2010年05月20日

普天間移設問題は、結局辺野古「埋め立て」?

 乙は、読売新聞の記事を Yahoo トピックス経由で見ました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100518-00001222-yom-pol
 普天間基地の移設問題は、あちこちフラフラしたあげくに、結局、辺野古「埋め立て」案になりそうだとのことです。だったら、この9ヶ月間のさまざまな検討(というよりは混乱と迷走)は何だったのでしょうか。
 これでは、内閣支持率はいよいよ下がるでしょう。とうとう鳩山政権は終わりが見えてきたようです。
 この問題は、そんなに急速に解決できる問題ではありません。だからこそ、長期的な政治的ビジョンが重要だと思います。日本をどうするのか、アメリカ軍の基地をどう考えるのか、といったことを総合的に見通すことです。鳩山内閣はこれがなかったわけです。そういうビジョンなしに普天間基地をどこかに移設しようというのは無理が生じます。
 もちろん、乙自身にこれといった名案があるわけではありません。
 しかし、日本のこれからを考えた場合に、これからもずっとアメリカ軍が沖縄に駐留し続けるというのは望ましいことではないと思います。主権国家でありながら、外国の軍隊が長期に居座ること自体がおかしいことです。ですから、長期的にはアメリカ軍には撤退してもらうのがスジです。
 それを見越して、では、日本の安全保障をどうするのかを考えるべきであり、そのビジョンのもとで、現在の基地をどうするのがよいかを検討するべきです。
 1兆円をかけて辺野古沖にアメリカ軍の基地を新設するならば、それを10年や20年で撤去・返還するというのは明らかに無駄であり、もっと長期的に基地を置いておくことにつながります。
 そのあたり、「抑止力」というひとことによる説明では、納得できません。
 鳩山総理はこの間「抑止力」に関して何を学んだのか、国民にわかりやすく説明してほしいと思います。そして、アメリカ軍が沖縄に居続けることが必要だという議論を展開するべきです。専門家による説明が聞きたいのではなく、素人(鳩山総理のことです)の考えでいいから、何をもってそのような判断を下したのかを説明するべきです。それがリーダーシップということでしょう。
 民主党政権は4年程度しか持たないとしても(言い過ぎでしょうか?)、基地問題について判断するためには数十年のビジョンを持って臨むべきです。

 普天間基地の周辺の住居や学校にしても、基地の後にできた部分が多いと聞きます。だとしたら、「普天間の危険除去」というのも、本当に焦眉の急なのか、疑問が残ります。
 沖縄経済は、アメリカ軍基地(とサトウキビと観光)で成り立っているという声も聞きます。しかし、この問題はそういう経済的な観点から判断してはいけないと思います。
 この問題に関連して、情報を一番たくさん持っているのは日本政府のはずです。長い報告書も、その短いまとめも公表して、いざとなったら国民一人ひとりがこの問題を考えることができるようにすることも重要だと思います。ネットによる公開ならば、費用はさほどかからないはずです。
 こういったことをあれこれ考えてみると、鳩山内閣は、何もしていなかったかのようにしか思えません。


posted by 乙 at 05:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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