2008年05月28日

ハイリターンなファンド

 ハイリスク・ハイリターンということばがありますが、ハイリターンとは、一体どれくらいを指すのでしょうか。
 WWW の中には、こんなページもあります。
http://www.shisanka.net/performance/index.html
運用実績
1年
3年
5年
ファンドA
+43.6%
-
-
ファンドB
+17.2%
+94.7%
+231%
ファンドC
+24.1%
+177.7%
+664%
ファンドD
+23.6%
+192.5%
+498.7%
ファンドE
+26.4%
+216.6%
-
ファンドF
+11.9%
+154.6%
-
ファンドG
-29.7%
+78.5%
+231.4%
ファンドH
+7.2%
+104%
+382.1%
ファンドI
+24.3%
+198.7%
+463.4%
ファンドJ
+42.6%
+95.1%
+267.8%
ファンドK
+5.3%
+88.9%
-
ファンドL
-11.1%
+75.9%
-
ファンドM
+9.1%
+175.72%
+346.1%
ファンドN
+9.0%
-
-
ファンドO
+37.3%
+48.2%
+207.7%
ファンドP
+12.6%
+81.9%
-
平均
+13.1%
+127.4%
+365.8%

 いくつかのファンドの運用実績だそうです。こういうものに投資したい人は、個別に問い合わせてこれらのファンドを購入することになるのでしょうね。
 さて、この表を見ていると、5年で平均 4.65 倍にもなるのだということがわかります。ハイリターンとは、実際すごいものです。
 では、さっそくこの会社に電話して、ファンドAからファンドPまでを購入するべきでしょうか。これなら、5年後には資産が 4.65 倍になるのでしょうか。
 いえいえ、そんな簡単なことではありません。このページの上のほうにちゃんと書いてあります。「弊社で推奨しているファンドの2008年4月末日時点での、成績表です。過去の実績に関する数値は、将来の結果をお約束するものではありません。運用における投資価値及び収益は、下落することもあり、元本が保証されるものではありません。その他様々なリスクもご考慮ください。」
 ハイリスクなファンドなのですから、投資したとしても、資産価値がゼロになってしまうこともありうると思います。
 こういう表は、それはそれでウソではないのでしょうが、あとから各ファンドの成績を調べて、上位のものを並べれば、いつでもこういう表を作ることができます。しかし、それは結果論にすぎません。一番の問題は、この仲介業者が、今後の大化けするファンドを事前に見抜く力があるかどうかという点ですが、乙は懐疑的です。
 そんなうまい(簡単に儲かる)話があるはずがありません。もしあるなら、みんな資金をそこに投入します。メガバンクあたりだったら、数千億円投じてくるかもしれません。そうならないということは、確実に儲かる話ではないということです。
 上のような表は、ついフラフラと投資したくなるように投資家を誘う罠でしかありません。個人投資家は、気をつけなければなりません。
 なお、上の表によると、5年経過していないファンドが多数ある点にも注意しておくべきでしょう。裏返していうと、5年も持たない場合があるということです。長期的に運用されているファンドは、それなりの実績を上げてきたからであって、さもなければ償還されてしまうでしょう。
 なお、365.8% というと、ものすごい成績のように見えますが、年率に直せば 36% ほどなので、ありえない話ではありません。まあ、一つのファンドで 36% の成績を5年間続けたら、話題になるでしょうけれど……。


posted by 乙 at 05:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外ファンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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