダです。でも、法律がある以上、聞かなければならないわけです。
 乙の純資産が3億円になってしまえばいいのでしょうが、う〜ん、そこまで行けるかどうか……。少なくとも今ははるか彼方の目標です。
 金商法に関する乙の感想は、ブログ
2007.9.30 http://otsu.seesaa.net/article/57977096.html
に書いたことがありますが、金融商品を日本式に規制しても、コスト増になるだけで、それによって、ファンドが海外に逃げ出し、投資家も海外に逃げ出す(海外で投資するようになる)のではないかと感じています。
 乙は、しばらく海外での投資を中心にしようと思います
2006.2.5 http://otsu.seesaa.net/article/12800956.html
が、そのほうが金融機関からの変な説明もなくて便利なように感じます。(こういうことがいえるのは、金融商品のリスクなどについて自分で心得ていることが大前提になるわけですが。)
 金商法は、決して投資家のためにならないと思います。
 そういえば「角を矯めて牛を殺す(ツノをタめてウシをコロす)」などという成句がありました。結果的に金商法が金融機関と投資家を殺してしまうことのないように願っています。
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月20日

郵便振替による送金(振替口座間の振替)が廃止されました(続)

 昨日書いたようなことで、
http://otsu.seesaa.net/article/61352708.html
乙はさっそく郵便局に行って ATM の操作をしようと思いました。
 すると、自分の振替口座から先方の振替口座に送金するメニューがありません。
 変だと思って、係員に尋ねてわかりました。ATM では、通帳などで本人を確認したり、払込票で送金先が指定されている場合に利用できるのであって、振替口座のように通帳がないものは ATM では一切操作ができないのです。
 ということは、自分の振替口座から他人の振替口座に送金(振替)するのは、窓口で 140 円で行うか、ゆうちょダイレクトで 110 円で行うかしかありません。(後者は別途申し込みが必要です。)
 つまりは 15 円での振替での送金が夢のように消えてしまったわけです。
 乙は、当面、ぱるる口座から送金することにしました。ATM を使えば、1年間は無料で送金できますから、まあ、これでいいでしょう。
 しかし、考えてみると、乙が持っている郵便振替口座はどんな利用価値があるのでしょうか。他人からの送金を受け取るためでしょうか。しかし、これもぱるる口座で同様にできます。つまり、郵便振替口座は、もうその使命を終えて、使い物にならなくなったのです。全機能がぱるる口座に統合されたと言ってもいいでしょう。
 今となっては、郵便振替口座を維持する価値はありません。
 乙はこんな変化があるとは全く思いもよりませんでした。
 近いうちに、振替口座にある残高を全部自分宛てに払い出して、口座を閉じることにしましょう。
タグ:郵便振替 ATM
posted by 乙 at 04:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 消費生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月19日

郵便振替による送金(振替口座間の振替)が廃止されました

 乙は、郵便振替をずっと利用してきました。
2007.6.24 http://otsu.seesaa.net/article/45744346.html
 10月1日からこの制度が変わったことをうっかりして、先日、郵便局の窓口に郵便振替払出票を提出したところ、「今はこういう取り扱いはしない」といわれてキョトンとしてしまいました。1200 円を送金しようと思ったんですけれど……。
 今は、15 円で送金できる「郵便振替」という取り扱いはなくなり、電信振替だけになってしまったんですね。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/information/mineika/sokin/inf_mn_sk_index.html
乙はホントにうっかりしました。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/information/mineika/sokin/inf_mn_sk_denfurikae.html
によれば、「民営化記念キャンペーンの期間中は、ATMによるゆうちょ銀行の口座間の電信振替が無料でご利用いただけます(キャンペーン期間=平成19年10月1日〜平成20年9月30日)。」とのことですから、まずは ATM の使い方に習熟しなければなりません。
 それにしても、1年間だけは(無料なので)利用しますが、その先は、どうなんでしょう。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/sokin/koza/kj_tk_sk_kz_furikae.html
によれば、「振替1件につき、窓口扱い=140円、ATM扱い=無料(1年間)、ゆうちょダイレクト扱い=110円」だそうです。15 円でできたものが10倍近くに値上げされるんですかね。まあ、15 円が安すぎたとは思いますが、110 円かかるのでは、とてもじゃないけれど、使う気が起きません。他人への送金は(無料で送金できる)銀行からのほうがよさそうです。
2007.10.19 訂正(以下を削除します)
 1年後には、ATM からの振替も有料になるのでしょうが、一体料金はいくらになるのでしょうか。
 通常払込みの料金を調べると、
http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/sokin/koza/kj_tk_sk_kz_tujo.html
ATM 経由で3万円未満ならば 80 円で済むとのことです。口座を持っている人から振り替えるならば、80 円よりは安いことを期待したいところです。

posted by 乙 at 04:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 消費生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月18日

Thames River Global Emerging Markets Fund 再論

 乙は、新興国の株式に投資する比率が高く、それを何とか引き下げようと思っています。
 その一つの手段として、新興国株に投資するファンドを解約する手があります。
 乙は、いくつかのアクティブ・ファンドを保有していますので、その中のどれかを解約するのがよかろうと思っています。
 しかし、今までに検討したものは、それぞれに成績がよく、解約するべきものは見つかりませんでした。
2007.9.15 http://otsu.seesaa.net/article/55103110.html
 ところで、乙が保有する海外ファンドで、新興国株に投資するものがあります。それが Thames River Global Emerging Markets Fund
2006.7.24 http://otsu.seesaa.net/article/21300522.html
です。
 乙は、定期的に、このファンドの価格の変動を追いかけてきたのですが、その際は、WWW 内の以下の情報を見ます。
http://www.thamesrivercapital.com/pdf/current_performance_trc.pdf
ちょっとわかりにくいですが、自分の持分の数値とここに示された NAV (Net Asset Value) をかけ算すれば、自分の現在の口座残高(運用額)がわかるようになっています。
 で、それを見てみると、Global Emerging Markets Fund は、一番下の「Funds managed by Nevsky Capital LLP:」のところに書いてあります。
 運用会社が Thames River から Nevsky Capital に変わったのでしょうか。それにしては、毎月送ってくる運用報告書は、今でも Thames River の名前で送られてきます。何か変です。
 そもそも、WWW でのパンフレットの置き場が違っています。今は、
http://www.nevskycapital.com/pdf/factsheets/gems.pdf
にパンフレットがあるのです。(以前は Thames River のサイトの中にありました。)
 このパンフレットを見ると、このファンドはベンチマークのインデックス(MSCI TR Emerging Markets Free Index)を越えているのです。このファンドは、過去4年で基準価額を5倍にも増やしています。
 いろいろ考えるべきことがありますが、とりあえず、当該ファンドがインデックスを越えていれば、それでよしとしましょう。
 アクティブ・ファンドがベンチマークとなるインデックスを上回る成績を挙げ続けるというのは大変なはずです。インデックス投資の考え方では、そういう例はわずかしかないはずです。しかし、乙の経験では、
2007.9.15 http://otsu.seesaa.net/article/55103110.html
で述べたように、新興国株の場合はけっこうそのような例が多く、常識では考えにくい状態にあります。短期(数年?)ならば、どのファンドもアウトパフォームすることがあり得るわけですが、新興国株ではこれがけっこう長期的に成立するのかもしれません。では、だれが貧乏くじを引かされているのか。それはやっぱり一般投資家でしょう。
 現実的に、このファンドはインデックスを上回っています。運用するファンド会社が2割の成功報酬を取っても、これならば文句はないでしょう。成功報酬が差し引かれたあと、NAV が計算されます。それがインデックスを(わずかではありますが)上回っているということは、本来の数字で言えば、このファンドはインデックスを2割以上上回っているというわけで、かなり優秀です。
 それにしても、国別の投資先の配分を見ても、インデックスとあまり違わないようなのに、きちんと利益を上げているのはなぜなんでしょうか。
 もしかして、ドル建てで投資していること(アジア通貨がドルに対して高くなっていること)の影響なのでしょうか。しかし、インデックスの算出がドル建てであれば、そんな問題はないはずです。
 乙は、このファンドも解約できないように思いました。
続きを読む
posted by 乙 at 05:15| Comment(7) | TrackBack(0) | 海外ファンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月17日

投資家の文系と理系

 乙が読んだブログですが、
http://hayakawa.enjyuku-blog.com/archives/2007_10_post_61.html
投資家にも文系と理系があるというのです。理系は統計やプログラミングに明るく、文系は歴史に詳しいということです。
 こういう基準で見ると、乙は理系に入りそうです。統計は好きですし、プログラミングも好きです。(最近は忙しくてあまりプログラムを作ったりしていませんが。)一方、歴史にはとんと暗いです。
 しかし、乙の出身大学(学部、学科とも)は全くの文系です。乙の現在の勤務先(の中の乙がいるセクション)も文系です。乙の知り合いも圧倒的に文系の人が多いです。
 乙の感覚としては、何かというと、データを集めて分析したいと思うほうですし、しばしばそれが大量データになるのですが、その場合は統計やコンピュータが必須のものになります。このあたりは文系・理系にかかわらず必要なことなのではないかと思います。
 カッコを付けていえば、文系と理系はそんなに隔たっていないし、両方に通じることが大事なんだということかと思います。必要ならば何でもやらなければなりません。
 しかしまあ、言われてみれば乙の考え方は(文系の中では)理系的なのかもしれません。時には、回りの文系の人たちに違和感を感じることがあるくらいですから。
 投資は、金額という数字を扱うことが多いので、理系のほうが好都合かもしれないなあと思うことがあります。乙はまだまだ勉強不足だと感じています。
 この話に関連して
http://blog.intelligent-investor.net//index.php?itemid=108545
という記事があります。
posted by 乙 at 05:08| Comment(1) | TrackBack(0) | その他の投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月16日

宝島社(2007.10)『だまされない! 投資信託の選び方』(別冊宝島1477)宝島社

 乙が遅ればせながら読んだ本です。本というよりはムックというべきでしょうか。
 副題として「賢者の資産運用術「インデックス投資」案内」が付いています。内容は副題の通りです。インデックス投資を実践している人間が読んでも、あまり新しいことは書いてないように思えます。その意味で、スタンダードな入門書といってもいいでしょう。
 宝島社の編集部(員)が自分で調べたわけでもなく、すでに書かれている本の著者を「取材」して、適当にまとめたような感じです。その意味ではあまり感心しません。しかし、この種のものを読むのがはじめての人にとっては、一通りの知識が得られ、好都合です。内容面では、全体にきちんとしています。インデックスファンドや ETF などの具体的な商品名もリストアップされています。各種データも示され、インデックス投資の有利さを述べています。
 この本は、日本でインデックス投資を実践するための手引き書というような感じでしょう。ETF のカタログも載っています。普通の人にとっては、これ1冊で十分です。1260 円は安いと思います。
 ただし、乙の素直な感想ですが、1冊丸ごと、どこかで読んだような文章だなあと感じました。インデックス投資の本は、1冊目は大変おもしろく読めるのですが、2冊目からはあまりおもしろく感じなくなります。そういうものだと思います。


posted by 乙 at 04:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月15日

最近のポートフォリオ

 過去にもブログで述べたことですが、
2007.5.11 http://otsu.seesaa.net/article/41413879.html
乙のポートフォリオを調べると、欧米の株が少ないと思われました。そこで、この数ヶ月間は、アメリカ株とヨーロッパ株の ETF を集中的に買ってきました。その結果、乙の資産配分はどうなったでしょうか。
《理想》合計アメリカヨーロッパ日本新興国
株式
50%
20.0%
10.0%
10.0%
10.0%
債券
20%
7.0%
7.0%
0.0%
6.0%
不動産
15%
ヘッジ等
15%

《5月》合計アメリカヨーロッパ日本新興国
株式
54.0%
3.3%
2.2%
14.6%
33.9%
債券
15.6%
7.2%
0.6%
0.0%
7.8%
不動産
10.1%
ヘッジ等
20.3%

《10月》合計アメリカヨーロッパ日本新興国
株式
63.7%
12.9%
6.9%
7.3%
36.6%
債券
14.1%
4.1%
0.5%
0.0%
9.5%
不動産
4.0%
ヘッジ等
18.2%

 これを見ると、なかなか思うようなポートフォリオになっていません。
 欧米株を買い増したので、ここの割合が高まったのはいいのですが、まだまだ不足しています。
 ヨーロッパの債券も全然買っていませんので、何とかしなければなりません。
 この5ヵ月で新興国株の割合が高くなっているのは、この間に新興国の株価が上昇したことの現れです。全然追加投資せず、一部の投資信託は解約したのですが、どんどん増えていってしまうのですね。
 新興国債券も同様の傾向です。
 この際、新興国株を対象にした海外ファンドのいくつかを解約することを考えましょうか。しかし、いずれも好成績であるとともに、まだ購入してから大した年月が経っていないので、ファンドを解約する時期ではないように思えます。中には、数年以内の解約だと解約手数料を取るファンドもあったりしますので、単純にさっさと解約すればいいというわけでもありません。
 今後の追加投資も、どうすればいいか、悩ましい問題ですが、《理想》を目指すならば、欧米株とヨーロッパ債券、それに不動産を中心に考えていきたいと思います。
 もっとも、《理想》の考え方をちょっといじるというようなことがあってもいいかもしれません。
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posted by 乙 at 05:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資方針 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月14日

イーバンク銀行でセキュリティ設定通知の解除

 乙がイーバンク銀行の口座を開設したのはずいぶん前なのですが、たまにイーバンク銀行あての振込で使う程度で、あまり使っていませんでした。
 最近、メイン銀行として使うようになって、いろいろ以前の設定などを見直しています。
 その際、「メール設定」の画面を見てみると、メールアドレスが二つ登録されています。一つは、以前乙が使っていたアドレスで、今はもう使っていませんし、ここに送ればエラーが起きます。もう一つは、乙が現在使っているアドレスです。この設定ではまずいので、古いメアドは削除しておかなければなりません。
 しかし、古いアドレスのほうは、何と「削除」欄が「不可」になっています。「セキュリティ通知」欄が「設定済」になっているためだろうと思います。セキュリティ通知というのは、いろいろな設定の変更をした際に、そのことをメールで知らせてくれる機能です。乙は、その通知先を古いアドレスにしたままだったんですね。
 古いアドレスの「セキュリティ通知」の「設定済」の隣にある「変更」ボタンをクリックしても変更できません。なぜなら、確認のための情報が古いメールアドレスに送られてしまうからです。また、現在使っているアドレス(セキュリティ設定が「未設定」になっています)の「変更」をクリックしても、使っていないアドレスのほうにセキュリティ通知が送られてしまいます。
 つまり、セキュリティ設定通知のメールアドレスを変更するときは、古いアドレスが生きている間に手続きしなければならないのですね。これは気が付かなかったです。
 しかたがないので、イーバンク銀行に電話で問い合わせて、ハンコをついた紙の書類を往復して変更してもらうことにしました。
 銀行としては、安全性が一番大事でしょうから、こういう手続きをしなければならないのはわかります。しかし、セキュリティ設定をしているメールアドレスに何を送ってもエラーになるわけですから、その時点で(最初にエラーが起こった時点で)ユーザーに問い合わせるとか、何か対策を考えなければまずいのではないでしょうか。メールのエラーは、そのアドレスには送れないからといってそのままにしておいていいはずがありません。複数のメールアドレスが登録されているなら、他のアドレスに送るというようなことでいいはずです。メールマガジン用に登録してあるアドレスに送ってもいいのではないでしょうか。エラーが起きたことは異常なことなのですから、ユーザー(顧客)も納得してくれると思います。
 そもそも、現在のイーバンク銀行のインタフェースは、古いアドレスを使わなくなってから新しいアドレスに変更するという、一番普通の変更のしかたが考慮されていないということが問題なんですね。
 手続き完了までは1〜2週間程度かかると言われました。本人限定の書留の受け取りだけでも大変です。郵便局まで出向かなければなりません。いやはや、いやはや。
 その後数日して、郵便物を受け取ってみると、本人確認の書類を同封した上で、「IP 制限/ワンタイム認証」を解除することを希望するという書類を返送するようになっていました。ちょっと変ですね。セキュリティ設定通知の話は IP 制限もワンタイム認証も関係ないように思うのですが、……。ま、担当者と電話で話した上でのことですから、たぶんいいのだろうと考え、イーバンク銀行を信じて、この書類を返送しました。
 その後、web 上でセキュリティ設定を無事変更することができ、新しいメールアドレスを指定することができました。全部で2週間近くかかってしまいました。予定通りでした。
posted by 乙 at 03:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月13日

Man Investments からの連絡

 乙は Man Investments のファンドを保有しているので、Man Investments からたまに連絡があります。
 12日、乙の自宅の郵便箱に1通の大型封筒が来ていました。見てみると、乙の名前と住所がタックシールで表に貼ってありますが、差出人の名前はどこにも書いてありません。それどころか、切手も貼ってありません。こんなのが配達されるのでしょうか。
 開封してみると、Man Investments からの Report and Financial Statements が入っていました。
 しかし、そのレポートは 2007.6.30 までの運用報告であり、添付されていた手紙によれば、2007.8.21 の日付で発信されているのです。レポートを送信するまでに2ヵ月近くかかっているのも時間のかかりすぎのように思いますが、さらに乙のところに到着するまで2ヵ月近くかかっています。これでは読む価値がありません。もしかして、船便で送られてきたのでしょうか。実に不審な郵便物です(笑)。
 乙の場合、普段から、インターネットで Man Investments のサイトを見てチェックしているので、紙の書類を見る必要はないのですが、それにしても、このネット時代に、何と悠長なことでしょう。乙はかなりあきれました。
 メールで連絡がつく人には、もう、紙の郵便は廃止してもいいのではないでしょうか。>Man Investments の皆様
タグ:Man Investments
posted by 乙 at 03:56| Comment(8) | TrackBack(0) | 海外ファンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

アメリカ株の高値とサブプライムローン問題

 最近、アメリカ株が高値更新をしており、順調に値上がりしています。アメリカ株を持っている乙としては、単純にうれしく思います。
 しかし、考えてみると、変です。
 アメリカでサブプライムローン問題が騒がれたのはほんの数ヶ月前であり、その後、特にこの問題の進展が見られないことから、いろいろなところに深刻な影響が出るのではないかといわれていたのです。にもかかわらず、最高値更新です。株価の上昇/下落を予想するのがいかにむずかしいかを改めて考えさせられました。
 サブプライムローン問題は、金融機関の一部だけに見られる悪影響で、アメリカ企業全般は無関係なんでしょうか。それとも、これからサブプライムローン問題の悪影響が各方面に出て、アメリカ株が下がるのでしょうか。株価は、さまざまな統計指標やニュースなどによって影響を受けるものでしょうが、そのような「影響」は、実はかなり短期的なものなのでしょうか。
 今までの株価の動きがわからなかったのと同様に、今後の株価の動きも予想ができません。でも、それでいいのではないでしょうか。インデックス投資の考え方からすれば、何が起ころうとも、株に投資しておいて、長期間保有することで、しかるべき(平均的な)収益が期待できるんですから。
 そんなわけで、最近、アメリカの株価が上昇していることを不思議に思っているのでした。
posted by 乙 at 04:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月11日

年金納付、20代前半で実質26%

 日経新聞10月10日朝刊1面に出ていたニュースです。
 NIKKEI NET でも、その一部が読めます。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071009AT3S0902K09102007.html
年金納付、20代前半で実質26%・06年度社保庁まとめ
 社会保険庁は9日、2006年度の国民年金保険料の年齢層別の実質納付率を明らかにした。納付を免除されている失業者や、納付猶予を受けている学生も分母に加えて算出した納付率で、20―24歳が26.9%と最低だった。25―29歳の40.4%が2番目に低く、若くなるほど未納が深刻になっている。一方、保険料の督促は停滞気味で、年金制度の空洞化に拍車がかかっている。
 収入がない失業者や生活保護世帯などは保険料の納付が免除され、学生も納付を猶予される特例がある。社保庁はこれまで免除・猶予者を分母から除外して納付率を算出してきたが、「実態を反映していない」という民主党の指摘で初めて実質納付率を算出した。
 全年齢層平均の納付率は49%で、年齢層が下がるにつれて納付率は低くなり、40―44歳から下の年齢層はすべて5割を割り込んだ。社保庁が従来公表してきた通常の納付率は平均が66.3%で、最も低い20―24歳でも56.2%となっていた。(23:47)

 それにしても、低い数字が出てきたものです。この数字だけを見ると、年金制度が崩壊しているというような見方さえできるかもしれません。しかし、ここでいう実質納付率がどういうものかを考えておかなければなりません。
 国民年金の納付率という場合は、厚生年金、共済組合などの加入者を除外しているはずです。いわゆる「サラリーマンの妻」も除外されています。これらに該当する人たちは相当に多いはずです。これらを除外して、残った人たちが国民年金に加入するべき人ですから、日本全体から見れば比較的少数であり、その中での納付率を問題にしています。したがって、低めの数値が出てくるものなのです。
 こういう話のときは、厚生年金・共済組合を含めて、年金制度がカバーする人たちの割合を求めておく必要がありそうに思います。その中での納付率も求めておくべきです。そのようにすれば、少なくとも記事に示されたような低い数字にはならず、現状では大部分の人が年金制度に加入しており、年金制度は機能しているように見えると思います。
 何を基準に、どんな視点でものを見るか(また、そういうことを自分が意識しているかどうか)が大事なように思います。
 もっとも、乙は、年金には期待していません。年金は、乙の老後の生活を支える一部になるでしょうが、15年後まで制度が持つかどうかわかりませんし、そのころ実質的にいくらもらえることになるのか、まったくわかりません。そんなことには期待せずに、投資によって自分年金を作り、育て、老後に備えようと思っています。
タグ:年金 納付率
posted by 乙 at 05:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月10日

ブログの意味

 乙は、このブログを書き始めて、いろいろなことを学びました。
 特に、海外投資に関しては、回りに同好の士がおらず、話をする機会もほとんどありません。そんな中で、ブログを書くことを通じて、同じような関心を持ち、同じような経験をしている多くの人と知り合いになれました。これは乙の大きな財産であるように思っています。
 そのようなことを通じて、ブログの意味(の一つ)がわかってきました。ブログはネットを通じた新しいコミュニケーションなんですね。検索エンジンを通して、いろいろな記事を読むことは誰にでもできますが、自分で書いて初めてわかることもたくさんあります。
 乙の場合、もう一つ、一般の日記をブログに書いているのですが、こちらは、訪問者も少なく、何となく身辺雑記を書き散らしている感じがしています。ブログはテーマを絞って書いていくほうが(他の人とのコミュニケーションのために)はるかにいいと思います。
 もちろん、昔からの日記と同じく「書くことによって考えること」もブログの効用の一つです。
 15年後の退職後にもブログが続けられれば、それは乙の「生きがい」になるかもしれません。老後の楽しみといったところでしょうか。15年先にどうなっているかは、何ともわからないわけですが。
タグ:ブログ
posted by 乙 at 03:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月09日

イーバンク銀行からシティバンク銀行への振り込み

 乙は、Interactive Brokers を利用しているので、指定された口座(シティバンク銀行・本店・9170403)に送金しようと思いました。
 今までは、ずっと新生銀行から送金していました。
 ところが、イーバンク銀行で振込の操作すると、「ご指定の口座番号が見つかりません。」になってしまいます。
 IB のホームページには、Citibank, N.A. (Tokyo Branch) が銀行であり、Interactive Brokers Bank account number at Citibank: 0159170403 に振り込むようにと書いてありますが、シティバンクでは2007年7月1日に支店名が変更になり 東京支店→本店 になっています。そして、口座番号は7桁を指定するようになっていますが、新生銀行からの振込では、下7桁を指定することで送金ができていました。
 さっそくこの理由をイーバンク銀行にメールで聞いてみました。10月1日夜にメールしました。ホントは電話で聞きたかったのですが、問い合わせ先の電話が込んでいてつながらなかったのです。
 もっとも、この問題がいつ解決するかわかりませんので、それはそれとして、一方では、イーバンク銀行から新生銀行の乙の口座に振り込み、そこからシティバンク銀行の IB の口座に振り込むことにしました。こちらは無事に振り込むことができ、そのような通知が来ました。ということは、支店名(本店)や口座番号などの指定のしかたは間違っていなかったということです。
 とすると、イーバンク銀行から振り込めないことがいよいよ不可解です。
 それに加えて、メールでイーバンク銀行に問い合わせたあと、1週間も返事がないことは、さらに不可解です。8日になって、やっと返事がありましたが、「銀行」を名乗る機関が利用者から振り込みできないという連絡(苦情の一種)を受けて、返事に1週間かかるなどということがあっていいのでしょうか。
 もっとも、返事の内容は、乙が満足するものではありませんでした。口座番号などを正しく入力してくださいという趣旨なのです。
 乙はその後も試しましたが、未だにイーバンク銀行からシティバンク銀行の当該口座には振込ができないままです。
 乙は、何だか急にイーバンク銀行が信用できないような気分になってきました。
 新生銀行だったら、365日、24時間の電話対応がありました。
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posted by 乙 at 04:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月08日

鈴木ゆり子(2007.8)『専業主婦が年収1億のカリスマ大家さんに変わる方法』ダイヤモンド社

 乙が読んだ本です。副題は「20棟200戸で平均利回り20%超が、なぜ可能か?」というものです。
 読後感はさわやかです。
 副題の疑問に対する答えを書いてしまいましょう。この大家さんがマメだからです。
 鈴木氏(本の表紙の写真がいかにもオバチャン風なので、この言い方には違和感があります)は、実際のところ、非常にマメなのです。アパート経営に関することは何でも自分でやる主義のようです。
 p.49 では、アパートの掃除を自分でやることが述べられています。掃除のやり方は「クリーニングスタッフ募集」に応募して学んだというのですから、タダで学べたわけですね。
 p.65 では、リフォームも自分でやると書いてあります。自分でやると安いというのは当然です。だって、自分の使った時間を換算した人件費を考慮していないからです。
 p.91 の記述によれば、現在は自分で不動産業を営んでいるというわけです。
 p.107 では、鈴木氏が浄化槽管理士の資格を取ったことが書いてあります。こんなものまで自分でやるとは徹底しています。
 p.126 の記述によると、スズヨシという会社の社長のようです。単なるオバチャンの域を脱していますね。
 p.135 で、自分の趣味が不動産屋めぐりだと述べています。不動産めぐりではありません。このあたりがすごいところです。
 本書の随所に苦労話が書いてあって、笑いながら勉強できる仕組みですが、それにしても、鈴木流アパート経営哲学はすごいものです。
 鈴木氏の自宅(埼玉県羽生市在住)は質素だという話ですが、さもありなんと思えます。
 本書に書かれていることは、誰でもできる話ではなくて、鈴木氏が独自の観点から自力で切り開いてきたものです。こういうバイタリティはどこから出てくるのでしょうかね。
 鈴木氏のサイトをのぞいてみてもおもしろいかもしれません。
http://ooyajyuku.net/
 また、鈴木氏のブログもあって、
http://suzuyosi.org/yuriko/
書かれていることを読むと、鈴木氏の人柄がにじみ出ています。


posted by 乙 at 06:07| Comment(0) | TrackBack(1) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月07日

大証に上場予定の中国A株 ETF をどのようにとらえるか

 乙のブログに対するファン様からのコメント
http://otsu.seesaa.net/article/58933195.html
で、大阪証券取引所に上場予定の中国上海A株の ETF
http://www.ose.or.jp/stocks/sy/1309.pdf
をどう思うかという質問がありました。
 せっかくの機会なので、乙の意見をまとめて述べておこうと思います。(実は、この件は、わざわざブログでコメントするほどのことでもないので、無視しようかと思っていたのでした。)
 第1に、上海A株の ETF といえば、今まで中国株の口座を持っている人なら、普通に買うことができた iShares FTSE Xinhua A50 China Tracker(銘柄コード:2823)
2007.2.8 http://otsu.seesaa.net/article/33176294.html
(こちらは香港に上場する ETF です)と同じではないでしょうか。運用会社が違えば(また、上場する市場が違えば)、違った ETF だという見方もできますが、同じ指数に連動するなら、事実上、同じものに投資していることになるわけで、新鮮味がありません。要するに、中国株口座で(香港ドルで)買えたものが日本株口座で(日本円で)買えるようになるというだけのことです。今回の ETF の話は、新しく投資先が広がったということではありません。
 第2に、今回の大証への上場によって、ETF の売買手数料が安くなることが期待できます。中国株として売買すると、けっこう売買手数料がかかります。それが日本株と同じ手数料で売買できるようになりますから、手数料が安くなるわけです。このこと自体は投資家にとってありがたい話です。
 しかし、若干手数料が若干安くなったからといって、本当におトクかということになると、そうでもありません。ファン様がお考えのように、インデックス投資として購入したあと長期に保有を継続しようという考え方なら、売買手数料の差なんて、どうってことない程度の問題になります。
 頻繁に売買するときは、売買手数料の違いは大きいのですが、それはインデックス投資ではありません。タイミング(と株価の上昇/下落の方向)で勝負しようとする場合は、手数料が安いことが大事です。要は、個人投資家としてどういうスタンスで臨むかという問題です。乙はインデックス投資を中心として考えていますので、(一部アクティブな投資を楽しみますが、)今回の ETF の上場による売買手数料の低下のメリットはさほど大きいとは思えません。
 ただし、毎月の積立投資をする場合は売買手数料の多寡が効いてきますから、今回の話によって積立投資がやりやすくなったということはいえるでしょう。(乙は、積立もしていませんので、関係ありませんが。)
 第3に、上海A株に投資するかどうかという基本的問題です。
 乙の個人的見方では、
2007.2.8 http://otsu.seesaa.net/article/33176294.html
で述べたように、上海A株はバブル状態だと思います。
 なぜバブルかということについては、また別稿が必要になりますが、中国が輸出の急増で外貨を獲得していること、その結果、中国の外貨準備高が日本の外貨準備高を追い越してしまうほどになったこと、その結果、人民元が中国国内にあふれていること、人民元が国際化されていない(中国から外国に投資できない)ために、中国人の持つ人民元が中国内の不動産や株式(A株)などに大量に流れ込んでいることあたりが原因でしょう。(テレビ番組でよく見かけますが)上海の証券会社に集まる多数の中国人を見ると、まさにバブルだと感じます。
 したがって、今後、上海A株では大きな下落があるものと予想しています。行き着くところまでいったら起こるでしょう。これがいつ起こるかはわかりません。
 また、もう一つ、中国株のAH格差の解消という問題があります。
2007.4.14 http://otsu.seesaa.net/article/38671971.html
これも、まもなく「直通車」によって、中国本土の投資家が香港市場に投資可能になるものと思われます。
2007.9.4 http://otsu.seesaa.net/article/53855485.html
この点からも、(中国人以外は)割安な香港H株に投資するほうがずっと安全だと思います。
 もっとも、逆説的になりますが、バブルは一番儲かるものというとらえ方も可能です。ですから、あえて上海A株に投資しようという考え方も理解できます。これからも(どれくらいの期間かわかりませんが)上海A株は上昇を続けると思います。しかし、きっと大きな下落があるでしょう。その場合は、飛び降りる(株を売る)タイミングが最も大事です。乙は、自分の日々の仕事を抱えていて、毎日、株式市場の動きを追いかけているわけにはいきませんから、都合よく飛び降りることができません。したがって、上海A株には手を出さないことにしました。
 第4に、上海A株をインデックス投資の対象にしていいかという問題です。インデックス投資は、日本株やアメリカ株などの先進国株でこそ行うべきもので、中国株でインデックス投資の考え方が成り立つのかどうか、疑問に思っています。中国では資本主義が貫徹されているわけでもなく、いざとなれば、中国政府の方針の大変更があるかもしれません。言い換えれば、中国はカントリー・リスクが大きいということです。そんな国で、インデックス投資ができるものでしょうか。インデックス投資は20年とかの長期間にわたって制度が変わらないことを前提にして成り立っているものです。中国の諸制度がそんなに長く変わらないとは思えません。
 日本のバブルがはじけたあと、日本株に投資していた人はみんな損失を出したに違いありません。でも、じっと待っていれば、これから日経平均が4万円を越えることはあるだろうと思います。(それまでに超長期間がかかるとは思いますが。)株価は、基本的には上昇するものです。あと20年〜50年くらい経てばそうなるのではないでしょうか。この点から、バブルのピーク時に買った株でも、長期間持っていれば、損失は発生しないという考え方ができるように思います。
 では、上海A株も同じでしょうか。そうではないような気がします。株価が下がったら下がりっぱなしということがありそうです。日本のバブルもすごかったけれど、中国のバブルはそれ以上だと思います。中国政府がバブル退治に本気で乗り出せば、バブルの押さえ込みは可能でしょう。(今は中国政府としてそういうことはしないという方針です。)バブル退治による株価の大暴落があれば、次の最高値更新は数十年以上にわたってないかもしれません。中国バブルの回復は、日本のバブルの回復よりもずっと長い時間がかかるのではないかと思います。(そのうち、中国の経済成長が「少子化=一人っ子政策」の影響で今まで通りではなくなるかもしれません。)そんなことで、乙は上海A株でインデックス投資をしようという考え方には賛成できません。
 以上、述べてきたようなことから、乙は、今回の上海株の大証への ETF 上場を冷ややかな目で見ています。自分で買う予定がないものについて、あれこれ考えるのは、それ自体がムダなように思います。
 上述のように、上海A株に投資しようという考え方も理解できますので、投資したい人は自分の責任で投資すればいいでしょう。大きく儲かる可能性もあります。大損する可能性もあります。吉と出るか凶と出るか、それは何ともわかりません。
 ブログでは、この ETF に関してたくさんの人が意見を述べています。
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/10/post_a5f9.html
http://fund.jugem.jp/?eid=461
http://mo-maga.sblo.jp/article/5727369.html
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-574.html
http://ameblo.jp/happy-retire/entry-10049854941.html
http://victoriousystemtrade.blog58.fc2.com/blog-entry-272.html
http://layup.blog88.fc2.com/blog-entry-147.html
http://kaeru.orio.jp/blog/2007/10/_etf_2.html
http://renny.jugem.jp/?eid=372
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-379.html
http://tohshi.blog61.fc2.com/
http://fund-senki.way-nifty.com/blog/2007/10/etf_4231.html
http://401k.sblo.jp/article/5731298.html
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/etf_a655.html
http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-159.html
posted by 乙 at 06:22| Comment(1) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月06日

マカオのカジノ

 マカオのカジノについては、サーチナ(中国情報局)のニュースでたびたび取り上げられます。
 4月5日のニュース
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0405&f=business_0405_017.shtml
では、2006年のカジノの売上高は前年比 21.3% 増で、中国大陸を含む他国・地域からの入境人数は 17.6% 増の 2200 万人、うち、中国大陸からの入境者は 54.5% 増だったとのことです。このころ、マカオのカジノ収入は米ラスベガスを抜いたものとみられます。
 中国人がいかに賭け事好きか、よくわかります。
 6月22日のニュース
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0622&f=business_0622_018.shtml
では、2010年までにマカオでカジノが9箇所オープンし、合計で35箇所になる予定だとのことです。今後、カジノはますます活況を呈するはずですね。
 7月18日のニュース
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0718&f=business_0718_019.shtml
では、マカオのカジノが絶好調で、2007 年の上半期の売り上げが前年同期比で3割も伸びているとのことです。
 10月4日のニュース
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=1004&f=business_1004_005.shtml
では、「マカオ:賭博業の伸び予想下回る「市場拡大なし」」という見出しが付いていますが、本文は以下の通りです。
 モルガンスタンレーは3日、マカオの9月の賭博業収益の伸びが同社予想の前年同月比75%を大きく下回る55%だったことが、マカオでカジノを展開する米企業サンズとウィンの米市場での株価下落の要因になったとの見解を示した。
 同社エコノミストは「マカオでは新しいカジノの開業が続いているが、売り上げが既存カジノから他に移っているだけで、市場の拡大は見込めない」と述べている。3日付で香港・経済通が伝えた。(編集担当:恩田有紀)

 この記事は、株価下落の要因としてはある意味で正しいのかもしれません。それにしても、75% 増の予想が 55% にすぎなかったという話ですが、伸び率自体は(予想と比べずに、絶対値としてみれば)すごい話です。大きな目で見れば、マカオのカジノは順調に伸びているとみなしていいのではないでしょうか。
 乙は、UWマカオ・プロジェクト投資事業匿名組合に投資しています
2006.4.15 http://otsu.seesaa.net/article/16584471.html
が、このファンドは、基本投資比率としてマカオ不動産(マンション)7割、株式3割となっています。こんなふうにマカオのカジノが伸びて行くとなると、この投資話はかなり期待できそうな気がします。(最終的にマンションが売れてみるまでは何ともいえないわけですが。)
 今のところ、8月末の運用レポートが読めますが、マカオ不動産が 79% を占め、香港株が 5%、現金預金が 15% になっています。乙の感覚では、ちょっと現金比率が高いような気もします。今の比率を基準にして、あと 5% から 10% くらいまで株に投資してもいいのではないかと思いますが、ま、このあたりは運用会社にお任せとするしかありません。
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2007年10月05日

中国の経済成長

 乙は、(多くの人と同様に)中国の経済成長に注目しています。
 乙が保有している中国の個別株も、中国株ファンドも、大幅に上昇しています。このこと自体は投資家としてありがたいことですが、このまま中国の経済成長が続くとどうなるかということも考えておかなければなりません。
 日経ビジネス ONLINE が、「2010 年 日中逆転」という特集を組んでいます。
http://business.nikkeibp.co.jp/special/china/
中国経済は、もう日本を追い越すところまで来たんですね。
 しかし、経済成長に伴う負の面もいろいろあるようです。レスター・ブラウン氏のインタビュー記事
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20071002/136648/
などはその代表例でしょう。耕作地の砂漠化、大気汚染、喫煙、環境監視体制、水と食糧の確保、自動車の普及、など、大量消費が引き起こす諸問題を語っています。中国は膨大な人口を抱えていますから、世界に対するその影響はきわめて大きいものがあります。先進国に対する(資源の消費や環境の破壊などの)負の影響という面とともに、中国は発展途上国のモデルという側面もあるので、それらの国に対する影響(それらの国が中国の政策を真似ることなど)も大きいものがあります。
 乙は、先日、BS Japan で放送された「2010 年 日中逆転」という番組も見ましたが、連携企画ということで、同趣旨のことが映像とともに語られました。水汚染の実態など、テレビで見るとすさまじいものがありました。
 中国の成長があるからこそ株価が上昇するともいえるので、投資家として、成長に反対することはできないのですが、もう少し、中国が経済発展一辺倒でなく、環境問題などにも配慮し、周辺国を初め世界の各国と協調しながら豊かな国づくりを目指してほしいものです。結果的に、それが中国の長期成長を支えるものになるでしょう。
 乙の保有している中国株関連の金融商品は、いつかは売る時期がくると思っていますが、さて、それはいつでしょうか。2008年の北京オリンピックころまででしょうか、2010年の上海万博ころまででしょうか、さらには、その後もずっと保有し続けるのがいいのでしょうか。誰も答えられない難問でしょうね。
posted by 乙 at 04:57| Comment(2) | TrackBack(0) | その他の投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月04日

Man AP 2XL

 乙が購入しているヘッジファンドです。
 1年以上前に、乙のブログでこのファンドについて書いたことがあります。
2006.7.15 http://otsu.seesaa.net/article/20801211.html
 先日、8月の運用報告書が送られてきましたが、8月は何と 10.7% もの下落だったのです。たった1ヵ月でこんなにも下がるのかと驚きました。ボラティリティが高いというのは、まさにこういうことだったのです。
 株では、このくらいの値下がりはよくある話ですが、ファンドでも同様なんですね。
 このファンドはいろいろな戦略をとっていますから、サブプライム問題が直接影響しているということではないと思いますが、それにしても不思議な現象です。
 この成績については Millefeuille さんが
http://independenceday2030.blog93.fc2.com/blog-entry-23.html
で記事にしていらっしゃいます。
 乙は、2005年9月の新規設定時からずっと保有したままですが、2007年8月末現在で +12.2% のリターンです。まだ丸2年しか経っていません。これからもずっと保有したままでいきたいと考えています。
タグ:man AP 2XL
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2007年10月03日

「長寿投信」販売が低迷

 日経新聞10月2日夕刊の1面に出ていた記事です。
 ごく一部が NIKKEI NET でも読めます。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071002AT2C3000202102007.html
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20071002AT2C3000202102007.html
http://markets.nikkei.co.jp/fund/news.cfm?id=d2c3000202&date=20071002
 ファイナンシャル・プランナー長峰氏も
http://plaza.rakuten.co.jp/tokaifp/diary/200710020000/
でコメントしています。
 夕刊では、日米の投資信託の運用期間別のグラフが示されていて、印象的でした。
 ちょっと数値を読み取って表にしておきましょう。
運用期間日本米国
1年未満
13.5%
0.6%
1〜3年
34.1%
4.9%
3〜5年
23.2%
4.6%
5〜10年
24.4%
24.5%
10年以上
4.8%
65.4%

 日米はこんなにも違っています。
 この表から、見事に日本が短期志向、米国が長期志向であることが見てとれます。アメリカに比べたら、日本は赤ん坊みたいなものです。
 最近の日本の投信は手数料も高いものが多く、古い投信のほうが相対的によかったりすることも考慮するべきでしょう。
 問題は、投資家の多くが古い投信を買うという行動を取れるかどうかです。一部の人がそういう行動しても不十分であり、多くの投資家が一斉に動くことで、さらに多くの人(および金融機関やファンド会社)にアピールしていかなければなりません。
 アメリカのように、投資家の全体的態度として、長期投資を志向しているのはうらやましいです。これは、第1に、ファンド運用会社が、長期投資を心がけていることの反映です。第2に、投資家も長期投資を重視しているということです。投資家とファンド運用会社の間にそのような「暗黙の合意」があるのでしょう。たぶん、この長期投資はインデックス投資とかなり重なっているのではないかと思います。
 記事中で、前川貢氏が次のようなコメントを述べています。「米国では少なくとも3年運用し、実績を残した投信に資金が集まる傾向が強い。日本では投資家が過去の運用成績を重視していないのではないか。」
 まさにその通りです。日米の投資家の違いなのです。各国の投資家の需要に応じてファンド会社が投信を供給するのです。
 乙も、自分の投信購入歴を見ると、日本の投資家としての行動をしてしまった例がたくさんあります。今から思えば、短期投資をしようと思っていたわけではなかったけれど、結果的にそうなっていたのですね。投信の選び方を間違えたというべきでしょう。
 各国の投信のあり方は、その国の投資家がどんな考え方をしているかを反映しているといえるでしょう。日本は、「長寿投信」の販売が低迷する国なのです。そういう中で自分なりに長期投資していくというのは大変です。むしろ、アメリカで投信を購入したほうが、アメリカ式の考え方が反映していて、望ましいのではないかと思います。
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posted by 乙 at 05:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月02日

セゾン投信で未成年口座が作れる

 乙は Gabbiano さんのブログ
http://www.lagazuoi.com/gabbiano/archives/2007/10/post_260.html
で知ったのですが、10月1日からセゾン投信で未成年者の口座が作れるとのことです。
 これはちょっとしたニュースでした。
 乙の息子たちは、もう成人してしまったのですが、そのうち孫が生まれる可能性があります。
 そのとき、誕生祝いとして、おじいちゃんから若干の金額をプレゼントしようと思っています。
 で、これをどうするか。まさに長期運用するべきだと思います。ざっと20年。孫が成人したら、自分で自由に使うことができます。それまで楽しみに取っておく(ほったらかす)のです。20年の長期投資です。しかも、成人するまで20年間にわたって「投資教育」をすることができます。もしかすると、投資の話は孫がいやがるかもしれませんが、お金の話の延長なのですから、中学生か高校生くらいできっと乗ってくると思います。
 というわけで、どこかに口座を作り、20年運用しようと思っていました。
 イー・トレード証券が候補かなと思っていましたが、そこでは、親権者も口座を持っていなければなりません。乙の息子に余計な負担をかけてしまいます。
 一方、セゾン投信は、そういう制限がありません。現住所などをきちんと登録しておかなければならないため、引越の時などに、若干の手続きが増えますが、大した問題ではありません。
 セゾン投信といえば、セゾンバンガードグローバルバランスファンドがあります。単独でポンと申し込むには本当に簡単で、しかも世界の資産に分散投資ができ、ほったらかしにするにはとてもよさそうです。
 孫には、贈与税がかからないような 100 万円のプレゼントでもいいですし、あえて 111 万円をプレゼントして、若干の税金を税務署に納めて、きちんと孫の名義のお金であることを税務署に認めさせる手もあります。
 100万円が20年でどこまで増えるでしょうか。仮に 7% の運用ができれば、20年で4倍の 400 万円になりますから、かなり使いでがありそうです。その頃の日本ではインフレが進行しているのでしょうか。もしかすると、国家財政が破綻しているのでしょうか。
 もしも、今のままの経済情勢が続くと仮定して、20 歳のときの 400 万円をそのままさらに預けっぱなしにすると、(7% の運用が継続すれば)孫が 60 歳のときには 6400 万円にもなります。退職金を加えれば、老後の準備にもなる金額です。
 生まれたときの 100 万円のプレゼントが老後の生活資金になるなんて、なんてすばらしいのでしょう。
 長期投資といっても、乙は残り少ない時間しかないのですが、孫なら、十分時間があるのですね。本当の長期投資は赤ん坊のときから墓場に入るまで、一生継続するものなのでしょうね。もしかして、人の一生を越えて、子々孫々に代々伝えていくものなんでしょうか。
 う〜ん、考えているうちにワクワクしてきました。
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posted by 乙 at 04:45| Comment(4) | TrackBack(0) | 投資方針 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月01日

ブログの訪問数

 乙がちょっと気になった調査結果です。
 インターネットコム株式会社と株式会社クロス・マーケティングが、Blog を運営中のブロガーを対象に、Blog の運営状況を調査しました。結果は
http://japan.internet.com/research/20070927/1.html
にあります。
 ブログの更新頻度が「ほぼ毎日」が 17.3% です。少ないですね。乙の感覚では、いろいろ書くことがあるように思いますが、……。
 訪問者数も、けっこう少ない感じがします。少ないと、書き甲斐がないということになるでしょう。
 乙のブログは、毎日 1000 人ほどの人が訪問してくださるのですが、
2007.8.4 http://otsu.seesaa.net/article/50222116.html
これって意外と多いのかもしれません。自分ではそう意識していなかったのですが。
posted by 乙 at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする