2007年11月25日

日本株独歩安

 日経新聞11月23日朝刊で見かけた記事です。
 世界の株式市場を見渡すと日本の株価だけが大幅に下げているというわけです。記事では、外国人投資家が日本に失望して株を売却しているとか、機関投資家はむしろアジア株に投資しているのであって、日本を素通りしているということが書いてありました。
 なぜこうなるかは、あまり簡単な話ではありません。さまざまなことがからんでいるのでしょう。記事では、日本の規制の重さ、GDPの伸び率の低さ(低成長)、高齢化、などといったことが原因として指摘されていましたが、いずれも暗い話ばかりです。
 ところで、この記事には世界の株価時価総額が書いてありました。国際取引所連盟の調べだそうです。
 国際取引所連盟というのは、WFE (World Federation of Exchanges)のことです。ということで、この数字は信頼できるのだろうと思います。
合計日本米国中国英国その他
1990年末
8兆ドル
32.9%
34.9%
――
9.6%
22.6%
2007年10月
63兆ドル
7.3%
33.2%
10.7%
6.7%
42.1%

 これを見ると、日本がいかにダメになってしまったかがうかがえます。日本の絶対額としては 8兆ドル×0.329=2.6兆ドルから 63兆ドル×0.073=4.6兆ドルに大きく伸びているのですが、世界の株式市場は日本を追い越して爆発的に大きくなっているのですね。
 中国は、(上海、深セン、香港の合計ですが)完全に日本を追い越しています。
 この結果をグラフで示している資料もあります。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tosisaisei/dai18/18sanko1.pdf
 乙は意外に思いました。日本が小さいばかりでなく、米国もあまり大きくないのです。「その他」が4割も占めているのでは、正確な把握はできません。この問題は、もう少し調べてみます。
 このような日本株独歩安は、証券優遇税制廃止
2007.11.22 http://otsu.seesaa.net/article/68230166.html
が原因だとも思えません。こんなレベルの話ではなく、何かもっと大きい力が働いているように思います。
 野畑証券のコラム
http://www.nobata.co.jp/colum/column.htm#hint49
では、「日本人が日本株を買わずに、せっせと外国の株式や債券を買っているからです。」としています。日本人が日本を見捨てているのかもしれませんね。しかし、その分、外国人が日本株を買えば同じことになります。ですから、日本人のせいにするのも、本質をとらえていないように思います。
 いずれにせよ、日本株の未来は明るくないように思えます。
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posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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