2009年11月20日

NY株と連動 投資信託東証へ上場

 19日の朝、テレビを何とはなしに(クルマの運転中だったので)聞いていたら、NHK のニュースで、ニューヨーク株に連動する投資信託が東証に上場するという話をやっていました。
 その語、検索してみると、確かに NHK のサイトに掲載されています。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013879751000.html
 さっそくいくつかのブログで取り上げられていました。
http://renny.jugem.jp/?eid=1247
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1238.html
http://fund.jugem.jp/?eid=1234
http://pension.blog88.fc2.com/blog-entry-372.html
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-cb5b.html
 NHK の記事でも、「19日に東証の承認を受けて来月10日に上場される予定」としていますので、20日くらいからあちこちで話題になるのでしょう。
 東証からはニュースの形で公表されています。
http://www.tse.or.jp/news/200911/091119_a.html
 さて、「「ダウ・ジョーンズ工業株30種平均」に連動する投資信託」とは、何でしょう。
 乙が購入した DIAMONDS TRUST SERIES I (DIA)
2007.6.8 http://otsu.seesaa.net/article/44165419.html
のことでしょうか。
 いいえ、それとは別物のようです。
 では、購入するべきか、否か。
 かなり迷いますが、今は買うまでもないように思います。いくつか問題点を感じます。
 第1に、上場されたあとで、実績がどうであるかという問題です。あまりに取引量が少なければ、上場廃止にもなりかねませんし、指数との乖離も大きくなりそうで、ETF らしくなくなってしまう可能性があります。そのあたりは、上場後しばらくようすを見てみなければなりません。
 第2に、東証での(前場・後場の)取引時間とニューヨーク証券取引所での取引時間の差の問題です。ダウ・ジョーンズ工業株30種は、すべてニューヨークで取引されるのが基本です。すると、ニューヨークがクローズしてから東証がオープンしても、理論的には取引時間帯には ETF の価格が変動しません。実際は、人気やら各種事件やら何やらである程度価格が変動すると思いますが、そのような価格変動は本来あってはいけないはずのものです。(これを利用した裁定取引が行われる可能性もあります。)東証がクローズしてからニューヨークがオープンし、株価の変動が起こることになります。そんなことを考えると、ニューヨーク株の ETF が東証に上場というのは、ETF らしくないともいえます。
 第3に、信託報酬が高いことです。0.6075% は高いですね。DIA は 0.18% です。これが世界標準です。
 一方、今までのアメリカ株の ETF と比べると、いろいろなメリットがあります。何といっても、東証で日本円で売買できるというのは日本の投資家にとってメリットでしょう。ドル/円の為替レートの影響はあるにせよ、今まで高い手数料を払ってドルに両替し、購入時にも割高の手数料を払っていた人にとっては、朗報になります。しかし、乙の場合、アメリカの証券会社に口座を開設して、ドルで ETF を売買しているので、特に日本円で購入したいということはありません。
 しばらくようすをみることにします。
posted by 乙 at 05:19| Comment(7) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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