乙は日経新聞の1月22日の夕刊で初めて見ましたが、ネット内でも少しだけ読むことができます。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100122ATGM2201Q22012010.html
銀行がヘッジファンドの保有・出資などを禁止したとのことですが、さて、これがどういう影響を及ぼすのでしょうか。記事を読んでも、今ひとつ、よくわかりませんでした。
「保有・出資」と聞くと、社債や株式の形でヘッジファンドに資金を提供することは禁止されそうです。では、「借入」(銀行側から見れば「貸出」)はどうなのでしょうか。ヘッジファンドには担保がないから借入はできないのでしょうか。担保なしでは、借入利子が相当に高くなりそうで、だとすると、ヘッジファンド側でも借入はしにくい(借りる意味がない)ということになるでしょう。
記事では、銀行に対して「預金などの顧客と関係のない業務を禁止する」などという言い方がされていましたが、だとすると、(素直に読めば)個人から預金を集めて、それを企業に貸し出すことも禁止されてしまうわけです。従来の銀行のビジネスモデルの典型ですから、こういうことが禁止されてしまうようでは、銀行がどうやって収益を上げていくのか、乙にはよくわかりません。リスクを取らないようにするということでは、担保を取れば、企業に資金を貸し出ししてもいいように思います。
このニュースを受けて、世界の株価が下げているようです。規制が実施されれば、ヘッジファンドが資金不足になって、株の売却に動くだろうと予想できます。
だからといって、ここで株に投資するべきかというと、それは何ともわかりません。理由があって株価が下がった場合、下がったレベルが市場の判断する「適正価格」なわけですから、株を買っても、「逆張り」でも何でもありません。
まあ、もう少し、様子見でしょうか。
参考記事:
http://blog.livedoor.jp/tsurao/archives/1286713.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ifajapan_links/59009828.html