http://wanderer.exblog.jp/11533541/
で見かけたからです。
NHKのサイトは
http://www.nhk.or.jp/special/onair/101107.html
にあります。
番組は、862兆円の借金が積み上がっていく過程で、そのときどきの大蔵官僚(事務次官や主税局長など)はどう考えたのかを、当時の口述記録をもとに本人に取材するというスタイルで構成されていました。
乙は、この番組に対して若干不満に思いました。
大蔵官僚は、独自の判断ができるわけではなく、やはり、時の政府(特に総理大臣)がどう考えていたかが重要だろうと思うからです。政府から「こうやれ」といわれて、それに反対することは、官僚である以上はできないわけです。とすると、この番組は片手落ちで、やはり、政治家たちを追いかける方が意味があったのではないかと思いました。
ま、細川元総理なども出演していましたから、その方面がまったく抜けていたわけではなかったのですが、もう少し突っ込んだ取材をしてほしかったところです。
昭和40年以降のそれぞれの政府の判断の積み重ねとして現状の借金があるわけです。
広く国民が見るというテレビ番組の特性で(あるいは政府監督下にあるNHKとして?)突っ込むことはしにくかったのかもしれません。
それはともかく、積み上がった借金はどうなるのでしょうか。普通に考えて、もう返せる状態を越えてしまっています。それに加えて、単純に見れば1年間に税収37兆円と歳出92兆円の差額が新たな借金として増えていくわけです。今の民主党政権の無策ぶりを見ていれば、これが改善することはないでしょう。
やはり、近未来的には日本破綻(ハイパーインフレ)があるとしか思えません。