乙が入っている保険は、特約火災保険です。何が「特約」か忘れましたが、住宅金融公庫からローンを借りたので、そのときに入った火災保険で、保険料が割安だったように思います。(今はローンがありませんが、火災保険だけ継続している形です。)
保険金額は、「新価保険」で、つまり、火災にあった建物の時価ではなく、それと同規模・同内容の建物を新たに建てる際に必要になる金額を補償してくれるという保険でした。
乙は、こういう保険は好きではありません。
2006.10.19 http://otsu.seesaa.net/article/25729485.html
考えてみれば、火災保険は、すべて、火災の起こる確率とそのときに必要な金額を元に計算して、保険料を決めるわけです。その金額は、必ず、保険会社が介在する分、実際に必要な金額よりも高くなります。
ですから、火災保険をやめる方が論理的に正しいと思います。ただし、万が一、火災が起こったときは、建物1棟分を自力で用意できるようになっていなければなりません。
乙の場合は、投資に回している資金を引き上げれば、今の自宅を建てる分くらいにはなりますので、まったく問題がありません。すぐに換金できるかどうかは問題ですが、まあ、数ヶ月かかったって、それくらいは何とでもなるでしょう。
というわけで、乙はこの際火災保険を解約しようと思いました。
ところが、ここに、論理が通用しない人間が登場します。妻です。妻は、乙の説得に耳を傾けようとせず、万が一火災が発生したら大変だからという理由で、火災保険を継続するように主張しました。
乙が、自宅が燃えたら、乙のお金で同規模のものを再建すると約束しても、まったく受け入れようとしません。
妻の意見は論理的でないのですが、乙は、妻の意見にしたがい、火災保険を継続することにしました。
信念としては火災保険は全くの無駄金だと思っています。
しかし、理屈では動かない人がいるというのも事実なのです。議論に応じてくれれば、いくらでも妻を説得することができると思っているのですが、議論に乗らず、聞く耳を持たず、がんこに門前払いをされては、対応しようがありません。
これで、数十万円をどぶに捨てることになりそうです。残念です。