2010年05月31日

カッパ・クリエイトの株主優待

 乙はカッパ・クリエイトの株も持っています。
2009.11.13 http://otsu.seesaa.net/article/132764738.html
 こちらも、最近、株主優待券が届きました。525円×10枚=5,250 円分です。いつもながら大きな実入りです。もう何回目の優待券でしょうか。
 最近は、カッパ・クリエイトの株価もパッとしませんが、それでもいいでしょう。9万円〜10万円ほどで株を買って、株主優待券をもらうだけで、5% 程度の利回りになるのですから、特に文句はありません。20年も経てば元が取れる計算です。
 乙は回転寿司が好きです。(安上がりな人間ですね。)
 先日、近くのかっぱ寿司に行ったら、平日は終日1皿 90 円(税込み)で食べられるとのこと。7皿食べて、630 円だったので、株主優待券を1枚使い、現金は 105 円しかかかりませんでした。1回分の食事としては7皿で十分満足でした。
 店内を見渡すと、けっこう人気があり、お客さんでかなり混んでいました。親子連れも多かったですね。
 商売繁盛は株主としてもうれしいことです。
posted by 乙 at 05:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月30日

ワタミの株主優待と株主ふれあい通信

 乙は株主優待を考慮して、ワタミの株を買いました。
2009.11.16 http://otsu.seesaa.net/article/133041702.html
 最近、株主優待券が送られてきました。
 と同時に40ページほどの小冊子「株主ふれあい通信」が送られてきました。それに挟み込む形で株主優待券が入っていました。
 このふれあい通信がなかなかよくできています。渡邉美樹氏の巻頭対談に始まり、1年間のトピックス、新しくオープンした店、メニューの変更点、ワタミファームの取材、野菜サラダができるまでのルート、環境活動、ワタミタクショクの配達弁当、ワタミの介護などなど、ワタミの活動全般の紹介がなされていました。
 こういうのを読んでいると、ますますワタミファンになりそうです。
 半年有効の 1000 円の株主優待券6枚は、平日の夕方限定ですが、乙の場合は十分使い切りそうです。
posted by 乙 at 04:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

長期投資の期待リターンとリスク

 じゅん@さんのブログで、おもしろい記事が書かれていました。
http://www.lay-up.net/archives/blog-entry-805-1005252128.html
期待リターンとリスクについて、いくつかの値を示しています。(相関係数も示されていますが、ここでは省略します。)
 乙なりに並べてみると、以下のようになります。
期待リターン
GPIF (1973年-2007年)KKR (2000年-2009年)ニッセイ (1987年-2006年)みずほ (2010年4月現在)
国内債券
2.8%
1.2%
4.6%
3.5%
国内株式
5.3%
4.2%
5.5%
6.0%
外国債券
3.4%
1.1%
6.1%
3.5%
外国株式
6.0%
4.2%
10.8%
6.0%
短期資金
2.1%
0.1%
2.3%
2.5%


リスク
GPIF (1973年-2007年)KKR (2000年-2009年)ニッセイ (1987年-2006年)みずほ (2010年4月現在)
国内債券
5.4%
2.0%
3.6%
3.7%
国内株式
22.15%
18.4%
19.5%
21.6%
外国債券
13.25%
10.0%
10.6%
12.6%
外国株式
19.59%
19.5%
17.5%
20.2%
短期資金
3.72%
0.1%
0.7%
3.5%


 何がおもしろいと言って、期待リターンでは、4種類の資料で数値が大きく違っていることです。(短期資金は別として)大きなところから小さいところまで、数倍程度の違いがあります。
 一方、リスクは、そんなに大きく違っていないようです。(国内債券はかなり違いがありますが。)
 その先のアセットアロケーションの決め方などで科学的に計算したとしても、その基になる数値でこれだけ大きな差があっては、一体どれを信頼してよいものやら、困ってしまいます。
 もちろん、4種類の数値は、算出の基になった期間の違いが大きいはずですが、しかし、個人投資家から見たら、そんなことはほとんど無意味です。重要なのは、「これからどうなるか」であり、それを推定するために過去の記録を見ているだけです。では、一番長期の GPIF の数値を信用するべきなのでしょうか。これもよくわかりません。
 これからの長期投資を目指して、(自分は死んでしまうけれど、子供が引き継いでくれると考えて)100年程度を考えるというのであれば、過去数百年のデータがほしいところです。一方、そんな長期のデータはないし、あったとしても、この間に政治体制がまったく変わっており、そんな長期データは今後の参考にならないというのも説得力があります。
 長期データが必ずしも適確に未来を予測するわけでもないと思います。日本のことを考えるだけでも、1973 年といえば、オイルショックがあったときでトイレットペーパーがなくなったりしたころです。日本は基本的には高度成長を続けていたころでした。1987年には、日本経済が大いに発展し、(一方ではバブル化しており、)海外に進出する企業も多く、未来はバラ色でした。2000年といえば、日本では失われた10年を経験して、どうにもならない閉塞感がただよっていました。そのときどきでちがった様相を見せていました。世界を見渡しても同様でしょう。
 過去の出発点としてどの時点を取るかは簡単に判断できる問題ではありません。
 大きな傾向として、現在は、過去20年くらいの延長上にありそうで、今後の日本経済の見通しもあまり明るいものではなさそうです。少子高齢化はこれからも進んでいき、経済的には縮小して行かざるを得ません。これから数十年を見通すとき、1973 年以来のデータがそれを反映しているかといえば、まったくそうは思えません。2000年以来のデータではどうかといわれれば、まあ当てはまりそうな気がします。しかし、過去10年の傾向がこれからずっと続くだろうというのも変な話で、ここいらへんで日本のあり方を大きく変えようということになるかもしれません(ならないかもしれません)。
 というわけで、一見科学的な投資理論もありますが、実際はヤマカンが支配している面もかなりあります。
posted by 乙 at 04:42| Comment(3) | TrackBack(1) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月28日

Interactive Brokers の日本での電話対応

 Interactive Brokers の日本サイトを見ていたら、気になる記載がありました。
http://www.interactivebrokers.com/jp/main.php
の右端ですが、
インタラクティブ・ブローカーズ証券鰍フ
HPへようこそ!現在は当社の海外関係会社
「Interactive Brokers LLC」への
口座開設をご案内しております。
お問い合わせは下記へお電話にて承ります
(日本語対応)。
(電話番号:03-4588-9700)
インタラクティブ・ブローカーズ証券
カスタマーサービス

とあるではありませんか。
 もしかすると、すでに開設した口座について、質問したいとき、香港まで電話しなくても、国内で電話対応がしてもらえるのではないでしょうか。
 これは大変ありがたいサービスです。
 日本語で話が済むのが何よりですね。
 やっぱり、英語の電話は、できれば避けたいです。お金に関わる話では「誤解」は避けたいですし。

参考記事:
http://soregadaiji.seesaa.net/article/150201104.html
http://soregadaiji.seesaa.net/article/147090023.html
posted by 乙 at 05:03| Comment(4) | TrackBack(0) | Interactive Brokers | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月27日

フィリピンの住宅投資(4)

 昨日の話の続きです。
2010.5.26 http://otsu.seesaa.net/article/151116764.html
 今日は、[3] フィリピンの物件を所有し、賃貸する場合、仲介者に手数料 1% の支払いは妥当かについてコメントします。
 Yさんのメールで「ファンドマネージャーさんに手間賃、相談料込みで135000円を払うことになり、手数料が年1%掛かるようになるのです。」としているところが大いに気になります。
 135,000 円払っていて、それがなぜ1%なのでしょうか。135,000 円が1%ならば、物件価格は 13,500,000 円のはずです。でも物件は 700 万円ですよね。
 700万円の物件で、1%の手数料を払うとすれば、7万円のはずです。
 この食い違いは解せません。
 もしかしたら、購入時に1回払いで 135,000 円を払い、その後は1%=7万円を毎年払うというのでしょうか。

 次に、「手数料」に何が含まれるかという問題ですが、税金や管理費を含んでいないでしょうね。だとすると、7%から8%の取り分に対して、1%というのは、1÷7=14% ないし1÷8=12.5%に相当します。
 1%ということばにだまされてはいけません。こんなに高い手数料というのは常識的に考えてありえないと思います。1%の手数料を払って、一体、何をしてくれるというのでしょうか。
 7%から8%は、実現するかどうか、昨日の記事に書いたように、よくわからない利回りだと思います。こういうのをリスクといいます。それに対して1%というのは確実にかかるコストです。リスクを投資家が全部背負って、仲介業者が定額の儲けをピンハネするというのは暴利でしょう。
 日本の不動産賃貸取引でも仲介業者がこんなに取る例はないと思います。日本の不動産賃貸については、どんなコストがかかるか、近所の不動産屋さんにでも電話で聞いてみればわかります。それと比べてみてください。海外だからといって余計にコストがかかるわけではありません。

 乙だったら、こういう取引はしません。(というか、むしろ、紹介して1%をもらう側に回りたいものです。)

 なお、老後にフィリピンに住むかどうかについては、数日、考えさせてください。
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posted by 乙 at 04:05| Comment(19) | TrackBack(0) | 不動産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月26日

フィリピンの住宅投資(3)

 昨日の話の続きです。
2010.5.25 http://otsu.seesaa.net/article/151020343.html
 今日は、[2] フィリピンの物件を所有し、賃貸して、高利回りが得られるかについてコメントします。
 フィリピンの住宅について検索エンジンで検索すると
http://subic.web.fc2.com/
こんなページが見つかります。その中の
http://subic.web.fc2.com/tyoukitaizai2.html
あたりは、たぶん、それなりの業者(の関係者)が作っているのでしょうね。
 下の方のリンクをたどると
http://www.animo-jws.com/japanese.html
こんなホームページに行き当たります。
 Yさんが紹介された物件とは別物でしょうが、仮にこんな物件だとしたらどんなふうに考えるといいか、乙も一緒に考えてみたいと思います。
 Yさんは、「700万で買って7%から8%で運用されているそうです」とおっしゃっていますが、これは本当でしょうか。「あるファンドマネージャーの方」を仮にXさんとしますが、このように主張しているのはXさんだけではありませんか。
 不動産の賃貸は、なかなかむずかしいもので、700万円で買ったものを賃貸に出して、1年間に49万円から56万円程度の家賃収入があると、7%から8%の運用だと考えたくなりますが、そんな単純な話ではありません。
 700万円の不動産の価値が20年でも40年でもずっと同じならば、成り立つ話ですが、一般には、年が経つほどに不動産は傷んできて、価値は下がるものです。それを見込んで7%から8%の運用になるという話でしょうか。これは、減価償却と関連します。不動産の価値が下がっていくことを考慮して、減価償却を計算します。話を簡単にして、700万円の物件が20年で価値がゼロになるとすれば、毎年35万円ずつ失っているわけです。それを考慮すると、家賃収入は49万円から56万円程度ではまったく不足で、(35万円を加算して)84万円から91万円程度なければなりません。Yさんの話だけでは、減価償却が考えられているのかどうか、わからないので、何ともいえませんが、もし、考えられていないとすれば、「利回りが7%から8%」というのはウソだということになります。Xさんに聞いてみるといいでしょう。減価償却の実際の計算はもっと複雑ですが、まあそれはあとで勉強すればいいでしょう。
 次に、家賃の中から必要経費を除かなければなりません。住宅の修繕代、税金、管理費など、さまざまな経費がかかるものです。それらはいくらなのでしょう。それらを差し引いた後で7%から8%の利回りなのですか。これまたXさんに聞いてみてください。

 なお、Yさんも、ちょっと考えてみるといいでしょう。700万円で買えるものを、毎年90万円ほど払って借りますか。普通はそういうことはしないものです。金を貯めながら8年ほど我慢して、720万円を用意し、自分で買うものです。(借金してもう少し早く買う人もいます。)だから、不動産投資は基本的にあまり儲からないものなのです。儲けている人も中にはいますが、
2007.10.8 http://otsu.seesaa.net/article/59516238.html
それはそれなりの努力をしている人なのです。
 何もしないで7%から8%というのは、条件がよすぎます。何か、裏があると勘ぐったほうがいいように思います。
 本当にそういう話があるなら、日本の銀行がだまっているはずがありません。預金の貸出先がなくて困っているのですから、そういう金をフィリピンの不動産投資に回して、7%から8%の利益を確保するでしょう。それをしないのは、そんなおいしい話があるわけないと考えているからです。
posted by 乙 at 05:56| Comment(8) | TrackBack(0) | 不動産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月25日

フィリピンの住宅投資(2)

 昨日の話の続きです。
2010.5.24 http://otsu.seesaa.net/article/150866987.html
Yさんに返事を書くつもりで記事にします。

 さて、まずYさんのおたずねで気になるところですが、いくつかの話がごっちゃになっているように思います。これらを分けて考えるべきでしょう。
 乙がYさんからのメールを読んだ限りでは、どうも以下の4点があるようです。

[1] 海外に資産を移すことの是非
 日本の銀行に預けておいても危ないと感じている。

[2] フィリピンの物件を所有し、賃貸して、高利回りが得られるか

[3] フィリピンの物件を所有し、賃貸する場合、仲介者に手数料 1% の支払いは妥当か

[4] 老後はフィリピンに(当該物件に)住むことはどうか

 今日は、[1] についてコメントします。
 Yさんが、「円がいつか紙くず同様になる」と考え、だったらやはり海外に預金を移した方がいいと考えるならば、そうなさるほうがいいでしょう。
 しかし、その前に(それと同時に)日本を脱出するべきです。日本に住む限りにおいて、「円」という日本の通貨を使わざるを得ないし、いくぶんかは所有しておかなければ暮らしていけません。「円」を所有し、それを使いつつ日本で生活しながら、一方では「円」が信頼できないと考え、海外に(外貨で)預金しておこうというのは、考え方として矛盾していると思います。「円」への信頼がまったくないならば、外国で暮らし、「円」を使わないことです。日本の不動産などは全部売り払いましょう。すべての資産は今すぐに外貨に両替し、外国を目指しましょう。
 でも、ちょっと考えてみてください。
 「円」はそんなに「危ない」ですか。「円」が紙くずにならなければ、「円」を使いながら日本で生活してもいいのではありませんか。
 ここで話は「円」が紙くずになる確率の問題になってきます。確実に紙くずになるならば、さっさと日本を脱出するのがいいし、確実に紙くずにならないならば、無理に日本を脱出することは不必要で、今の生活を継続させればいいはずです。実際は、両方の中間でしょう。どちらになるか、わからないというのがホントのところでしょう。
 では、「円」が紙くずになる確率は高いのでしょうか、低いのでしょうか。そもそも、今後何年くらいを考えておけばいいのでしょうか。自分が死ぬまでに「円」が紙くずにならなければ、その後そうなったとしても自分の人生にはほとんど影響はありません。
 このあたりの予測は、個人の主観の域を出ません。
 Yさんは、乙と同年代ですから、たぶん今後30〜40年くらいは生きるとしましょうか。40年以内に「円」が紙くずになるでしょうか。これはホントにわかりません。
 今の民主党政権のような国債の大量発行、バラマキ政策を続けていけば、日本の財政は10年程度しか持たないかもしれません。しかし、政府もバカではありませんから、今のやり方ではダメだというような主張が現れて、国債の発行が縮小し、(したがって増税がなされ)バラマキをやめるかもしれません。このあたりは何とも予想ができません。
 乙は、基本的にそのような自浄作用に期待しています。
 つまり、日本の政策変更で、「円」が紙くずにならないように努力がなされると思います。「円」が紙くずになる事態となれば、経済は大混乱になり、ほぼ全国民が不幸になります。それは避けるべきだし、政府がそう考えれば避けられるものです。
 そのため、日本の財政破綻の確率は、さほど高くないのではないかと思っています。
 いうまでもなく、個人の主観ですし、予想できないことをあえて予想しているという点に注意してください。
 では、なぜ、一部の人はすぐにでも日本が破綻するようなことを主張するのでしょうか。今すぐにも、預金封鎖やそれにともなう新円切り替えがあるかのごとき主張をするのでしょうか。
 それは、そうやって人々を怖がらせて、自分たちは金儲けをしようとたくらんでいるからだと思います。
 海外に銀行口座を作り、そこに資金を入れておくことは誰でもできます。資金を増やすためにいろいろ投資することもできます。手数料はさほどかかりません。しかし、海外口座をすすめる人たちは、自分たちが口添えしてあげよう、口座開設を手伝ってあげようといって、手数料を受け取ります。つまり、そういう人たちは、人々を怖がらせることで金儲けをしているのです。
 そういう「おどし」を真に受けてはいけません。冷静に考えるべきです。

 なお、海外に資産を移すことと、海外で不動産を購入することは、まったく別のことだと思います。
posted by 乙 at 08:04| Comment(7) | TrackBack(0) | 不動産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月24日

フィリピンの住宅投資(1)

 50歳男性のある読者(Yさん)から、乙にメールがきました。
 乙さん、初めまして。突然メールをお送りして申し訳ありません。
 乙さんのプログを読んで、すごく勉強されているなあと感心しております。
 私は全く投資のことがわからず、今困っています。今までただひたすら節約と銀行預金のみで貯金していましたが、この頃日本の将来を思うと暗いことが多くて、やはり海外に預金を移した方がいいのかと思い始めています。
 ヘッジファンドのこともよくわからずに、良い商品だなと思っていましたが、乙さんのプログで現実を思い知らされた気がします。
 今、あるファンドマネージャーの方に相談しているのですが、フィリピンの物件(住宅)を薦められています。
 その方も持っていらっしゃるそうで、700万で買って7%から8%で運用されているそうですが、こういう物件はこれからの将来を考えるとお買い得なのでしょうか?乙さんでしたら、買われますか?
 日本の銀行というのも今後は危ないと思いますし、どこにお金を置いておいたらいいのやら・・・ととても悩んでしまいます。
 その方は実際購入されて、家賃収入を得ていらっしゃるそうで、しかも10年後は1.5倍の値段になるらしいのですが、そういうことが私には全くわかりません。
 ヘッジファンドのことを問い合わせたファンドマネージャーの方から日本破綻のことを色々書いたメールが来て、海外不動産を薦められました。(今まであまりに無知だったので、その時から、財政破綻という言葉を考えるようになり、今も、乙さんの書かれた「海外投資の意義」を一生懸命読んでいます。)
 この物件を購入となると私はフィリピンに行けませんので(ここが非常に問題なのですが)ファンドマネージャーさんに手間賃、相談料込みで135000円を払うことになり、手数料が年1%掛かるようになるのです。
 それでも銀行に預けておくよりは年7〜8%だったら得なのか、自分でもよくわからなくなっています。
 乙さんにアドバイスを求めて、本当に申し訳ないと思っております。ただ乙さんの考え方に共感する部分が多いですし、今まで培った投資経験で教えて頂けることも多いと思いますので、お願いした次第でございます。
 海外の物件を検索してみますと、フィリピンの物件、タイ、マレーシア色々な物件が沢山出回っていますし、私としては老後を考える意味でも本当に今が買い時かどうかを考えてしまいます。
 老後はフィリピンというのもいいかなと思ったり(日本での老後は私には絶望的にうつるのです)その前に日本がどうなるか全く私にはわかりませんし、色々と考え込んでしまいます。
 ただ私が一番怖いと思うことが「円がいつか紙くず同様になる」ということです。

 これからしばらく、この問題について考えてみようと思います。
 Yさんのメールは、いろいろなことがごっちゃになっているようなので、少しずつ切り分けながら乙の考え方を書いてみたいと思います。
 Yさんは乙と年齢が近いし、乙自身も将来海外に居住する可能性もあるので、自分なりに考えてみました。
 とはいえ、ちゃんとコメントすることもむずかしい問題です。現段階での乙の考えと受けとめていただき、自分でいろいろと調べてみることをおすすめします。
 なお、こんなことにコメントしていると、投資アドバイスをやっているなどと主張する人もいるかもしれません。乙の意見は、単なる一個人の意見でしかなく、それ以上のものではありませんから、ご注意ください。
posted by 乙 at 06:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 不動産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月23日

大前研一(2009.11)『衝撃!EUパワー』朝日新聞出版

 乙が読んだ本です。「世界最大「超国家」の誕生」という副題が付いています。
 半年前の本ですが、ギリシャの危機のことがまったく触れられていないので、果たして、今の世界に当てはまるのか、問題を感じました。
 これは、いうまでもなく、著者の大前氏の問題ではなく、ギリシャの経済状況の隠蔽工作が問題なのですが、とはいえ、本書の読後感として、後味の悪さを感じてしまいました。
 大前氏は、ヨーロッパが EU として一体化することで、巨大な「国家」が成立することになるのだとしています。そして、それがどんなことに影響を与えるのか、さまざまな面を取り上げて順次述べていきます。世界情勢に明るい大前氏ならではの記述で、全体としてはおもしろいと思いました。
 本書中の指摘で乙がおもしろいと思ったことをいくつか書いておきましょう。
 p.32 あたりでは、小国を EU に加盟させるメリットについて述べています。もちろん、加盟する側は、補助金がもらえて、ユーロが使えて、大国の後ろ盾があるのと同じことですから、メリットがあるのは当然です。むしろ、すでに加盟している大国(ドイツやフランス)にもメリットがあるという指摘がおもしろい点です。経済発展途上の国々を EU に加盟させることで、EU 企業は中国と同程度のコストでヨーロッパ内で工業生産できるということです。さすがに、外交関連は、したたかにいろいろと考えてあるものですね。確かに既存の EU 諸国にとってメリットがなければ、申請があっても新しく加盟を認める必要はないわけですから、当然といえば当然の論理です。
 p.58 あたりでは、EU に加盟することがコソボを初めとする各種紛争解決の切り札になると述べています。こういう斬新な発想がおもしろいところです。すごいメリットがあるものですね。
 p.98 では、ユーロとドルが合体する(ユーロがドルを飲み込む)話を書いています。こうなると、他の通貨は決済には不要となりそうだとのことです。それはそうでしょう。しかし、こういう世界の巨大通貨が誕生するかどうかは不透明です。
 p.230 あたりでは、ロシアの天然ガスと石油を EU 諸国が輸入している話が出てきます。EU は、サウジアラビアではなくて、むしろロシアに依存していたのですね。気がつきませんでした。

 さて、ギリシャの経済危機の話です。これはユーロという通貨に対しても大きな影響を与えました。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3468
のようにユーロは前提が崩れたとする意見もあるくらいです。
 では、この問題に対して、大前氏は今どう考えているのでしょうか。
http://www.ohmae.ac.jp/ex/kabu/magmail/index146.html
では、ギリシャ危機はEU全体の危機になったとしています。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100517/226255/
では、ギリシャの財政破綻の原因が前政権のバラマキ政策にあったとして、むしろ日本が危ないとしています。
 こういう言説を読むと、大前氏は現在の EU に対して、必ずしも明るい未来を考えているわけではないようです。
 本書を読んでいると、「EU はすごいなあ」的な感想を持つのですが、それがたった半年で大きく変わってしまいました。「EU はこれからどうなるのか、心配だ」という、いわば正反対の見方です。
 EU の持つさまざまな利点が、ギリシャの経済危機というたった一つの事件ですべてひっくり返ってしまうのでしょうか。
 乙は、本を書くことのむずかしさを感じてしまいました。


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2010年05月22日

Ridge Clearing & Outsourcing Solutions からの手紙

 乙の手元に、Ridge Clearing & Outsourcing Solutions から手紙が届きました。
 Firstrade に口座を持っている人には全員に届いたのだろうと思います。
 この会社は Firstrade が顧客管理を外注しているようで、そこで、確認の手紙が来たとのことです。
 ネット内を見てみると、
http://pageserve.firstrade.com/forms/zh_cn/acct_agreement.pdf
にそのような趣旨のことが書かれていました。
 この会社のホームページ
http://www.ridgeclearing.com/
もあります。
 読んでみれば、何ということはない話なのですが、いきなり封書が届いたので、驚きました。
http://firstrade.guupon.com/bbs/keijiban.cgi?page=50&bl=0
にも、関連する話が載っていました。
 乙の手元には、昨年にも届いていたのでしょうね。まったく記憶していませんが。

 最近は、到着する手紙やメールが多くて、もう全部読み切れない形になっています。
posted by 乙 at 04:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月21日

老後資金は 60 歳で 3000 万円で十分か

 かえるの気長な生活日記
http://kaeru.orio.jp/blog/2010/05/603000.html
を見ていたら、60 歳の定年退職時に 3000 万円を持っておこうという話が出ていました。
 かえるさんは、85 歳まで生きること、年金が 65 歳から適当な金額もらえること、などの諸条件を勘案して、きちんと計算しています。
 乙は、こういう計算をしていません。
 老後の生活は、なかなか計画通りには行かないだろうと思っています。
 仕事にしたって、個人ごとに大きな差があり、乙の場合は、定年が普通の企業よりも遅くなっています。それに合わせて老後の生活設計を考えなければなりません。
 さらに、資産が多くなればなるほど、できることが多くなりそうだし、子供などにも残してやりたいし、せっかくだから 85 歳といわず 90 歳かそれ以上まで生きてみたいとも思います。
 明るい夢ばかりではありません。(乙自身や妻の)病気や事故や介護などで意外な出費があるかもしれません。子供がそれなりの資金を必要とするかもしれません。(親がそこまでめんどうを見る必要はないという見方もありますが。)考えても何ともわからない部分が多々あります。
 そんなことで、乙はかえるさんよりももっと多くの老後資金を用意することを目指しています。まあ、具体的な金額はきちんと決めていないのですが、……。
 以前書いたブログ記事
2008.9.6 http://otsu.seesaa.net/article/106037323.html
では、「乙の老後は(海外に行くとしても国内で生活するにしても)少なくとも1億円〜2億円くらいを投資しながら生活したいと思っています。」としました。目指すところはこんなものでしょうか。
 いや、正確にいうと、「目指す」のではなく、自然とこんなことになるだろうという「見通し」です。
タグ:老後資金
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2010年05月20日

普天間移設問題は、結局辺野古「埋め立て」?

 乙は、読売新聞の記事を Yahoo トピックス経由で見ました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100518-00001222-yom-pol
 普天間基地の移設問題は、あちこちフラフラしたあげくに、結局、辺野古「埋め立て」案になりそうだとのことです。だったら、この9ヶ月間のさまざまな検討(というよりは混乱と迷走)は何だったのでしょうか。
 これでは、内閣支持率はいよいよ下がるでしょう。とうとう鳩山政権は終わりが見えてきたようです。
 この問題は、そんなに急速に解決できる問題ではありません。だからこそ、長期的な政治的ビジョンが重要だと思います。日本をどうするのか、アメリカ軍の基地をどう考えるのか、といったことを総合的に見通すことです。鳩山内閣はこれがなかったわけです。そういうビジョンなしに普天間基地をどこかに移設しようというのは無理が生じます。
 もちろん、乙自身にこれといった名案があるわけではありません。
 しかし、日本のこれからを考えた場合に、これからもずっとアメリカ軍が沖縄に駐留し続けるというのは望ましいことではないと思います。主権国家でありながら、外国の軍隊が長期に居座ること自体がおかしいことです。ですから、長期的にはアメリカ軍には撤退してもらうのがスジです。
 それを見越して、では、日本の安全保障をどうするのかを考えるべきであり、そのビジョンのもとで、現在の基地をどうするのがよいかを検討するべきです。
 1兆円をかけて辺野古沖にアメリカ軍の基地を新設するならば、それを10年や20年で撤去・返還するというのは明らかに無駄であり、もっと長期的に基地を置いておくことにつながります。
 そのあたり、「抑止力」というひとことによる説明では、納得できません。
 鳩山総理はこの間「抑止力」に関して何を学んだのか、国民にわかりやすく説明してほしいと思います。そして、アメリカ軍が沖縄に居続けることが必要だという議論を展開するべきです。専門家による説明が聞きたいのではなく、素人(鳩山総理のことです)の考えでいいから、何をもってそのような判断を下したのかを説明するべきです。それがリーダーシップということでしょう。
 民主党政権は4年程度しか持たないとしても(言い過ぎでしょうか?)、基地問題について判断するためには数十年のビジョンを持って臨むべきです。

 普天間基地の周辺の住居や学校にしても、基地の後にできた部分が多いと聞きます。だとしたら、「普天間の危険除去」というのも、本当に焦眉の急なのか、疑問が残ります。
 沖縄経済は、アメリカ軍基地(とサトウキビと観光)で成り立っているという声も聞きます。しかし、この問題はそういう経済的な観点から判断してはいけないと思います。
 この問題に関連して、情報を一番たくさん持っているのは日本政府のはずです。長い報告書も、その短いまとめも公表して、いざとなったら国民一人ひとりがこの問題を考えることができるようにすることも重要だと思います。ネットによる公開ならば、費用はさほどかからないはずです。
 こういったことをあれこれ考えてみると、鳩山内閣は、何もしていなかったかのようにしか思えません。
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2010年05月19日

毎月積立投信を「住信-STAM」シリーズから「中央三井-CMAM」シリーズに

 乙は、2008年4月から妻のために毎月5万円の積立投資(投資信託による)をやってきました。
2010.3.27 http://otsu.seesaa.net/article/144781301.html
2008.4.5 http://otsu.seesaa.net/article/92292888.html
5月で26ヵ月が経過し、130万円を積み立てたことになります。
 この段階で、住信-STAM シリーズの積立を中止し、6月からは中央三井-CMAM シリーズに乗り換えることにしました。中央三井-CMAM 日本株式インデックスe、中央三井-CMAM 外国株式インデックスe、中央三井-CMAM 外国債券インデックスeです。
 乗り換えに当たっては、いくつかのブログを参照しました。
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-950.html
http://blog.livedoor.jp/tsurao/archives/1356200.html
http://blog.livedoor.jp/tsurao/archives/1359012.html
http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-630.html
 中央三井-CMAM シリーズは低コストでいいと思いました。
 乙が一番気になったのは、純資産額の少なさです。申し込み時点では、それぞれ、1800 万円、1億2500万円、2908 万円でした。
 普通は、こういう少額だったら検討の対象にしないのですが、CMAM シリーズは、マザーファンドに投資する形だそうですから、普通の投資信託とは違うでしょう。そう信じて乗り換えました。しかし、そうはいっても、あまりにも少額です。これでは、運用報告書の作成などの手間を考えると、運用会社が運用継続は無理と判断して、償還してしまう可能性もないわけではありません。まあ、そうなったらそうなったで、再度住信-STAM シリーズに戻ってくればいいと思いました。
 そんなわけで、今まで積み立ててきた住信-STAM シリーズは売却せずに、口座にそのまま残しておくことにしました。まだしばらくは様子見を続け、中央三井-CMAM シリーズの純資産額が順調に増えていくようであれば、過去に積み立てた住信-STAM シリーズのものなども順次乗り換えていこうと考えています。
 長い目で見れば、1年くらい乗り換えが早まっても遅れても、大した問題ではありません。
posted by 乙 at 04:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月18日

年金の給付削減

 野口悠紀雄氏が、年金の世代間不公平を正すにはもはや給付削減しかないと主張しています。
http://diamond.jp/articles/-/8141
今の年金制度では財政が破綻するというわけです。
 多くの人が年金に関して漠然と感じていたことを、野口氏は数字を挙げて語ってくれました。
 では、本当に年金の給付が削減されるでしょうか。
 ここでも、乙は、なかなかその方向には動かないものと見ています。
 そのままでは破綻することがわかっていても、なかなか変わろう(変えよう)とはしないものです。
 なぜか。
 それが一番心地良いからです。多くの人は、ある程度の年齢になったら、年金をもらってのんびり老後の生活を楽しみたいと思っているのではないでしょうか。中には、ずっと働き続けたいという人もいるでしょうが、それは少数派であると思います。
 人は、組織の一員として働いていると、自分が退職することで、若い人のポストが一つでき、組織に貢献することができます。年を取ってくると、どうしても能力に衰えが目立ってきますから、これが組織に対する最大の貢献かなどと感じてしまいます。
 乙が他人に対して感じていることは、他人が乙に対して感じていることでもあります。
 年を取った人にはしりぞいてほしいと思うし、また、誰でも毎年1歳ずつ年を取っていくのです。周りの人は乙に対して「早く退職を」と感じていることでしょう。
 仕事を死ぬまで継続することは非常に難しいものです。これは社長でも平社員でも同じことです。
 たいていの人は、結果的に、望むと望まざるとに関わらず、「老後の生活」(つまりは退職後の生活)を送るしかありません。
 しかし、そのような安寧な老後の生活を支えてくれるはずの年金が破綻してしまったら、描いていた夢が消えてしまう人がたくさん出そうです。
 日本では、人口減少が避けられない以上、それに見合った年金制度に作り替えるしかありません。しかし、既得権者たちが、自分たちの既得権を放り出すことがあるでしょうか。どういう状況でそれが可能になるでしょうか。
 乙は暗い日本を予想していますが、もしかすると、年金破綻と国家財政破綻が同時にやってきて、すべてがリセットされるようなことになるのでしょうか。そんな荒療治でもしないといけないような気がしています。個々の問題への部分的な手直し程度では制度として持たないでしょう。年金も国もです。
 さて、10年後、20年後の日本はどうなっているでしょうか。
 興味津々です。
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2010年05月17日

宝くじで3億円が当たったら

 カン・チュンドさんのブログで、こんな質問がありました。
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-965.html
あなたは3億円の宝くじに当たりました。
来週の月曜日、
あなたの口座に3億円が振り込まれます。

ただし、この3億円は
120日以内に使ってしまわないと、
甚大なペナルティーが課されます。

(要はお金が振り込まれた口座を、
120日以内に「カラ」にしないといけないのです)

あなたはまだ誰にも3億円のことは話していません。
あなたなら、どうしますか?

何を買いますか? 
このお金をどう使いますか...?

 近日中にカンさんの「回答」が示されるのでしょうが、乙の場合ならどうするかを勝手に考えてみました。

 結論から言えば、何といっても投資でしょう。

 高い買い物というと、まず住宅が思い浮かびます。乙の場合は、一戸建てに住んでいるので、そういう自分好みのデザイン(間取りなど)がいいと思いますが、だとすると、4ヵ月で一戸建ての設計から竣工までは間に合いません。
 次に、クルマを買う手もありますが、3億円ともなると、かなりの高級車をたくさん買うことになりそうで、クルマの保管場所に困ります。その後、維持費用が継続的にかかってくるのも非常に痛いです。3億円分のクルマがあると、その後の出費も相当な額になります。
 というわけで、高い買い物をしようとしても、うまくいきません。
 実際に消費するのは後回しにして、やはり、ここは投資でしょう。
 何に投資するかといえば、普段通り ETF でしょう。いくつかの ETF を数千万円ずつ買うのがベストだろうと思います。国内の口座でも、海外の口座でもかまいません。
 こうして、まずは口座をカラにして、ペナルティーを避けます。これが一番重要です。
 その後、ETF を少しずつ解約していきます。毎月 100 万円程度を解約すれば、年収 1,200 万円の生活ができ、それが25年間続くことになります。
 こうして、普段の生活を少しだけリッチな方にシフトして、今まで通りの生活を続けるのがいいと思います。3億円のことは、子供にも妻にも伏せておきます。言うと、無用な摩擦を引き起こすかもしれません。

 さて、こんな回答でいかがでしょうか>カン・チュンドさん
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2010年05月16日

城繁幸(2010.1)『7割は課長にさえなれません』(PHP新書)PHP研究所

 乙が読んだ本です。副題として「終身雇用の幻想」が付いています。
 架空の町の一企業に勤めるさまざまな人の考え方を通して、今の日本の「普通の人」が持っている雇用関係の感覚を例示しています。
 著者のいうとおり、終身雇用は限界であろうと思います。しかし、ではどうするかというと、そこがなかなかの難問です。本書のエピローグなどで、雇用問題を解決した明るい日本が登場しますが、本当にそんなふうに解決できるのでしょうか。乙は、むしろ、問題解決ができないままに日本には暗い将来がやってくるように思えます。それくらいに人間は保守的であり、自分の周り(環境)を変えたくないと思うものだということです。
 本書の主張は明解だし、書いてあることも身につまされるような話で、大変わかりやすいと思います。
 でも、最後のほうの解決策を読むと、「こんなふうに問題が解決できるなら、苦労はいらないよなあ」と思ってしまいます。それくらい、雇用問題の解決はむずかしいということです。
 何といっても、特権階級はそのような特権を手放したくないと思うものです。自らがそれを捨て去るなんてありえません。ということで、乙は、日本の将来は今と何も変わらない(したがって暗い)と予想するわけです。
 言い換えると、そのまま次第に没落していく日本といったところでしょうか。
 多くの人が「それではいけない」と思うようになって、はじめて、次の時代を切り開く(場合によっては「革命」などの手段を用いる)ことが可能になると思います。日本がそこまで踏み切れるかどうか。さて、本当にどうなんでしょうかね。
 本書は、雇用問題を中心に、日本の将来を考える本です。新書なので気軽に読めます。


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2010年05月15日

国際復興開発銀行 南アフリカ・ランド建債券の償還

 乙は、南アフリカ・ランド建て(5年もの)の外国債券を購入しました。2005年4月のことでした。
2006.1.29 http://otsu.seesaa.net/article/12436140.html
 この債券の償還日が 2010 年5月10日で、確かに償還されました。
 購入するとき、1ランドは 18.03 円でしたから、5万ランド購入して、901,500 円かかりました。
 その後、毎月利払い 7.38%(年率)がありました。その中から税金を引かれていました。
 その段階で、乙は誤解していましたが、日本円で源泉徴収されるのではなくて、外貨建てで源泉徴収されるのですね。
 たとえば、2010年4月の場合は、次のようになります。
 外国利金額=307.5 ランド(50,000×7.38%÷12)
 申告レート=11.39(1ランドの円換算レート)
 申告所得金額(円)=3,502 円(307.5×11.39)
 所得税=525 円
 地方税=175 円 合計で 700 円で、3,502 円の2割
 換算レート=12.76(1ランドの円換算レート)
 所得税(外貨)=41.14 ランド
 地方税(外貨)=13.71 ランド 合計で 54.85 ランド
 受渡金額=252.65 ランド
 結果として、 307.4 ランドの利金収入に対して 54.85 ランドが源泉徴収されることになります。
 申告レート(税額を計算するときのレート)と換算レート(税額を外貨で支払うときのレート)がずれています。そこで、源泉徴収額は、利金の 20% ではなく、17.84% になります。

 そうやって、受け取ったランドが乙の外貨口座に貯まっていきます。
 最後に、5万ランド(と最終の利金)がかえってきました。口座のランドの保有高を見てみると、55,342.98 ランドになっていました。
 利金の概算では、50,000×7.38%×5年で、そこから税金2割が引かれるので、15,000 ランドくらい受け取れることになります。単純に計算すると、口座には約 65,000 ランドがあるはずですが、これは現在の口座残高(買付余力)55,342.98 ランドとはかなり異なります。
 さっそく証券会社に電話して、事情を聞いてみました。
 すると、2008年8月まで、乙が受け取っていた利金はそのたびに円転していたとのことでした。源泉徴収も「円」で行われていたのです。その後は、ランド建てになったとのことです。いやはや、こんなことも気がつかなかったのですね。忙しいと、さまざまなことが不注意になります。
 ランドで利息を受け取っても、そのままでは利子が付かないし、その先、円高(ランド安)になると予想していたわけですから、さっさと円転するのが正しい態度です。
 今まで受け取った(税引き前の)利息は(書類上、すぐに円転したとして)251,117円でした。
 5万ランドを円転して、レートが 11.90 円でしたから、595,000 円ということになりました。両者を合算すると、846,117 円ということになります。初期投資額 901,500 円から考えればマイナスです。実際は、さらに税金分の約5万円が引かれます。つまり、損失を出したということです。
 高金利の外国債券に投資しても意味はないということは、以前から知っていましたが、
2009.4.11 http://otsu.seesaa.net/article/117253628.html
乙自身の実例で、はっきりと悟りました。いい勉強になりました。
 約10万円の授業料は高かったように思います。1割以上の損失です。
 日本国に5万円払ったのはまあいいとして、あとの5万円はどこに消えたのでしょうか。為替差損は何にもならないですね。
posted by 乙 at 04:28| Comment(1) | TrackBack(0) | 債券 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月14日

松谷明彦(2004.5)『「人口減少経済」の新しい公式』日本経済新聞社

 乙が読んだ本です。「「縮む世界」の発想とシステム」という副題がついています。
 タイトルとサブタイトルで本書の中身が想像できます。そして、その通りです。著者の松谷氏は大学教授(ただしその前は大蔵官僚)というだけあって、各種データに基づいて議論を展開していきますので、説得力があります。
 日本の少子高齢化は、すでに多くの人が知っていることだと思います。それが、今後の日本のあり方にどのような影響を与えるか、我々はどうするべきかを説いた本です。なお、著者は「少子化」ということばを使わないようにしています。
 乙が読んで興味深く思ったところを中心に、内容の一部をかいつまんで紹介しましょう。
 p.21 では、外国人労働者を活用することは、後世代に負担を移転することであり、人口減少問題に対する解決策にならないことが説かれます。もちろん、今から出生率を上げて、子供をたくさん作ったとしても(そのように誘導すること自体が困難ですが)、かえって、非生産人口を増やすだけで、そういう子供たちが生産年齢に達して働き出すまでに二十数年かかるので、今さら日本経済の縮小を押しとどめることはできません。
 というわけで、日本人はそのような「人口減少経済」を受け入れるしかなく、自ら考え方を変え、生活のしかたを変えていかなければなりません。企業も目指すべき方向を変える必要があります。「売り上げを伸ばす」が目標ではなくなるのです。
 p.12 日本は人口の「谷」(産児制限によって人口が少なくなったこと)が高度成長をもたらしたと説明します。ところが、今後は人口の「谷」が経済成長率を押し下げるというのです。こんな簡単な原理で日本経済が動いていたとは驚きです。経済は人口で決まる部分が大きいのですね。
 p.104 で、人口減少高齢化の影響を強く受けるのは、大都市圏だという話です。これまた興味深いものでした。つい、今までの延長で、地方から若い人が都会に出て行く傾向だけを考えてしまいがちですが、年齢別人口構成を考えると、そうではないのですね。
 p.173 豊かな社会をどう作るのかを論じているところですが、賃金が低く長時間働くのが日本だということで、これを改善し、人々が自由に時間を使えるようにすることで、豊かな社会を目指すべきだとしています。これからは、金よりも時間という考え方です。
 p.190 では、終身雇用制がなくなれば、「働かない自由」が得られ、それが新しい生き方を産み出すとしています。そうかもしれません。

 本書は、なかなかおもしろい本です。未来の日本を考える上で示唆的な記述がいろいろあります。日本は「人口減少」が避けられません。そういう社会の変化を見極めながら、各個人がどういう方向に努力していけばいいかを考えるきっかけになりそうです。

 乙は単行本を読みましたが、今は文庫本が出ているとのことです。

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2010年05月13日

「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」の第3期運用報告書

 乙が保有しているファンドの運用報告書が送られて来ました。
 前回の第2期の報告書についてはブログ記事に書きました。
2009.6.11 http://otsu.seesaa.net/article/121261785.html
 最近、第3期(2008.10-2009.9)の運用報告書が送られてきました。
 このファンドがどんなことをしているかを見てみましょう。
 ちなみに、運用報告書をネット内で探してみたのですが、見つかりませんでした。(ご存じの方がいらしたら、教えてください。)
 まずは、p.1 のベトナム市場の概況です。
指数は、世界的な株式市場の暴落を背景に、期初からの5ヶ月間急降下して 46.2% の下落を記録し、【中略】しかし、その後の回復はさらに驚くべきものであり、ベトナム株価指数は2009年9月まで連続して7ヶ月間大幅な伸びを示し、2月の安値から 136.4% 上昇しました。

とあります。大変ボラティリティが大きいことがわかります。1年の間に、半額以下に下落し、2倍以上上昇するというのですから、かなり驚きます。1社の株価ではなく、株価指数の話なんですが、……。
 次に、p.3 の「ファンドの運用経過および戦略」です。
当期のファンドのリターンは米ドルベースで 25.0% を記録し、ベトナム株価指数の米ドルベースでの総リターンの 22.6% を上回りました。【中略】ファンドは株式組入比率を 2008 年9月末の 73.7% から 2009 年5月末には 94.6% まで引き上げました。【中略】運用開始以降のファンドのリターンは、米ドルベースでなおマイナス 3.46% であり、ベトナム株価指数の 4.3% のリターンを下回っています。

というわけで、1年間では好成績だったようです。「総リターン」という言い方をしているので、配当込みのリターンのことを指しているものと思います。それを上回るのはうれしい話です。このファンドでは株式の組入比率を大きく変える点に特徴があります。まあ、株価が下がったときに比率を上げるのは一般論としては首肯できます。こういうこともあって、ベンチマークを上回ったのでしょう。
 しかし、運用開始以来を考えると成績はパッとしません。
 ちなみに、p.5 のファンドの運用状況を見ると、2010年1月末日現在ですが、現金・その他の資産が 22.44% を占めています。
 p.9 では、販売および買戻しの実績が書いてありますが、第1会計年度は販売口数が多かったものの、第2会計年度、第3会計年度とも買戻しの方が販売よりも多くなっており、投資家が逃げ出しているようすがわかります。
 乙は、第2期の時点で解約してもいいと思っていたのですが、何となくずるずると1年経ってしまいました。
 いつでも解約していいと思っているのですが、……。
posted by 乙 at 05:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月12日

海外での投資の意義(6)まとめ

 過去数日間、ちょっと連載風に海外での投資の意義について書いてみました。今日はその議論をまとめてみます。
 海外での投資に積極的な人の考え方を四つに分けて、それぞれについて見てきました。
 第1に、海外には優れたファンド(ヘッジファンドを含む)があるという考え方ですが、乙はこれには否定的です。
2010.5.8 http://otsu.seesaa.net/article/149187943.html
 第2に、海外の方が投資コストが安いという考え方ですが、乙はこれには肯定的です。
2010.5.9 http://otsu.seesaa.net/article/149305526.html
 第3に、日本の財政破綻が心配で、資金を海外に逃がしておこうという考え方ですが、乙はこれにはかなり肯定的ですが、一方では疑問にも感じています。
2010.5.10 http://otsu.seesaa.net/article/149404372.html
 第4に、将来的に海外に住んだり、PT として生活しようという考え方ですが、乙はこれには肯定的です。乙自身がそのような行動を取る可能性もかなりありそうに感じています。
2010.5.11 http://otsu.seesaa.net/article/149498036.html

 これらのことから、海外居住を念頭に置く場合に海外口座が必要になる程度であって、純粋に投資として考えると、海外での投資はさほどメリットがあるわけでもないように思います。まあ趣味の領域でしょうか。
 トラブルも楽しむつもりくらいでないと、なかなか海外には出にくいと思います。
タグ:海外投資
posted by 乙 at 05:24| Comment(12) | TrackBack(0) | 投資方針 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月11日

海外での投資の意義(5)海外居住を念頭に

 今日は、将来的に海外に住んだり、PT として生活しようという考え方について見てみましょう。
 この場合、海外の金融機関での口座開設は必須です。どうせ口座を開設するなら、そこで資産を運用しようと考えるのも自然です。
 そのようなことから、海外居住を念頭に置くなら、海外口座の利用は積極的に考えるべきでしょう。
 ただし、ここでの問題は、具体的にどこに住むのか、それが若いうちに決められるのかという問題です。退職後に PT を目指したり、海外に長期滞在を考える場合は、その時点で、環境・生活コスト・言語などを勘案してどこで暮らすのかを決めることになりますが、それはその時点での最善であって、若いときに決めても、数十年後に状況が一変するということはいくらでもあり得ることです。
 生活の場所が決まっていれば、それに対応した金融機関を選べばいいのですが、そうでない場合はどうしたらいいでしょうか。
 ここは乙も迷っているところです。
 ただし、海外の金融機関のサービスを調べてみると、国内の金融機関と違っているところもいろいろあります。たとえば、HSBC 香港に口座を持っていると、世界のどこにいても資金の引き出しがかなり自由にできる(ただし若干の手数料がかかりますが)ということがあります。日本の金融機関だと、クレジットカードを利用する場合はいいのですが、ATM から現金を引き出すような使い方はしにくいでしょう。普通に銀行口座に資金を入れたまま、マネーカードを持参して、国外の ATM からお金が引き出せるでしょうか。乙は使っていませんが、シティバンクはできるはずです。でも、その他の銀行は……。
 というわけで、居住国を決めないうちに、海外に資金を移動しておくことは「あり」だと思います。まあ、老後を迎えて、「いざ実行!」というときに資金を移動してもいいので、若いうちから海外に資金を移動する必要性はありません。このあたりは、必要か否かというよりも「趣味」の領域かもしれません。
 乙は、かなり前から海外の口座を利用して、その特性を心得ておく方が、いざ出国後にいろいろ(トラブルを?)経験することになるよりは、マシだと思っています。
 なお、海外居住や PT に関しては、税金の問題も大きい(税金を払わない生き方が可能になる)のですが、それに関しては、まだ十分に調査しているわけではないので、自分なりに語れるほどには知識がありません。これから勉強していくつもりです。
タグ:海外居住 PT
posted by 乙 at 05:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 投資方針 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月10日

海外での投資の意義(4)財政破綻と海外への資金逃避

 今日は、日本の財政破綻が心配で、資金を海外に逃がしておこうという考え方について見てみましょう。
 最近、大前研一氏の「ニュースの視点」
http://www.ohmae.biz/koblog/viewpoint/1509.php
でも、日本の財政破綻が話題になっていました。
 40兆円程度の歳入しかないのに、100兆円近い歳出を考えるようでは、どう考えても財政が持つはずがありません。
 ちなみに、最近のニュースでは、2009年度の税収は29兆円程度だとのことです。
http://www.asahi.com/politics/update/0506/TKY201005060301.html
この調子では、歳入は40兆円にも届かないことになりそうです。
 そのために、大前氏によれば、自分の金融資産を守るために国民が取りうる手段は次の三つとしています。

 1.国際分散投資
 2.不動産投資など(金融商品以外のモノ)
 3.タンス預金

 大前氏は、タンス預金は「ハイパーインフレ」に無力だとしています。また、「国際分散投資」としては、日本の金融機関を通して海外に投資することを想定しているようで、したがって「預金封鎖」に対して無力であるとしています。
 しかし、資産を海外の金融機関に移動してしまえば、「預金封鎖」の対象にはなりません。ただし、国内の金融機関が預金封鎖という事態になれば、海外の金融機関に置いてある資金も、国内に現金として持ってくることができません。この点は注意が必要です。でも、いよいよというときは海外脱出という手があります。国内の金融の混乱が収まるまで、数年程度海外で暮らすのはいい経験かもしれません。

 というわけで、日本の財政破綻が心配で、資金を海外に逃がしておこうという考え方については、国内の証券会社などを通じた海外投資では無意味で、海外の証券会社・金融機関を通じた海外投資ならば「あり」だと思います。
 ただし、実際に預金封鎖があるかという点では、乙はあまり可能性は高くないだろうと思いますので、無理に資金を海外に送り出さなくても、かなりの程度大丈夫でしょう。
posted by 乙 at 04:34| Comment(5) | TrackBack(0) | 投資方針 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月09日

海外での投資の意義(3)投資コスト

 今日は、海外の方が投資コストが安いという考え方について見てみましょう。
 これについては、前回の記事
2010.5.8 http://otsu.seesaa.net/article/149187943.html
と矛盾するようですが、海外には、高コストなファンドもある一方、低コストのファンドもあるのです。そして、低コストのファンドを探せば、国内の証券会社を通じた投資よりもはるかに安い投資が可能になるわけです。
 安上がりの投資の典型は、ETF です。国内にもさまざまな ETF が上場されるようになってきましたが、海外の ETF は、実に強力(低コスト)です。バンガードの ETF などは、本当に驚くほどの低コストです。
 ただし、国内の SBI 証券や楽天証券などの証券会社経由で投資すると、手数料が高くなります。1回の購入で手数料が数十ドルもかかるなんて、信じられません。円からドルへの為替手数料も大変です。
 そういう意味では、Interactive Brokers を利用した投資は圧倒的な低コスト投資が可能です。
 詳しくは、カテゴリー Interactive Brokers にある各種記事をご覧ください。
 ただし、IB は、ある程度の資金がないと、かえって高コストになります。1年間に 120 ドルほど固定的にコストがかかります。1万ドルの資金では、年間 1.2% のコストがかかります。5万ドルの資金運用では 0.24%、10万ドルなら 0.12% というわけです。乙の感覚では、数万ドルでは不足気味でしょう。10万ドルを超えるくらいになると、低コストが実感できるかと思います。

 というわけで、海外の方が投資コストが安いという考え方は、うまく証券会社やファンドを選べばその通りだと思います。乙は、現在、この点を重視して海外(での)投資を行っています。
posted by 乙 at 05:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 投資方針 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月08日

海外での投資の意義(2)海外ファンド

 今日は、海外には優れたファンド(ヘッジファンドを含む)があるという考え方について見てみましょう。
 乙が最初に海外口座を開設したとき、浅井隆氏の著作などにも影響されていましたし、海外で優れたファンドに投資すれば、年 10% くらいの利回りくらいは簡単に得られるものと考えていました。あわよくば、それ以上の成績もあり得ると考えていました。しかし、現実はそうではありませんでした。
 この面に関する乙の経験は、極めて乏しいものですが、いくつかの海外ファンドの経験があります。

[1] Forsyth Global Commodity Fund
2008.5.21 Forsyth Global Commodity Fund から決算書類が届きました
   http://otsu.seesaa.net/article/97417369.html
2007.10.29 Forsyth Global Commodity Fund の解約
   http://otsu.seesaa.net/article/63129141.html
2006.8.29 Forsyth Partners Ltd. --- Forsyth Global Commodity Fund
   http://otsu.seesaa.net/article/22954971.html

 結果的に1年ほどの運用でやめてしまいました。
 結果はプラスでしたが、どうということもない投資でした。

[2] superfund B USD SICAV
2009.9.20 スーパーファンドを見直してみると
   http://otsu.seesaa.net/article/128313345.html
2008.11.27 スーパーファンドは10月の成績がとてもよかった
   http://otsu.seesaa.net/article/110251569.html
2008.10.15 スーパーファンドの解約
   http://otsu.seesaa.net/article/108093853.html
2008.9.3 Superfund B USD SICAV
   http://otsu.seesaa.net/article/105933000.html
2006.7.18 Quadriga superfund B
   http://otsu.seesaa.net/article/20948293.html

 大変ハイリスクなファンドでした。乙は数年保有していたのですが、基準価格の上下がものすごいので、精神的安定のため、解約しました。結果的にはプラスでしたが、それはたまたまそうだったにすぎません。

[3] Ashmore Emerging Markets Liquid Investment Portfolio
2006.7.30 Ashmore Emerging Markets Liquid Investment Portfolio
   http://otsu.seesaa.net/article/21633614.html

 2006年1月から4年ほど継続しています。債券が中心の運用です。今のところ、10% ほどのプラスになっており、まあ、やめるほどのことはないかと思っています。

[4] Thames River High Income Fund
2008.10.22 Thames River High Income Fund の運用報告書
   http://otsu.seesaa.net/article/108429304.html
2006.7.22 Thames River High Income Fund
   http://otsu.seesaa.net/article/21181688.html

 これも、2006年1月から4年ほど継続しています。債券中心の運用です。今の段階で3割近くのプラスです。やめる必要は感じません。

[5] Nevsky Global Emerging Markets Fund
2009.10.14 Nevsky Global Emerging Markets Fund
   http://otsu.seesaa.net/article/130219994.html
2007.10.18 Thames River Global Emerging Markets Fund 再論
   http://otsu.seesaa.net/article/61200405.html
2006.7.24 Thames River Global Emerging Markets Fund
   http://otsu.seesaa.net/article/21300522.html

 これも、2006年1月から4年ほど継続しています。株式による運用です。今の段階で5割近くのプラスで、しばらく継続しようと思っています。

[6] Man AP 2XL USD-Class C Shares
2007.10.4 Man AP 2XL
   http://otsu.seesaa.net/article/58734981.html
2006.7.15 Man AP 2XL
   http://otsu.seesaa.net/article/20801211.html

 これは 2005 年9月からの運用ですが、いまだに 28% マイナスという痛手を負っています。

[7] AVIVA Global Investment Account
2007.9.20 AVIVA Global Investment Account の運用状況
   http://otsu.seesaa.net/article/56130703.html
2006.8.9 AVIVA Global Investment Account
   http://otsu.seesaa.net/article/22115815.html

 これは、2005年7月からの運用で、28%増という結果になっています。

[8] New Europe Properties Fund
2007.6.30 New Europe Properties Fund のサイト閉鎖
   http://otsu.seesaa.net/article/46246156.html
2006.8.3 New Europe Properties Fund
   http://otsu.seesaa.net/article/21854474.html

 これは、詐欺にあったようなもので、15,000 ユーロが蒸発したのは痛い記憶です。

 これらの結果を見ると、海外ファンドが優秀だとはいえないという結論に至ります。
 なのに、乙が継続しているのは、単なる惰性です。
 なぜ海外ファンドが問題か、なぜ多くの人はそれに気がつかないかという問題について考えてみましょう。
 第1に、上記の成績はすべて米ドル建てであって、円建ての成績で考えれば、悪くなってしまうということがあります。基本的に、米ドルの金利が高く、日本円の金利が低ければ、将来的には円高になります。つまり、米ドル建ての投資は、一見高金利に見えますが、為替レートを考慮すると、必ずしもそうではないのです。
 このことは、あまり明示的に語られることではないので、投資家が気をつけなければいけない点です。
 第2に、ファンド類はすべてサバイバル・バイアス(生存(者)バイアス)があるということです。次々設定されるファンド類の内、運用に失敗したものは償還されます。生き残ったものだけが継続されるので、ある時点で過去の運用成績を見渡すと、多くのファンドがすばらしいものに見えるという点です。
 第3に、過去において資産総額が小さいときに好成績を上げたファンドに注目が集まり、多額の資金が集まることがあります。この場合、決して好成績を上げられるわけではないのですが、過去のすばらしい実績を見ると、目がくらみそうです。このような例として、(乙が投資したわけではありませんが)「インパクトゴールドファンド」
2006.3.8 http://otsu.seesaa.net/article/14407348.html
等がありました。
 第4に、投資詐欺にぶつかることがあるという点です。上記 [8] が好例です。乙の場合は 1/8 の確率でぶつかったのですが、一度当たると損失はきわめて大きいものになります。
 第5に、手数料の高さがあります。海外ファンドでは、申込手数料 5%、信託報酬 2%、成功報酬(上昇分の)20%、などという例がたくさんあります。乙が投資をはじめたときは、そんなに高い手数料だとは感じなかったのですが、現在では、これは相当に高いと考えています。

 以上のようなことから、海外に行けば、優れたファンドがあるという考え方は、かなり危険であり、一般的には望ましくないと思います。
 乙の場合も、今保有しているファンド類を数年の内に解約するだろうと思います。ただ、一度購入してしまったものをどういうタイミングで解約するかはけっこう悩ましい問題です。そこに「惰性」の問題があります。

 まあ、乙が投資したのはヘッジファンドまがいであって、本物のヘッジファンドではないという批判は甘んじて受けましょう。100万ドル以上の資金がなければ、本格的なヘッジファンド投資はむずかしいものと思います。
posted by 乙 at 05:10| Comment(22) | TrackBack(0) | 投資方針 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月07日

海外での投資の意義(1)

 乙が最初に海外で銀行口座を開いたのは、浅井隆氏などの著作の影響です。今となっては笑い話です。
 その後、あれこれ海外の証券会社などに口座を開設してきて、今もそういう海外の口座は保持しているのですが、これから、その意味について考えてみたいと思います。
 実は、2年ほど前にも同様の趣旨のブログ記事
2008.4.29 http://otsu.seesaa.net/article/94842748.html
を書いたことがあるのですが、今の段階で、改めて、乙の考え方をまとめておきたいと思いました。
 現在は、国内でも、海外に投資する環境が整ってきていると思いますが、それでも海外口座を利用しての投資に意味があるのかということです。
 海外での投資に積極的な人の考え方には、いくつかの立場があると思います。
 第1に、海外には優れたファンド(ヘッジファンドを含む)があるという考え方です。
 第2に、海外の方が投資コストが安いという考え方です。
 第3に、日本の財政破綻が心配で、資金を海外に逃がしておこうという考え方です。
 第4に、将来的に海外に住んだり、PT として生活しようという考え方です。
 それぞれについて、明日から順次、取り上げて考えてみたいと思います。

 今日は、時間がないので、ここまでで中断します。
タグ:海外投資
posted by 乙 at 05:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資方針 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月06日

お金と時間

 fullofsunshine さんからのコメント
http://otsu.seesaa.net/article/148702213.html#comment
の中に「お金を時間で買う、あるいは、時間でお金を買う、この選択がありますね。」とありました。
 確かに、世の中にはお金を払うことで時間が節約できる場合がありますし、時間を活かしてお金を得ることができる場合もあります。「働く」というのは、その典型的な例でしょう。
 時間はどれくらい貴重かということを考えることがあります。この感覚は年齢によって大きく変わってきます。
 若い(子供の)ときは、時間が豊富にある(というか時間が気にならない)ので、十分時間をそそいで思った通りのことができます。趣味の分野などでは、時間を集中的に使うことで、大きく力を伸ばせることなどもあるでしょう。
 ところが、働くようになると、個人の時間がなくなってきます。会社に出て行って働いている間は、自分のために時間を使うことは許されません。(お昼休みなどは例外でしょうが。)
 年を取ってくると、そろそろ人生の終わりが見えてきますから、「残された時間」が気になるものです。
 時間がますます貴重なものになってきます。

 乙がプラズマテレビを買ったのは、2003年2月のことでした。
2006.12.29 http://otsu.seesaa.net/article/30467014.html
 当時、42型で50万円はちょっと高かったように思います。しかし、BSデジタルでハイビジョンを見たいと思いました。そこで、思い切ってプラズマテレビを買いました。実は、そのときに合わせて D-VHS 方式のビデオデッキを2台買ったのですが、それも「いつまで待っていてもしかたがない」と考えたからです。
 その後、プラズマテレビの値段が安くなっていくことはわかっていました。しかし、今買ってハイビジョンを楽しまないと(十分安くなってから買ったのでは)死ぬまでに十分楽しめないのではないかと考えたのです。
 5年後に買うよりも、今買うならば、毎月1万円ずつ払ってもいいだろうと思いました。(それ以外に、NHK と WOWOW で毎月5千円くらい払うことになります。)すると、5年間で60万円になります。60万円のテレビでも、他人よりも5年間先に見ることができれば、十分元が取れると考えたわけです。

 乙の場合は、死ぬまでまだまだ数十年あると考えていますが、それにしても、残された時間は貴重です。自分の楽しみのために使える時間はわずかしかありません。時間がますます貴重になってきます。
 時間を買うためには、もっとお金をかけてもいいのかもしれません。この感覚は、最近、だんだん強まってきました。

 なお、退職してしまえば、一気に自由時間が増えますので、それはそれで楽しいようにも思いますが、乙の場合は、仕事に生きがいを感じていますので、当面は退職予定はありません。
2009.3.17 http://otsu.seesaa.net/article/115772289.html
タグ:お金 時間
posted by 乙 at 05:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月05日

日本赤十字社東京都支部への寄付

 乙の場合、日本赤十字社東京都支部への寄付は、実は大したことありません。町内会で 500 円(以上)を一斉に集めることになっており、それを拠出しているだけです。毎年1回のことですし、お付き合いという感じで、出しています。乙の住んでいるところでは、十数軒で一つの班を構成し、各戸が順番に班長を勤めるのですが、乙が班長になったときは乙が集金係になりました。500 円を越える金額を寄付しようとする家はありませんでした。横並び意識でしょうか。一人だけ5千円寄付したら、目立つし、今後よくない影響があるかもしれないと危惧します。
 そんなわけで、あまり意識的な寄付ではありません。
 今年も、そんな時期になり、先日、寄付の依頼がありました。
 ふと日本赤十字社東京都支部の寄付の依頼状の裏を見ると、支出の概要が書いてありました。
 平成20年度の活動資金ですが、総額 1,373,221,969 円ということで、使途は以下の通りです。
  救護・救援活動 32.7%
  奉仕団・青少年赤十字の支援 13.1%
  救急法・健康生活支援講習等の講習 3.2%
  献血の推進 10.0%
  看護師養成 0.8%
  赤十字会員(社員)の加入促進 10.1%
  広報活動 5.9%
  福祉施設の運営 3.6%
  活動の運営管理 20.6%
 実際は、人件費などをどの費目で出しているのか、これだけではわかりませんので、いわゆる管理経費の割合を算出することもできません。
 とはいえ、一般的には、活動の運営管理 20.6%+広報活動 5.9%+赤十字会員(社員)の加入促進 10.1% くらいかなと思われます。だとすれば、36.7% ということで、まあまあそんなものかもしれません。

 日本赤十字社東京都支部は
http://www.tokyo.jrc.or.jp/
がホームページです。
 日本赤十字社全体では、
http://www.jrc.or.jp/
がホームページです。
 ネット内を見てみると、東京都支部の平成20年度決算報告があります。
http://www.tokyo.jrc.or.jp/katsudo/shibu/kessan.html
これによると、平成20年度の歳入は 2,313,778,479 円、歳出は 2,151,715,875 円となっています。
 上記の紙の裏の金額と一致しません。ネットの決算をよく見ると、歳入の中の「社資収入」に一致します。「社資」は寄付金のことです。
http://www.tokyo.jrc.or.jp/kodomo/sekijuji.html
には、「赤十字の資金は社資(しゃし)(寄付)で成り立っています。」と書いてあります。
 それにしても13億円というのは少額です。そんな程度しか寄付が集まらないのでしょうか。大口の寄付もありそうですが、仮に1世帯が 500 円ずつ出し合ったとして、計算してみましょう。
http://cgi.mobile.metro.tokyo.jp/aps/tosei/oshiete/data_04.html
によれば、東京都の世帯数は 6,245,214 世帯とのことですから、3,122,607,000 円集まるはずです。ということは、赤十字の寄付を 500 円ずつしている人は東京都の全世帯の4割程度ということになります。実に少ないものです。
 この数字をどう解釈していいか、わかりませんが、乙は、日本では寄付文化が根付いていないためだと考えます。
 これについては、以前にもブログに書いたことがあります。
2009.10.2 http://otsu.seesaa.net/article/129304886.html

 なお、紙の裏にあった「使途」は、上記の決算では費目が違っていて、何が何に該当するのか、わかりませんでした。
 せっかく情報公開しているのに、こういうずれがあるのでは、残念な話です。
posted by 乙 at 05:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 消費生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月04日

忙しいと低コストの投資はできない?

 乙の周辺がいよいよ忙しくなってきました。ブログ記事を書く時間もなくなってきています。
 最近は、自分のポートフォリオを確認することもできなくなって、間隔が空いてきました。(以前は、毎月1回だったのに、……。)
 ポートフォリオを確認して、比率が下がっているところに追加投資するのがよいと思っています。一種のリバランスです。
 現在のポートフォリオが確認できないと、何に投資したらいいかが判断できません。数ヶ月前のポートフォリオにしたがっていていいのか、疑問に思います。
 つまり、「忙しい→ポートフォリオが確認できない→投資するべき金融商品が決定できない」というわけで、投資行動が延び延びになってしまっています。
 乙は、最近、ETF 投資に傾いてきて、いくつかの ETF を購入することで一種のリバランスを行っているのですが、なかなかこれができなくなりつつあります。
 低コストの投資を心がけると自分の時間を使うことになります。忙しくなると、自分の時間がなくなりますから、結果的に低コストの投資ができなくなります。
 つくづく、定時積立は、忙しい人にはありがたい制度だと思います。バランス型ファンドも同様の効用があるかもしれません。
posted by 乙 at 05:58| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

ギリシャ国債の金利

 ギリシャ国債の金利が急騰しているとのことです。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=akK5XCpf9ft0
によれば、4月30日はひと息ついたようです。同記事では、以下のように述べています。
 ギリシャ10年債のドイツ10年債に対するプレミアム(上乗せ金利)は6ポイント未満に縮小した。ギリシャのデフォルト懸念から、今週初めには8ポイント以上に拡大する場面もあった。【中略】
 ウニクレディト(ミュンヘン)の債券ストラテジスト、コーネリアス・パープス氏は、「センチメントは改善しつつあり、スプレッド(利回り格差)は縮小している」とし、「救済案をめぐる協議が続けられているため、ギリシャは火災現場から遠ざけられている。焦点は危機連鎖の可能性に移ってきた」と語った。
 ロンドン時間午後5時13分現在、ギリシャ2年債利回りは前日比52ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の13.56%。3月末からは829bp上昇した。

 何と、2年債で 13.56% ですか。大変な高金利です。
 ギリシャは、財政が破綻するとか、いや EU が救済するとか、いろいろいわれていて、先行きは不透明です。
 それにしても、財政破綻の懸念によって、何が起こるかがわかります。国債金利の急上昇です。
 日本も、財政破綻がささやかれて(叫ばれて?)いますが、今のところ、国債の金利が上昇しているわけではありません。
 ということは、日本の財政破綻は、少なくとも市場からは、まだ先の話だと思われているということです。
 また、日本の国債の金利を見ていて、急上昇するようであれば、財政破綻が近いと見ることも可能です。
 日本では、財政破綻を指摘する声が高いように感じていますが、その時が近いか遠いかは国債の金利の動きでわかるようです。
posted by 乙 at 05:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月02日

火災保険を継続する

 火災保険の会社から連絡が来て、保険の種類を確認するようにとのことでした。
 乙が入っている保険は、特約火災保険です。何が「特約」か忘れましたが、住宅金融公庫からローンを借りたので、そのときに入った火災保険で、保険料が割安だったように思います。(今はローンがありませんが、火災保険だけ継続している形です。)
 保険金額は、「新価保険」で、つまり、火災にあった建物の時価ではなく、それと同規模・同内容の建物を新たに建てる際に必要になる金額を補償してくれるという保険でした。
 乙は、こういう保険は好きではありません。
2006.10.19 http://otsu.seesaa.net/article/25729485.html
 考えてみれば、火災保険は、すべて、火災の起こる確率とそのときに必要な金額を元に計算して、保険料を決めるわけです。その金額は、必ず、保険会社が介在する分、実際に必要な金額よりも高くなります。
 ですから、火災保険をやめる方が論理的に正しいと思います。ただし、万が一、火災が起こったときは、建物1棟分を自力で用意できるようになっていなければなりません。
 乙の場合は、投資に回している資金を引き上げれば、今の自宅を建てる分くらいにはなりますので、まったく問題がありません。すぐに換金できるかどうかは問題ですが、まあ、数ヶ月かかったって、それくらいは何とでもなるでしょう。
 というわけで、乙はこの際火災保険を解約しようと思いました。
 ところが、ここに、論理が通用しない人間が登場します。妻です。妻は、乙の説得に耳を傾けようとせず、万が一火災が発生したら大変だからという理由で、火災保険を継続するように主張しました。
 乙が、自宅が燃えたら、乙のお金で同規模のものを再建すると約束しても、まったく受け入れようとしません。
 妻の意見は論理的でないのですが、乙は、妻の意見にしたがい、火災保険を継続することにしました。
 信念としては火災保険は全くの無駄金だと思っています。
 しかし、理屈では動かない人がいるというのも事実なのです。議論に応じてくれれば、いくらでも妻を説得することができると思っているのですが、議論に乗らず、聞く耳を持たず、がんこに門前払いをされては、対応しようがありません。
 これで、数十万円をどぶに捨てることになりそうです。残念です。
posted by 乙 at 05:54| Comment(11) | TrackBack(0) | 保険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月01日

投資家としての自己紹介

 最近、乙のブログへのアクセス(訪問者数)が増えてきましたので、新しく読み始めた方には、ちょっと自己紹介があったほうがいいかななどと思いました。
 乙の投資経験は、1990 年に松下電器産業(現パナソニック)と東芝の株を買ったことから始まりました。
 とはいえ、株の知識もなく、単に臨時の収入があったので、株を買ってみたというだけの経験でした。
 その後、松下の株は2006年に売却しましたし、東芝の株も2007年に売却しました。
 乙は、国家公務員だった時期があり、さらに地方公務員になったりしたのですが、2005年に退職しました。その段階で民間に勤めるようになったのですが、それまでの公務員時代の分の「退職金」が出ました。それはそれなりの金額でした。
 そこで、これを現金のまま15年も持っておくのは、非効率的だと考え、投資を考えるようになりました。
 2004年の秋くらいから、いろいろ投資のことを調べはじめたのですが、どうしたらいいか、よくわからず、2005年4月から適当な投資をはじめました。
 その後、2006年1月からこのブログを書き始め、ブログを書きながら考えるという経験を積みながら、次第に自分の流儀の投資法を作り上げてきました。
 というわけで、「投資経験は何年ですか」と聞かれると、ちょっと困ります。最初に株を買ったところから数えると約20年になりますし、本格的に投資を意識しはじめたところから数えると約6年になります。
 まだまだ投資家として未熟だと意識していますが、「ブログを書きながら考える」というのはなかなか得がたい経験だと思っています。いろいろな方からいただくコメントも元気の素です。
 今後とも、よろしくお願いいたします。
posted by 乙 at 04:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする