何だか、不思議な気分です。こういう状況になって、思うことがいくつかあります。
(1)予想された円高は未到達
数ヶ月前は、悲観論が優勢で、年度末(3月末)をにらみながら、円高は80円台はおろか、70円台にもなるのではないかという予想がありましたし、極端な人は50円台もあり得るなどという発言をしていました。
乙は、まあ、そうかもしれないなあと考え、86円になったら、ドルを買おうと思って注文しました。
2009.1.30 http://otsu.seesaa.net/article/113383939.html
しかし、そうはならなかったわけです。
単なる結果論かもしれませんが、あまりにも急激な為替レートの変化はなかなかないもののように思いました。
(2)為替レートの予想は困難
当たり前のことですが、為替レートの予想はむずかしいということです。専門家ですら予想できないのですから、為替で儲けようなどと考えること自体が間違っているように思います。
(3)円高=株安、円安=株高
円高=株安、円安=株高という相関関係は、最近はすっかり定着しましたが、昔はそうでもなかったようです。これは、日本経済のあり方が昔と変わってきたからなのでしょうか。今や、日本経済が世界と連動するようになったというようなことで説明できる面が多いようです。
(4)景気の悪化と株価の上昇
景気が悪くなれば株価が下がる。これはまあ正しいでしょう。しかし、足元を見てみると、各種調査などで明らかなように景気が悪化し続けているのに、株価は上がりはじめています。不思議なものです。株価は景気の動向を半年くらい先取りするという考え方もありますが、それで説明できるのでしょうか。あと半年で景気が底を打つでしょうか。とてもそんなふうには思えません。
株価の上昇は一時的なもので、今後、さらなる大幅な下落があるのでしょうか。
こんなふうに、わからないことだらけですが、自分なりに経済動向などを予想してみると、その流れの中で振り返ってみても、予想は当たらないことが多いように思いました。
やはり、予想をしない投資方法(インデックス投資)がいいのかもしれません。