2010年05月27日

フィリピンの住宅投資(4)

 昨日の話の続きです。
2010.5.26 http://otsu.seesaa.net/article/151116764.html
 今日は、[3] フィリピンの物件を所有し、賃貸する場合、仲介者に手数料 1% の支払いは妥当かについてコメントします。
 Yさんのメールで「ファンドマネージャーさんに手間賃、相談料込みで135000円を払うことになり、手数料が年1%掛かるようになるのです。」としているところが大いに気になります。
 135,000 円払っていて、それがなぜ1%なのでしょうか。135,000 円が1%ならば、物件価格は 13,500,000 円のはずです。でも物件は 700 万円ですよね。
 700万円の物件で、1%の手数料を払うとすれば、7万円のはずです。
 この食い違いは解せません。
 もしかしたら、購入時に1回払いで 135,000 円を払い、その後は1%=7万円を毎年払うというのでしょうか。

 次に、「手数料」に何が含まれるかという問題ですが、税金や管理費を含んでいないでしょうね。だとすると、7%から8%の取り分に対して、1%というのは、1÷7=14% ないし1÷8=12.5%に相当します。
 1%ということばにだまされてはいけません。こんなに高い手数料というのは常識的に考えてありえないと思います。1%の手数料を払って、一体、何をしてくれるというのでしょうか。
 7%から8%は、実現するかどうか、昨日の記事に書いたように、よくわからない利回りだと思います。こういうのをリスクといいます。それに対して1%というのは確実にかかるコストです。リスクを投資家が全部背負って、仲介業者が定額の儲けをピンハネするというのは暴利でしょう。
 日本の不動産賃貸取引でも仲介業者がこんなに取る例はないと思います。日本の不動産賃貸については、どんなコストがかかるか、近所の不動産屋さんにでも電話で聞いてみればわかります。それと比べてみてください。海外だからといって余計にコストがかかるわけではありません。

 乙だったら、こういう取引はしません。(というか、むしろ、紹介して1%をもらう側に回りたいものです。)

 なお、老後にフィリピンに住むかどうかについては、数日、考えさせてください。
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posted by 乙 at 04:05| Comment(19) | TrackBack(0) | 不動産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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