5年ほど前には、乙は、こんなことを考えていました。
2006.2.5 15年の資産運用期間と円と外貨の比率
http://otsu.seesaa.net/article/12800956.html
15年の運用期間を三つに区切り、それぞれ、外貨と円をどんなふうに投資するかを決めたものです。
しかし、この方針は明らかにおかしいものです。
そもそも、通貨を分散して投資するのが基本で、その点で外貨と円を適当な割合で保有すればいいのであって、それ以上のことをする必要はありません。
5年ほど前には、円を外貨に両替して海外に送金するのが面倒だったということがあり、それなら、15年の最後の5年は国内で投資するものにしようと思っていました。これなら往復の両替が不要で、お金を使うことになったら、円から先に使おうなどという考えでした。
しかし、今はこうは考えていません。
まず、Interactive Brokers を使うことで、両替手数料や送金手数料はほとんど無視できます。したがって、乙のポートフォリオ全体のバランスを考えて投資していけばいいのであって、老年期を迎えたから国内資産を中心にするというのは変です。
次に、ポートフォリオを年齢によって変えていく(年を取ったら債券を多くする)というのも変だと思います。寿命が来れば死ぬしかありませんが、その財産は子供が相続します。だとすると、高齢者でも何でもなくなるわけで、そう考えれば、いつも同じように投資していくことで何ら問題がありません。高齢者が株式の比率を高めにしていても、かまいません。株価が3割くらいまで落ち込んだ(7割減になった)としても、分散投資しておけば、総額でそんなに沈むわけでもないので、老後を生きていくには十分なように思います。