2008.1.8 http://otsu.seesaa.net/article/77124810.html
に示しました。
これをインデックスと比較してみましょう。エマージング株の代表といえば、MSCI Emerging Markets Index でしょう。この指数の国別の割合を調べることができなかったので、以下では、iシェアーズのサイト
http://www.ishares.co.jp/product/stocks/eem.html
から、このインデックスに連動する ETF である EEM の投資割合(2007年6月現在)で代用します。
いずれも全体の2%以上を占めるものを多い順に並べます。
乙の保有割合の上位国=中国 20.34%、インド 19.08%、ロシア 12.98%、ブラジル 10.40%、香港 7.93%、韓国 5.74%、メキシコ 3.11%、台湾 2.87%、トルコ 2.68%
インデックスの上位国=韓国 15.03%、中国 12.05%、ブラジル 11.29%、台湾 10.50%、ロシア 9.16%、南アフリカ 8.91%、メキシコ 7.04%、インド 5.98%、イスラエル 3.31%、インドネシア 2.28%、チリ 2.07%、タイ 2.03%
両者を比べると、乙のほうが保有が3%以上多い(インデックスのほうが少ない)ものとしては、中国(差 8.29%)、インド(13.1%)、ロシア(3.82%)、香港(6.79%)があげられます。一方、インデックスのほうが3%以上多い(乙の保有が少ない)ものとしては、韓国(差 9.29%)、台湾(7.63%)、南アフリカ(7.76%)、メキシコ(3.93%)があげられます。
このあたりが好みの反映です。乙は BRICs+香港を重視していることがわかります。また、韓国、台湾、南アフリカ、メキシコを軽視していることがわかります。今後は、軽視している国に若干追加投資してもいいかもしれません。