2008年07月16日

「LM・オーストラリア毎月分配型ファンド」の運用報告書

 最近、「LM・オーストラリア毎月分配型ファンド」の運用報告書が送られてきました。
 これはネットでも見ることができます。
http://leggmason.co.jp/ja/pdf/Disclosure/530011/530011_20080610.pdf
 前回の運用報告書についても、ブログに書いたことがあります。
2008.1.16 http://otsu.seesaa.net/article/78789442.html
(実は、自分でも、書いたことを忘れていたんですが。)
 p.1 のパフォーマンスを見ると、過去6期(半年)は 4.15% ということで、まあまあだったことになります。1年では 0.53% というのは、今回の半年分の前の半年分のマイナスがそれだけ大きかったことを意味しています。
 p.1 には、分配金も記載されていますが、毎月ほぼ 60 円の分配になっています。しっかり分配しているわけですが、高齢投資家でもない限り、別にありがたくも何ともありません。
 p.2 の運用経過を見てみると、公社債の利金収入が 334 円、為替は豪ドル高・円安が進んだことで、 411 円とかなりのプラスになっています。なるほど、このファンドはパフォーマンスが為替に大きく左右されるのだということがわかります。
 さて、今回、乙はちょっとした疑問を感じました。p.11 の「損益の状況」のところです。たとえば、第54期のところには、次のように書いてあります。(百万円単位で以下を切り捨てて簡略に書きます。)

(A)有価証券売買損益  △372
(B)信託報酬等     △121
(C)当期損益金(A+B)   △493
(D)前期繰越損益金   13,418
(E)追加信託差損益金 △1,928
(F)計(C+D+E)     10,995
(G)収益分配金     △568
 次期繰越損益金(F+G) 10,426

同じく、第55期のところには、次のように書いてあります。

(A)有価証券売買損益  △590
(B)信託報酬等     △126
(C)当期損益金(A+B)   △717
(D)前期繰越損益金   12,286
(E)追加信託差損益金 △1,878
(F)計(C+D+E)      9,690
(G)収益分配金     △562
 次期繰越損益金(F+G) 9,127

 ここで乙がわからなかったのは、第54期の次期繰越損益金(F+G) 10,426 と、第55期の(D)前期繰越損益金 12,286 の金額がかなり違っていることでした。普通は、次期への繰越金がそのまま前期からの繰越金になり、両者が同じ金額になるのではないでしょうか。
 そこで、また運用会社「レッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社」に直接電話して、この違いは何かと質問しました。電話に出た男性社員の方も即答できずに、回答には翌日までかかりました。こんな質問をしてくる人はいないのでしょうね。
 結論は、次期の(前期からの)金額には、ファンドの解約や追加設定などの金額も含むので、前期の金額と一致しないとのことでした。他のファンドも同様だとのことですので、これが一般的な報告書の記載のしかたなのでしょう。投資信託協会とかいう組織でもこれを標準としているとのことです。
 しかし、乙の感覚では、この書き方は不完全です。解約や追加設定は、それはそれで別途記載して、あとで合計するような書き方が望ましいと思います。投資家にファンドの現状を知らせるにはそのほうがいいでしょう。
 前回、運用報告書を見たときには、このことに気が付かなかったのですが、今回は気が付きました。他のファンドの運用報告書も同様なのか、調べてみようと思いました。

 ところで、このファンドは、マザーファンド形式を採用しています。したがって、運用報告書の後半(p.13-)はマザーファンドの話です。
 ここで、p.1 のパフォーマンスと、p.14 に掲載されているマザーファンドのパフォーマンスを比べてみると、マザーファンドのほうがはっきり高いパフォーマンスを示しているのです。3年の成績では、マザーファンドが 36.11% であるのに対して、ベビーファンドは 31.75% しかありません。その差は 4.36% に及びます。
 なぜこうなるかといえば、もちろん、ベビーファンドのほうには信託報酬があるからです。信託報酬は1年あたり 1.3125% ですから、その3年分とすると(単純に3倍として)、3.9375% です。4.36%-3.94%=0.42% ほどの誤差があります。これが分配金を出すことのマイナスの影響(税金分だけパフォーマンスが下がる)でしょうか。
 分配金は、毎月 60 円ほど出ましたから、半年で 360 円(厳密には 361 円)ですが、基準価額 11,000 円から考えると、3.28% に該当します。基準価額が下がっているときも分配していますが、そのときは税金がかからないはずですから、税金分がいくらなのかを計算するのはなかなかむずかしいことです。
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posted by 乙 at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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