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乙は現在95種類の金融資産を保有しているわけですが、それぞれの時価などをどう記録しているのか、そのあたりを書いておきましょう。
実は、乙はエクセルを使いこなせないのです。したがって、エディタで単純なテキストファイルに記録しています。実際は金融商品の種別ごとにファイルを分けている(投資信託、日本株、中国株、海外分、妻の運用分、……)ので、数個に分けて記録しています。ファイルの中の1行に、株の銘柄やファンドの名前、購入年月日、購入金額、購入した金融機関名などを記録しています。そして、毎月1回、時価をチェックして、その金額を日付とともにファイルに書き込みます。1行が順次長くなっていくイメージです。
このファイルは単純なテキストファイルですから、「これこれの時期に売却予定」とか、「これこれに乗り換えよう」とか、自由にメモを添え書きしておくことができます。
金融商品を売却することがあると、その分の行はファイルを別扱いにしています。単に記録を消すのではなく、最終的にプラスになったかマイナスになったを含めて記録して保存しておきます。
時価をチェックするときは、WWW であちこちのサイトを見ることになり、だいたい1回あたり1時間半ほどかかります。こういうとき、独立系のファンドは、それぞれのサイトを見ることになり、そのたびに、ユーザーIDとパスワードを打ち込んだりしますから、けっこう大変です。証券会社経由にしておけば、ある程度まとめてチェックできますから、そのほうが楽です。
このようにして、金融商品ごとの時価の変動が記録されますが、それとともに、毎月1回、それぞれの最新の時価をまとめて別のファイル「保有資産」に書いています。上述のファイルが金融商品ごとであるのに対して、「保有資産」のファイルは1ヵ月ごとに更新する一覧表のようなものです。最新版はファイルの先頭に追加するようにし、以前のものも記録のためにファイルの後ろのほうに保存しています。
こうして、ファイルに記録した各種金融商品の時価ですが、これを合計しなければなりません。
乙は、しばらく、手作業で(つまり電卓を使って)計算していました。まあ、これで特に不便はありません。しかし、数ヶ月前に、いろいろ分類を変えながら合計していくと、2種類の合計が一致しないというトラブルに遭遇しました。乙がぼけてきたのでしょうか、合計を求める計算がうまくできなくなってきたのですね。
2回計算して、2回とも不一致になってしまったので、この時点で、手計算は無理だと判断しました。
乙が保有する95種類の金融商品ですが、それぞれ通貨が違うのですから、合計するだけでもかなり大変なんです。
そこで、毎月追加して記録している「保有資産」ファイルの銘柄(ファンド名)欄の隣に、金融商品の種別を書き込むことにし、また、時価欄は、数値の後ろに「円、USD、HKD、EUR、CAD」を必ず付けて書くことにしました。そして、そのファイルを読み込み、金融商品の種別ごとに合計するプログラムを用意し、これを走らせると、乙のポートフォリオが一発で計算できるようにしました。
これは、ホントに簡単なプログラムで、為替レートなどはプログラム中に直接指定するようにしています。いかにも間に合わせ的プログラムです。しかし、これで、毎月1回のチェックが格段に楽になりました。
その後、基本的にこれで乙のポートフォリオを確認しつつ、次の投資先を考えるようなことをしています。「リバランス」というとかっこいいですが、そんな大げさなことではなく、資産の比率を眺めて、もう少しこの辺の比率を高めようとか考えているということです。
乙の感覚としては、このやり方であれば、200-300 種類になっても特に問題ではないように思います。ただし、合計を求めるのは簡単でも、その基になる個々の金融商品の時価をチェックする部分は、手間がかかりますから、数百種類が上限かなと感じています。毎月1個ずつ金融商品が増えても、1年で12種類、15年で180種類ですから、乙の場合、最終的な段階までこのやり方でいけると考えています。
というわけで、エディタと、テキストファイルと、自作プログラムによる資産管理というのが乙の流儀なのでした。
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ラベル:資産管理