http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101101/216895/
イギリスの場合ですが、何でも賭けの対象にできるという話です。おもしろいです。オッズを提示しあって、賭けを実施するというのは株式市場などと同じで、特に違和感がありません。
賭けの会社の収益は、勝者から得る5%の手数料ということですが、これがまた微妙な金額です。
一般の賭けといえば、期待値が低いのが普通です。
http://www.alt-invest.com/book/old/golden_gate/chap3.htm
によれば、
賭け金のうち平均でいくら払い戻されるかを「期待値」というが、宝くじの期待値は48%弱しかない(競馬・競輪・競艇などの公営ギャンブルの期待値は約75%、パチンコの期待値は約97%)。それに比べて、ドル/円を3銭から5銭のスプレッドで取引する為替FXの手数料率は0.05%程度である。期待値99.95%は、ラスベガスのルーレット(期待値95%)やバカラ(期待値99%)をも上回る。
とあります。
5%は、勝者からもらうだけのようですから、全部の参加者から見れば手数料は 2.5% ということになります。宝くじ・競馬・競輪・競艇などよりはいいですが、バカラやFXよりは悪いというところです。
手軽に遊べるのだからいいとするべきか、手数料が高いので、やらないほうがいいと考えるべきか、迷うところです。
日本在住者がイギリスの銀行に口座を持っていて、こういう賭けに参加すると、違法になるのでしょうか。日本に住んでいる以上、日本の法律に従うべきですから、違法となるはずです。日本の警察が取り締まりを行うことになります。
しかし、お金の動きはイギリス国内に限られているので、日本(国)としては、痛くもかゆくもないはずです。そもそも、日本在住者がこういう賭けに参加していることすら警察が察知することはきわめて困難なように思います。だって日本国内ではお金がまったく動いていないのですから。
ちょっと大げさにいえば、法律と現実が合わなくなってきているような気がします。ネット時代の特徴でしょうか。