日興アセットマネジメントは今月下旬、先進国と新興国の株価指数にそれぞれ連動する上場投資信託(ETF)2本を設定する。複数国の株式に連動するETFは国内初。運用会社に払う信託報酬はどちらも 0.26% で、海外市場に上場する同種の ETF と比べて低く設定した。
設定するのは米国や英国など、日本を除く22カ国の株価指数「MSCIコクサイ」とブラジルや中国、インドなどの新興国22カ国の株価指数「MSCIエマージング」にそれぞれ連動するETF。【後略】
乙は驚きました。
日本の市場では、こんなものさえなかなか上場できないのではないかと予想していたからです。
信託報酬 0.26% は、かなり安い方です。「バンガード・エマージング・マーケットETF(VWO)」の 0.27% よりも安いということに驚きます。「iShares MSCI Kokusai Index Fund (TOK)」の 0.25% にわずかに負けますが、このくらいは誤差の範囲でしょう。
問題は、日本市場に上場して、果たしてどこまで運用総額が伸びるのかです。これがすなわち流動性の確保につながります。
アメリカ市場では、十分な大きさの ETF がいくつも上場されていますが、日本でもそうなるのかどうか、楽しみなような怖いような複雑な気分です。
日経の記事では、いつ設定されるのか、書いてありませんでしたから、5日の午前中に日興アセットマネジメントに電話して、コールセンターの人と話してみました。いつになるか、まだ公表できる段階ではないということで、1ヵ月かもしれないし、数ヶ月かもしれないというようなあいまいな返事でした。
その後、東証からのニュースに掲載されたことがわかりました。
http://www.tse.or.jp/news/201001/100105_a.html
日興アセットマネジメントからもニュースが出されています。
http://www.nikkoam.com/files/lists/release/100105_j.pdf
だったら、電話の段階でもそれらしく言ってくれてもいいのに、……。
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