2009年12月28日

「STAM 新興国株式インデックス・オープン」の第1期運用報告書

 乙の手元に届いた「STAM 新興国株式インデックス・オープン」の第1期運用報告書を見てみましょう。運用開始後の初めての運用報告書になりました。
 ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140841_R.pdf
で読むことができます。
 p.1 純資産総額が 41 億円となっています。まあこれくらいあれば安心していていいでしょう。
 p.4 国別投資状況のグラフが書いてあります。その中には「アメリカ」とあり、12.2% を占めています。あれ? アメリカが新興国に含まれる? つい間違えてしまいそうです。p.4 の※3を見てください。「「アメリカ」には、先物及び ETF を含みます。」と書いてあります。このファンドは、一部、ETF などで運用しているのですね。
 それと、ちょっと先走りますが、p.19 には、マザーファンドが保有する資産の明細が書いてあります。その「アメリカ」のところを見ると、各種 ADR がずらりと並んでいます。こういうのは「アメリカ」でなくて、各国に分類しているようです。
 p.4 には、ベンチマークとの差異が書いてありますが、信託報酬要因△0.9%、配当金要因+3.1%、銘柄要因△3.8% となっています。配当金が多いのはけっこうなことですが、銘柄要因が大きくマイナスに影響している点が気になりました。こんなにインデックスと乖離していては、インデックスファンドらしくなくなってしまいます。
 p.6 では、1万口当たりの費用明細が書いてあります。信託報酬104円、売買委託手数料33円、有価証券取引税5円、保管費用等37円で、合計 179 円となっています。これはコストをかけすぎています。インデックスファンドのよさが失われています。
 p.6 下段の株式売買比率を見ても、時価総額22億円に対して株式売買金額は32億円であり、売買高比率は 1.41 にもなっています。こんなに激しく売買しているのでは、まるでアクティブファンドみたいです。
 マザーファンドも設立されたばかりで第1期ですから、どんな運用がなされるかは、もう少しようすを見て判断したほうがいいと思いますが、それにしてもちょっと注意が必要な投資信託だと思いました。
 この運用報告書については、Nightwalker さんが「衝撃」と呼んでいます。
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2009/12/stam1-abc1.html
さもありなんです。
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posted by 乙 at 05:10| Comment(0) | TrackBack(2) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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