会場に入るときに、500cc のお茶かミネラルウォーターをもらいます。乙は、水にしましたが、会場から出るころまでには中身を全部飲んでしまいました。
10:00-10:40 が総会の開催時間で、毎年40分程度で議事が終了しているようです。会社の状況は、まあ順調といえるのではないでしょうか。
10分の休憩時間を挟んで、10:50-12:05 が株主懇談会でした。株主総会ではないので、何かを議決するわけではなく、だから「株主懇談会」と称しているようです。この会は、WOWOW のさまざまな問題について、株主と経営陣が意見交換や質疑を行う場といえましょう。
乙は、とある株主の質問に共鳴しました。自分は映画を中心に WOWOW を見ているが、別に新しい展開などは不要で、映画がずっと見られればそれで十分である。視聴者の好みや傾向を把握するために、WOWOW プライム、WOWOW ライブ、WOWOW シネマのそれぞれの利用は多いのかどうか、視聴者が熱心なのかどうなのか教えてほしいという要望でした。
和崎信哉社長の回答は、WOWOW シネマで放送されている映画が視聴の中心だが、WOWOW プライムにもかなり熱心な視聴者がいること、WOWOW ライブは視聴に波があって、サッカーやテニスの世界大会などが放送されると、そういうもののコアなファンが集中的に見ることがあること(逆に言えばまったく人気のない番組もあるということですね)、民放などがいう視聴率(直接テレビ番組を見ること)に録画視聴を加えて「利用率」と呼んで、調査しているが、その結果の数値は公表しないこと、視聴者の年齢などの属性調査も別途行っており、視聴者がどんな人なのかを把握しようとしていることなどを回答していました。
WOWOW は、1億人がそこそこ楽しめるチャンネルを目指すのではなく、500万人が熱心に見てくれるチャンネルを目指すとのことで、なるほど、有料放送として、民放とは違うスタンスであり、それはそれで望ましい経営理念であると思いました。日本での各種調査によると、エンターテインメントの感度が高い人は、だいたい500万〜700万人くらいなのだそうです。何をもって「感度が高い」というのかはわかりませんでしたが。
帰りがけには WOWOW の特製の文明堂のカステラをもらってきました。開けてみると、カステラの表面に WOWOW の宣伝が入っていました。これは他に転用できませんね。