http://blog.dandoweb.com/?eid=53517
http://lifevario2.exblog.jp/10299059/
http://blogs.yahoo.co.jp/qqghh217/22958967.html
本人の申告を信じて年金を払うしかないなどという主張を聞くと、乙は「そこまでやらなくてもいいのではないか」と思います。
もちろん、年金の制度設計が悪かったのですが、一気に本人の申告制を取り入れてしまうと、年金制度自体が何が何だかわからなくなる状態になってしまいます。ウソの申告をしても、それがウソとわかるかというと、非常に難しいと思われます。今のようにチェックが遅々として進まないことを見ると、相当な量の申告が出た場合、個々のチェックはできないことになります。つまりは、高い年金保険料を長期に払ってきたと主張して多額の年金をもらった方がトクなのは明らかです。多くの人がそんなことをしたら、事務が滞って、悲惨な結果になります。複数の人間で共謀して、架空の会社をでっち上げて、昔はそういう会社があって、そこで給料から天引きされて年金保険料を支払った(その後、その会社が倒産した)のだと主張したりすれば、それを確認するのは困難ではないでしょうか。
やはり、制度が悪くても、当面は今のやり方を(つぎはぎだらけにしつつも)継続するしかないでしょう。
年金記録問題については、郷原信郎氏が興味深い記事を書いています。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090227/187591/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090301/187707/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090303/187925/
年金記録改ざん問題は、さほど問題ではないというのです。弁護士の発言ですから、たぶん正しいのでしょう。とすると、年金記録問題は、振り出しに戻ったようなわけで、ますます混迷しそうです。