2022年01月27日

山崎元氏の“2世代運用”について

 乙は、DIAMOND ONLINE の記事で、山崎元氏の「「高齢者はリスクを下げろ」の定説に待った!親子“2世代運用”のススメ」というのを読みました。
https://diamond.jp/articles/-/294314
(2022.1.26)
 内容に大いに共感するものがあったので、少しだけコメントしておこうと思います。
世間では、高齢になったら株式のようなリスク資産を減らし、債券や預金のような安全な資産の比率を増やした方がいいと言われている。しかし、今回はこの定説に待ったをかける。そして、親と子どもが協同して親の資産の運用を行う「2世代運用」をおすすめしたい。

 乙は、70代になったら、年金をもらいながら、証券会社や銀行に置いてある資産を取り崩しつつ、生活していこうと考えています。
 そろそろ仕事を辞める時期になるので、つまりは資産を積み上げる時期は終わりますが、70代になった段階で、さて、積み上がった資産がいくらあるかが一番重要なポイントです。ブログでは、具体的な金額は書けませんが、すでに8桁電卓では計算できない状態に達しています。
 この資産を取り崩していくと、100歳まで生きるとしても大丈夫なようです。100歳といえば70歳から30年ですが、今までの生活を継続するくらいは十分可能です。
 株式はリスクが高いのはその通りですが、仮に、資産の半分が吹っ飛ぶことがあったとしても、だから何なのでしょう。資産の7〜8割が消えてしまっても、普段の生活を継続していくならば、特に問題ではないように思います。十分な資産があれば、ハイリスクな投資でも特に問題とは思いません。
 となると、預金や国債などに投資する意味はあまりないように思えます。乙の場合、高齢になったとしても、リスクを下げる必要はなく、高リスクな株で運用してもいいのではないかと考えています。そういう状態で、使いきれなかった資産は遺産として妻と息子に渡すということになります。
 しかし、そうなる前に、認知症の問題、運動機能の低下の問題などが起こることがありうるので、事前に妻や息子に十分な情報を伝えておく必要がありそうです。この点は、今まで乙の配慮が十分でなく、山崎氏の記事で乙が触発された部分です。
 今まで、いつ乙が(不慮の事故などで)死んでも資産が取り戻せるようにしてきました。各金融機関に分散している資産をどうやって取り戻すかは、大事なメモとして書いておき、乙が死んだ場合に読むようにといって厳封の上、妻と息子に手渡してあります。最低限、そのメモを見れば何とかなるようになっています。メモは定期的に更新しています。
 それだけでは足りないという警告だと思って山崎氏の記事を読みました。
 10年に1回くらいは家族会議を開いて、こういう話をしてもいいのかもしれませんね。子供に投資の話をして、どうやればいいかを伝えることは、自分の金融資産を伝えていくのと同様に、大事なことのように思えてきました。
 法定後見の制度は、今、重要な問題になってきており、特に、弁護士などの法定後見人が大した仕事もしないのに手数料を取ってしまう(しかもそういうことを家庭裁判所が後押しする)ような「事件」が各地で起きています。何としてもこんなことにしてはいけません。
posted by 乙 at 02:53| Comment(0) | 投資方針 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月24日

HSBC 香港の Security Device の電池切れ

 乙は、香港の HSBC にアクセスするときに、Security Device を使ってきました。
2014.6.29 http://otsu.seesaa.net/article/400569284.html
こんな記事を書いていますので、7年半も使っていることになります。何回も使っているので、操作にも慣れています。
 こういうハードウェアによるセキュリティは、安心そのものだと思います。
 さて、先日、インターネットバンキングをしようと思って、Security Device の電源ボタンを押したところ、反応がありません。何回やってもダメです。おそらく電池が切れたのでしょう。
 そこで、HSBC 香港にメールを書いて、事情を説明しました。
 すると、電池切れだろうということが書いてありました。
 それに加えて、今は Security Device を使っておらず、Mobile Security Key (MSK) というのを使うのだそうです。スマホあてにSMSでキーが届くとのことです。乙はスマホを十分使いこなしていないので、そんなのが送られてきて大丈夫なのか、かなり心配しました。
 さらに、MSK を使うために、アプリをスマホにダウンロードする必要があるというのです。これもちょっとしたハードルです。それで終わりではなく、その先の手続きに関しては、HSBC 香港に電話して、オペレータから指示を聞くようにというメールでした。
 乙の自宅の電話で国際通話をしようとしたら、NTT によって発信が規制されていることがわかりました。国際通話ができないようになっていたのです。まずはこれを解除するところからやりました。
 次に、HSBC 香港に電話しました。しかし、これが大変むずかしいものになりました。
 まず、乙の自宅の電話機の調子が悪いということがあります。長時間(といっても10分か20分程度)電話していると、突然切れてしまうのです。これは以前から感じていました。また、電話機の音質がイマイチで、ちょっと話が聞き取りにくくなっています。こんな電話機を使って英語で話をすることになり、乙は久しぶりに緊張しました。
 HSBC のオペレータとやり取りしたのですが、先方はかなりなめらかな英語を話し、こちらも英語がわかることが前提で、普通に話してくるのですが、この英語での会話がなかなか大変でした。しかも、途中でスマホに SMS で連絡があり、6桁の数字を送ってきたりするのですが、それをバックするようにと言われても、キーボードから6桁を押すのか、電話で6桁の数字を読み上げるのか、わかりにくく、何回も聞き直してしまいました。
 こういうことがあるので、Phone banking はしたくないわけです。メールならば、必要に応じて何回も読んで意味がわかりますが、直接話すとなると、1回で理解し、適切に対応しなければなりません。これはなかなかハードルが高いです。
 話している途中で切れてしまうことが何回かありました。そのたびに、電話し直して、オペレータとやり取りです。
 先方から電話がかかってきたとき、乙の電話は親子電話になっていて、1階でパソコンの前に座ってスマホも見ながら、子機でいろいろやり取りするならいいのですが、2階で親機の受話器を取り上げてしまったときもありました。こうなると、外線とつながったまま、通話を保留にして、1階で子機を取り上げる必要があるわけですが、そんな操作は何十年もしたことがなく、どうやればいいか、とっさにはわかりません。
 いろいろ苦労していたら、Security Device を再発行する手段があるといわれました。これは大助かりです。今までと同じ使い方で HSBC にアクセスすることができます。さっそく再発行を依頼しました。電話なので、本人確認のために、いくつか質問されたりするわけですが、回答を間違えないようにしないといけません。このあたりも慎重に考えて、英語をしっかり聞き取りながら対応しました。
 一応、再発行依頼までできたように思うので、一安心です。
 1時間以上の電話になりましたが、終わったときには、緊張のせいでのどがカラカラになっていました。あまりこういう経験はしたくないものです。
 個別の事情があるときには、電話で連絡するというのもわかりますが、なるべくメールで済ませられるようになっているとありがたいと思います。しかし、メールではなりすましが容易なので、電話でということになっているのでしょうね。
posted by 乙 at 16:45| Comment(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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