http://www.travelcafe.co.jp/shop/roppongi/
で開催された「ワールドインベスターズ祭り 2010」
http://www.worldinvestors.tv/guide/seminar_20100729.pdf
に参加しました。
参加費は 500 円でした。ビールやワインが飲み放題で、ピザやサラダ、フライドポテトなどがついていて、お得でした。(それにしても、この経費はどこから出ているのでしょう。)
全体は4部構成で、
第一部 トークセッション「なぜ、海外投資なのか?」浅川夏樹×西村貴郁×エマージング 司会:石田和靖
第二部 海外投資家必見!「海外投資における税金の基礎知識」 国際税理士 田邊政行
第三部 「世界最大のネット証券、Interactive Brokers上陸!」 角丸聖樹
第四部 交流会
というものでした。
全体に、時間が短く、それぞれの人は突っ込み不足といった感じでした。
乙としては、浅川夏樹氏の本を何冊か読んでいましたので、
2009.11.22 浅川夏樹(2009.8)『ETF』パンローリング
http://otsu.seesaa.net/article/133588990.html
2008.6.3 浅川夏樹(2008.2)『円が元に呑み込まれる日』実業之日本社
http://otsu.seesaa.net/article/99070933.html
2008.4.23 浅川夏樹(2008.2)『グローバル化時代の資産運用』パンローリング
http://otsu.seesaa.net/article/94387357.html
2008.1.7 浅川夏樹(2007.12)『夜の銀座の資本論』(中公新書ラクレ)中央公論社
http://otsu.seesaa.net/article/76917529.html
2006.8.8 浅川夏樹(2004.8)『わたし、かわいいお金を海外投資でふやしました。−銀座ホステスの華麗なる資産形成術−』実業之日本社
http://otsu.seesaa.net/article/22071367.html
著者の顔が見られただけでも満足でした。
ここでは、田邊政行氏の話の要点だけをメモしておきましょう。
(1) 海外投資の税務は、リーマンショック以降、大きく変わっている
(2) タックスヘイブンにも情報開示要求が寄せられるようになり、タックスヘイブンもそれにこたえつつある
(3) 2010年3月に日本と香港の間で条約が結ばれ、香港での取引は日本の税務当局に筒抜けになっている
(4) 日本の税務当局は、今までは海外の資産の調査にマンパワーを割けなかったが、最近は情報収集に努めている
(5) 海外での課税が少額の場合、外国税額控除ができないことが多い
(6) 個人ではなく、法人で投資すると有利になるケースがある
というようなわけで、なかなか興味深い面もありました。(5) というのは、実際そうだというわけですが、なぜ、そのなるのか、乙には理解できませんでした。たとえ少額でも、確定申告というのは、納税者自身が自分で計算して申告するのですから、税務署がそれを否認するなら、それなりの根拠が必要でしょう。納税者側で書類を揃えて申告している以上、税務署がそれを否認するとは考えにくいのですが、……。
それはともかく、いろいろな人の集まる賑やかな会でした。
交流会は、テーブルセッティングを変えて二次会まで開催されましたが、乙はそこまでは参加せずに、早めの帰宅となりました。