2008.4.7 http://otsu.seesaa.net/article/92505039.html
を読んで、「成長の罠」という考え方を知りました。
そして、その考え方を正しいものとして、何冊かの本やネット内の記事を読んだときに、それを批判してきました。
ベトナム株投資に関しては、上条詩郎(2008.6)『投資リッチの告白』光文社
2008.9.10 http://otsu.seesaa.net/article/106321818.html
中国株投資とインド株投資については、西野武彦(2007.12)『貯める、殖やす、守るためのゼロからわかる投資信託』PHP研究所
2008.6.26 http://otsu.seesaa.net/article/101553491.html
新興国投資全般に関して大前研一ブログ
2008.4.24 http://otsu.seesaa.net/article/94502294.html
などを批判的に見ています。
乙は、シーゲル氏の本を読む前は、新興国投資が望ましいと考えていたのですが、その後、考え方を変えたわけです。
しかし、最近、再び、シーゲル氏の考え方に少しだけ疑問を感じるようになってきました。
新興企業、新興セクターなどに関するシーゲル氏の綿密な調査については、何も疑問には思っていません。
乙が疑問に思うのは、新興国投資のことです。
それについては、「新興国株の割合」のコメント欄をご覧ください。
2009.10.30 http://otsu.seesaa.net/article/131545735.html
乙が、最初にジェレミー・シーゲル『株式投資の未来』を読んだときは、
2008.4.7 http://otsu.seesaa.net/article/92505039.html
p.262 1992 年から 2003 年まで、ブラジルと中国のGDP成長率と株式のリターンをグラフ化しています。結論は、GDP成長率が高いからといって株式のリターンが大きいわけではないということです。第1章「成長の罠」を国際比較しているわけです。p.264 には、1987年から2003年までの新興成長国のGDP成長率と株式リターンの関係がグラフとして掲載されています。何と、負の関係が認められるというのです。このことから、成長率の高い国に投資することは、むしろよくないことだとされます。乙は説得されました。
と書きました。今は、これが本当に正しいかどうか、もやもやとした何かを感じています。
シーゲル氏に反論するなどという大それたことではありませんが、そのもやもやの中身を考えてみると、新興国の為替レートの問題であるように思えてきました。
この点について、自分でももう少し調べた上で、ブログに書いてみたいと思います。
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ラベル:ジェレミー・シーゲル 成長の罠