2010年06月29日

偽装離婚で26万円?

 乙が大前研一氏の時評コラム「「産業突然死」時代の人生論――「最小不幸社会」は敗北主義のスローガンだ――」を読んでいたら、こんな記述がありました。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100621/232653/?P=4
 もちろん日々の生活に苦しい世帯があるだろうが、バラマキ制度が実現した中にあって、それを悪用する者もいる。どうすれば楽をして暮らせるだろうか? それは偽装離婚である。
 結婚して子どもを3人生んだ後に偽装離婚する。母1人、子ども3人の母子家庭になるが、国に隠れて父親も一緒に暮らす。そうすれば、国から26万円程度の手当てがもらえ、父親が月に20万円も稼いでくればアッパーミドルで十分に暮らせることになる。
 こういう歪んだ社会を皆さんはどう思うだろうか。夢がないどころではない。偽装離婚で楽をして暮らせるような制度が出来上がってしまったのが現在の日本なのである。

 一読して驚きました。何と、偽装離婚すれば1ヵ月で26万円ももらえるのですか。こんなにたくさんもらえるものとは思いませんでした。
 生活保護費の計算はかなりややこしいもののようです。
http://www.seiho110.org/seido/no1.htm
には、かなり詳しく書いてあります。
 母子加算も加えると、なるほど、26万円というのは、そんなもののようです。
 wikipedia の記述
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E6%B4%BB%E4%BF%9D%E8%AD%B7
でも、東京都区部などでの計算例として、母子世帯(30歳、4歳、2歳)で 177,900 円とあります。子ども手当を含めると、子供が3人いれば26万円くらいにはなりそうです。
 なるほど、大前氏の議論は正しいようです。
 ということは、もしかして、日本ではこれから 偽装離婚→生活保護 が増えたりするのでしょうか。いやな世の中になったものです。
posted by 乙 at 06:12| Comment(3) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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