2007年10月18日

Thames River Global Emerging Markets Fund 再論

 乙は、新興国の株式に投資する比率が高く、それを何とか引き下げようと思っています。
 その一つの手段として、新興国株に投資するファンドを解約する手があります。
 乙は、いくつかのアクティブ・ファンドを保有していますので、その中のどれかを解約するのがよかろうと思っています。
 しかし、今までに検討したものは、それぞれに成績がよく、解約するべきものは見つかりませんでした。
2007.9.15 http://otsu.seesaa.net/article/55103110.html
 ところで、乙が保有する海外ファンドで、新興国株に投資するものがあります。それが Thames River Global Emerging Markets Fund
2006.7.24 http://otsu.seesaa.net/article/21300522.html
です。
 乙は、定期的に、このファンドの価格の変動を追いかけてきたのですが、その際は、WWW 内の以下の情報を見ます。
http://www.thamesrivercapital.com/pdf/current_performance_trc.pdf
ちょっとわかりにくいですが、自分の持分の数値とここに示された NAV (Net Asset Value) をかけ算すれば、自分の現在の口座残高(運用額)がわかるようになっています。
 で、それを見てみると、Global Emerging Markets Fund は、一番下の「Funds managed by Nevsky Capital LLP:」のところに書いてあります。
 運用会社が Thames River から Nevsky Capital に変わったのでしょうか。それにしては、毎月送ってくる運用報告書は、今でも Thames River の名前で送られてきます。何か変です。
 そもそも、WWW でのパンフレットの置き場が違っています。今は、
http://www.nevskycapital.com/pdf/factsheets/gems.pdf
にパンフレットがあるのです。(以前は Thames River のサイトの中にありました。)
 このパンフレットを見ると、このファンドはベンチマークのインデックス(MSCI TR Emerging Markets Free Index)を越えているのです。このファンドは、過去4年で基準価額を5倍にも増やしています。
 いろいろ考えるべきことがありますが、とりあえず、当該ファンドがインデックスを越えていれば、それでよしとしましょう。
 アクティブ・ファンドがベンチマークとなるインデックスを上回る成績を挙げ続けるというのは大変なはずです。インデックス投資の考え方では、そういう例はわずかしかないはずです。しかし、乙の経験では、
2007.9.15 http://otsu.seesaa.net/article/55103110.html
で述べたように、新興国株の場合はけっこうそのような例が多く、常識では考えにくい状態にあります。短期(数年?)ならば、どのファンドもアウトパフォームすることがあり得るわけですが、新興国株ではこれがけっこう長期的に成立するのかもしれません。では、だれが貧乏くじを引かされているのか。それはやっぱり一般投資家でしょう。
 現実的に、このファンドはインデックスを上回っています。運用するファンド会社が2割の成功報酬を取っても、これならば文句はないでしょう。成功報酬が差し引かれたあと、NAV が計算されます。それがインデックスを(わずかではありますが)上回っているということは、本来の数字で言えば、このファンドはインデックスを2割以上上回っているというわけで、かなり優秀です。
 それにしても、国別の投資先の配分を見ても、インデックスとあまり違わないようなのに、きちんと利益を上げているのはなぜなんでしょうか。
 もしかして、ドル建てで投資していること(アジア通貨がドルに対して高くなっていること)の影響なのでしょうか。しかし、インデックスの算出がドル建てであれば、そんな問題はないはずです。
 乙は、このファンドも解約できないように思いました。
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posted by 乙 at 05:15| Comment(7) | TrackBack(0) | 海外ファンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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