日本の個人投資家の金融資産は円建て資産に集中投資している。ざっと見積もって、97% にもなる。外貨建て資産には為替リスクがあるが、円建て資産にもリスクがある。日本の累積財政赤字はギリシャを超えており、現在の日本は経済的、政治的に問題が多く、財政上もリスクがある。したがって、個人の金融資産は海外投資の比率を上げることが望ましい。
趣旨はわかります。
しかし、本当に、そんなに円建て資産に集中しているのでしょうか。
どこかの統計資料を調べれば、それも確認できるでしょうが、まあそれは可能な人にやってもらいましょう。
個人投資家としては、「海外分散投資」を心がければいいのです。
乙の場合、最近も自分のポートフォリオを示しましたが、
2010.6.2 http://otsu.seesaa.net/article/151849981.html
それなりに海外の資産が組み込まれています。円だけでは不安ですし、将来、海外に住むこともあり得ると見ているので、外貨も持っていていいのではないかと考えています。
そんなことよりも、世界中のあれこれに投資するとなれば、必然的に海外資産(外貨建て資産)の割合が高くなります。日本の円建て資産は、どうでもよくなります(ちょっと言い過ぎですが)。それが個人投資家の取るべき道ではないかと思います。
ラベル:国際分散投資