柏木理佳氏は、DIAMOND ONLINE の記事
http://diamond.jp/series/china_rika/10007/
で「北京五輪を待たずに中国経済バブルの崩壊が始まった」としています。
では、この先、中国株はどうなるのでしょうか。
インデックス投資の考え方からすれば、予想なんかしてもしかたがないということになるのでしょうか。しかし、やはりこういう話題は気になるものです。
柏木氏のように、株価の下落はまだまだ序の口で、これからさらに下落していくのだという考え方もあるでしょう。一方では、予想外に大きく下がっているからこそ、中国の長期的成長を信じて中国株を買うべきだという考え方もできるかもしれません。
こんなことは、結果論でしか言えないように思います。今後、中国株が上昇すれば、今回の下落は単なる調整だったということになりますし、さらに下落が続けばバブルの崩壊(の始まり)だったということになります。株価下落のまっただ中にいるときは、どちらなのか、見極められないものだと思います。
乙の場合も、自分の保有する中国株を今の時点で売却するかどうか、けっこう悩ましいのです。
一つには、昨年、保有する中国株の全部を売却しました
2007.10.23 http://otsu.seesaa.net/article/62004596.html
(結果的には、かなり適切なタイミングで売却したことになりました)が、その際、売却で得た資金の一部を中国株の ETF に絞って投資しました。そのときには、この資金はゼロになってもかまわないというつもりで、ずっと保有を続けようと考えていました。
しかし、一方では、最近、ジェレミー・シーゲル氏の『株式投資の未来』
2008.4.7 http://otsu.seesaa.net/article/92505039.html
を読んで、乙が「成長の罠」にはまっていることを知り、乙のポートフォリオの新興国株の割合を下げようと考えるようになりました。乙の保有する新興国株関連の金融商品の中では、まだ中国株の占める割合が高く、
2008.1.12 http://otsu.seesaa.net/article/77918615.html
新興国株の比率を下げるためには、中国株の売却は避けられません。
このような二つの矛盾する考え方があるものですから、判断に苦しんでいます。
もう少しぐじぐじと悩み続けてもいいかもしれません。
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ラベル:中国株