2009年02月28日

海外 ETF の国内上場はあるか?

 乙は、海外の ETF に投資しています。
 日本でも、楽天証券や SBI 証券で海外 ETF の取り扱いがあるので、これを利用している個人投資家もたくさんいらっしゃるようです。そして、個人投資家から、アメリカで上場している ETF をそのまま(たとえば)東証に上場して、ETF の品ぞろえを拡充してほしいという声が根強くあるようです。
 乙は、そんなことが可能なのだろうかとかなり疑問に思っており、したがって、海外 ETF を直接購入するようなことをしています。アメリカに上場しているものはアメリカで買い、香港に上場しているものは香港で買うといった具合です。
 では、なぜ日本での ETF の上場がむずかしいのでしょうか。
 それは、ETF の取引形態そのものが理由です。市場に上場することで、株式と同じようにリアルタイムで売買できるようになっているのが ETF の特徴です。だから SPY や QQQQ のようなアメリカ株の ETF は、アメリカで上場していることに意味があるのです。個別株の売買によってそれぞれの価格が決まり、それに基づいて株価指数が計算されるものです。だから、ETF の価格が「本来の価格」よりもはずれてくれば、当然機関投資家などの裁定取引が起こります。したがって、ETF の価格は「本来の価格」とあまり乖離しないようになるわけです。つまり、アメリカ株の ETF は、アメリカの株式市場が開いている時間帯に売買できる必要があるわけです。
 日本は、アメリカとは時差があります。となると、日本でアメリカ株の ETF が上場された場合、正しい値付けができない場合が起こりえます。だって、地球の裏側にある小さな(!)国の株式市場で、微々たる取引をやっていても、そんなことはアメリカの機関投資家から見ればほとんど何の意味もないことで、わざわざ日本市場に参入するなんて考えられません。機関投資家が参入しない市場で、個人投資家がいろいろ右往左往しても、まともな取引にはなりません。
 「時差」は、どうしようもない地球的事実です。時差がある限り、海外(欧米)の ETF を日本で上場することはむずかしいと思います。
 可能性はゼロではありません。世界の企業が日本の株式市場に上場し、日本の株式市場の時価総額がアメリカのそれを何倍も上回って、世界の資金が日本に流れ込むことになれば(そんなことはまずあり得ませんが)、アメリカが世界の僻地であり、日本こそが世界の中心になるというわけです。こうなれば(そんなことはまずあり得ませんが)、各種 ETF の上場も夢ではなくなります。
 あるいは、日本で株の取引が24時間可能になれば(そんなこともまずないでしょうが)深夜の時間帯(アメリカでの日中の時間帯)に ETF の取引が活発化することもあるかもしれません。
 いずれも、今の政府のやり方を見る限りでは実現の可能性はごくわずかで、まあ 100 年くらいはかかるでしょう。それでも実現できないかもしれません。「百年河清を待つ」という心境です。

 そんなわけで、乙は、日本の株式の取引市場に海外 ETF が上場されるという甘い期待をすることはありません。
 いうまでもありませんが、日本株の ETF は、日本市場で買っています。
2006.7.13 http://otsu.seesaa.net/article/20705536.html
すべての金融商品は、現地で買うのが一番コストがかからないものです。

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2009年02月27日

最近の貿易統計を見て

 財務省の貿易統計がネットで読めます。
http://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/gaiyo2009_01.pdf
2月25日発表の1月分の速報が出ています。見てみると、最近の輸出の激減は、予想を超えています。
 前年同期比で見て、自動車の輸出は ▲66.1%、半導体等電子部品 ▲52.8%、自動車の部分品 ▲51.9% などという数字を見ると、日本経済はどうなってしまうのだろうと思います。
 地域別に見ると、米国への輸出は、自動車が ▲80.7%、自動車の部分品 ▲54.6% で、惨憺たるありさまです。EU やアジア(中国)への輸出も激減です。
 上記の文書によれば、昨年の11月くらいから世界との貿易が急減しているようすがわかります。
 貿易赤字が約1兆円ですからねえ。これは30年ぶりとのことです。
http://www.afpbb.com/article/economy/2575284/3854794
 こんなに急速に経済が変わってしまうことがあるんですね。文字通り「信じがたい」現状です。
 インデックス投資の考え方では、そういう経済の流れなどを気にせずに、インデックスに投資するのが一番いいということですが、その理屈はわかるものの、このひどいありさまで(世界の)株式に追加投資していくのは、本当に覚悟を決めて飛び込んでいかないといけないと思います。この状態で買い向かっていける人は本当にエライと思います。
 乙の資産も急減していますが、今年になってからも、悪化は止まりません。
 乙は、さすがに、ちょっとだけ投資をお休みして、現金を手元に残しておきたい気分です。まあそんなふうに今後の悲観的予測が当たらないというのがインデックス投資の考え方なんですけれど、……。

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2009年02月26日

S&P/Citigroup International Treasury Bond Fund (IGOV) にはたぶん投資しません。

 債券投資には ETF 経由も便利です。
2008.11.17 http://otsu.seesaa.net/article/109780336.html
世界の債券に幅広く投資するのは、ETF ならではのメリットでしょう。
 さて、最近、S&P/Citigroup International Treasury Bond Fund (IGOV) という ETF ができました。
http://us.ishares.com/product_info/fund/overview/IGOV.htm
モンチさんも記事にしています。
http://m0nch1.blog.shinobi.jp/Entry/547/
 これを買えば、アメリカ以外の全世界の国債に投資したことと同じだというわけで、ある意味で究極の ETF なのかもしれません。
 Management fees は 0.35% です。意外と高いように思います。
 各国の債券の割合を見てみましょう。トップ10は、日本 24.05%、イタリア 10.07%、ドイツ 6.81%、フランス 6.75%、イギリス 5.01%、カナダ 4.89%、オーストリア 4.88%、オランダ 4.88%、ベルギー 4.81%、ポルトガル 4.76% というわけです。
 ここで日本の割合がかなり高いことに注目しなければなりません。あとはヨーロッパ各国がいろいろ入っています。
 日本の国債に投資する場合、個人投資家としては個人向け国債という選択肢があります。これはコストも安く(普通に買えばコストもかからず)、個人としてはかなりいい選択肢でしょう。逆にいうと、わざわざアメリカで組成された IGOV という ETF を通じて日本の国債に投資する必要はないのです。
 カナダの国債に投資するのは、ちょっとむずかしいと思いますが、そんなことをしなくても、カナダはアメリカの隣国で、経済的な関係も緊密ですから、アメリカ国債に投資すれば、カナダ国債への投資は考えなくてもいいのではないかと思います。すると、IGOV に投資するよりは、その資金の 3/4 でヨーロッパの国債に投資する ETF を買い、 1/4 で日本の個人向け国債を買うほうがいいということになります。
 やはり、IGOV は、アメリカ人向けの商品で、アメリカ国債は別途投資しているという人に対して、それ以外の国債への投資が簡単にできますよといって作成された商品ということができます。
 日本人投資家としては、どんなものでしょうか。
 乙は、IGOV には、たぶん、投資しません。
 なお、IGOV とほぼ同じ性格を持つ BWX という ETF もあります。乙は、こちらを購入しましたが、
2008.3.28 http://otsu.seesaa.net/article/91298963.html
それよりは、IGOV のほうがいいかもしれません。
 と書きながら、何だか自分でも矛盾している態度だなあと感じています(笑)。少なくとも、投資方針の一貫性に欠ける態度です。

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2009年02月25日

アメリカでクルマが売れない?

 日経新聞2月24日の朝刊15面にあった「大機小機」欄に、こんなことが書いてありました。
 「今は振り子が逆方向に振れすぎている。米国の自動車販売を例に取ろう。現在の年換算一千万台割れの水準はどう考えても下振れしすぎている。米自動車保有台数は2億台超。年一千万台しか売れない状態が続けば、米国民は平均20年以上同じクルマに乗り続けることになる。あり得ない話だ。」
 まさに我が意を得たりです。
 アメリカで(他の国でも同様ですが)クルマが売れないという状況は、昨年後半くらいから言われていて、それはその通りですが、しかし、それは一時的なものだともいえます。みんなが、古くなったクルマの買い換えを(今はその時期でないからと)ちょっとだけ先延ばしすると、自動車産業としては販売激減の波にさらされるというわけです。
 ですから、クルマが売れないと嘆いているばかりではダメです。ここがチャンスです。自動車メーカーとしては、みんながほしくなるようなクルマを提案し、販売することが大事です。ただし、残念ながら、GMやクライスラーは、そういう新しい提案をしてこなかったし、そんなことがこれからすぐにできるとも思えません。そこがビッグスリーの弱いところでもあるわけで、日本勢のトヨタやホンダがハイブリッドカーで巻き返しを図ろうとしていることは基本的に正しい戦略でしょう。そのような方針で、ユーザーの意識を変え、ガソリンをあまり消費しないクルマを売りこむようにするべきときなのです。地球温暖化防止の世論も後押ししてくれています。
 ビッグスリーが日本車を逆転するとすれば、もしかして電気自動車の販売かもしれません。
 米国の自動車販売の不振に見られる下ブレは、他の国や産業にも類例が見つかります。薄型テレビなどもその一種でしょう。日本はどちらかというと先進国の仲間入りをしていますから、その意味で成熟国であり、さまざまな商品がクルマと同じような買い換え需要で成り立っているのではないでしょうか。冷蔵庫、洗濯機、掃除機、……。みんな買い換え需要です。考えてみると、日本の家庭では、家電製品がほぼすべてそうなっているようです。だとすると、状況はアメリカのクルマと同様です。不況は(みんなのちょっとした買い控えによって)突然深刻な形で襲ってくることになります。今はまさにそうなっています。
 新興国のように、これから人々が豊かになっていく場合、インフラ関連やクルマや家電製品など、大量に売れていくだろうというものをいろいろ見つけることができます。その意味で、新興国の発展はぜひとも実現させなければなりません。それが世界経済にいい影響を与えます。
 先進国は、そういう必然性はありませんが、ま、今をじっと堪え忍べば、いつかは経済の回復が見られるでしょう。それがいつになるかはわかりませんが、乙はそう遠くないと思っています。

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2009年02月24日

日経マネーの個人投資家アンケート 2009

 昨年もありましたが、また「日経マネー」が個人投資家のアンケート調査をしています。
https://aida.nikkeibp.co.jp/Q/R006468vZ.html
 乙の場合、昨年のアンケートは、途中まで答えながら、こりゃダメだと放棄してしまいました。
2008.3.2 http://otsu.seesaa.net/article/87896547.html
 今年はどうでしょうか。
 アンケートに回答を始める前に、次のような記載があります。
 「調査項目は全部で87問ございます。全ての質問にご回答いただくために多少のお時間(30分程度)を頂戴いたします。
※調査画面の右上に、現在の進行状況を示すグラフがありますので、ご回答の進捗状況を確認するための参考としてご覧ください。」
 この一言を読み、だいぶ改善されたような印象を持ちました。
 回答には、実際、約30分かかりました。
 回答しにくかったのは、以下の質問でした。
Q20 金融資産全体の過去3年(06年2月1日〜09年1月31日)の運用実績について、平均収益率をお聞かせください。(最も近いものを1つだけ)

−70%以下 →具体的に(%)
−70%〜−60%未満
−60%〜−50%未満
−50%〜−40%未満
−40%〜−30%未満
−30%〜−20%未満
−20%〜−10%未満
−10%〜0%未満
0%〜+10%未満
+10%〜+20%未満
+20%〜+30%未満
+30%〜+40%未満
+40%〜+50%未満
+50%以上 →具体的に(%)
わからない

 乙は収益率の計算をしていないので、適当に回答してしまいました。一般論として、積立投資をしている人間に答えられるものなのでしょうか。
 この話は、すでにブログに書いたことがあります。
2008.5.6 http://otsu.seesaa.net/article/95786882.html
コメント欄で Ganan さんに教えていただきましたが、計算法はけっこう複雑です。

タグ:日経マネー
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2009年02月23日

内藤忍(2008.6)『【新版】内藤忍の資産設計塾』自由国民社

 乙が読んだ本です。「あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法」という副題が付いています。
 乙は、すでに旧版を読んでいましたが、
2006.4.19 http://otsu.seesaa.net/article/16754281.html
もう一度読むつもりになりました。
 ちなみに、上記ブログ記事を今読むと、我ながらずいぶん変なことを書いているなあと思います。この3年間で乙の考え方が相当に変わってきたことを感じます。
 なお、乙は内藤氏の著書を他にも読んでいますが、
2007.8.2 内藤忍(2007.6)『内藤忍の資産設計塾 外貨投資編』自由国民社
http://otsu.seesaa.net/article/50008345.html
2006.9.22 内藤忍(2006.7)『内藤忍の人生を豊かにするお金のルール』アスペクト
http://otsu.seesaa.net/article/24191596.html
それぞれにいい本だと思っています。
 本書も、手堅い本で、資産運用の教科書ともいえる良書です。この1冊で資産運用は完全に理解できるように思います。
 p.29 で、老後資金の目標はまず 2000 万円という話が出てきます。意外と少額です。公的年金を考慮すれば、これで十分という話ですが、乙は、この10倍くらい必要ではないかと思っていました。まあ、生活のスタイルにもよりますから、一概に言えませんが。
 p.50 では、内藤式標準的アセットアロケーションが出てきます。p.171 で、なぜそう考えるかも説明されます。日本株式 30%、日本債券 10%、外国株式 20%、外国債券 20%、流動性資産・その他 20% というものです。(これは旧版と変わっていません。)もちろん、アセットアロケーションに正解はありませんが、これはこれで一つの考え方だなあと思いました。
 p.57 では、先進国では市場の効率性が高いのでインデックス運用、新興国では市場の効率性が低いので、アクティブ運用が基本だと説きます。なるほど、もっともです。乙は、特にこういう考え方を持っていたわけではありませんが、言われてみると確かにそうだと感じました。
 本書では、第3章「個人投資家が使える12の金融商品」が一番充実しています。100 ページ近くあります。全体が約 240 ページですから、その中のかなりの割合を占めます。ここを一読すれば、どんな金融商品がどんな特徴を持つのか、全体を概観することができます。
 p.184 から、運用金額に合わせたポートフォリオ例が出てきます。10万円から始まって、50 万円、100 万円、300 万円、1,000 万円の5種類です。10 万円で資産運用を考えるべきかどうか、乙は疑問に思いましたが、まあ、そういう場合も考慮しておくのはいいことかもしれません。誰でも最初は少額からスタートしますから。しかし、1,000 万円までで終わりというのは、ちょっともったいない気がしました。3,000 万円や1億円の場合、内藤氏はどう考えるのでしょうか。1,000 万円をそのまま比例倍していいのでしょうか。たぶんそうでしょうね。でも、もしかすると、ちょっと違う考え方ができるかもしれません。
 なお、資産配分例で、100 万円以下の場合は外国債券として、外貨 MMF を例に挙げていますが、300 万円を越えると、FX(外国為替保証金取引)を使うとしています。これは興味深い考え方でした。

 ともあれ、この1冊を読めば、資産運用に関して標準的なことがわかります。その意味で良書であり、おすすめできます。



タグ:内藤忍
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2009年02月22日

ミホウジャパン株主総会

 乙は、2月20日(金)に、ミホウジャパンの臨時株主総会に参加してきました。
 ミホウジャパンは、中国からの冷凍食品の輸入・販売を行う会社ですが、2008年11月に大証で上場廃止になってしまいました。
2008.11.7 http://otsu.seesaa.net/article/109210653.html
 その後、乙の手元に株券が送られてきましたが、
2009.1.13 http://otsu.seesaa.net/article/112532772.html
今後どうなるかと思って、野次馬根性丸出しで株主総会に行ってみたというわけです。
 天気が雨だったということもあるのでしょうが、40人ほど入れる会場には株主が10人ほどしかいませんでした。全部男性でした。(その後、遅刻して入ってきた人が、男性1名、女性1名いました。)
 定刻10時から株主総会が始まりました。社長の高島順氏が、上場廃止は申し訳なかったという挨拶をしました。
 出席株主数は、392 人中の 105 人、議決権総数 80,000 個のうち 69,609 個ということが報告されました。
 そして、1号議案から5号議案まで一括して説明があり、議長から「ご質問はありませんか」となりましたが、だれも質問しませんでした。反対の声もなく、しゃんしゃん総会で、30分ほどで株主総会が終わりました。
 ミホウジャパンは、もともと高島順・高島玉鳳の二人が大株主ですから、大株主が決めれば、株主総会の議決が得られるも同然です。
 こうして、ミホウジャパンはワールドティケー有限会社の子会社になり、別の種類株が発行され、今までの株主は端株を持つ形になり、最終的には今の1株が 446 円となって現金が交付されることになります。
 乙が株を買ったときは、1株が 159,000 円だったのに、……。哀れな末路です。
 会社が終わるときの一つの形を見届けたことになります。

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2009年02月21日

銚子丸の株を買う

 乙は、株主優待を目当てに「銚子丸」の株を買いました。
 銚子丸は千葉県を中心に展開する回転寿司チェーンです。乙は2回ほど食べに行きましたが、なかなかおいしいし、お店はにぎわっていました。また食べに行こうと考えています。
 株主優待だけを考えて株式投資をすることはよくないことだとされていますし、乙もそれはその通りだと思うのですが、しかし、その魅力はなかなかのものです。
 かっぱ寿司でも株主優待
http://www.kappa-create.co.jp/company/ir/irdata_yutai.shtml
2006.12.8 http://otsu.seesaa.net/article/29173865.html
2007.3.2 http://otsu.seesaa.net/article/35022213.html
をねらって株を買いました。
 銚子丸の株主優待
http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=490856
もなかなかのものです。株主優待は2年前から始まっていたんですね。気が付きませんでした。(気が付いていれば、もっと早く株主になったでしょう。)
 銚子丸では 5,000 円の優待食事券が年間2回もらえます。1万円相当です。株価のほうは 10 株で約 30 万円ですから、株主優待は 3.3% の還元になります。
 かっぱ寿司も銚子丸も回転寿司チェーンですが、味はだんぜん銚子丸のほうがいいです。値段も違っていて、かっぱ寿司は全皿 105 円(平日キャンペーンのときは 94 円)ですが、銚子丸は 136-525 円です。実際は 157 円や 262 円の皿で十分満足できます。
 外食産業の株主優待は、食事券であることが多いのですが、これは実際にお店で食べることができるとともに、継続的に食べに行くことでお店のようすやその移り変わりがわかり、大変望ましいと思います。株主としては、全店舗のことを頭に入れなければならないのでしょうが、一事が万事ということもあって、1店舗で見られることは他の店舗でも見られるのではないでしょうか。
 銚子丸の場合、株の購入代金分を株主優待で取り返すには、30年かかります。そんなに寿司を食べ続けることができるかどうか、自信はありません。でも、株主優待が続く限り、株を売ることはないと思います。

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2009年02月20日

第2回オフ会を開催します

 1年ほど前に乙のブログの読者に声をかけてオフ会を開催したのですが、
2008.2.12 http://otsu.seesaa.net/article/83649525.html
2008.1.11 http://otsu.seesaa.net/article/77705627.html
しばらく経ったので、再度オフ会をやってみたいと思いました。
 日時は、3月20日(金:春分の日)の夕方6時からとします。
 場所は山手線の沿線もしくは内側です。
 参加者は、乙を含めて6人とします。それを越えるとお互いの話が通じにくくなってしまうように思います。こじんまりとしたミーティングができればと思っています。
 前回のオフ会の参加資格は、「自分自身ですでに海外に(銀行あるいは証券会社あるいはファンドの)投資用の口座を持ち、海外での投資を実践していること」としたのですが、これだとちょっと狭くなってしまうようにも思いますので、これに加えて「(投資関連の)自分のブログを書いている人」も加えましょう。どちらにもあてはまらない人でも参加できます(が、参加者を決めるときに優先順位を下げます)。
 参加ご希望の方は、otsu@estyle.ne.jp あてにメールをください。2月28日を締切とします。このメアドには、hotmail, gmail, yahoo からはメールを送れないようです。ご注意ください。
 申し込みの際に、以下のことをお知らせください。
  ハンドルネーム
  海外口座をお持ちの方は海外金融機関の名前
  ブログをお書きの方はその URL
  その他、ひとことメッセージ
 以降は、申し込んだ方とメールでのやりとりになるかと思います。
 申込者多数の場合は、乙のほうで5人の方を選ばせていただきます。ご了承ください。

タグ:オフ会
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2009年02月19日

京王パスポートカードとPASMOの組み合わせから、ビックカメラSuicaカードへ

 乙は、しばらく京王パスポートカード
http://www.keio-passport.co.jp/
というクレジットカードと、それを経由してオートチャージできる PASMO
http://www.pasmo.co.jp/
を使ってきましたが、これをビックカメラSuicaカード
http://www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/report/suica/index.jsp
http://www.jreast.co.jp/card/first/bic.html
http://www.swa.gr.jp/misc/bicsuica.html
へ切り換えることにしました。
 これによる変更点は以下の3点です。

(1) カード2枚が1枚になります。
 京王パスポートカードとPASMOはそれぞれカード型をしていますので、2枚になります。財布がそれだけ膨らみます。一方、ビックカメラSuicaカードは、1枚でクレジットカードとスイカを兼ねますから、財布が薄くなります。

(2) 年会費が無料になります。
 京王パスポートカードは、年会費 250 円がかかります。大したことないといえば大したことないのですが、それでも、250 円が継続的にかかると思うと、やや不満です。
 一方、ビックカメラSuicaカードでは、年会費が無料です。2年目からは、前年中に1回でも使用していれば年会費無料とのことです。であれば、乙の場合、オートチャージでこのカードを必ず使っていきますから、何も問題はありません。

(3) ビューサンクスポイントが付きます。
 京王パスポートカードで PASMO にオートチャージしても、何も付きません。(最初はポイントが付いたのですが、その後、改悪されました。)それでも、利用者の手間がかからない分、おトクだと思っていました。
 しかし、ビックカメラSuicaカードだと、オートチャージでビューサンクスポイントというのが付くのです。このポイントはスイカにチャージすることが可能だそうで、今までの実績を考慮すると、1年で 1000 円以上になりそうです。

 というわけで、細かいところですが、少しだけ節約した消費生活を送ることができます。
 あ、乙は、ビックカメラについてはまったく利用するつもりがありません(笑)。

 ところで、こんな強力なビックカメラSuicaカードですが、欠点もあります。Suica 機能は、クレジットカードと同じ日付までしか有効でないのです。その日が近づいてくると、新しいカードが届くので、そちらに乗り換えるとともに、古いカードの Suica のチャージ分を新しいカードに移さなければなりません。5年の有効期間ですから、まあ許せる範囲ですが、ちょっとだけめんどうです。

 その後、ビックカメラSuicaカードが入手できたので、
http://www.jreast.co.jp/card/viewsnet/web.html
から「Web明細ポイントサービス」を申し込んでおきました。これで毎月20ポイントがたまります。
 また、京王パスポートは解約しました。新宿の京王百貨店まで出向く必要があるのですが、新宿はターミナル駅ですから、何かと寄る機会もあるので、ムダな交通費を使わずに行くことができました。

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2009年02月18日

吉本佳生(2008.11)『クルマは家電量販店で買え!』ダイヤモンド社

 乙が読んだ本です。「価格と生活の経済学」という副題が付いています。
 とても面白い本で、乙は一気に読んでしまいました。
 本書は、いろいろな商品やサービスの「価格」がどうなっているのかを見ながら、経済学的に考えていこうとするもので、著者の視点の広さが感じられます。
 第1章は「クルマとプリンターとPB商品、価格の決まり方はどうちがうのか?」です。価格の決まり方をめぐって、具体的な題材を取り上げながら論じています。なるほどなあと思わせる記述がたくさん出てきます。
 第2章は「高級レストランの格安ランチが、十分に美味しいのはなぜか?」です。「追加コスト」という考え方できれいに説明しています。p.78 では、店が混むからランチが安くなるという話が出てきて、なるほどと思わせます。
 話には納得できるのですが、一消費者としては、同じものがランチで 1000 円で、ディナーで 3000 円で提供されていたら、それはやっぱりランチで食べる方がいいと思うでしょう。ですから、ランチの方がディナーよりも少しだけ品質を落としている場合が多いと思います。しかし、それでも、ここで述べられている説明は当てはまります。高級レストランの味を楽しむには、ランチが一番いいということですね。
 また、pp.78- では、タクシー料金についても、もっと規制緩和をすることで安くなることがあると論じています。pp.85- では、高速道路料金についても、もっと工夫することができるとしています。いずれも貴重な提言だと思いました。
 第3章は「パチンコや金取引で必ず儲ける方法は、ときに本当に存在する?」です。タイトルに引かれて、手軽に正解を求めようとすると、がっかりすると思います。しかし、さまざまな裁定取引の例が出てきて、この章も興味深いです。
 pp.102-106 では、パチンコ屋が1玉1円と1玉4円の2種類の玉を売る話が出てきます。こういうときに「裁定」が効くんですね。パチンコ屋の話かと思っていると、p.106 から、金と銀の交換レートと同じことだということになり、さらには金とドルの交換(金本位制)の話になります。こういったふうに、身近な話題とマクロな経済学の話を結びつけて説明するあたりは、本書の大きな特徴でしょう。
 p.130 では、中国での偽ブランド販売が銀座を潤しているという話が出てきます。こんなものの見方は乙は全く気がついていなかったので、「へえ!」でした。
 p.140 では、フードマイレージという考え方のおかしなところを指摘しています。何となくもやもやと感じていたものをずばりと指摘されたような気分です。
 第4章は「ライバル企業が、互いに不幸になる競争を止められないのはなぜか?」です。オークションや価格設定での駆け引きを説明しています。この章も面白かったです。p.153 では、セカンドプライスオークションという考え方が説明されますが、これも乙が知らなかったことなので、とても興味を持ちました。最高額で入札した人に、2番目に高額に付けられた値段で売るということです。とてもいい制度だと思いました。
 第5章は「大学の授業料は、これからも上昇を続けるのだろうか?」です。実際、今の大学の授業料(特に私立理系)はずいぶん高いので、ぜひ、安くしてほしいものですが、著者によれば、そういうことも不可能ではなさそうです。それを実現するための具体的な提案も書いてあります。しかし、日本社会では、なかなか受け入れられない考え方でしょう。大学をどうするかは、文科省だけでなく、さまざまな立場の人がそれぞれの立場から発言するので、国民的合意が得られにくいテーマだと思います。
 第6章は「地球温暖化対策に、高すぎる価格がつけられようとしている?」です。排出権取引についての考察です。ここでも、排出権取引に関する著者の具体的な提案が盛り込まれ、なるほどと思いました。
 p.279 からの「おわりに」では、本書で出てきたさまざまな題材が金融と深く関係しているということが書かれています。確かにそうです。
 この本は投資を心がける人が読んでも役に立つものだと思います。おすすめに値する良書だと思います。



タグ:吉本佳生
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2009年02月17日

12月に VGK を購入していた

 乙のいいかげんな性格の現れかもしれません。
 乙は12月10日にヨーロッパ株の ETF である VGK の買い注文を出していました。その後、なかなか約定しないので、12月23日に、指し値をやや上げて注文し直しました。
 その後、買えたかどうか、確認しないままに過ごしてしまいました。この間、仕事のほうが忙しくて、チェックしていられなかったということです。
 ふと気が付くと、VGK の保有単位数が大幅に増えており、これは、どこかの時点で買い注文が成立したのだとわかりました。そこで、Interactive Brokers からメールで届く Activity Statement を頼りに探していったところ、12月24日時点で約定していたことがわかりました。
 ほったらかし投資といっても、約定に気が付くまでに約2ヵ月もかかったとは、ちょっと信じがたい話です。IB では、注文は GTC
2008.12.23 http://otsu.seesaa.net/article/111580235.html
ということで、ずっと有効になったいままですから、こんな買い方もできるというわけです。
 しかし、考えてみると、これは、IB の Activity Statement がわかりにくいということも影響しているかもしれません。さまざまな情報が盛り込まれたものが届くので、売買だけに注目するとかいうことがむずかしいのです。配当(分配金)があったときとか、手数料を差し引かれるときとか、さまざまな機会に Activity Statement が届きます。いろいろな ETF を保有している場合、そういう報告が1ヵ月に10回くらい届くことになります。

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2009年02月16日

新生銀行のサイトとブラウザ Google Chrome(2)

 先日、新生銀行のサイトは、ブラウザ Google Chrome でアクセスできないということを述べました。
2009.2.13 http://otsu.seesaa.net/article/114149078.html
その後、Google Chrome で「口座情報」を表示している画面で「名前を付けてページを保存」を実行して、ファイルに書き出しました。また、Firefox でも同様の操作をしました。両者の吐き出したものを比べてみると、……全然違った形になっていました。乙は「出力結果を比べれば何かわかるかな」と思っていたのですが、話はそんな簡単なものではありませんでした。
 言い換えれば、新生銀行のサイトは相当に複雑なことをしているようです。
 保存された HTML 言語 (Java Script) の最初のほうを読んでみると、

var is_nav = ((agt.indexOf('mozilla')!=-1) && (agt.indexOf('spoofer')==-1)
&& (agt.indexOf('compatible') == -1) && (agt.indexOf('opera')==-1)
&& (agt.indexOf('webtv')==-1) && (agt.indexOf('hotjava')==-1)
&& (agt.indexOf('safari')==-1));

の次のあたりですが、新生銀行のサイトはさまざまなOSのさまざまなブラウザ(バージョン番号ごと)に対応しているようで、たくさんのスイッチが見えます。
 電話での対応で「Internet Explorer 5.5 以上だけがアクセスできる」と言っていたのは表向きの公式な話で、実際は裏で密かに各種ブラウザでアクセスできるようにサイトを改修しているようです。
 まあ、改修しても、新生銀行としては、そんなことは一切口にせず、お知らせも何にもしないわけで(だってサポート対象外なのですから)、利用者としては知るすべがありません。しばらくして再度アクセスしてみるしかないのです。
 新生銀行もネット銀行なのですから、ネット環境については、もう少し利用者に優しい銀行であってほしいものです。
 もっとも、銀行としては「他のブラウザでもたぶん使えます」などというあいまいなことをうたうわけにもいかず、対応するなら、銀行としてプログラムを徹底的にチェックする必要がありますから、それなりに大変だとは思いますが。

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posted by 乙 at 04:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月15日

Excite 翻訳のブログパーツ

 乙のブログに、Excite 翻訳のブログパーツを貼り付けてみました。(左下の欄を参照)
 乙のブログにアクセスしてくる非日本語話者がいるようなのです。
2008.10.11 http://otsu.seesaa.net/article/107907229.html
2007.6.21 http://otsu.seesaa.net/article/45432570.html
 Excite 翻訳の精度は必ずしも高いものではなく、何が書いてあるかがわかる程度ですが、それでも、まったく何もないよりはマシでしょう。
 英語に翻訳してみると、カレンダーのところは「Day The moon Fire Water Tree Money Soil」と表示されます。なるほど、この程度なんですね。「乙川乙彦の投資日記」は「Investment diary of Cawacawa」ですが、「一体何のこっちゃ」ですね。
 本文の翻訳もかなり粗が目立ちます。
 ま、機械翻訳の精度なんて、あまり期待してはいけないものでしょう。ゼロよりはいいと考えましょう。
 英語以外の訳文の質は、よくわかりませんが、英語がこの程度ですから、後は推して知るべしです。
 でも、中国語もフランス語も、それっぽく見えますので、なかなかおもしろいです。

posted by 乙 at 04:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月14日

日本の未来が見える村 長野県下條村、出生率「2.04」の必然

 日経ビジネス ONLINE に出ていた記事です。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090209/185533/
長野県下條村がここ数年出生率が高いのだそうです。
 乙は、この記事を読んで、しっかりした村だなあと思いました。
 現在の日本では、補助金や地方交付税をはじめとする国の中央と地方の問題など、考えるべき点がいろいろあります。それにしても、首長による地方自治体の運営のしかたによって、ずいぶんと変わるものだと思いました。社長が替われば企業も変わりますからねえ。
 下條村にはたくさんの視察者が訪れているそうですが、日本各地で同様の「変化」が起これば、少子化の傾向に歯止めがかかることになり、日本の未来もまんざら捨てたものではないかもしれません。
 何だか、読んで明るい気分になれる記事でした。

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2009年02月13日

新生銀行のサイトとブラウザ Google Chrome

 乙は、最近、ブラウザを Google Chrome に変えました。OS は Windows Xp/SP3 ですが、とても快適に使っています。
 ところが、一つ、問題が見つかりました。新生銀行のサイトにアクセスして、「口座情報」をクリックすると、Firefox でも Internet Explorer でも、その下の位置に「口座情報一覧」「詳細」「入出金明細」「お取引レポート」という下位タブが表示されるのですが、Google Chrome でアクセスすると、下位タブがまったく表示されません。ということは、これらの情報にアクセスできないということです。
 もちろん、別のブラウザにすれば問題はないのですが、ついつい慣れたブラウザでアクセスしたいと思うものなのです。それに、メールソフトやエディタなどで URL をクリックしてブラウザを立ち上げる場合も、一つだけが優先されるしくみになっています。それが Google Chrome になっていると、一部のサイトだけ別のブラウザを使うということはかなりの手間になります。
 銀行側にも言い分があって、「指定されたブラウザでアクセスしなければ、正常に表示されないようなことがあってもしかたがない」ということでしょう。それはもっともです。新生銀行に電話で聞いてみると、「当行の推薦環境では Internet Explorer 5.5 以上となっており、それ以外の環境では不具合が起こることがある」と言われてしまいました。
 新生銀行は Firefox にも対応していないのですが、以前、Firefox で不具合があり、新生銀行だけは Internet Explorer でアクセスしなければならない時期がありました。その後、しばらくすると、Firefox でアクセスしてもトラブルが起こらなくなりました。ですから、新生銀行としては「推奨」はしないけれども、実際は利用者の便を考えて、適当にサイト内を改修しているように思います。(いや、もしかして、Firefox のバージョンアップで変わったのかもしれませんが。)
 今回の話も、そんな「解決」がなされることを期待したいところです。

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posted by 乙 at 05:36| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月12日

長期投資の本質

 (株)銀座なみきFP事務所のメルマガ
http://archive.mag2.com/0000141697/20090210124408000.html
に出ていた話です。
 一部引用します。
 よく「長期投資は手間がかからないし、持っていることを忘れてしまえば気が楽だ」、このような安易な考えから長期投資を目指される方もいるようですが、このようなスタンスで長期投資を行うことが本当に正しいかどうか、是非一度以下のような観点もふまえて考え頂く必要があるのではないでしょうか。
 まずそもそも「持っていることを忘れてしまえるのか」という点です。
 さらに申し上げれば持っていること忘れるような人が、そもそも投資を始めるかという点です、人間の心はそれほど都合よくできているとは思えず、本人としてはいくら忘れようとしても、実はそのことが心の底で大きなわだかまりとなって、日常生活にかえって支障になってしまうということはないのでしょうか・・・
 あるいは「手間をかけず」という考えもいかがなものでしょうか。
 私は基本的に努力をせず、あるいは手間をかけずにお金を稼ぐことなどできないと思っています、それが仕事であれ、資産運用であれ、人間が織り成すこの社会で、そもそも手間をかけずにお金を稼ぐなどというおいしいお話があるとは私には思えません。
 私にはちまたでよく言われる長期投資は、長期投資の名を借りて安易に行う「放ったらかし投資」にみえてしかたありません。

 これは、長期投資の本質を問う興味深い話です。
 長期投資にもいくつかの立場があります。ウォーレン・バフェット流の考え方で、長期に渡って価値を生み出す企業を選別してその株に投資するのも一つの立場です。バリュー投資とでも呼べばいいでしょうか。
 もう一つがインデックス投資で、こちらは市場全体に投資する考え方です。こちらは基本的に「ほったらかし投資」になります。
 乙は、長期投資の基本は「ほったらかし投資」でいいと思っています。全部が全部それだけでいいとも思っていませんが、基本はそれでいいと思います。
 では「ほったらかし投資」は手間がかからないでしょうか。そんなことはありません。どのようなスタンスで臨むか、自分の現状を踏まえて、具体的にどんなポートフォリオにすればいいかなど、手間をかけていろいろと調べる必要があります。しかし、そういう手間をかけた後に、方針が確定したら、あとは(リバランスなどの処理は必要なものの)かけるべき手間は減ります。
 さて、上述の記事では、手間をかけて長期投資をしようとすすめていますが、では、どんな手間をどんなことに対してかけるのでしょうか。そこが明確に書かれていません。そして、最大の疑問は、そのかけた手間がそれに見合うだけのリターンをもたらすかどうかという点です。乙は、この点、かなり懐疑的です。
 ここから先は、FP事務所への批判に響いてしまうのですが、ご了承ください。乙は、FP事務所に有料で相談することは、投資開始初期や方針の変更の場合など、ときには必要なことですが、ずっと相談を続ける必要はないと思っています。投資家は勉強し続けなければならないのですが、そういう勉強の一部として有料相談があります。しかし、投資に関する知識が身に付いてくれば、そのような相談はしなくても大丈夫ではないでしょうか。上述の記事を読むと、「手間をかける=有料でFP事務所に相談する」と言っているように思えてくるのですが、これは乙のうがった見方でしょうか。

 さて、皆さんは「長期投資=インデックス投資=ほったらかし投資」でしょうか。それとも「長期投資=バリュー投資≠ほったらかし投資」でしょうか。

posted by 乙 at 04:54| Comment(1) | TrackBack(1) | 投資方針 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月11日

政府発行紙幣

 最近は、政府発行紙幣についての議論を目にする機会が増えました。
 森永卓郎氏が「政府紙幣を財源として強力な景気対策を実行せよ」(2009/02/09)
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/171/
と論じています。政府紙幣賛成論です。
 高橋洋一氏も賛成の立場です。
http://diamond.jp/series/policywatch2009sp02/10004
 池田信夫氏も反対ではないという立場です。
http://agora-web.jp/archives/443651.html
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/59f8b09c817493d904bf6d5f136bd6af
ただし、発行しっぱなしではなく、最終的に環流をどうするかが問題だと述べています。

 ブロガーでは、反対意見が強いようです。ほんのいくつかだけを示します。
http://401k.sblo.jp/article/26406238.html
では、無利子国債(相続税非課税)とセットした上で、インフレをねらって借金の踏み倒しをねらっているとしています。
http://wanderer.exblog.jp/7898777
でも、ハイパーインフレを懸念していますが、
http://wanderer.exblog.jp/7913920
では、預金封鎖、日本国債のデフォルト、計画倒産と結びつけて解釈しています。
http://fund.jugem.jp/?eid=965
では、通貨の価値が下がるだけで、社会に混乱を引き起こすだけだとしています。
http://ameblo.jp/logicalhistorical/entry-10206065049.html
でも、どちらかというと否定的なニュアンスで書いています。
 一方、必ずしも否定的ではない人もいます。
http://nikonikositaine.blog49.fc2.com/blog-entry-211.html
は、賛成でも反対でもないので、「懐疑派」でしょうか。
http://mathdays.blog67.fc2.com/blog-entry-946.html
では、政府紙幣そのものよりも、要はカネの使い方の問題だとしています。
 賛成派は、あまり見あたりません。
http://d.hatena.ne.jp/econ2009/20090210/1234194662
は数少ない賛成派です。

 検索エンジンで「政府紙幣」を入れると、膨大な量の記事が出てきて、読み切れない感じになります。
 政府紙幣についてまとめて手軽に知りたい人には wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/政府紙幣
あたりが、いいでしょう。

 乙はどう考えるか。
 どちらかというと賛成です。失敗したときのハイパーインフレが怖いのはその通りですが、政府紙幣の発行量を調節しながら過度なインフレにならないように運営していくことは可能だと思います。ゆるやかなインフレは、デフレよりはむしろ望ましいのではないでしょうか。インフレとともに、ある程度円安になると思いますが、それはそれで日本企業には全体として有利な場合が多いのではないでしょうか。
 もちろん、政府紙幣は一時的な措置であり、数年〜10年くらいで回収することを前提に考えています。
 政府紙幣は国債のようなもので、政府が国民から借金するようなものです。そのように借金したカネをどう使うかが問題です。むしろ、今の政府(官僚も含めて)に適切な使用法ができるかが心配です。

 ところで、政府紙幣の発行に関して、livedoor がアンケートをしています。
http://news.livedoor.com/issue/list/611/
2月14日までだそうですが、今のところは「反対」の声が強いようです。

posted by 乙 at 06:12| Comment(0) | TrackBack(1) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月10日

アマゾン経由で売れた本

 ゆうきさんのブログ
http://fund.jugem.jp/?eid=922
や、renny さんのブログ
http://renny.jugem.jp/?eid=828
それに、とよぴ〜さんのブログ
http://toyop129.blog48.fc2.com/blog-entry-611.html
で、紹介されていましたが、乙のブログからアフィリエイトを通してアマゾンを経由した本の売り上げの記録が確認できます。
 乙も、やってみました。2008年1月1日から12月31日までのデータです。
 意外におもしろかったです。

18冊 株式投資の未来〜永続する会社が本当の利益をもたらす
15冊 となりの億万長者―成功を生む7つの法則
13冊 臆病者のための株入門 (文春新書)
11冊 黄金の扉を開ける賢者の海外投資術
10冊 投資信託を見極める
10冊 黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 究極の資産運用編
9冊 世界にひとつしかない「黄金の人生設計」
8冊 日本経済は本当に復活したのか
8冊 株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド
8冊 亜玖夢博士の経済入門
8冊 さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白
7冊 みんなの投資 投資信託でゆっくり確実に資産をつくろう!
5冊 投資信託選びでいちばん知りたいこと
5冊 中国株投資の王道
5冊 ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112)
5冊 グローバル化時代の資産運用―ハッピーリタイアメントを目指して
5冊 「夜のオンナ」はいくら稼ぐか? (角川oneテーマ21)
5冊 「無税」入門―私の「無税人生」を完全公開しよう
5冊 「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計

 「意外におもしろい」というのは、他のブロガーの記録と違っているところです。
 余談ですが、乙はブログ中で「投資関連本」しかアマゾンのリンクをつけていないのに、実際は、それ以外の商品を買っている人がけっこういます。「おしゃぶり 授乳期用 <ディズニーベビー> JD-1」が2個売れていたりするんです。投資とは全く関係ないのに、……。乙のブログに女性の読者がいるということでしょうね。
 ブログ記事にアフィリエイトを付けておくと、そこからアマゾンに飛んで買物をした場合、何を買ってもアフィリエイト設置者に手数料が入るしくみのようです。こんなことは知りませんでした。
 ブログの世界はディープなものです。

posted by 乙 at 05:27| Comment(2) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月09日

電子私書箱

 日経新聞2月8日の記事で、政府が電子私書箱を検討しているという記事が出ていました。一部は、NIKKEI NET でも読めます。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090208AT3S0700607022009.html
電子私書箱自体は、年金記録改ざん問題と絡めて、すでに提案されていたのですね。2008年末に
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20081228AT3S2101827122008.html
という記事がありました。今回は、この電子私書箱の利用範囲を広げ、公共料金などの通知もこれを使って行いましょうという話です。
 ネットで検索すると、すでにさまざまな検討が行われていることがわかります。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/epo-box/index.html
 乙の場合は、NTTの電話料金については、すでに明細を郵送してもらうことは止め、ネットで確認するようにしていますが、特に問題はないと感じています。むしろ、記録を自分のパソコンに残すことができるため、紙でもらうよりも便利だと思います。(書類をなくさないし、場所を取らないし、「検索」ができるし、ということです。)
 もしも、不便なことがあるとすると、一部の海外金融機関で口座開設するとき、住所の確認の資料として公共料金の支払い記録があるのですが、電子的な記録では改ざんが容易なので、認めてもらえないように思います。思いつくデメリットはこれくらいでしょうか。
 メリットはきわめて大きいです。コストを削減した分が料金に反映されることを願っています。4600 億円の削減であれば、1.2 億人で割っても、一人 3800 円ほどになります。家族数人分を合わせると、バカにできない金額になります。
 ただし、電子私書箱システムは、セキュリティ保護のためにかなり大がかりなものになりそうなので、それよりも、各自がガス・電気・水道などの各会社にアクセスしてユーザIDとパスワード程度で情報を入手すれば、それで十分ではないかと思うのですが。がっちりしたシステムを作ってみたが、使い勝手が悪くて使われないということにならないように、まずは使いやすいシステムを先に考えてほしいものです。
 それにしても、今ごろ電子私書箱を検討しているということ自体が遅すぎるんですよね。10年前に検討してもよかった話です。
タグ:電子私書箱
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2009年02月08日

新生銀行の定期預金

 乙は、新生銀行で定期預金をしていますが、
2008.12.15 http://otsu.seesaa.net/article/111249401.html
なぜ、こんなに高金利の定期預金があるかといえば、新生銀行の経営がおかしくなっているからだといえます。
 この件について、ネットを探してみると、
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/backnumber/n_shinsei_bank__20090204_1/story/04fuji320090204202/
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0902/04/news053.html
では、新生銀行の債券利回りが非常に高くなっていることを指摘しています。市場がそう見ている(高い利回りにしないと債券が売れない)という意味で、危ない金融機関だというわけです。
 また、
http://www.tom.sfc.keio.ac.jp/~sakai/d/?date=20090109
では「新生銀行も日本振興銀行も色々ヤバイという話はありながら、それでも預金保険をあてにして高金利の銀行に預金するのだから、モラルハザードだなぁと我ながらに思う。」と述べています。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1321483728
http://blog.livedoor.jp/avexfreak/archives/51567358.html
なども同様の話です。
 多数の人は、預金保険で保護される範囲内で(1000 万円以下で)定期預金にするでしょうから、特に心配する必要はないのではないでしょうか。(2009.2.9 削除)これはモラルハザードということではないと思います。日本政府が(金融庁が)用意した正規のしくみなのですから、安心して利用すればいいというだけの話です。
posted by 乙 at 05:23| Comment(3) | TrackBack(0) | その他の投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月07日

クレジットカードをどうするか

 乙は、アプラスカードの年会費制度の変更
2008.10.12 http://otsu.seesaa.net/article/107953170.html
にともなって、アプラスカードを使うのをやめようと思いました。その代わり、年会費無料のカードを1枚作ろうと思いました。
 その後、『本気のクレジットカード選び 最強の2枚はこれだ!』
2009.1.25 http://otsu.seesaa.net/article/113124748.html
などという本も読んでみました。
 ネット内にも、クレジットカードの選び方に関するサイトがいろいろあります。ほんの一部だけ、いかにして示しておきます。

http://card.web-mb2.jp/
http://creditcard.e-ocean.biz/
http://ameblo.jp/happy-retire/entry-10071328602.html
http://creditcard-now.net/rank_point.php?list_aw&gclid=COe0p-e685cCFQkibwodBAfYDQ
http://cardranking.jp/money/creotoku.html
http://business.cybozu.net/%A5%AF%A5%EC%A5%B8%A5%C3%A5%C8%A5%AB%A1%BC%A5%C9/?gclid=CKiF_6a885cCFQcRegodSBVVCg

 今後、どうするべきか、迷ってしまいました。しかし、乙が使っている ETC 用のクレジットカード=ドライビングサポートカード
2009.1.29 http://otsu.seesaa.net/article/113328285.html
も、クレジットカードの一種なわけですから、2枚目のカードとしては、これで十分ではないかと思うようになりました。
 年会費無料のカードであっても、あまり何枚も持っていると、管理が大変ですから、カードを絞ることも必要なことではないでしょうか。
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posted by 乙 at 06:07| Comment(3) | TrackBack(0) | 消費生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月06日

森永卓郎(2008.11)『年収防衛』(角川SSC新書)角川書店

 乙が読んだ本です。「大恐慌時代に「自分防衛力」をつける」という副題が付いています。
 第1章「「年収崩壊」から「年収防衛」へ」は、前著『年収崩壊』(2007)から現在までの変化を描いています。p.27 で、新自由主義は英・米・日(小泉政権)だけだとしており、世界的に見て特殊な考え方だとしています。また、p.29 でオランダの社会民主主義の考え方を説明し、好ましいあり方のモデルとしているようです。パートタイマーでもフルタイマーと同じ給与水準だそうです。働く時間が短いので、その分収入は少ないのですが、それだけの違いだというわけです。確かに、こういう働き方も興味深いのですが、みんなが一生懸命に働く日本ではこの種の政策は採りにくいでしょうね。
 第2章「「年収防衛」時代の働き方」は、今の時代に合わせた働き方の提案ですが、あまり新鮮味はありません。正社員の終身雇用が理想だとか、次を決めてから辞表を出すとか、当たり前のことが並んでいるように感じました。今は、そういうことができない人が多いから社会問題になっているというのに、森永氏の書いていることはどこかずれている感じです。
 第3章「モリタク流発想術」では、トピック的にさまざまな話題を取り上げます。昭和の町、高齢者の恋愛、非婚など、現代社会を見る「目」が感じられます。しかし、だからどうせよというのか、趣旨が今ひとつよくわかりません。
 第4章「モリタク流資産運用術」は、一番投資に近いところですが、たった13ページで、あまり突っ込んだ話にはなっていません。もう少しページ数を増やしてもらいたかったところです。
 第5章「モリタク流節約術」では、さまざまな小手先の技術で生活費の節約を説いています。しかし、この多くはすでに知られていることの繰り返しであり、乙はつまらなく感じました。
 第4章と第5章は、個人が行う話で、第3章までの社会を見る目とはかなり異なります。乙はかなり違和感がありました。
 本書の末尾には、本書の内容がいくつかの雑誌の連載から構成されていると書いてありました。それで何となくわかりました。本書は、あまりつながりのない話の寄せ集めになっていたんです。
 読了後、振り返ってみると、第1章が一番おもしろかったと思います。しかし、あとはどうも2番煎じのような気がしました。

 乙が読みたくて買った本ではなく、飛行機に乗るときに、手持ちの読み物を読み終えてしまったので、空港の本屋さんで目に付いたものを購入しただけです。時間つぶしにはなりましたが、さて、こういう本を読む人というのはどんな人なのでしょうか。どうにもイメージがわきにくかったように思います。

参考記事:
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090130/184448


タグ:森永卓郎
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2009年02月05日

為替レートの今後はわからない

 DIAMOND ONLINE で「吉田恒のデータが語る為替の法則――◆逆張りの2月でいったん100円に戻すか? 100年に一度の危機で80円へ向かうか?」という記事がありました。
http://diamond.jp/series/fx_yoshida/10016/
さっそく一読してみました。著者は FX を中心に考えているようでした。それはともかく、見事に何もいっていません(笑)。ま、為替の専門家でもレートの予測はできないということがはっきりわかる話でした。
 「データが語る為替の法則」とはいえ、一体、何がデータなんでしょうか。何を予測しているのでしょうか。これは法則でしょうか。「為替レートの今後は予測できない」というのが法則だとしたら、法則なんですけれど。
 吉田氏の一連の記事のバックナンバー
http://diamond.jp/series/fx_yoshida/bn.html
を読んでも、何がいいたいのか、さっぱりです。

 乙は、3月までに1ドル86円まで下がる予想をしています。
2009.1.30 http://otsu.seesaa.net/article/113383939.html
そのあたりでドルに両替して、各種 ETF を買おうというつもりです。
 もしも外れたら、……そのときはあきらめて90円でも100円でもドルに両替しようかと思います。
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2009年02月04日

昨年末の預金残高 ネット銀行40%増

 日経新聞2月2日夕刊1面に出ていた記事です。
 NIKKEI NET でも一部読めます。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090202AT1D0200C02022009.html
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090202AT1D0200C02022009.html
 株式の取引は、個人の場合、もうとっくにネット取引主体に変わってしまいましたが、銀行も同じ流れの中にあります。保険もネット経由になってきています。
 日本でも、ようやくインターネットが浸透してきたことをうかがわせます。
 この傾向は後戻りすることはないでしょう。
 となると、問題は、既存の大手銀行(都市銀行)や保険会社です。今までのやり方では未来がないことが明らかですが、さて、どうするのでしょうか。図体の大きさ(社員や建物など)を小さい方向に変えていくことがポイントであることは明らかですが、本当に可能でしょうか。大きな図体を小さくするのは大変な痛みです。
 人員を削減するのは大変ですが、ここを何とかしないと、マンモスは生きていけません。
 建物は、どこかに売却して、そこから借りる手がありますが、信用力を重視する大手銀行がそういうことができるでしょうか。ここでは発想の転換が求められています。
 そういう発想がないと、大手銀行には、何とか儲けようとするあくどいやり方しか残っていないわけで、それではいよいよ預金者(銀行利用者)の足が遠のくわけです。
 最近驚いた話は、みずほ銀行のノーロード型の投信です。乙は、NightWalker さんの記事
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2009/02/post-bbc5.html
で知りました。何ということでしょう。ノーロードといったって、その分、信託報酬を高く設定しているというだけなんですから、あきれてものがいえません。
 みずほ銀行は、手数料をがっぽり取ると宣言しているような話です。これでは、ネット銀行やネット証券に太刀打ちしていくのは困難です。
 こんなことをしているようでは、大手銀行がいつ死んでもおかしくありません。10年も持たないかもしれません。今回の金融危機を乗り越えられるでしょうか。
 乙は、みずほ銀行をメインバンクにしていた時期がありましたから、
2006.3.11 http://otsu.seesaa.net/article/14604306.html
なつかしく思います。でも、経済は「なつかしさ」ではダメです。今、生きているのですから。

参考記事:
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2009/02/0840-e151.html
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2009年02月03日

金融危機で個人金融資産が受けた打撃

 乙が日経ビジネスオンラインで見かけた記事です。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20090130/184440/
 今回の金融危機で個人の金融資産が受けた打撃を数字で表そうとしています。
 個人資産は、2007年6月末の 1571 兆円が、2008年9月末で 1467 兆円、2008年12月末で 1435 兆円(推定)とのことですから、135兆円が吹っ飛んだことになります。株式・出資金の資産は、2007年6月の 205 兆円が、2008年12月で 93 兆円まで減ってしまったのですから、相当な損失です。投資信託も同様の結果です。
 上述の記事では、高年齢層ほど大きな影響を受けているというのも納得できます。
 こんなにも大きな打撃を受けると、消費の気分も薄れ、いよいよ消費が低迷し、不景気からの脱出もむずかしいのではないかと思います。
 では、どうするか。
 名案はありません。じっと我慢するだけです。ここで退出してしまったら、これから起こる大賑わいが味わえなくなります。
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2009年02月02日

エンジェルファンドの運用状況報告書

 乙は、エンジェルファンドには投資しないという判断を固めましたが、
2008.8.14 http://otsu.seesaa.net/article/104714407.html
その後、ネットで運用状況報告書を読むことができるようになっており、以前とはだいぶ違ってきました。
 さっそく、1月発行の12月の運用状況を見てみましょう。
http://www.angelcom.co.jp/reportmonth/report2009january.pdf
 p.2 では、エンジェルファンドの総運用金額が約15億円であることが示されています。こういう大切な情報が、以前は非開示だったのですが、開示されたのは大変望ましいことです。
 さて、p.2 に運用成績が載っています。12月の一ヶ月間で全体の運用益が +8.5803% だとのことです。1,363,269,724 JPY が1ヵ月で 1,480,241,638 JPY になったというわけですから、本当だとすれば、すごい話です。
 ところで、この運用状況報告書ですが、肝心な投資家への配当(分配金)が記載されていません。出資金に対して毎月 2.5% の配当があるはずですから、決算では、その分を減額してファンドの時価総額を出さなければならないはずです。それがまったく記載されていません。
 それから、このファンドでは、毎月の運用益の内 2.5% を越える部分は運用会社が全部受け取ることになっているはずです。その記載もありません。
 このようにしてファンドの運用益を投資家あるいは運用会社が全部受け取る形になっていると、端数のない出資金(1口5万円単位)は、ずっと端数が付かないままになります。しかし、運用状況報告書には端数の付いている総運用額が記載されています。これは何を意味しているのでしょうか。
 また、新たに参加した投資家(出資者)もいるはずですが、その人の出資分の記載もありません。
 p.2 の真ん中あたりに、ポートフォリオが載っていますが、次のように記載されています。

FX運用              0.0040%
日経225運用(先物)     -0.0032%
国内株式割安株運用     0.0155%
運用会社への運用委託A社 4.1227%
運用会社への運用委託B社 2.7207%
運用会社への運用委託C社 1.5005%
運用会社への運用委託D社 0.0734%
運用会社への運用委託E社 0.1467%
【中略】
合計               8.5803%

 それぞれの区分の運用成績を足していくと、8.5803% になりますが、こういう書き方はポートフォリオになっていません。
 書くべきは、全体を 100% としたとき、それぞれの運用に何%を配分したのかということと、それぞれの運用ごとに何%の運用益があったか(この場合の運用益は、それぞれの運用ごとの資金を 100 として計算します)ということです。それがわかれば、全体の運用益も計算されます。
 p.3 では、国内割安株運用は、3%のプラスになったと書いてあります。p.2 では、0.0155% となっていますから、総資金の 0.5% 程度を振り向けたことになります。0.5% の部分で 3% の利益を上げると、全体では 0.0155% の利益を上げたことになるわけです。ここでいう 0.5% というのがポートフォリオというべきものです。
 しかし、p.4 では、p.2 の数値と同じ運用益が書いてあり、国内割安株運用のところの記載と方針が一致しません。
 p.5 には、毎月の運用益がグラフと表で示されます。毎月すごい成績を上げています。でも、平成20年7月のところが、表では 13.05% と書いてあるのに、グラフでは 7.62% となっていて、こんな大事な数字に間違いがあることで、報告書の信用を落としています。
 エンジェルファンドは、30号とか31号のように、子ファンド単位で募集しています。しかし、この運用状況報告書は子ファンド単位のものではなく、親ファンド全体のもののようです。こういうことでいいのでしょうか。

 ついでに、11月分の運用報告書を見てみました。
http://www.angelcom.co.jp/reportmonth/report2008december.pdf
その p.2 には、平成20年11月30日時点の数字として、エンジェルファンドからの総投資額 1,124,600,000 JPY と総投資額に複利金を加えた実質運用総額 1,131,155,000 JPY という数字が載っています。この 1,131,155,000 という数字と、12月分の当初の総運用額 1,363,269,724 の関係がわかりません。常識的には一致するはずです。

 乙の感覚では、これでは「運用状況報告書」といえません。通常の投資信託の報告書と比べて、まったく不透明です。やはり、エンジェルファンドには投資しないという乙の判断は揺らぎません。
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2009年02月01日

2009年 楽天証券 新春講演会

 乙は、1月31日(土)に、みなとみらいのパシフィコ横浜で行われた新春講演会
http://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/investment/in03_seminar_study_2009.html
に参加してきました。
 昨年も参加した講演会でした。
2008.1.15 http://otsu.seesaa.net/article/78550074.html
 初めに、10:00-10:10 楽天証券 代表取締役社長の楠雄治氏から「新年のご挨拶」がありました。昨年のシステム障害についてお詫びのことばを述べ、これからもさまざまな商品開発をしていくつもりだとのことでした。
 次に、10:10-11:10 澤上篤人氏(さわかみ投信 代表取締役社長)「ゆったり長期投資で豊かに生きる」がありました。澤上氏はいつも通りに日本株に強気でした。現状は、不景気でさまざまなものの供給を絞っており、世界各国の中央銀行は金をばらまいており、世界の人口増は続いており、多くの人々の生活がぜいたく化しているというわけで、5年先、10年先を見ればきっと株価は上がるという話です。
 アメリカの株価の変動に言及し、1973.11 から 1992.8 まで景気が低迷したが、1982.8 から株価が上がっており、株価の値上がりは景気の先行指標だとのことでした。また、アメリカでは 1978-1984 の不景気のときに新しい企業群が生まれてきたというわけで、いつかミニバブルが起こるだろうと予想していました。ただし、いつ起こるかはわからないというわけです。
 乙は15年くらいのスパンで株式投資を考えていますが(本当はもっと先まで継続したいと考えていますが)、それにしても、株価の低迷が何年間も続くとなると、なかなか「我慢」もつらいものがあります。澤上氏は、どうしてこんなにも楽天的になれるのかわかりません。筋金入りの長期投資家であるからでしょうか。乙もさわかみファンドを購入しているため、澤上氏の考え方に賛成の面もありつつ、一方では、もう少し別の考え方もできそうなように思います。
 最後の質疑応答のときに、株を売るとき、少し残しておくといいという話は、もっともだと思いました。その株に対する興味が継続しますから。
 次が、11:20-12:10 山崎元氏(楽天証券経済研究所 客員研究員)「2009年投資環境と投資戦略」でした。山崎氏は、最初に 2008 年の新春講演会の自分の発言に触れ、2008 年末の株価予測でまずいところがあったと素直に述べました。こういうところは好感が持てます。その上で、現状の株価について、適性株価は 7,000 円を下回るので、今は必ずしも安値ではないこと、為替はさらにドル安・円高になる可能性があることを述べました。また、今は世界的に低金利で、日本と外国の金利差がないので、日本からの対外投資が減り、資金が日本に逆流することがあるという見通しを述べました。オバマ大統領の雇用重視の姿勢は、さらにドル安を導くということです。今回の金融危機は規模が大きいけれども普通のバブルだという見方は新鮮でした。というわけで、2009 年は投資のチャンスだということになります。世界経済の回復のテンポはかつての日本よりも速く、2009 年後半から回復に向かうのではないかという見通しを述べました。
 経済評論家のコメントは当たらないことを考えると、山崎氏の講演内容もどこまで当たるか、わからないわけですが、まあ、今の日本の多数派の意見をまとめて述べたような印象を持ちました。
 ここまでで午前の部が終わり、12:10-12:50 休憩に入りました。
 午後は、12:50-13:50 田嶋智太郎氏(経済アナリスト/株式会社アルフィナンツ代表取締役)「チャートを活用してFXの売買ポイントを見極める。」から始まりましたが、乙はスキップしました。
 次が、14:00-14:50 堀古英司氏(ホリコ・キャピタル・マネジメントCEO)「2009年米国経済・株式相場見通し」でした。堀古氏はアメリカのヘッジファンドのマネージャーだったということで、アメリカをよく見ているなあと感じました。今までの講演でも経済動向見通しをよく当ててきたようです。アメリカでは、20% 以上住宅価格が下落すると、大きな問題になります。これは以前からそうだったわけですが、20% の下落が実際上なかったので、問題にならなかったのです。住宅ローンは、一般的に頭金が 20% であり、しかも、ノンリコースローンですから、住宅価格が 20% 以上下落すると、住宅を捨てたほうがいいということになります。そうなると、住宅を担保として受け取った銀行が大変になるというわけです。住宅を処分して債権を回収するには 40% ものコストがかかるという話でした。シティバンクは、MMF で集めた資金を ABS や CDO に投資してきているので、大変な事態になったという説明がありました。アメリカの現状の解説として、納得のいく話でした。
 次が 15:00-15:25 本田淳一氏(バークレイズ・グローバル・インベスターズ株式会社 証券営業部 営業部長)「海外ETFの魅力とその活用法」です。iShares の「i」は、Index の「i」だそうです。Information や Innovation も兼ねているという解釈もあるそうです。shares は「株」のことです。講演では、米国の株式市場の売買代金の上位10銘柄のうち、8個が ETF であり、2008年12月の売買を見ると、全体の 38% が ETF の売買だったそうです。2008 年全体を通して、ミューチュアルファンドは 1,400 億ドルの資金流出だったのに、ETF は 1,350 億ドルの流入があったということで、アメリカの投資家は急速に ETF にシフトしているということでした。以下、各種 ETF の紹介(宣伝?)がありました。こう言っては申し訳ないけれど、通り一遍の解説といった内容でした。
 15:25-15:50 豊島逸夫氏(ワールド ゴールド カウンシル 日韓地域代表)「金市場―ヘッジファンドの売りと年金の買いの構図」は、金市場の現状を解説するものでした。金は、ヘッジファンドが2,3ヵ月ごとに売買しているため乱高下する傾向があるとのことです。しかし、一方では、年金資金が10年くらいの長期投資のスパンで買いに出ているとのことです。金 ETF の売買もどんどん伸びているとのことです。それにしたがって、金の価格が上昇しています。金は掘ってもなかなか出ずに、今は都市鉱山が着目されています。金の産出量が減る傾向もあるので、金はますます値上がりするだろうということでした。
 こんなことから金投資を考える人もいるでしょうが、乙は、これこそバブルではないかと思っています。金自体がもともと何かを生み出す性質をもっているわけでもないので、金投資はしないでおきます。
 次が 16:00-16:50 福永博之氏(株式会社インベストラスト 代表取締役)「今からでも遅くない。局面別対処法〜個人投資家にできる、最善の方法とは…〜」ということでした。福永氏は IFTA 国際検定テクニカルアナリストだそうで、乙はこんな職があることに驚きました。日本では、個人投資家が自分で投資できる幅広い商品が揃っており、株価の急激な下落のときも、それによって大きく値上がりする金融商品がいろいろある(オプションのプットの買い、ベア投信など)ということを話しました。プロは、他人の資金を運用しなければならないから、なかなか幅広い投資はできないが、個人投資家はそういうしばりがなく、まったく自由なので、好成績が上げられる可能性があるとのことでした。それはそうですが、乙は、株価の値下がりのタイミングを見極めることがきわめてむずかしいし、本業を持って働いている場合、なかなかそういう細かいチェックもできないのではないかと思うので、福永流の投資はできないように思います。
 17:00-17:50 大島和隆氏(楽天証券経済研究所 チーフストラテジスト)「2009年投資の着眼点」では、現在を投資対象やテーマが選別しやすいときだとしています。今は世界の中央銀行が(低金利ということで)バルブを開けているときです。ユーロ経済もおかしくなったし、新興国もデカップリング論が成り立たなかったことが明らかです。そこで、アメリカのオバマ大統領に着目すると、自分たちはやれるしやるつもりだということで4点を上げています。だからその4項目に対応する株を買えばいいということです。インフラ関連、科学関連、グリーン・ニューディール、IT・インターネット関連ということで、アメリカのセクター別の ETF を使えば、簡単に投資できるという話でした。
 話は簡単ですが、実際、オバマ大統領の演説がその通りに実現されていくのでしょうか。話はそう簡単ではないように感じました。ま、「そういう解釈もあり」というくらいに受け止めておけばいいでしょう。
 朝10時から夕方6時まで、長丁場の講演会でした。
posted by 乙 at 06:55| Comment(3) | TrackBack(0) | その他の投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする