http://www.mizuhobank.co.jp/direct/info/onetime0803.html
しかし、ワンタイムパスワード専用の表示端末、トークンの発行手数料 2,100 円がかかるというのです。何とけちくさいことでしょう。
しかも、この記事によれば、「*トークンの電池が切れた後、引き続きワンタイムパスワードをご利用いただく場合は、更新発行手続が必要です。なお、再発行時、更新時にもトークン発行手数料が2,100円かかります。」とあります。二重にけちくさい話です。
トークンの発行手数料を徴収するということは、利用者に「自分の口座を守ることは利用者自身の責任です。そのためのお金を払いなさい。」といっていることになります。もしもこれが無料ならば「当行が責任を持って利用者のお金を預かります。」ということになります。利用者から見てどちらが安心感があるかは明らかでしょう。
今回の処置で、実際に銀行側に手間がかかり、トークンの分のコストがかかるのは理解できますが、全利用者に一斉に無料送付する方が、希望者だけに個別に送付するよりも安くて管理の手間がかからないように思います。宣伝費と考えれば、無料送付もありだと思います。
もっとも、一部の利用者はワンタイムパスワードの使い方がわからないでしょうから、強制的にトークンを導入すると、それをわかってもらう手間がかかるわけですが。
みずほ銀行としても、そのあたりを検討した上で今回のようなことを決めたのでしょうが、さて、導入に当たってどんな議論が交わされたのでしょうか。
乙の場合は、今やみずほ銀行の口座は重要でない口座になりました
2006.3.11 http://otsu.seesaa.net/article/14604306.html
から、こういうワンタイムパスワードは申し込むだけ損をするように思います。
もしかして、口座に違法に侵入され、勝手に引き出されたり送金されてしまったりしたら……あきらめます。もともとそのくらいのお金しか置いていないのですから。
ある程度の金額を預けている人の場合は、自分の口座を守るために、これを利用してもいいでしょう。2,100 円は保険料といった感覚でしょうか。