2010年10月25日

孫への贈与、税優遇拡大

 日経新聞10月24日朝刊1面の記事です。電子版でも読むことができます。
http://www.nikkei.com/access/article/g=9695999693819481E0E1E2E39F8DE0E1E3E2E0E2E3E29F9FEAE2E2E2;bu=BFBD9496EABAB5E6B39EBAA4B1E391AAA2A0FD9B81E5A8859D84BF94AAEAA688E29387B69B9CE2E4A18B95B3A1A2EAFDA59DBCF9B8AB939D9F88A3E58AB58BE1A797BC80E1ABE49E949481E7EAE39CBDB39696A79D87A2F9B39C9E83B3BD859C838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3919A9886FDB7A4ABB59697EF
 「相続税の非課税枠を先取りする贈与税の非課税枠について、対象を2世代後の孫にまで拡大する案が有力。」
 というわけで、単に贈与税を軽減するとかいう話ではなく、生前贈与の拡充という話でした。
 この話は、多いに賛成できます。
 というのは、現在の制度では、子供への生前贈与だけが認められていますが、それだと、たとえば80代の親から50代の子供への贈与のような場合が多くなってしまうからです。実際にお金が必要なのは、子育て世代の30代でしょう。孫への贈与ができると、これが可能になり、高齢者が持っている多額の財産を有効に活用することができそうです。
 とはいえ、上の記事では、「贈与税の負担を軽減する一方、相続税は基礎控除枠の縮小などによる増税も同時に検討。」とも書かれており、カネをにぎったまま死ぬと、国にカネを召し上げられてしまうことになりそうです。
 だからといって、孫にせっせと贈与していいのかというと、少しだけ問題があります。乙の場合、今孫が産まれたとして、その孫が結婚して子供ができそうなのは約30年後です。それまで乙の命が持つでしょうか。これから産まれる孫が出産するのは40年後とかになるかもしれません。乙は、あと20年くらいは生きていそうですが、30年から40年というと、大変むずかしいと思います。
 孫が20代の頃の贈与は、孫を甘やかす面もあって、ちょっと危険なように思います。
 こんなことを考えると、「孫への贈与、税優遇拡大」というキャッチフレーズには引かれますが、実際にはむずかしいかもしれないと思いました。
ラベル: 贈与 相続
posted by 乙 at 05:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする