平成23年度予算案が国会を通るのでしょうか。もしかしたら通るかもしれません。しかし、それと直接関連するいくつかの法案が通るかというと、今の状況ではなかなかむずかしいところです。
特に心配なのは、赤字国債の発行に関わる公債特例法案です。これに関して、乙はいくつかのブログ記事で国債の発行が否決されるほうがいいかもしれないという話を読みました。
http://agora-web.jp/archives/1250147.html(池田信夫氏)
http://news.livedoor.com/article/detail/5355475/(久保田博幸氏)
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=3904(ゴロー氏)
http://miyajima.ne.jp/index.php?UID=1298101468(宮島理氏)
http://ohnishi.livedoor.biz/archives/51219215.html(大西宏氏)
大西氏の記事は、大阪府の橋下知事のツイートを掲載しています。
極端な話かもしれませんが、公債特例法案が否決されることで、ぬるま湯的な日本の現状が一挙に危機モードになるかもしれず、それはそれで意味のある事件になるようにも思います。
税収のある範囲で政府支出をまかなうというのはきわめて当然のことなのですが、今の日本はそういう当然のことが当然でなくなっており、例外の異常事態が通常になっているのです。
公債特例法案の否決によって、日本国民が赤字国債のことをよく知るようになるだけでも十分意味があります。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110222/t10014220531000.html
によれば、「政府が予算案を大幅に見直さないかぎり成立は極めて困難な情勢となりました。」とあります。