「知的人生設計のすすめ」という副題が付いています。本書は、橘玲(2002.12)『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』幻冬舎
2006.7.16 http://otsu.seesaa.net/article/20844064.html
を改訂したものです。
旧版を読んだものからすれば、橘氏の考えが全面的に変わるわけもないですから、改訂版を読まなくてもいいし、まだ読んだことのない人は改訂版を読めばいいということになります。
乙は旧版を読んでいたので、第0章「「黄金の羽根」ができるまで」がおもしろかったです。なぜ旧版ができた(橘氏が執筆することになった)のか、裏話的に書いています。
ざっと一通り読みましたが、日本社会のゆがみを徹底的に利用しようとすると、こういう話になるのだなあというあたりが感想です。
自分の生き方を考えてみるきっかけにはなると思いますが、乙のように普通に働いて給料をもらうサラリーマンでは、橘氏のマネをすることもできず、不自由な身の上を嘆くことしかできないように思います。
学生時代にこういう本を読んでいたら、その後の人生、働き方が変わったかもしれませんが、今となっては遅すぎます。
ラベル:橘玲