今年もめんどうな計算をしました。いやはや。
今年、特にめんどうだと思ったことは、損益通算の処理でした。
乙の場合、株の取引で収入があったのですが、一方では、GS グローバル・マーケット・ストラテジーの売却で損失が出たのです。
2007.8.22 http://otsu.seesaa.net/article/52266643.html
まずは、税務署に電話して、損益通算できるかどうか、尋ねました。税務署側がしばらく調べてから、OKの返事が来ました。
株式の取引は、源泉徴収ありの特定口座で行っていますから、証券会社から送られてきた投資家交付用の年間取引報告書で全部明らかです。
一方、投資信託のほうは、もう少しめんどうでした。購入時の2004年10月26日の送金額は手元に記録してあったので、それを書いて、損失額が 148,706 円ということになりました。
普通は、損益通算しなければ、株の取引は分離課税ですから、確定申告には何も関係ないわけですが、損益通算するとなると、とたんにややこしくなります。
第1に、第三表というのを書かなければなりません。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki01/shinkokusho/05a.pdf
これがけっこう大変でした。第二表から、途中抜け出して計算して元に戻るわけですが、四苦八苦でした。おまけに第三表の用紙がなく、ネットでダウンロードして印刷したものを使ったので、3枚ほど同じことを書くことになりました。
第2に、計算明細書
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/pdf/10.pdf
を書くのですが、これが、また大変で、特定口座でなければ、書けるのですが、特定口座の場合の書き方がわからなかったです。証券会社からの書類は、すべてまとめられていますからね。結局、計算明細書は1面だけの記載でいいようです。
第3に、住民税の書き方がわかりませんでした。特定口座では、所得税7%と住民税3%で合計10%が源泉徴収されるのですが、源泉徴収税額の欄は7%の分を書くだけなのです。では、3%はどこに行くかというと、第二表の住民税の欄に書くわけです。これがわからなかったですね。
乙は、初めての経験でしたので、けっこう悩み、記入に数時間ばかりかかってしまいました。(もっとも、源泉徴収票が数十枚あるので、これを整理するだけでも大変なのですが。)
今年の確定申告でもう一つめんどうだと思ったことは、税金の徴収方法でした。今までは、郵便局に行って直接払い込んでいたのですが、銀行口座からの自動引き落としが可能だというわけで、イーバンク銀行を指定したところ、ネット銀行ではダメなのだそうです。後日税務署から電話がかかってきて、ネット銀行以外の口座を指定するようにいわれました。こんなことがあるとは思いませんでした。まだまだ日本ではネット銀行が十分使えないようになっているんですね。
ともあれ、確定申告を終えて、ほっとしました。でも、振替納税でけっこう多額の税金を払うことになるので、こればかりはズシンと「痛み」を感じました。
ラベル:確定申告