2009年07月31日

回転寿司「銚子丸」の株主優待

 乙は、回転寿司「銚子丸」の株を買いました。
2009.2.21 http://otsu.seesaa.net/article/114578070.html
 株主優待で、寿司が食べられるからです。(何と安易な!)
 株主優待は、5月15日現在と11月15日現在の株主に対して実施されるとのことです。
 5月15日を基準に考えると、もう2ヵ月以上経つのですから、株主優待券が届いてもいいころです。なぜ送ってこないのでしょうか。
 気になって、IR 部門に聞いてみました。
 すると、「株主優待券は、5月15日現在の株主様には8月上旬11月15日現在の株主様には2月上旬にお送りする予定です。」という返事がありました。なるほど、あと少しの辛抱といったところなんですね。
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2009年07月30日

「ポイント」1兆円規模に

 日経新聞7月30日の1面の記事で知りました。
 買い物に応じて企業が消費者に発行する「ポイント」の市場が2009年度に1兆円を超える見通しになったとのことです。現在、さまざまな企業間でポイントの連携・互換が高まっており、大きな市場になっているというわけです。
 それにしても、1兆円ですか。実感がわきません。
 乙も、いくつかのポイントを貯めていますが、ポイントの複雑さには閉口しています。
 特に意識しているわけではありませんが、ポイントカードの枚数もかなりあります。それぞれで有効期限(最後の買い物の日から1年後とか)を確認しつつ無駄なくポイントを利用していくというのはけっこう大変なことのように思います。
 まあポイントを全部使う必要はないですし、そんなことは不可能だと割り切ってしまえばいいのでしょうが、消費者から見れば、一応、現金と同様のもののように感じられ、そう簡単には割り切れないもののように思います。
 現代社会では、ポイントとうまく付き合っていくことが必要なんですね。
 忙しい人には、ポイント制度は特によくないと思えます。

関連記事:
2007.3.9 http://otsu.seesaa.net/article/35532207.html
ラベル:ポイント
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2009年07月29日

川崎昌平(2007.9)『ネットカフェ難民』(幻冬舎新書)幻冬舎

 乙が読んだ本です。「ドキュメント「最底辺生活」」という副題がついています。
 ネットカフェ難民がどんな生活を送っているのか、ネットカフェ難民自身が書いた本ということになります。いろいろと興味深い「生活の知恵」が出てくるので、これからネットカフェ難民になろうとする人には必読書でしょう。初めからそう思う人はいないと思いますが、結果的にネットカフェ難民にならなければならない人はいそうです。
 p.38 では新聞紙の使い方が開陳されます。応用の広さに驚きます。
 p.59 では、ネットカフェでの寝方(寝るときの姿勢)が論じられます。ここにもいろいろな工夫があります。
 p.88 では、シャワーの使い方です。びっくりするような使い方も書いてあります。
 p.144 では、オナニーの話まで赤裸々に描かれます。
 p.158 は、洗濯のしかたです。コインランドリーを使うよりも、シャワーを浴びる際に一緒に洗濯してしまうというようなやり方が説明されます。
 たしかに「ドキュメント」かもしれません。まあ、ネットカフェ難民はこんな生活をしているのでしょう。
 こういう生活でも充分成り立ちます。自分(若い男性?)がひとりで生きていくには充分かもしれません。
 しかし、多数の人は、そういう生活をしていません。自分ひとりで食べていくなら、ちょっとアルバイトすれば生きていけるのは事実です。しかし、結婚しようとか、さらに子供をもうけようとすると、自分ひとりが生きていくのとは違った費用がかかるものです。子育てには住宅が必要です。お金は、自分自身で食べていくためではなく、妻や子どもを食べさせるために、さらには、子どもに教育を受けさせるためにこそ必要になってきます。つまり、ネットカフェ難民では、子どもがもうけられないのです。
 著者の川崎氏は、ネットカフェ難民の実態を描いていますが、乙には、自分の能力(妻や子どもまでを養っていけるだけの力)があるのに、それを発揮せずに、何となく非生産的で怠惰なライフパターンを選んでいるだけのように見えます。本書中に書いてあることが事実ならば、「もう少し他にやるべきことがあるだろうに」と思います。
 最近は、こういう生活を選ぶ若者が増えているようで(自分から主体的に選んでいるのか、他人から強制されるのか、知りませんが)、こんなことでは、日本全体がどうなっていくのか、将来が本当に心配になってしまいます。

ラベル:川崎昌平
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2009年07月28日

HSBC 香港の送金手数料と両替手数料

 乙は、HSBC 香港でのファンドの償還で手にした米ドル資金
2009.7.25 http://otsu.seesaa.net/article/124209511.html
をどうするべきか、迷っています。
 とりあえず、HSBC にある米ドル資金を香港ドルに替えて香港市場に上場されている ETF を購入するとしましょう。
 香港ドルに替える手数料はいくらかかるでしょうか。
 まず、単純な両替手数料ですが、
http://www.hsbc.com.hk/1/2/hk/investments/mkt-info/fcy/rates
を見ると、米ドル・香港ドルは、Bank Buy レートが 7.695、Bank Sell レートが 7.775 となっています。
 1米ドルを香港ドルに替えると 7.695 香港ドルになるということです。
 両替手数料は、往復の為替レートの差と考えられますから、1米ドルあたり 7.775-7.695=0.08 香港ドルということになります。今回のケースでは、往復ではなく、片道を考えるので、半額で済みます。仮に 5000 米ドルを両替すると、200 香港ドルかかります。
 ところで、米ドル資金を Interactive Brokers に送金して、そちらで両替して、再度 HSBC 香港に戻すということをしたら、手数料はいくらかかるでしょうか。送金手数料は1件あたり 100 香港ドルです。IB での両替手数料はタダみたいなもので、毎月の口座維持費用10ドルの中に含まれてしまいますから、無視することにします。IB から HSBC への送金は、月1回なら無料でできます。ということは、資金が 2500 米ドル以上であれば、IB 経由で両替するほうが、HSBC 内部で両替するよりも安いということになります。
 HSBC 香港の米ドル資金を米ドルのまま運用するならばファンドの購入より他に手段はなく、香港ドルで運用するなら IB に送金するほうがいいということなので、今回は、ひとまず IB に送金することにしようかと思います。
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2009年07月27日

みずほマイレージクラブの特典

 乙が誤解していたことがありました。
 乙は、みずほ銀行でマイレージクラブに入会しているのですが、
2009.3.1 http://otsu.seesaa.net/article/114967198.html
こうした条件を満たす口座(代表口座)があれば、同じ人の持つ他の口座でも、マイレージクラブの特典が受けられるのだそうです。
 乙の場合、みずほ銀行のいくつかの支店に口座を開設しているのですが、その一つから、みずほ銀行の別の支店にネットバンキングで3万円を超える振込をしました。
 振込手数料を調べたところ、
http://www.mizuhobank.co.jp/fee/furikomi.html
手数料として 210 円がかかると書いてありました。それを覚悟して送金したのですが、何と無料でできてしまったのでした。
 これに関しては、ネット内にも書いてありますが、
http://www.mizuhobank.co.jp/mmc/tokuten/furikomi.html
マイレージクラブによる振込手数料割引・無料というサービスがその個人の持つすべての口座に適用になるというのは書いてありません。多くの人も、乙と同様に誤解しているのではないでしょうか。
 代表口座からの振込ならば、理解できるのですが、別の口座からの振込だったので、大して使わないこの口座から無料でみずほ銀行の本支店に送金できるというのはけっこうありがたい話でした。
 みずほ銀行本支店への振込はみずほ銀行から(無料で)行うのが正解ということになります。
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2009年07月26日

HSBC 香港からファンドの conversion charge の連絡

 HSBC 香港から手紙が来て、BLACKROCK GLOBAL FUNDS の conversion charge を上げるという話でした。
 非常に頻繁にファンドの転換を行うと、2% の転換料を徴収するというのです。
 乙のように、ファンドは基本的に買ったらそのままにしておくというのと違って、頻繁な転換をする人がいるのですね。
 普通は同じ運用会社の中のファンドは相互に転換できるようになっています。手数料はきわめて低額(あるいは無料)が普通です。ということは、債券中心のファンドと株式中心のファンドがあれば、株価が上がりそうだということになれば、債券中心ファンドから株式中心ファンドに資金を移動し、さもなければ逆方向に移動するというようなことも可能になってくるというわけです。
 「頻繁な転換」が、一体どれくらいの頻度なのか、興味があります。投資信託ですから、値決めは1日1回であり、デイトレードのようなことはできないわけですが、月数回とかの資金移動をしている人がいるのでしょうかね。
 この件も、メールで HSBC 香港に聞いてみました。
 すると、

>The conditions that classified as excessively frequent conversions should be
>by Funds Manager's discretion. In this connection, I am sorry that we
>are unable to provide the conditions, like limit line or frequency.

というわけで、銀行からは教えてもらえませんでした。
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posted by 乙 at 03:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンドの運用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月25日

HSBC 香港でのファンドの償還

 HSBC 香港では、ファンドの償還に時間がかかるという話でした。
2009.7.22 http://otsu.seesaa.net/article/123996257.html
 7月8日償還予定がなかなかなされないというわけです。
 しかし、乙のところに7月17日付の郵便が来て、 Fund Maturity のお知らせが入っていました。
 口座残高を確認してみると、米ドルの入金も済んでいました。
 さすがに、償還まで1ヵ月はかからないのですね。
 安心しました。
 もっとも、次の段階としてこの資金を何に投資するか悩ましいところです。
 HSBC 香港では、債券はかなりの金額がないと投資しにくいので、候補になりません。
 ファンドとなると、手数料が高いので、気後れします。
 香港ドルにして、香港に上場している ETF を買う手があります。
 あるいは、米ドルのまま Interactive Brokers に送金して、そちらで ETF を買うのもいいかもしれません。
 最近は乙の身辺が忙しくて、こんな手続きをする余裕もないのです。ああ、困った、困った。
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posted by 乙 at 04:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外ファンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月24日

イーバンク銀行でログイン時に「合言葉」が必要になる

 乙のところにメールがきて、7月27日からはイーバンクでログインするとき「合言葉」が必要になるとのことです。
http://www.ebank.co.jp/p_layer/rd/mm/2009/0716/01.html
◆2009年7月27日システムメンテナンス終了以降、ログイン時にお客さまのご
 利用環境等を総合的に判断し、ユーザIDとログインパスワードに加え、
 「合言葉」による認証を行います。

 ※「合言葉」を登録されたお客さまが対象となります。
 ※「合言葉」を登録されていないお客さまは、これまで通り「生年月日」に
  よる認証が適用されます。

お客さまの大切な預金をお守りするため、何卒ご理解賜りますようよろしくお
願い申し上げます。

 やれやれ。また一つやっかいなことが増えました。
 各銀行とも、セキュリティのために、しだいに使い勝手が悪くなっていきます。困ったものです。
 ログインパスワードだって、適宜変更するように案内が出るのですから、いくつかを用意しておいて、順次切り替えるようにしておかなければなりません。
 乙は、今のログインパスワードですら覚えきれません。(だって、イーバンク銀行だけにアクセスするわけではないのですから。)
 それに加えて合言葉もとなると、もう覚えておくことは不可能です。みんなパスワードを書いた付箋をパソコンの画面に貼り付けるようになるのではないでしょうか。これでは全然セキュリティ向上になりません。
 「お客さまの大切な預金をお守りするため」といわれればしかたがないと思う利用者が多いでしょうが、ことはそう簡単ではありません。
 もしかすると、あえてセキュリティを低くして、簡単に他の銀行口座に振り込めるようにすることだって考えられるのではないでしょうか。ただし、1回の送金は3万円以下に限るとか、1日あたりは9万円以下にするなどと制限するわけです。それを越える操作をするときだけ合言葉を尋ねるようにすればいいというわけです。
 今だって、振込が行われれば、メールですぐ連絡されるようになっているので、特に不安はありません。
 しかし、銀行側としては、そんな危険なやり方は絶対に認めないでしょうね。

 なお、乙は、イーバンク銀行で IP 制限サービス(特定の IP アドレスからのアクセスだけを受け付ける方式)を導入しているためか、イーバンク銀行では「生年月日による認証」は一度もやったことがありません。
posted by 乙 at 05:35| Comment(9) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月23日

野村證券から「契約締結前交付書面」送付

 野村證券から「契約締結前交付書面」が送られてきました。
 取引のリスクなどを記載した書類を1年に1回送付するのだそうです。
 それにしても、変な制度です。当たり前のことが説明されている文書にすぎません。こんなものを毎年1回送るというのは余計なコストがかかるだけです。これは「金融商品取引法」の規定だそうですが、こんなことを法律で決めているなんて、日本はまるで後進国です。
 こういう書類を受け取って、乙は「そういえば野村證券に口座を開設していたなあ」と思い出しました。
2007.11.8 http://otsu.seesaa.net/article/65209533.html
 野村證券では、ずっと前に、「GSグローバル・マーケット・ストラテジー」などという変な投資信託を購入していたのですが、それを売却してからは、まったく取引がありませんでした。
2007.8.22 http://otsu.seesaa.net/article/52266643.html
 こういう状態も気持ちが悪いので、きちんと口座を解約しておこうと思います。
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posted by 乙 at 04:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月22日

Reverso USD Guaranteed Fund の償還?

 乙は、HSBC 香港で、Lyxor Asset Management が運用する「Reverso USD Guaranteed Fund」に投資しています。
 しかし、これがあまりいいものではないことはすでにずいぶん前に書きました。
2006.7.9 http://otsu.seesaa.net/article/20493021.html
最近、購入時のパンフレットを見直してみると、2009年7月8日償還と書いてあるではありませんか。
 で、HSBC 香港の乙の口座を見てみると、このファンドは償還されていません。今のところ、一口が 9.99 ドルで、元本(10.0ドル)を割っているではありませんか。元本確保型なのに!
 償還時に何か手続きが必要だなどということがあるのでしょうか。普通は、勝手に償還されて、その金額が普通預金口座(ドル建て)に入ってくるだけのように思います。
 さっそく HSBC にメールで聞いてみました。
 その結果、

>After the maturity of a guaranteed fund, it usually takes about one
>month to complete the redemption process. After that, the proceeds will
>be paid to unit holders.

ということで、入金まで1ヵ月もかかるのだそうです。ずいぶん時間がかかるものです。
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posted by 乙 at 03:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外ファンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月21日

無登録FXで100億円集金

 乙が気になったニュースです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090719-00000074-yom-soci
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090719STXKA023219072009.html
などで記事になっています。
 札幌市の投資関連会社「オール・イン」が月30〜40%の異常な高配当をうたい、全国の2万人から100億円超の資金を集めていたとのことです。
 オール・インという会社は、よくわかりませんが、
http://www.allin.jp/gaiyou.html
でしょうか。社名や所在地(札幌市北区)が一致するので、この会社のようにも思いますが、ホームページ上では、高配当をうたった会員募集などは見られません。
 ニュース記事とのギャップがあまりにも大きいので、このギャップにとまどいを感じています。
 それにしても、こんな高配当を口にするだけでうさんくさいと思わなければならないのに、いまだに引っかかる人が多いんですね。
ラベル:オール・イン
posted by 乙 at 06:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月20日

小銭使わなくなった? 硬貨流通6月0.8%減、電子マネー台頭

 乙が日経新聞で見かけた記事です。
 ネットでも一部が読めます。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090719AT2C1701O18072009.html
 消費低迷が原因か、電子マネーの普及が原因か、むずかしいところがありますが、買物で小銭を使う機会が減っているとのことです。
 ネットの記事では省略されていますが、新聞本紙ではもっと先があり、紙幣の流通枚数が減っていないことから、個人消費が低迷しているわけではないとしています。とすると、硬貨が減りつつあるのは、電子マネーの普及のせいだということになります。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090712AT2C1000I10072009.html
の記事によると、電子マネーの発行枚数は1億枚を突破し、年間の決済額が 2008 年度で 8172 億円となったことを述べています。今や電子マネーがずいぶんと浸透しているようです。
 もっとも、こちらの記事では、「1件あたりの決済金額は同5.2%増の732円。スーパーでの買い物などでの利用が増え、金額を押し上げた。ただカード1枚あたりの利用回数は月0.98回(3月)で「休眠カードが多い」(日銀)とみられる。」とあるので、1件あたりの金額は大したことがなく、いかにも小銭の代わりといった使い方のようです。「休眠カードが多い」というのは実際は使われていないということです。
 こんなことで、電子マネーは利用が増えてはいるものの、全体としてはまだまだといったところなのでしょう。
ラベル:小銭 電子マネー
posted by 乙 at 05:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 消費生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月19日

電子マネーは本当に「使われている」のでしょうか。

 最近、インターネットコムと goo リサーチがおこなった調査の結果が公表されました。
http://japan.internet.com/research/20090717/1.html
それによると、「全体1,087人に対して、「Edy や Suica などの非接触 IC カード型電子マネーを所有」しているかどうか聞いてみたところ、「所有している」と回答したユーザーは54.6%(594人)」とのことで、意外に少ないように思いました。都会では、電車に乗るのにごく当たり前のことだと思うのですが、……。
 また、電子マネーの利用者に1か月あたりの平均利用総額を聞いてみたところ、「こちらも昨年9月調査同様「1,000円未満」が最も多く、昨年9月調査から0.7ポイント上昇、24.7%(137人)だった。次いで「1,000円〜2,000円未満」18.9%(105人)、「3,000円〜5,000円未満」14.6%(81人)だった。」というわけで、かなり少額の利用にとどまっています。
 電子マネーは、大きな買物に使うものではなく、日常のちょっとした買物に使うものなのでしょう。おつりを受け取るのが不便という人に向いているわけですが、それにしても、大したことないなと思ってしまいます。
 もっとも、利用金額の総計で見ると、それなりの金額にはなるわけですが。
ラベル:電子マネー
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2009年07月18日

みずほ銀行の「みずほダイレクト変更申込書」

 乙は、みずほ銀行の某支店の口座を二つ閉じました。
2009.6.17 http://otsu.seesaa.net/article/121655000.html
ところが、インターネットで銀行のサイトにアクセスすると、その某支店の口座が見えます。
 利用明細を見ようとかするとエラーになります(だって口座自体が解約されているのですから当たり前です)。乙はみずほ銀行のいくつかの支店に口座を開設しているので、ちょっとだけ不便で、気持ちも悪いものです。
 そこで、この口座を抹消することにしました。
 みずほダイレクトのサイト内に登録を抹消するアイコンがありますので、簡単にできそうです。
 さっそくやってみました。
 すると、個人情報取扱の同意確認から始まって、主たる口座のある支店名と口座番号、漢字の名前とカタカナの名前、郵便番号、住所、住所のカタカナ表記、電話番号、メールアドレスなどいやになるほどたくさんのものを入力させられます。
 やれやれ。
 そして、最後まで行って、「確認」のクリックをして、やっと終わったかと思ったら、これで終わりではなく、「お申し込みありがとうございます。
ご入力いただいた内容を印字したみずほダイレクト変更申込書を1週間程度で配達記録郵便にてご郵送いたします。内容をご確認いただき、ご署名・ご捺印のうえ、ご返送ください。ご返送から1〜2週間後、お手続きが完了します(お客さまのお取引内容によって、3週間ほどの日数を要する場合があります)。」というメッセージが出てきました。
 もう存在しない口座を、いわばみずほ銀行のために(まあ自分のためも若干ありますが)きれいにしようとしただけなのに、なぜこんなに手間がかかるのでしょうか。メガバンクというのは、複雑な手続きが大量に必要だから「メガバンク」と呼ばれるのでしょうか。
 ログインするとき、パスワードやら何やら入れて本人確認しているわけですから、署名・捺印は省略してもいいのではないでしょうか。
 メガバンクの体質のようなものを感じてしまいました。
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2009年07月17日

鳥居祐一(2007.5)『MILLIONAIRE BIBLE お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか』青春出版社

 乙が読んだ本です。
 pp.30-38 で鳥居氏が経験したお金持ちのなり方が書いてあります。おもしろい話です。鳥居氏はこれをそのまま信じているようです。自分の経験したものだから絶対だというわけでしょう。
 しかし、それは一個人の経験でしかありません。みんなが同じようにやったら、同じように金持ちになれるかというと、それは違うと思います。なぜ鳥居氏が成功したのかはわかりませんが、この本に書いてあることに加えて、「何か」があったのだろうと思います。それは自分自身では気がつかないものだろう(したがって本に書けるものではない)と思います。
 乙が読んだ本の中で、何冊か、お金持ちに関する本がありました。それらは大量のインタビューなどに基づいて書かれています。そのようにしてお金持ちを客観的に見ようとしています。鳥居氏は、そのような見方とは対極に位置します。
 本書での記述の中心は、金儲けの話ではなく、お金の使い方です。
 第2章では、「見えるモノ」ばかりにお金を使ってはダメで、「見えない価値」にお金をかけることが重要だと説きます。そして、自分を成長させるための「投資」として、3点をあげています。
(1)人と会うことに投資する
(2)学ぶことに投資する
(3)健康に投資する
 記述はいずれも具体的でおもしろいものでした。(1)では、各種セミナーへの参加のしかたが参考になります。講師の人への近づき方といったものです。(2)では本や映画、セミナーにお金をかけることを述べています。そして(3)では体形の維持や「歯」に投資することを述べています。新鮮な観点でした。
 第3章では「空間」や「時間」にお金を惜しまないことを述べています。ビジネスクラス、グリーン車、一流ホテルのラウンジ、高級レストランなどを使うことの意味が明解に書いてあります。乙はこういう視点を持っていなかったので、新鮮な感覚で読むことができました。
 本書の後半は記述がやや抽象的で、ややつまらない感じがします。ビジネスの話は、一般論として述べようとすると抽象論になってしまいます。具体的に書くとおもしろいのですが、やはりいろいろ差し障りがあるのでしょう。
 しかし、第3章までの記述だけで充分本書を読む価値があると思います。

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2009年07月16日

「LM・オーストラリア毎月分配型ファンド」の運用報告書

 乙のところに「LM・オーストラリア毎月分配型ファンド」の運用報告書が送られてきました。
 このファンドの運用報告書については、1年前にも記事にしたことがあります。
2008.7.16 http://otsu.seesaa.net/article/102975170.html
 ネットでは、
http://leggmason.co.jp/ja/pdf/Disclosure/530011/530011_20090610.pdf
でみることができます。
 p.2 によると、過去6ヶ月間では、騰落率がプラス 25.69% ということになっています。
 なぜこんなに成績がいい(ように見える)かというと、それは p.2 にあるように、為替による利益です。つまり、豪ドル高・円安が進んだということです。
 外国債券ファンドは、このように、為替の影響がかなり極端な形で出てくることになります。
 p.3 にあるように、オーストラリア国債は利回りが 4.0-5.5% 程度でした。p.4 では、オーストラリア社債市場の対国債スプレッドは 2.5-4.2% 程度です。つまりもともと年数%程度しか利益は出ないわけで、それを考慮すると、為替レートの変動はきわめて大きな影響を与えていることになります。
 なお、いうまでもありませんが、信託報酬 1.3125% というのは、年数%の利益を基準に考えると、高いと思います。
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2009年07月15日

山本昇(2008.11)『ニッポン式ビジネスを変える グローバル仕事術』明治書院

 乙が読んだ本です。
 著者の山本氏は、長年イギリスを中心に働いてきた人で、世界を飛び回ってきたとのことです。本書は、グローバル企業での働き方・ものの考え方が日本式のやり方と大きく違うということを述べた本です。ユニークな本だと思います。
 著者の意図はわかるのですが、一読した感想では、著者の試みは失敗していると思います。
 この本に出てくる話は、みんな抽象的なのです。第6章「国際ビジネスの舞台裏」は具体的な名前や事件が出てきますので、なるほどと思いながら読み進めることができますが、(とはいえ、p.219 の注にあるように、「本章の社名やサービスの名称および数値は、架空のものである。」とのことです)それ以外は、具体性がなく、著者のいいたいことはわかるのですが、記述に迫力がありません。
 まあ、具体的に書くとあちこちに差し障りがあることは理解できるのですが、そこが著者の腕の見せ所ではないでしょうか。架空の名前で書くとか、ちょっと別の分野の話に仕立て上げるとか、さまざまな方法があると思います。そこからさまざまな経験を読み解くのが読者であるべきです。今は、著者がこれこれこういう違いがあると述べているわけですが、そのような抽象的なお話だけでは、単なる異文化論程度にすぎないのです。せっかくの著者の経験が活かされているとはいえません。
 グローバル企業では個人の間でも契約の概念が浸透しているそうですが、そういう契約の中に、著者が企業内で勤務している間に知った事実について退社後は一切口外できないというような条項が入っているのでしょうかね。
 でも、そこをうまくかいくぐって、著者の直接経験を活かした話を書かないと、おもしろくありません。
 p.196 では、奥さんの山本麻子さんの本を紹介しつつ、イギリスやアメリカのビジネス・エリートたちは、幼いときから英語の勉強には大変な力を入れており、イギリスやアメリカでは英語ができる子が「頭が良い」とされることが書かれています。意外な一面でした。ここは日本の国語教育(という名の文学もどき教育?)を批判しているようにも受け取れます。

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2009年07月14日

GTC 注文の有効期間

 乙は、昨年12月に Interactive Brokers で1ドル86円で買い注文を出していたのですが、最近気がつくと、この注文がキャンセルされていました。
 今は、注文するときに、GTC (Good Till Cancel) を指定した場合でも、いつまで有効かを明示するようになっています。過去の注文もそうだったかもしれませんが、乙は記憶していません。(まさか、半年も注文状態を続けるとは思ってもみなかったからでしょう。)
 だいたい6ヵ月くらい注文が有効なようです。
 今は、86円でのドル買い注文は可能性は少ないと思いますが、先日、90円で注文してみました。
2009.7.10 http://otsu.seesaa.net/article/123185058.html
果たしてそうなるか、ならないか、楽しみです。これくらいは行く可能性があるでしょう。
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2009年07月13日

正規、非正規社員の壁を崩す電機連合

 日経新聞7月12日の社説に「正規、非正規社員の壁を崩す電機連合」という記事がありました。
 その中で、電機連合
http://www.jeiu.or.jp/
が定期大会で決定した新しい賃金政策について好意的に紹介しています。
 簡単にいうと、非正規社員の賃金制度を正社員に近づけ、両者の壁を崩そうという案です。
 乙は、これを読んで、おやおやと思いました。これが本当なら、電機業界の未来は暗いものになりそうです。
 確かに、現状は正規 vs. 非正規の格差は大きいと思いますし、それが社会的に問題だというのはわかりますが、その解決の方向は、正社員の賃金制度を非正規社員に近づける(あるいは両者の中間的なものとする)しかないものと思っていました。
 そもそも、日本は少子化が強まり、働く人間が減りつつあります。消費する人間も減ります。会社が大きくなることは必ずしも期待できません。そのような縮小再生産が見込まれる日本で、働く人々の賃金だけが上がっていくなんてことはあり得ません。昔(高度成長期)は、人口ピラミッドを見てもわかるように、老人が少なく、若い人が多く、今と反対に、会社の中の職階のピラミッド構造がそのまま機能したように思います。日本社会がどんどん豊かになったし、個人レベルでもそれが期待できたし、会社が大きくなっていく途上で管理職もどんどん必要になったわけです。キャリアアップも賃上げも、そのような状況の変化にともない、比較的楽に実行できたでしょう。
 もう一つは、諸外国との関係です。昔は、為替レートは1ドル 360 円に固定されていました。(180 円で握れるものはなあんだ? 答えは「ハンドル」なんてクイズもありましたっけ。)ですから、外国との関係を考える必要は(少なくとも表面的には)なかったと思います。しかも比較的円安水準でしたから、輸出しやすい環境だったわけです。しかし、今や為替は変動相場制になり、基本的な流れとして円高が続いていますから、新興国との競争も考える必要があります。これを言い換えると、新興国でもできるような仕事は、新興国並みの賃金しかもらえないということです。電機連合の人たちの仕事はどうなんでしょうか。非正規社員のできる仕事は、たぶん、新興国の労働者でもできるのではないでしょうか。だから、そういう人の賃金は下げざるを得ません。それが現状です。
 もしも、今の日本の諸制度をそのままに、非正規社員の賃金を正社員並みにすると何が起こるか。企業は、人件費の上昇に悩むことになります。その結果、当然の選択として、日本人非正規社員を雇うよりは新興国の労働者を安く雇うほうがいいということになります。外国人の非熟練労働者を日本に連れてくることは困難ですから、企業が日本を見捨てて海外に流出するということになります。日本ではその分の失業が起こります。もう、現状でそうなっていると考えてもいいのではないでしょうか。
 企業の「海外進出」というとかっこいいですが、「海外流出」と見てもいいと思います。こうして日本全体が没落するのです。
 一部の人が主張する、国内の最低賃金を上げようなどという動きも同じ結果を誘発します。
 企業の正社員が新興国の賃金よりも高い賃金をもらうことが可能なのは、それだけの生産性を上げること、あるいは、諸外国との競争が(少)ない(つまり非関税障壁などで守られている)ことなどの条件下においてです。接客業の人たちは、日本人との日本語によるコミュニケーション能力が必須ですから、高い賃金がもらえるけれど、製造業の人たちは、普通に考えれば、高い賃金がもらえるはずがありません。
 もちろん、今の日本は正社員のクビを簡単に切れないのですが、だからこそ、非正規社員が増大したといえるのではないでしょうか。
 正規、非正規の問題は、日本社会のあり方にも影響する大問題です。
 乙は、少なくとも、電機連合のようなやり方で長期的かつ安定的にこの問題が解決できるとは思えません。
posted by 乙 at 03:39| Comment(7) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月12日

野口悠紀雄・藤井眞理子(2000.6)『金融工学』ダイヤモンド社

 乙が読んだ本です。「ポートフォリオ選択と派生資産の経済分析」という副題がついています。
 本書は、二つの部分に分かれています。第1部が「ポートフォリオ選択理論」で、どんなポートフォリオにするといいかというようなことを扱います。第2部が「派生資産の価格理論」で、オプションの価格をどのようにして決めるかというようなことを扱います。
 乙は、「金融工学」とは何か、よく知らなかったので、勉強してみようというつもりで読みました。
 しかし、本書を一読して、やっぱり金融工学はわからないと感じました。
 本書中に出てくる話は、それなりに理解できるつもりです。問題は、その上で、金融工学とは何か、なぜ本書で解説されるよう内容が「金融工学」と呼ばれるのかがわからないというところです。
 むしろ、「はじめに」の中にその回答が書いてありました。p.vi ですが、金融工学とは「経済・社会的問題に取り組むための技術」とのことです。「技術」を「工学的アプローチ」に言い換えてもいいと思います。
 つまり、理論を追求するよりも、理論を現実の経済・社会にあてはめて、いくつかの問題を解明しようとしたととらえるといいでしょう。したがって、本書の各章が扱うような問題を扱うのが「金融工学」なのだと考えればいいように思います。
 というわけで、本書は全体として「現代ファイナンス経済学の解説書」(「はじめに」の1行目)ととらえるほうがいいように思います。数式が出てきて、ちょっとむずかしい感じのところもありますが、何がいいたいのか、ざっととらえるような読み方をすれば、そんなにむずかしくはないように思います。各章の最後に「まとめ」があって、頭の中が整理されるようになっています。

 参考までに、乙が今までに読んできた「金融工学」を標題に含む本を挙げておきます。
吉本佳生(2000.4)『金融工学 マネーゲームの魔術』(講談社+α新書)講談社
 2007.12.31 http://otsu.seesaa.net/article/75410576.html
吉本佳生(1999.9)『金融工学の悪魔』日本評論社
 2007.12.22 http://otsu.seesaa.net/article/74013494.html
真壁昭夫(2005.4)『はじめての金融工学』(講談社現代新書)講談社
 2007.12.3 http://otsu.seesaa.net/article/70624375.html
野口悠紀雄(2000.9)『金融工学、こんなに面白い』(文春新書)文藝春秋社
 2007.11.27 http://otsu.seesaa.net/article/69519485.html

これらの本を読んで、金融工学について知りたいと思い、1年半ほど前に買ったのですが、少しずつ読み進めたところ、特におもしろいところもないように感じました。(読むのにあまりに長時間かかったので、読み終わるころには初めのほうの内容を忘れていました。)
 「おもしろいところがない」などというと、著者に失礼な気がします。
 しかし、この場はブログであって、書いているものも書評ではありませんから、客観的な目を持たずに、主観的にとらえて感想を述べてもいいだろうと思います。

posted by 乙 at 04:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月11日

GMの破綻処理

 GMが破綻したニュースは世界中を駆けめぐりました。
 しかし、そうなる前には、アメリカ政府の支援があったわけで、支援を受けながら破綻というおかしなパターンになりました。
 これについて、森永卓郎氏が、なぜこのようなことになったのかを、すっきりと解釈して見せています。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20090707/165575/
なるほど、「つまり、米国政府と、GM、銀行、保険会社が談合して、三者痛み分けという談合が行われたのではないか。」ということです。
 こういう解釈を見せられると、納得してしまいます。
 それにしても、アメリカ政府の変節ぶりは見事です。自国のためには、主義主張を簡単に変えてしまうのですから大したものです。以前の考え方を外国に押しつけたという事実はどこかに忘れてしまうわけですから、したたかなものです。
ラベル:GM 破綻
posted by 乙 at 05:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月10日

急激な円高

 最近、急激な円高が起こりました。ニューヨーク市場では 91 円 80 銭まで進んだとのことです。
 乙は、6月下旬にドルの買い注文を出しました。1ドル95円の指値でした。まあ、これくらいの円高になったら、ドルを買ってもいいだろう(そしてドルで米国株などに投資しよう)と考えたのでした。
 しばらく、95円の円高にならないので、買えないままの状態が続きました。
 しかし、あせる必要はないし、身辺が忙しくていろいろやってられないので、ずっとそのままにしておきました。
 それが、昨日の段階で買えてしまったわけです。
 ちょっと驚きです。少しうれしい気分です。
 それにしても、為替の予想はむずかしいものです。突然、こんなになるとは思ってもみませんでした。
 で、次はどうするか。さらなる円高を考慮して、90円でドル買いの注文を出しておきましょうか。
 いつ買えるかわかりませんが、Interactive Brokers ではずっと注文が有効なようですから、半年くらいの内にはこういう円高になるかもしれません。
 円高のときに外貨に両替するのは当然ですが、こういうことも、資金(と心)に余裕がないと、実行できません。
ラベル:円高 為替
posted by 乙 at 06:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月09日

blogram について

 乙は、blogram
http://blogram.jp/
の利用者です。
 blogram は、ブログの特性を自動解析してくれます。
 では、乙のこのブログはどんなものなのでしょうか。
http://blogram.jp/users/analyze/?uid=10748
に書いてあります。
 「みどころ だいたいこんな感じ…かも」のところには
「乙川乙彦の投資日記」には、乙川乙彦さんの「経済」に対する「驚き」と「興味」が、とにかく詰まってます。
意外にも「老後の生活」「読書」「少子高齢化問題」も上位にランクイン!
キーワードは「日本経済」「本」「アメリカ」です。

だそうです。
 「みどころ記事はこれ! このブログの成分解析をしてみました」によると、経済、株式、金融が高い比率を占めていますが、その次に「読書」が来ています。乙はまったく意識していませんでしたが、このブログは読書記録という面もないわけではありません。
 自分の知らない(意識していない)ことに気付かせてくれるというのも、blogram のおもしろいところかもしれません。
続きを読む
ラベル:blogram
posted by 乙 at 04:42| Comment(1) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月08日

国境なき医師団への寄付

 乙の寄付先の一つは「国境なき医師団」です。
 ここの活動については、REACT という広報誌で知ることができます。
 最近送られてきた号では、2008 年の財務報告が掲載されていました。
 ネット上にも詳しい説明
http://www.msf.or.jp/info/pdf/report2008.pdf
がありますが、かえってわかりにくいので、REACT の記述を示します。
 総収入 32 億円のうち、99% が寄付金による収入で、その他収入は 0.3 億円(1%)しかありません。寄付金の内訳は、個人が 29.6 億円(93%)で、法人が 1.6 億円(5%)、その他が 0.8 億円(2%)ということです。個人の寄付が大半を占めていることがわかります。
 総支出 35 億円の内訳は、以下の通りです。
 救援活動費 24 億円(68%)
   うち、海外での救援活動費 23.2 億円(66%)
   国内での現地サポート等 0.8 億円(2%)
 現地に関する広報・証言活動 2 億円(6%)
 募金調達活動費 7.8 億円(22%)
 一般管理費 1.3 億円(4%)
というわけで、寄付金の大半は海外での救援活動にむけられています。募金調達活動費が 22% というのは、かなり良心的なのではないでしょうか。
 まあ、ユニセフ
2009.7.7 http://otsu.seesaa.net/article/122974243.html
と同じく、海外に送られた救援活動支援費からもさまざまな費用がかかっているとは思いますが、そこから先は「信じる」かどうかでしょう。
posted by 乙 at 04:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 消費生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月07日

ユニセフへの寄付

 乙は、いろいろなところに寄付をしています。
2007.1.2 http://otsu.seesaa.net/article/30693018.html
寄付先の一つがユニセフです。世界の子どもたちのためになればと思って寄付を続けてきました。
 先日、曾野綾子(2009.5)『貧困の僻地』新潮社 を読んでいたら、p.213 で、タイのあるホテルでの支払いで、勝手にユニセフへの募金が追加されていた経験を語り、次のようなことを書いていました。
 私は最近、国連と名のつくところへの寄付は一切しないことにしている。使い道が正確にわからないのと、膨大な数の国連職員が、世界各地で特権階級の暮らしをしているのを見ているからだ。あれは世界的な失業救済事業ではあろう。

 というわけで、曾野氏はユニセフへの寄付に否定的なのだそうです。
 しかし、ユニセフの収支予算は、一応はっきりしています。
http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_syusi.html
寄付金収入の大部分がユニセフ本部拠出金という形でユニセフ活動資金として使われています。曾野氏は、その先が問題だといいたいのでしょうが、160 億円もの規模になると、細かい支出までの詳細はわからなくても当然のように思います。
 あとは、そこから先は「信じる」かどうかでしょう。
 小さい団体の場合は、毎年のニュースレターの中で収支全体を知らせてくれる場合も多いです。その団体の活動の中で、寄付金がどれくらいの位置を占めるかもわかりますし、支出先を見ることで寄付金がちゃんと使われているかどうかも(ある程度)わかります。
 大きな団体では、不透明にならざるを得ません。当然、管理費というかオーバーヘッドというか、人件費などとして使われる部分もあるに違いありません。それはどんな寄付金でも同じです。問題はその割合です。乙の感覚では、半分くらいでも、困った人たちの手元に届けば十分意義があると思います。
 ユニセフへの寄付は、やっぱり継続しようと思いました。
ラベル:ユニセフ 寄付
posted by 乙 at 05:11| Comment(3) | TrackBack(0) | 消費生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月06日

市民風車ファンド 2006 の分配金

 乙は、市民風車ファンド2006 にも投資しています。
2006.5.3 http://otsu.seesaa.net/article/17324264.html
2007.6.23 http://otsu.seesaa.net/article/45659163.html
に記事を書きました。
 最近、第4期の運用報告書が送られてきて、分配金が出るとのことです。
 分配金=41,980 円
  うち、出資の戻し=28,918 円
     利益の分配=13,062 円
  源泉徴収税額(20%)=2,612 円
 差し引きお支払金額=39,368 円
というわけです。
 実は、昨年も、分配+一部償還ということで 38,621 円が振り込まれました。
 昨年から「出資の戻し」があったのですが、乙は意識していませんでした。
 一口あたりの純資産額は、484,282 円だそうです。
 15年計画で元本が償還されるのかどうか、わかりませんが、仮に償還されなくても、社会貢献として意味があると思っていました。元本が戻ってくれば、それはそれでうれしい話です。
posted by 乙 at 05:34| Comment(0) | TrackBack(0) | その他の投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月05日

新生銀行の高金利について

 新生銀行とあおぞら銀行の合併の話が話題になっています。
 この話はずいぶん前からありました。
2009.4.25 http://otsu.seesaa.net/article/118041753.html
それがだんだん具体化しつつあるということでしょう。
 さて、新生銀行は高金利預金で大変な量の資金を集めているという話です。
 乙も、新生銀行の定期預金の利用者です。
2009.6.1 http://otsu.seesaa.net/article/120590919.html
単純に、高金利のところに預けようとしただけです。
 ところで、最近、大前研一氏が「日米で横行し始めた銀行の「不当な」金集め」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090608/158658/
という記事を書いています。その5ページ
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090608/158658/?P=5
で、新生銀行の高金利を「不当な金集め」としています。1兆円を超えたということですから、いかにたくさんの預金があったかがうかがえます。
 新生銀行は、この大量の資金をどう運用するのでしょうか。ここが今ひとつ明確ではないわけです。
 大前氏は、「銀行が、最後に倒れることを前提にして金を集め、それを自己資本の不足を補うために使って、そしてほっと一息などとやったら、これはもう無責任もいいところだ。」と述べ、まともに融資として使われるのではないと喝破しています。金融庁も、銀行の運用実績を基準に、三大銀行のように異常に低い金利も、新生銀行のように異常に高い金利も、是正させるべきだと論じています。
 新生銀行がまともな運用ができないことは、同じく大前氏が
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090526/155414/?P=4
でも述べています。
 個人の観点では、単純に金利の高いところで預金しているだけですが、それがまとまると、大きな力になり、銀行の経営を左右することにもつながるのですね。
 ペイオフ制度があるからそれに頼った異常な高金利を提示できるというのも事実ですが、一方では、預金者は各銀行の財務状況まで調べて定期預金をすることは不可能です。この問題はどう解決したらいいか、わかりません。大前氏のいうように、金融庁の指導が鍵になるのでしょうか。
ラベル:新生銀行 高金利
posted by 乙 at 06:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

ジャストシステムの代表者の交替

 乙は、ジャストシステムの株を持っています
2007.7.19 http://otsu.seesaa.net/article/48409396.html
が、このたび、代表者が交替することになりました。
http://www.justsystems.com/jp/just/finance/j0906181.pdf
浮川さんが会長になり、新しく福良(ふくら)さんという方が社長になったわけです。
 乙の場合は、浮川さんの人柄とその語り口に魅入られて株を買ったようなものです。ここで代表者が交替ということになると、ジャストシステムの社内がだいぶ変わってしまうような気がして、果たしていいことなのかどうか、不安になります。
 一太郎は、一世を風靡した有名ソフトですが、最近の若い人は Word オンリーという人が増えました。しかし、分野を限定すると、一太郎がまだまだ使われている分野があります。古文書や古典作品などを扱う場合は、一太郎のほうがはるかに優秀だという話です。
 また、カナ漢字変換ソフトである ATOK は、一太郎とは別に相当に根強い人気を誇っており、MS-IME のバカさ加減に嫌気がさしたユーザーに受け入れられているようです。カナ漢字変換効率からいったら、ATOK は MS-IME よりもはるかに優れていると思います。
 こんなふうに、時代の変遷によってソフトハウスのあり方も変わらざるを得ません。ジャストシステムとしても変わらざるを得ないわけでしょうね。巨大米企業・マイクロソフトに対抗していくのは、楽ではありません。今後、日の丸企業としてどういう方向を目指すのか、なかなか舵取りはむずかしそうです。
 この業界の常として、優れているものが市場を席巻するとは限らないという理不尽なルールがあります。その中でジャストシステムはどういう方向に動いていくのか、不安と期待が入り交じった気持ちで見ています。
 浮川さんの話によると、家庭内で旦那さんが奥さんを呼ぶとき、ずっと「専務」といってきたとのことです。会社での呼び方が家庭内にも持ち込まれているというのは興味深いですが、今回、奥さんが副会長になったので、「副会長」と呼ぶのでしょうか。これは長くて呼びにくいですね。
posted by 乙 at 05:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月03日

イーバンク銀行のゴールドラッシュプログラムV2

 乙は、毎月イーバンク銀行のゴールドラッシュプログラムV2に応募しています。
2008.10.7 http://otsu.seesaa.net/article/107712562.html
これに応募しておくと、毎月、他からの振込があるとキャッシュバックがあるというものです。そこで、毎月1回はイーバンク銀行のサイトにアクセスすることになります。
 最初は、前月の20日以降に応募可能だったのですが、最近は、なかなかサイトが更新されず、前月中には応募できないことが多くなりました。
 4月だったかには、不安に思ったので、イーバンク銀行に電話してゴールドラッシュプログラムV2の募集状況について尋ねたことがあります。その月だけ、更新が遅れているのであって、その後は大丈夫だ(今まで通り前月20日に応募できるようにする)という答えでした。
 しかし、現実は、そうなっていません。最近は、遅れが常態化し、当月1日になっても更新されないことが普通になってきました。
 7月分については、7月31日までに応募すればいいので、あまり心配は要らないのかもしれません。7月31日に応募しても、7月1日からの振込に対してなにがしかのお金がもらえることになります。
 でも、何となく、7月1日から「応募日」までの振込に対しては、キャッシュバックがもらえないような気になってしまいます。
 一度はじめたことは、定期的にきちんとやってもらいたいものです。
posted by 乙 at 05:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

「若者の貧困化」本当だった 20代2割が「預金ゼロ」

 乙が見かけたニュースです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090628-00000001-jct-bus_all
調査の結果、20代の2割が預金ゼロだったというのです。
 しかし、この調査は、本当に正しいのでしょうか。
 「調査は20〜29歳の男女1万5000 人に2月6〜12日に行い、3756の有効回答を得た。」とあります。
 このニュースのソースは
http://www.jafp.or.jp/about/news/files/newsrelease20090609.pdf
にあります。
 一番の心配は、学生(そのほとんどは無職で無収入で親のすねかじりでしょう)がかなり含まれているのではないかということです。
 ざっと大学・短大の進学率が5割くらいです。22歳で卒業する人が多いですが、大学入学時に浪人したり、在学時に留年したり、さらに6年間の学部(医学部など)に在籍する人や大学院に進学する人もいたりします。したがって23歳以降も「学生」は存在します。
 このあたりの正確な見積はむずかしいですが、仮に以下のような学生比率を推定してみましょう。

20歳〜22歳 50%
23歳      20%
24歳〜26歳 10%
27歳〜29歳  0%

これで計算してみると、20歳〜29歳の人の中で20%が学生ということになります。20代の2割が預金ゼロといっても、それらは全部学生だったと考えてつじつまが合います。
 もちろん、働いていても預金ゼロの人はいるでしょう。しかし、一方では、学生でありながら(アルバイトをして)預金を持っている人もいることと思います。
 この調査の結果を単純に信じてはいけないと思います。
 調査をする側も、学生とそれ以外とを区別して(もしかすると、有職者とそれ以外を区別して)集計するべきところです。そのような手続きなしで「若者は貧困だ」と言ってもらっては困ります。
 調査では、未婚/既婚や年収なども聞いているようなので、当然、職業も聞いているでしょう。それを考慮して集計しなかったのは、分析者です。おそらく、学生もサラリーマンも含めて20代の人を調査することに意義があると考えたのでしょう。しかし、学生かどうか(他人に扶養されているかどうか)によって回答は大きく異なるはずです。回答者全体を概観するだけでなく、もう少し属性別の集計・分析を行うべきだったように思います。
 ちょっと言い方はきついですが、今回の調査をおこなった「日本ファイナンシャル・プランナーズ協会」のレベル(能力・センス)を象徴しているように思います。
ラベル:若者 貧困化
posted by 乙 at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月01日

公的年金の積立金運用、赤字10兆円…過去最悪に

 乙が見かけたニュースです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090627-00000033-yom-pol
公的年金の運用が過去最悪の赤字になったという話です。
 こんなに大きな損失を出して年金は大丈夫かというニュアンスが感じられます。
 しかし、乙はそう思いません。
 90兆円を市場で運用しているそうですが、運用割合は6割超が国内債券、2割が国内・外国株式、残る1割が外国債券となっています。手堅い運用方針です。それでも、2008 年はマイナス10%になったというわけです。
 では、これからどうするか。
 何もする必要はありません。このまま放っておけばいいのです。そのうちプラスの運用になると思います。
 逆に、短期的にマイナスになったことを記事にして不安を煽るマスコミのほうがおかしいと思います。もう少し冷静になってほしいものです。
 しばらくして、プラスの運用になったとき、マスコミはもう一度ニュースとして取り上げるでしょうか。いえいえ、そんなことはしません。ニュースバリューがないからです。だから、乙は、マスコミが人々の不安を煽っているだけだと思うのです。
 今回の話は、ニュースにする価値はないものと思います。
posted by 乙 at 05:03| Comment(2) | TrackBack(1) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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