2010年11月11日

日本の REIT の問題点

 日経新聞11月10日夕刊5面「十字路」欄に「日銀が REIT を買う前に」という記事が掲載されていました。
 日本の REIT の問題点をいくつか指摘したものです。
 第1に、REIT の組込み不動産に優良なものがほとんどなく、資産価値がないものが多いこと。
 第2に、資金を借りて(レバレッジを効かせて)不動産に投資していること。つまり投機になっていること。
 第3に、不動産取引自体が手数料が高いこと。不動産売買は、売り・買いの両方から 3% ずつの売買手数料を取るということです。したがって、REIT が保有している不動産も、実際の価値は、表面的なものほどないことになります。
 第4に、REIT が親会社の不動産会社から不動産物件を購入する例が多いこと。不動産会社が優良物件を抱え、不良物件は REIT に押しつけているということです。
 いやはや、REIT にこんなにも問題があったとは知りませんでした。
 これでは、日本の REIT を買うことは(日銀が買うことも問題ですが)個人投資家だって、あぶなくて、とてもではないけれど、踏み込めないでしょう。
 この記事で、REIT の問題点が鋭く指摘されていると思いました。
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ラベル:REIT
posted by 乙 at 05:02| Comment(11) | TrackBack(0) | その他の投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする