橘玲氏が「沖縄をタックスヘイヴンに」というブログ記事をお書きです。
http://www.tachibana-akira.com/2010/11/1151
http://www.tachibana-akira.com/2010/11/1205
http://www.tachibana-akira.com/2010/12/1318
「沖縄県民の平均所得を劇的に増大させ、失業率を大幅に下げ、みんなが豊かになる実現可能な政策」としての提案で、よく考えられていると思います。
特に、米軍基地と絡めているところが秀逸で、実現の可能性が高いと思えます。
「4. 日本居住者は域内の金融機関を利用できない。」という条件が上がっていますが、ここでいう「日本」は「沖縄以外の日本」という意味でしょう。
日本とタックスヘイブン沖縄の関係など、構想にはよくわからないところもありますが、基本的に、非常におもしろいアイディアだと思います。
もしも、こういうことが可能であれば、乙は定年後に沖縄に移住して、タックスヘイブン沖縄を利用したいと思いました。住んでみると、ハブとの戦いなど、予想外のことがあるのかもしれませんが、提案されているようなタックスヘイブンであれば、そこに住むことは大変なメリットがあります。
この構想の実現で一番むずかしいのは、沖縄県の人々の理解を得ることだと思います。
橘氏が沖縄県知事選挙に立候補して、この構想を訴えてみるといいと思いますが、そのすばらしさを理解できる人は少数だろうと思います。結果的に、選挙で選ばれるのは、日本政府から補助金をたくさん引っ張ってくることができる(そういうことを訴える)人なのではないでしょうか。そういうことなら、「構想を理解する」必要すらなく、引っ張ってきた金をばらまけばいいだけですから、選挙民にとってはそのメリットがすぐにわかります。