第1期運用報告書については、以前、記事にしたことがあります。
2008.7.4 http://otsu.seesaa.net/article/102112009.html
最近、第3期運用報告書が送られてきました。ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140834_R.pdf
で読むことができます。
半年ごとの決算だと、次々と運用報告書が届く感じです。しかし、現物が手元に届くので、読むのを忘れることは少なくなりそうです。(とはいえ、机の上に溜まった書類の山に紛れてしまう可能性もありますが。)
p.1 の純資産総額を見ると、第1期末の8億円が第3期末では47億円になっており、投資信託として順調に成長しているようすがわかります。このくらいあれば、安定的な運用が可能でしょう。
p.4 のパフォーマンスのところを見てみると、ベンチマークよりも 0.21% ほどマイナスになっています。そして、この理由として、配当金要因 +1.39% があるものの、為替評価日格差要因 -1.26% が大きかったことがわかります。為替評価レートの時間差によるものだと説明されていますし、それはそれで理解できるのですが、-1.26% というのは意外にも大きなものだと思いました。まあ、これはプラスのときもあればマイナスのときもあるという性質のものですので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。
p.6 の「1万口当たりの費用明細」を見てみると、信託報酬は19円で、有価証券取引税1円と保管費用1円を加えても、全体で21円しかかかっていません。相変わらず安いものです。とはいえ、基準価額がかなり下がっていますから、第1期の信託報酬26円と比べて安くなったなどと勘違いしてはいけません。
p.6 の株式売買比率のところを見ると、0.26 です。これまた低いです。いかにもインデックスファンドです。
全体として、一貫した方針で継続的に運用されていることがわかります。こういうファンドであれば、投資を続けていてもいいと思います。
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