2008年04月13日

北京のバスが運行を妨害される

 乙が見かけたニュースです。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0411&f=national_0411_019.shtml
 北京の近くで、バスの運行が妨害されていたが、6日ぶりに運転が再開されたとのことです。
 運行妨害の理由ですが、1社が利用者に大幅な割引を行ったため、他社のバスの利用者が激減し、そこで、運転手などが格安バスの運行を妨害したということです。
 何と乱暴な話でしょう。価格やサービスで競争するのが市場主義経済というものであって、実力行使に出るのは許されません。他社のバスも、価格を下げるなり、サービスを充実させるなりして、競争するべきで、格安バスの運行を実力で妨害するというのはとんでもない話です。これはストライキではありません。単なる犯罪行為です。格安バスの乗客にとっては、これによって目的地まで行けないということになり、大きな迷惑です。
 こんな話を聞くと、中国では、まだまだ自由な競争が確立されていない(人々はそういう意識を持っていない)のだなあと感じます。
 これを敷衍して考えると、現在、中国に投資することは危険なことなのかもしれません。
 たまたま乙はインターネットでこのニュースを見かけただけで、現地の詳しい事情はまったくわかりませんので、もしかしたら、別の考え方ができるのかもしれませんが、とりあえず、このニュースを知って感じたことを書きました。
posted by 乙 at 06:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする