http://www.env.go.jp/policy/ep_kaden/index.html
簡単にいえば、冷蔵庫、エアコン、地デジ対応テレビを買うときに、政府が数千円から数万円程度の補助をするということです。
政府が省エネ家電と認定したものがエコポイント対象製品になるので、全体的には、望ましいことかもしれません。しかし、一番のエコは、家電製品を買い換えることではなく、すでに買った家電製品を長く使うことでしょう。乙の場合も、冷蔵庫、エアコン、テレビともに、壊れない限り、今のものをずっと使おうと思っています。
ただし、これらの3品目は、昔の製品の仕様を調べると、けっこう消費電力が大きかったりするので、最近の省エネ型に買い換えるのと昔のものをずっと使うのと、どちらが有利かは各家庭ごとに慎重に検討する必要がありそうです。
ものはいつかは壊れます。家電製品が壊れて修理できないということで買い換えようとする場合は、エコポイントが使えるほうがいいように思います。
エコポイントは、人々の消費行動を大きく左右する可能性があります。大部分の人は、家電製品を改めて買わないということで、エコポイントに左右されないとしても、一部の購入予定の人が、エコポイントの有無を考慮するでしょう。それだけでも消費行動は変わって見えるでしょう。
エコポイント制度は好ましい面を持っているわけですが、それにしても、これを決めたのが政府の経済危機対策の一環だというのですから、変な話です。省エネ家電の普及というのは、もっと長期的な視野で取り組むべき課題のはずなのに、……。