2010年07月19日

こんにゃくゼリーの形・硬さ「法規制が必要」?

 乙は、asahi.com のニュースで知りました。

 消費者庁は、こんにゃくゼリーの形・硬さに関して「法規制が必要だ」と判断しているとのことです。
 このニュースは日本という国のおかしさを象徴しているように思えます。
 確かに、こんにゃくゼリーで窒息事故があったのは事実です。だからといって、すぐに法律で規制するという発想が出てくるところがおかしいのです。
 これを法律で規制するなら、同様に窒息事故を起こしやすい食品はすべて同じ規制をするべきです。最大の問題は「餅」です。こんにゃくゼリーよりもはるかに多くの人が口にしていると思われます。毎年、お正月過ぎには、全国各地でお年寄りが餅を喉に詰まらせた事故がニュースになります。なぜ、餅は法律で規制せずに、こんにゃくゼリーは規制するのでしょうか。
 乙は、こういうものに規制は不要だと思います。食べ(させ)る人が自分で気をつければいいのです。喉に詰まらせやすいと思ったら、食べ(させ)なければいいのです。餅は、食べやすい大きさに自分で切って食べるでしょう。こんにゃくゼリーも同じことです。もっと小さく切って食べさせてもいいのです。そうしても誰も文句をいいません。
 何でも法律で規制するというやり方は、人間一人ひとりの大事な「判断力」を奪うものになります。日本人は、国が決めたとおりに生活していればよく、自分で考えることは不要だとでもいうのでしょうか。
 包丁で殺人事件が起こると、「包丁は各家庭におくな」とでもなるのでしょうか。家庭内のお風呂でおぼれる事故が起きると、水は危険だから各家庭に水道として配水するのを規制するのでしょうか。そんなことはありえません。包丁も水道も今まで通りがいいのです。
 こんにゃくゼリーを包丁や水道にたとえるのが適当か、わかりませんが、今回の規制の話は乙には同じような話に聞こえます。
 こうして日本は不自由な国になっていくのでしょうね。自由があるところに各企業や社会全体の発展の基礎があるのに、……。
posted by 乙 at 04:15| Comment(3) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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