2007.10.29 http://otsu.seesaa.net/article/63129141.html
に書きましたが、この経験から、ふと思いました。
乙が死んだとき、残された家族が各種ファンドを解約することができるだろうかということです。
乙の保有資産は、一覧表にしてあり、乙が死んでも、家族がそれを見て資産がどこにあるかがすぐわかるようになっていますが、問題はそれぞれの解約(売却)です。
あと15年くらいは、乙は死なないだろうと思っていますが、こればかりは何ともわかりません。突然の交通事故死などということもあり得ます。
今までは、特に準備をしてこなかったのですが、そろそろ準備をしておいたほうがいいかもしれません。
海外ファンドについては、それぞれの解約フォームを取り寄せて、全部記入して、サインもしておき、日付だけ空欄にしておけば、乙が死んだときに家族がそれを送ることで銀行口座に入金されるだろうと思っていました。(息子も妻も一応の英語ができるはずです。)しかし、今回の経験では、そう単純なことではなさそうです。乙が死んだあとで、生きているふりをする(自分で解約しているように装う)ことは、かなりむずかしいように思えてきました。
ということは、やはり、きちんと「乙が死んだ」ことを各所に知らせて、正式な手続きをすることになるのでしょうか。もっとも、これはこれで大変なことでしょう。英文の死亡証明だけでもどうやって入手するのか、乙は知りません。
運用資産を分散して投資するのはいいですが、徹底して分散すると、それぞれの解約が大変な手間になりそうです。
ただし、証券会社や銀行で買っているような金融商品は、あまり問題になりません。国内でいえば、さわかみ投信とかセゾン投信とか、独立系・直販系のファンド会社がありますが、海外ファンドというのは形態上それに類似しています。こういうのに分散投資していくと、15年も継続したら、金融商品の種類が数十種類にもなるのではないかと思います。それぞれを解約する手間は相当なものになるでしょう。この点からも、資金を過度に分散せずに、適当な範囲に押さえるほうがいいような気がしてきました。
単純にいえば、各種金融商品を買うとき、どんどん種類を増やすのではなく、同じものを追加して買うということです。または、証券会社や銀行経由で買うということです。
乙が死んだときの話は
2006.2.23 http://otsu.seesaa.net/article/13635228.html
2007.5.22 http://otsu.seesaa.net/article/42496043.html
にも関連記事を書きました。