4月15日付けのさわかみレポートを見ると、「運用体制強化のお知らせ」
http://www.sawakami.co.jp/report/latest/news090415.pdf
がありました。
「運用体制強化」とは何でしょうか。常識的には、ファンドの運用体制を強化すると、ファンドの運用が改善され、基準価額があがっていくかのように思われますが、そんなことがあるのでしょうか。
そんなことがあるなら、こういうことを仰々しく述べる前に、さっさと運用を改善してほしいものです。
上記の文書を見ると、基本方針に変更がないと書いてありますし、澤上篤人氏が最高運用責任者(CIO)であることも変わらないとのこと。変わるのは、運用の担当者をひとり増やすことくらいです。これが「運用体制強化」なのでしょうか。
似たような別の話ですが、世の中で「改革」というほどおかしなことばはなく、「改革」と称して「改悪」をすることもよくありますし、一面では「改革」であっても、別の面で副作用が生じるなどということもよくあります。
さわかみファンドの「運用体制強化」も、同様の話でしょう。単なる「運用体制の変更」にすぎません。それが吉と出るか凶と出るか、わからないと思います。
こんなことを「強化」と呼んでいるということ自体、さわかみファンドの信頼を失わせることかもしれません。
乙は、さわかみファンドの将来性に、少しだけ疑問を感じました。
参考ブログ:
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-326.html