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もっともです。
羽田空港をもっと活用するようにしましょう。羽田が本当にハブ空港になれるかどうかはわかりません。アジアのハブ空港は無理でも、日本国内のハブ空港ならば可能です。
さて、成田空港と羽田空港をどのように使い分けるべきか。
都心から短時間で行ける羽田空港があるなら、成田空港は不要か。そんなことはありません。成田は成田で活用するべきでしょう。しかし、羽田でも成田でも自由に乗り入れることができるとなったら、着陸料が高く、都心から遠い成田空港を希望する航空会社がどれだけあるでしょうか。
利用者の側に立って考えても簡単にわかります。成田を利用するなら、航空運賃が安上がりでなければなりません。
そうです、だからこそ、成田空港には海外のLCC(格安航空会社)の活躍の余地があります。
JAL も ANA も、羽田を利用していいでしょう。海外の有名航空会社もどんどん羽田に発着させましょう。一方、成田にはLCCを誘致しましょう。羽田からアメリカに行くと10万円かかるときに、成田からアメリカなら3万円で行けるとなれば、成田経由を選ぶ人もいるでしょう。時間があるけれどお金の余裕が少ない学生とか退職者などはけっこう成田を選ぶ場合が多いのではないでしょうか。遠い空港を利用する人には安い航空運賃というメリットを提供しなければなりません。経済の仕組みを考えれば当然の話です。
このアイディアはかなり行けそうな気がしますが、どうなんでしょう。
あ、どこの航空会社でも羽田発着を希望できるとすると、LCCも羽田を希望しますね。その場合は、「規制」するのでしょうかね。
こんなことを考えてみると、給料が(退職後の年金も)高い(したがって運行コストが高い)日本航空などという会社がなぜ存在するのか、わからなくなってきました。こういうのは潰してしまって、日本の空に海外の航空会社(だけ?)を全面的に導入すれば、需要と供給に従った理想的な航空行政ができるように思います。羽田−福岡間をデルタ航空が運行しても何も問題はないように思うのですが、そんなことは無理でしょうか。こういうことがオープンスカイ政策なのではないでしょうか。
もちろん、海外の航空会社は日本政府のいうことを聞かないので、万が一のときの外国からの邦人脱出などには使えませんが、そのような場合こそ、政府専用機や自衛隊機の出動場面のように思います。
日本航空は経営的に危機的状況だという話ですが、だとしたら、これは潰してしまう絶好のチャンスです。日本航空がなくなっても、日本国内の、また日本と外国を結ぶ航空路線はなくなりません。需要があれば供給があるものです。
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