ブログでも、過去2回ほど言及したことがあります。
2007.10.6 http://otsu.seesaa.net/article/59121830.html
2006.4.15 http://otsu.seesaa.net/article/16584471.html
最近、匿名組合の営業者・有限会社UWマカオ・プロジェクトから手紙が来て、2008年8月31日の期間満了予定を1年間延長するということになったとのことです。当初から、2年まで延長できるようになっていましたから、特に問題があるわけではありません。
さて、この匿名組合の過去3年間の運用成績はどんなものでしょうか。
1口10万円の出資金がどうなったかを見てみましょう。組合員持分を見ると、第1期末では 97,722 円、第2期末では 99,200 円でした。第3期は不動産資産を売却したりしていますから、10万円を越えると思います。また、第3期では利益分配も予定されているとのことです。
ユナイテッドワールド証券内のサイトからマンスリーレポートを読むことができます(投資している人だけです)が、それによると、2007年11月に保有する不動産を一部売却した後は、現金の保有比率が高いままです。次の投資物件を考えているのでしょうか。何ヶ月もこういう状態が続くと、せっかくの投資機会をみすみす捨てているような気がしますが、大丈夫なのでしょうか。
ところで、こういう投資が円ベースで行えることはメリットがあるように思います。外貨建て(香港ドルでしょうか、パタカでしょうか)で計算すると運用益が出ていても、円高の影響で、実はさほど利益が上がっているわけでもないという事態が考えられます。この匿名組合は、手数料が高く、成功報酬制を取っています。そこで、外貨建てで決算すると成功報酬としてがっぽり持って行かれる場合でも、円建てならば(円高のために)さほどでもないということになります。
円建ての海外投資のメリットなんて、以前は考えても見ませんでしたが、けっこういい面があるようです。
ただし、いうまでもないことですが、固定の手数料率がかかってくる場合は、円建てでも外貨建てでも同じことです。続きを読む